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猫による感染症拡大リスクがありながら野良猫温存策(地域猫)を推し進める狂った日本






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(Domestic/inländisch)

 記事、
過去最悪の鳥インフルエンザ流行の福岡県でTNRを推進する亡国者たち~猫は鳥インフルエンザを拡散する
ドイツでは鳥インフルエンザ等流行地では猫の放飼いは禁止、行政による捕獲殺処分もある
の続きです。
 前回記事では、ドイツでは鳥インフルエンザ流行地では猫の放飼いを禁じ、違反者は3万ユーロ(420万円 1ユーロ=140円)以下の罰金が科され、外猫は行政が捕獲して殺処分も行っていることを取り上げました。今回はアメリカの猫による感染症対について述べます。



 アメリカでは感染症を所管する連邦政府機関はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)です。同機関は、猫のTNRを感染症のリスクを高めるとして何度も繰り返し、完全に否定しています。同機関は多くのTNRを否定する公文書を公表していますが、2016年の論文から引用します。


Rabies Prevention and Management of Cats in the Context of Trap, Neuter, Vaccinate, Release Programs

Although Trap-Neuter Vaccinate-Return (TNVR) programs are growing in popularity as alternatives to euthanizing feral cats, their ability to adequately address disease threats and population growth within managed cat colonies is dubious.
Rabies transmission via feral cats is a particular concern as demonstrated by the significant proportion of rabies postexposure prophylaxis associated with exposures involving cats.
Moreover, TNVR has not been shown to reliably reduce feral cat colony populations because of low implementation rates.
TNVR programs are not effective methods for reducing public health concerns or for controlling feral cat populations. Instead, responsible pet ownership, universal rabies vaccination of pets, and removal of strays remain integral components to control rabies and other diseases.


Trap-Neuter Vaccinate-Return (TNVR Vはワクチン) プログラムは、野良猫を安楽死させる代替手段として人気が高まっていますが、管理された猫の一群内の病気の脅威と個体数の増加に適切に対処する能力は疑わしいものです。
野良猫を媒介した狂犬病の感染は、猫が関係した狂犬病ウイルスの曝露後の狂犬病予防処置がかなりの割合によって示されるように特に懸念されています。
さらにTNVRは(不妊去勢の)実施率が低いため、野良猫の一群の個体数を確実に減少させることが示されていません
TNVRプログラムは公衆衛生上の懸念を軽減させたり、野良猫の個体数をコントロールしたりするには効果的な方法ではありません
代わりに飼主が責任もって飼育すること、全てのペット(猫)へ狂犬病ワクチンを接種すること、野良猫の駆除は、引き続き狂犬病やその他の病気を予防するための不可欠な要素です。


 この論文は主にTNRが主に狂犬病の感染の脅威となるとしてTNRに反対する内容ですが、狂犬病に限らず他の多くの感染症の予防という見地から、CDCはTNRに反対しています。徘徊する猫は畜産関係だけでも鳥インフルエンザ、口蹄疫、豚熱など、多くの感染症の感染拡大の原因になるとされています。アメリカでもしばしば鳥インフルエンザが流行します。ドイツのように放飼い猫の飼主に高額の罰金を科すという法的根拠はありませんが、連邦政府機関のCDCは、「鳥インフルエンザの流行地では猫は室内に保つこと」と求めています。
 鳥インフルエンザは複数の型ですでに鳥からネコ科動物に感染することが確認されており、さらに猫→猫、猫→人、の感染も確認されています。猫→鳥、の感染の可能性もあるとされています。さらに猫が鳥インフルエンザに感染しなくても、体に付着した鳥インフルエンザウイルスを拡散させます。猫は鳥インフルエンザにおいても、CDCは感染を拡大させる危険性があるとしています。
 自由に徘徊する猫が鳥インフルエンザに感染することは養鶏場への脅威となる以外にも、野生の鳥に感染を拡大させる可能性もあります。猫は鳥をよく捕食しますので、鳥との接触が多いと考えられるからです。さらに鳥インフルエンザに感染した猫の死体も発見されています。自由に徘徊する猫を放置するということは、猫にとっても動物福祉上よいとは言えません。


(動画)

 Avian Flu Outbreak affecting Pets? 「鳥インフルエンザの発生はペットに影響を与えますか?」 2022年5月4日

 この獣医師による動画では、次のことが述べられています。「猫は鳥インフルエンザに感染し死亡例も確認されています。感染した猫はウイルスを拡散します(人や鳥にも感染を広げる可能性があることを示唆)。猫は屋外でウイルスに感染した鳥を捕食することで感染します。CDCは鳥インフルエンザ流行地域では猫を外に出さないよう求めています」。




(動画)

 鳥インフル多発で殺処分最多に 農水大臣が衛生管理の徹底呼びかけ(2023年1月9日) 2023年1月9日

野村農水大臣:「鳥インフルエンザの発生予防をするためには消毒をはじめ、農場内にウイルスを持ち込まないよう飼養衛生管理を徹底するほかございません」
野村農水大臣は9日に開かれた鳥インフルエンザの対策本部で非常事態宣言ともいうべき状態だとして、養鶏に関わる関係者に農場内の消毒の徹底を改めて呼び掛けました。
農場の金網や壁の穴から野生動物(のうち、猫も含まれることが疑われます)が侵入した疑いのあるケースもあったとして、衛生管理の取り組みについても再確認するよう求めました。


 このような状況で、野良猫の不妊去勢(TNR)の公費助成を求める動物愛護(誤)団体が存在し、感染原因となる野良猫や放飼い猫に対して無策な日本は、国際的には異常と言えるでしょう。
 連載記事で述べましたが、ドイツでは鳥インフルエンザ流行地では外猫を行政が捕獲し、殺処分もします。鳥インフルエンザではありませんが、カリフォルニア州では発疹チフス流行時では警察官まで動員して野良猫の捕獲を行いました。行政からの中止命令に応じず、TNRを強行した団体は、周辺に発疹チフス感染を広げたとして刑事訴追を受けました。

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過去最悪の鳥インフルエンザ流行の福岡県でTNRを推進する亡国者たち~猫は鳥インフルエンザを拡散する






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(Domestic/inländisch)

 現在日本では鳥インフルエンザが猛威を振るっています。福岡県など複数の県では、すでに鶏の殺処分数が過去最大となっています。鳥インフルエンザは非常に感染力が強く、感染しない動物であっても体に付着したウイルスにより伝搬します。さらに猫は鳥インフルエンザに感染し、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。そのためにドイツでは、鳥インフルエンザの流行地では猫を屋外に放すことが禁じられ、やむを得ず屋外に出す場合はリードを使用するか、クレートに密封しなければなりません。違反者は3万ユーロ(約420万円 1ユーロ=140円)以下の罰金に処されます。また外猫は行政が捕獲し、殺処分も行います。しかし日本では、鳥インフルエンザの深刻な流行地の福岡県で、野良猫のTNRに公費助成を求める団体があります。まさに亡国動物愛誤です。


 サマリーで示した、福岡県等で過去最悪のペースで鳥インフルエンザの流行拡大が続いていることを報じるニュースソースから引用します。


福岡、千葉で鳥インフル 過去最多、エミューも 2023年1月3日

福岡県は3日、古賀市のエミュー農場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザが発生したと発表した。
今季はこれで23道県54例目となり、2020~21年シーズンの52例を上回って過去最多となった。
殺処分数は約775万羽になるという。



(動画)

 鳥インフルエンザ感染拡大 “過去最悪”に広がる警戒と困惑 2022年12月8日




 鳥インフルエンザは非常に感染力が強く、感染した動物がウイルスを広げるばかりではなく、例えば人の衣服や苦痛らに付着したウイルスが養鶏場に持ち込まれ、それにより感染拡大もします。人以外でも、非感染の小動物が養鶏場に出入りすれば、鳥インフルエンザのウイルスを持ち込むこともあり得ます。小動物としては野生のイタチ、キツネなどもありますが、人社会に密着して人を恐れず、数が多いのは放飼い猫や野良猫です。さらに猫は鳥インフルエンザは他の野生動物に比較して感染しやすく、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。そのため、野生動物よりはるかに鳥インフルエンザの感染のリスク原因としては、外猫は高いと言えます。
 「自由に徘徊する猫は鳥インフルエンザの感染拡大の要因である」。それは多くの論文で示されています。以下に、その一例から引用します。


野生動物による高病原性鳥インフルエンザウイルス伝播の 可能性 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター 2016年

猫による HPAIV(高病原性鳥インフルエンザウイルス)伝播の可能性
調査を実施した多くの農場で 養鶏場内あるいは鶏舎内への猫の侵入が確認された。
HPAIVは,鳥類の他にも多様な動物での感染が知られている 。
特に猫科の動物は HPAIV感染に高い感受性を示すことが知られ,国外では HPAIV感染野鳥の補食による猫での自然感染例がある。
猫が HPAIV感染野鳥の捕食等により感染する可能性のあること,さらには HPAIV感染猫が鶏への感染源となる可能性のあることを示唆しており,猫についても鶏舎内への侵入対策が必要と考えられた。



(動画)

 Highly pathogenic strain of bird flu found in 2 dead cats 「(韓国で)2匹の死んだ猫から高病原性鳥インフルエンザが発見された) 2016年12月31日

 鳥インフルエンザは、かなり以前から猫が感染し、猫から人への感染も報道されています。また引用した論文にある通り、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。しかしこのリスクについては、日本のマスコミはほぼ報道しません。

A highly pathogenic strain of bird flu has been discovered in two dead cats.
Citing information from health authorities,... an official from the Gyeonggi-do provincial government said the H5N6 strain,... which has infected chickens across the country,... was found in the bodies of the cats in Pocheon.
The cats were found dead this week nearby a chicken farm where the strain was first reported in November.

(韓国で)鳥インフルエンザの高病原性株が 2 匹の死んだ猫から発見されました。
保健当局からの情報として、ギョンギドウ政府の当局者は、韓国全土の鶏に感染しているH5N6株が、ポチョンで猫の体から見つかったと述べました。
猫は11月に入った今週に、同じ系統の鳥インフルエンザが最初に報告された養鶏場の近くで死んでいるのが発見されたものです。





 つまり野良猫の放置や猫の放飼いは養鶏場にとっては大変な鳥インフルエンザの感染リスクなのです。また連載で後に取り上げRますが、野良猫外猫は鳥インフルエンザのみならず、口蹄疫や豚コレラの感染拡大にも寄与しているとの学術研究が多数あります。ですから本来は野良猫は行政が捕獲し、猫は室内飼いを義務付けるのは正しいのです。
 しかしそのような状況において、TNRの推進団体が福岡県知事及び県議会に「野良猫の不妊去勢手術の公費助成を求める」要望書を提出し、」さらに賛同の署名活動を行っています。しかしTNR少なくとも早急に野良猫の数を減らす効果はありません。さらに長期的にも野良猫の数を減らす効果はないとする学術研究が多数あり、それが定説になっています。それに関する資料から引用します。


署名のお願い

公益財団法人どうぶつ基金と県下の12市町は、福岡県知事及び県議会に「野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望」を
2023年2月の県議会で提議できるよう2022年12月22日、知事と県議会に本要望書を一次提出しました。
この要望書が2月の議会で承認されれば、令和5年から福岡県で8,000頭の野良猫の無料不妊手術を県民に提供できます。
さらに賛同者を増やして二次提出を行うため、引き続き署名と賛同団体を募集しています。



【公益財団法人どうぶつ基金】◇緊急!署名募集中◇ 福岡県に野良猫8,000頭の無料不妊手術実施を求める要望を提出しました 2022年12月22日

 この記事は、先の公益財団法人どうぶつ基金の、福岡県知事と県議会に提出された「野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望」と、賛同の署名活動を報じています。


 マスコミは、TNR団体が鳥インフルエンザが過去最悪で流行している福岡県に対して、事実上の野良猫の温存策であるTNR(野良猫の不妊・去勢)への公費助成の要望と署名活動の後押しとなる報道をしています。しかしTNRは、実際には野良猫の温存策です。福岡県の養鶏業を保護するためには、現在流行している鳥インフルエンザの感染拡大を少しでも防止する施策の方がはるかに重要度が高いのです。
 猫が鳥インフルエンザの感染拡大に寄与しているとの学術研究はいくつもあります。日本は現在は行政は野良猫を捕獲するところはないと思いますが、かつては行っていた自治体がありました。猫は犬と異なり、行政に捕獲する義務はありませんが、禁止する法的根拠もありません。このような緊急時には、行政は本来野良猫対策は早急に猫を減らす効果がある捕獲と、飼猫の室内飼い飼育の義務の立法です。しかしこのような提言をしたマスコミやジャーナリストは皆無です。まさに日本は狂った愛誤亡国国家です。

 一方海外に目を向けると、鳥インフルエンザ等の家畜の感染症発生時には「飼猫を屋外に出すことの禁止」や、「行政が屋外を徘徊する猫を捕獲して殺処分も行う」ドイツがあります。罰則は大変厳しく、「鳥インフルエンザ等の流行地で飼猫を放飼いにした、遁走させた場合は3万ユーロ(420万円 1ユーロ=140円)」以下の処罰があります。また行政が外を徘徊する猫を捕獲し、飼主不明の猫は公的動物収容所に収容し、殺処分も行われます。
 次回記事では、ドイツの感染症対策での、猫に関する法令を取り上げます。いずれにしても日本ほど野良猫がもたらす感染症リスクにおいて無為無策、それどころか野良猫を温存するような野良猫愛誤な国は私は知りません。

新型コロナは猫から人に感染する






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(Domestic/inländisch)

 最近タイで、新型コロナウイルスに感染した猫から獣医師に感染した症例が発見されました。感染した猫の新型コロナウイルスと、獣医師が感染した新型コロナウイルスの遺伝子型が一致したために、新型コロナウイルスの猫→人感染が確定しました。それ以前にも、新型コロナウイルスは猫から人に感染する、その症例はすでにある可能性があるという論文は公表されていました。オランダとデンマークでは養殖ミンクから人に新型コロナウイルス感染が確認されており、デンマークは国内の養殖ミンクをすべて殺処分しました。私は以前から人から猫への感染が早くから確認されていることから、新型コロナウイルスの猫から人への感染は当然ありうると思っていました。


 サマリーで示した、「タイで発見された新型コロナウイルスの、『猫→人』感染」の症例に関する、ニュースソースから引用します。


「ネコから獣医師に」新型コロナが伝播…「動物と人間間」初の感染事例=米メディア 2022年6月13日

10日(現地時間)ニューヨークタイムズ(NYT)によると、タイのプリンス・オブ・ソンクラー大学の研究陣は「昨年、獣医師がネコからコロナウイルスに感染した」という研究結果を発表した。
獣医師がネコから検体採取をする過程で、フェイスシールドをしていない獣医師の顔に向かってネコがくしゃみをした。32歳の女性獣医師は当時、マスクと手袋は着用していた。
確認の結果、ネコの検体からは新型コロナウイルスが検出され、獣医師もネコと接触した3日後に新型コロナの症状が表れた。獣医師が濃厚接触した人のうち新型コロナの感染者はいなかったことに加え、ネコは主人と会っていなかったことから「獣医師はネコから感染した」という仮説が有力になったと、この研究陣は分析した。



 上記の記事の続報です。新型コロナウイルスに感染した猫と、その猫から新型コロナウイルスに感染したとされる獣医師からそれぞれウイルスを採取し、遺伝子型が一致しました。そのために、猫から人に新型コロナウイルスが感染したことが確定しました。


猫から人間へのコロナ感染を初確認 検体採取時にくしゃみされた獣医師が陽性、タイ研究チーム報告 2022年6月17日

タイのプリンス・オブ・ソンクラー大学は6月17日までに、南部ソンクラー県で、新型コロナウイルスがネコを介して人間に感染したケースが確認されたとする研究結果をまとめた。
研究チームは、ネコと獣医師のウイルスの遺伝子が一致したことや、獣医師の濃厚接触者に新型コロナの感染者がなかったことなどから父子からネコに感染し、さらに獣医師に感染した可能性が高いと結論付けた。



 さらに本ケース以前から、新型コロナウイルスの「猫→人」感染の可能性は高く、すでにそのような症例が発生している可能性があるという論文があります。以下に引用します。


Does having a cat in your house increase your risk of catching COVID-19? 「家で猫を飼っていると新型コロナウイルスに人が感染するリスクが高まるのだろうか?」 2022年6月14日 ドイツ(フリードリッヒレフラー研究所)、イギリス(エジンバラ大)、アメリカ(コーネル大)、オランダ(ユトレヒト大)、スイス(ベルン大)、香港市大の研究者らの共同研究

Cats are highly susceptible to SARS-CoV-2 and were shown experimentally to transmit the virus to other cats.
Infection of cats has been widely reported.
Domestic cats in COVID-19-positive households could therefore be a part of a human to animal to human transmission pathway.
After the introduction of SARS-CoV-2 to a household by a human, cats may become infected and infected cats may pose an additional infection risk for other members of the household.
The separation of cats from humans suffering from SARS-CoV-2 infection should contribute to preventing further transmission.

猫は新型コロナウイルス感染に対する感受性が非常に高く、他の猫にウイルスを感染させることが実験で証明されました。
猫の新型コロナウイルスの感染は多く報告されています。
したがって新型コロナウイルス感染の陽性者がいる世帯で飼われているイエネコは、人から動物への感染経路の一部である可能性があります。
人が新型コロナウイルスを家庭内に持ち込んだ後に猫が感染する可能性があり、感染した猫は他の家族にさらなる新型コロナウイルスの感染リスクをもたらす可能性があります。
SARS-CoV-2感染に苦しむ人間から猫を分離することは、さらなる感染の防止に貢献するはずです。



 すでに書いた通り、デンマークでは毛皮用のミンク養殖場でミンクから人への新型コロナウイルスの感染が確認されました。そのちに、国内のミンクをすべて殺処分しました。しかしミンクの養殖場は一般の人から隔離された状態で、ミンク養殖場関係者以外が新型コロナウイルスに感染したミンクに接する可能性はほぼありません。猫、特に放飼いされている猫や、給餌されて人なれした猫の方が、はるかに新型コロナウイルスを無関係の人に感染させる可能性が高いと言えます。
 デンマークで国内のミンクをすべて殺処分したことを鑑みれば、猫の放飼いを禁じ、野良猫を捕獲して殺処分するのが当然とも考えられます。しかし「猫から人に新型コロナウイルスが感染した」症例のニュースは、日本ではほとんど報道されませんでした。何らかの理由で、意図的に大メディアが取り上げなかったことも考えられます。
 猫はその他でも日本ではFSTSを人に感染させ、すでに猫から感染して死亡した症例が複数あります。アメリカでは、カリフォルニア州の自治体でTNR猫が発疹チフス流行の原因となった事例があります。TNR活動家らは刑事訴追され、それらの自治体では野良猫の給餌を例外なく禁じる条例が制定されました。放飼いの猫や野良猫は、重大な感染症のリスクを人社会にもたらします。日本では、そのリスクが意図的に過小評価されていると私は感じます。


(動画)

 Cats and Dogs Top List of COVID-19 Infected Animals in U.S. 「アメリカ合衆国で院型コロナウイルスに感染した動物の」トップリストにある猫と犬」 2021年8月9日

概要:新型コロナウイルスは、最初に野生のコウモリから人に感染した可能性があります。ペットから人への感染はどうでしょうか。UC DAVIS獣医学部の附属病院によると、すでに多くの飼育動物の感染例があります。特に猫は40%を占めます。猫は人に他の動物より密着しているので、より感染しやすいのです。新型コロナウイルスは、最初は野生動物から人に感染しました。再び新型コロナウイルスが人から動物、さらに野生動物等に感染して変異して感染力を高め、人動物間での感染が循環していく可能性は否定できません。

「猫は新型コロナウイルス感染の非顕性中間宿主である可能性がある」~東京大学医科学研究所






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(Domestic/inländisch)

 「猫は新型コロナウイルスに感染するのか」。この点については私はすでにいくつかの記事を書いています。
「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果
中国武漢の猫の15%が新型コロナウイルスに感染しているという研究結果
新型コロナウイルスの猫から猫への感染の再現実験に成功~フランス
感染症学の教授は新型コロナウイルスの猫から人への感染の可能性を示唆
 「猫は犬、豚、アヒル、鶏に比較して新型コロナウイルスに感染しやすく、かつ体内でウイルスを十分増殖させる」ということが、すでに研究の成果として公表されています。「猫が新型コロナウイルスに感染しやすい」との中国の研究論文がネイチャー誌に掲載されたのは、今年の4月1日です。その後フランスの獣医大学で「猫から猫の新型コロナウイルス感染」に再現実験に成功し、さらに東京大学らの研究チームも再現実験に成功し、5月13日に公表しました。



 サマリーで示した、「東京大学らの研究グループによる猫から猫への新型コロナウイルス感染実験」に関するプレスリリースはこちらです。新型コロナウイルスはネコの間で感染伝播する 2020年5月13日 以下に引用します。


本研究では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者から分離されたウイルスのネコにおける増殖能と感染伝播能を解析しました。
その結果、新型コロナウイルスは、ネコの呼吸器でよく増えること、接触感染によってネコの間で容易に感染伝播することが明らかになりました。
また、本ウイルスに感染したネコは明らかな症状を示さないことも分かりました。
本研究成果によって、新型コロナウイルスがネコの間で広がる可能性があることが示唆されました。
この成果は、行政機関が今後の新型コロナウイルス感染症対策計画を策定、実施する上で、重要な情報となります。
本研究は、東京大学、米国ウィスコンシン大学、国立国際医療研究センター、国立感染症研究所が共同で行ったものです。
研究チームは、ネコを感染から守るためにも、ネコを外に放さず室内で飼育することが必要であることを強調しています。



 「新型コロナウイルスは猫から猫へ感染する。しかも感染は容易である」。この事実はすでに複数の再現実験により、確定したと思います。さらに今回の東京大学らの研究チームは、「感染したネコは明らかな症状を示さない」としています。
 また本プレスリリースでは、新型コ ロナウイルスがネコから人に感染した事例は報告されておりません」としています。しかしこの事実は「猫から人に新型コロナウイルスが感染しない」ことを意味するものではありません。これまでに、「人⇄人」、「人→猫」、「猫⇄猫」の新型コロナウイルスの感染が、実際の症例及び実験で確認されたということです。「猫→人」の感染は、現時点では「ある可能性」も、「ない可能性」もあるということです。またウイルスが変異し、仮に現時点ではなかったとしても、「猫⇄人」感染の能力を将来獲得する可能性も否定できません。

 この東京大学らの研究チームによる発表では、イギリスの学術誌では日本向けのプレスリリースとは「猫→人」感染のリスクに対して、明らかにかなりの温度差があると感じます。それは、The New England Journal of Medecine における記事、Transmission of SARS-CoV-2 in Domestic Cats 「イエネコにおけるSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の感染」 2020年5月13日 です。
 本記事では、「猫→人」感染の可能性に対して、かなり強く示唆し、さらに「すでに猫は症状が顕在化しにくいために新型コロナウイルスに感染して人に感染を拡大させた『非顕在性の中間宿主』である可能性がある」としています。この記事によれば、本論文は、「猫はすでに新型コロナウイルスの中間宿主(感染動物)であり、知らないうちに猫から人へ感染が広がっていた可能性がある」と示しています。以下に引用します。


With reports of transmission of SARS-CoV-2 from humans to domestic cats and to tigers and lions at the Bronx Zoo, coupled with our data showing the ease of transmission between domestic cats, there is a public health need to recognize and further investigate the potential chain of human–cat–human transmission.
In 2016, an H7N2 influenza outbreak in New York City cat shelters highlighted the public health implications of cat-to-human transmission to workers in animal shelters.
Moreover, cats may be a silent intermediate host of SARS-CoV-2, because infected cats may not show any appreciable symptoms that might be recognized by their owners.
Given the need to stop the coronavirus disease 2019 pandemic through various mechanisms, including breaking transmission chains, a better understanding of the role cats may play in the transmission of SARS-CoV-2 to humans is needed.

人からイエネコ、そしてニューヨークのブロンクス動物園でのトラやライオンへのSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の感染の報告とともに、イエネコ間の伝染のしやすさを示すデータと合わせて、人-猫-人の感染の潜在的な連鎖を認識したうえで、さらに調査しなければならない公衆衛生上ニーズがあります。
2016年にニューヨーク市の猫のアニマルシェルターでH7N2鳥インフルエンザが発生し、アニマルシェルターの従業員が猫からH7N2鳥インフルエンザに感染し、公衆衛生に及ぼす影響が明らかになりました。
さらに、新型コロナウイルスに感染した猫は飼い主が認識できるような明らかな症状を示さない可能性があるため、猫は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の、非顕性の中間感染者(註 顕在化しない人-猫-人の感染を伝播させる感染動物)である可能性があります。
新型コロナウイルス感染症を阻止する必要性を考えれば、2019年に発生したパンデミック(感染爆発)の、感染の連鎖の破壊を含むさまざまなメカニズムを通じて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の人への感染において、猫が果たす役割をよりよく理解することが必要です。



 同じ研究チームによる研究でありながら、なぜ日本でのプレスリリースと、イギリスでの学術誌での紹介で、「猫からの感染の潜在的リスク」に対する言及で、なぜこれほどまでに温度差があるのか私は不思議です。明らかにイギリスの学術誌では、「猫は潜在的な感染源である」と強く示唆しているのに対し、日本のプレスリリースでは、わざわざ「猫から人に新型コロナウイルスに感染した例はない」と断わりを入れています。
 やはり日本は外猫野良猫愛誤は、テロリスト集団並みと認識されているのでしょうか。実際に動物実験を行っている大学などの研究機関では、過去に動物愛護団体によるテロの被害を受けています。研究機関が愛誤に忖度したとすれば、正しい啓蒙も行えません。例えば、以下の動画のような攻撃的、さらに客観的な事実を受け入れない外猫野良猫至上主義者の愛誤は、非常に社会に有害な存在です。デマや誹謗中傷により、なにがなんでも外猫のリスクを否定し、「外猫野良猫至上主義」を固持したい意図がありありです。


(画像)

 私が記事、「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果中国武漢の猫の15%が新型コロナウイルスに感染しているという研究結果、を公開する前のコメントに対して、Twitterで揚げ足をとるツィートをした人がいます。
 このツィートでは「猫が新型コロナウイルスに感染しやすい」、「武漢の猫の15%の猫が新型コロナイルスに感染していた(抗体の陽性反応があるということは感染歴があるという証明です)」との私のコメントが、「エビデンスがないデマ」という趣旨で拡散されました。その後の記事をお読みいただければわかることですが、「新型コロナウイルス(COVID-19)は猫から猫へ感染する」論文は世界的に権威ある科学誌ネイチャーと、サイエンスに掲載されています。また「武漢の猫の約15%が新型コロナウイルスの抗体を持っている(感染したとの証明)」との論文は、論文の掲載サイト、BioRxivに収録されているものです。
 おそらくこの揚げ足取りのツィートをした人物は、日本語検索だけしかしない人です。私のブログを毎日目を皿のようにしてあらさがしをし、この情報を日本語検索して該当する情報がなかったためにフライングしたものと思われます。まさに赤恥です。私は海外のニュースサイトを直接読んでいますので、日本のマスコミが日本語訳して再配信するより情報の入手が早いのです。その後日本のマスコミで「新型コロナウイルスの猫から猫への感染」の例が多く報道されています。

ツナ缶 白痴


(画像)

 中傷を受けている該当する私の記事は、「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果です。元となる論文が掲載された、世界的な権威ある科学誌のネイチャーの記事、Coronavirus can infect cats — dogs, not so muchをそのままリンクしているのですが(呆)。
 このツィートをした人は英語どころか、日本語も不自由しているみたいです。何度も繰り返していますが、このサイトの読者様は、義務教育を修了した方を想定しています。もしこの方が義務教育を修了されてたのならば、頭が大丈夫ではありません。大変心配しております。

 野良猫外猫愛誤の、なにがなんでも「自由に徘徊している猫は感染症をはじめとするリスクも被害も一切ない」という、嘘プロパガンダの固持に必死なのはわかります。しかし「猫(ネコ科動物)は新型コロナウイルスに感染しやすい」との論文は、すでに多くのマスメディアが報道しています。また「猫から猫に新型コロナウイルスが感染する」論文についても、日本の複数のマスメディアが報道しています。
 新型コロナウイルスは新しい感染症で、まだよくわかっていない点が多いのです。感染症のリスク対応は、予防が原則です。「猫から人への感染」の可能性が否定できないのであれば、それに対した予防を講じるべきなのです。また仮に猫が新型コロナウイルスに感染したことにより人に感染させないとしても、猫の体についたウイルスにより、人への感染を広げる可能性があります。現に、アメリカCDC(アメリカ連邦疾病予防管理センター )とAVMA(全米獣医師会)は、猫などのペットから人が感染する可能性があるという前提の対策を推奨しています。単なる思い込みでの、根拠のない「野良猫外猫は安全」というデマを拡散することは有害です。

バカ愛誤の見本


(参考資料)

新型コロナウイルス 猫 感染 (日本語検索結果)
COVID-19 Cat infection (「新型コロナウイルス 猫 感染」 英語検索結果)
新型コロナウイルス 武漢 猫 感染 15% (日本語検索結果)
COVID-19 Wuhan Cat Infection 15% (「新型コロナウイルス 武漢 猫 感染 15%」 英語検索結果)


(追記)

 ごく新しいニュースですが。オランダ政府は「オランダ国内のミンク毛皮獣養殖場の従業員が、ミンクから新型新型コロナウイルスに感染した」と発表しました。イタチ科動物はこれまでの実験により、猫とともに新型コロナウイルスに感染しやすい動物とされていました。
 これらの事実を考えれば、東京大学らの研究チームの仮説、「猫は新型コロナウイルス感染の非顕性中間宿主である」はかなり信ぴょう性が高いと思われます。症例が見つかっていないだけで、すでに猫から人への感染がある可能性は高いと思います。この件について新しいニュースが入れば、改めて記事にします。

Dutch farm worker contracted coronavirus from mink: agriculture minister 「オランダの毛皮獣養殖場労働者がミンクからコロナウイルスに感染しました:農業大臣」 2020年5月19日

オランダの農場労働者、ミンクから新型コロナウイルスに感染 2020年5月20日

感染症学の教授は新型コロナウイルスの猫から人への感染の可能性を示唆







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(summary)
In Canada, Scott Weese, chief of infection control at the University of Guelph's Ontario Veterinary College, "indicates the possibility of cat-to-human COVID-19 infection."


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 記事、新型コロナウイルスの猫から猫への感染の再現実験に成功~フランス、の続きです。 
 先月、中国の研究機関による、「猫から猫に新型コロナウイルス(COVID-19)が感染することが確かめられた」との研究論文がネイチャー誌に掲載されました。さらに中国武漢の猫の約15%で、新型コロナウイルスの抗体が認められた(つまり武漢の猫の15%に感染歴がある)との論文も公表されています。その後もフランスの獣医大学の再現実験でも、「猫から猫に新型コロナウイルスの感染」が確かめられました。さらにニューヨークでは、個人の飼い猫が新型コロナウイルスに感染した例が相次いで発見されました。「人から猫」、「猫から猫」の新型コロナウイルスの感染は、もはや既成事実です。「猫から人への感染の可能性」を指摘しているカナダの大学教授もいます。



 私は、すでに、「猫から猫に新型コロナウイルスは感染する」と、「中国武漢の猫の約15%が新型コロナウイルスの抗体を持っていた(つまり15%の猫が感染済みである)」との、中国の研究機関による論文について記事にしています。


「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果
中国武漢の猫の15%が新型コロナウイルスに感染しているという研究結果


 さらにその後も、フランスの獣医大学で「猫から猫への新型コロナウイルス感染の再現実験に成功した」、「ニューヨークで一般飼い主の猫が新型コロナウイルスに感染していいることが発見された」例が相次いで報告されています。それらについて報道するニュースソースから引用します。

 今回記事では、「ニューヨークで一般飼い主の猫が新型コロナウイルスに感染していいることが発見された」ことを報じるニュースソースから引用します。なおこの記事では、動物園のネコ科動物の感染も報じられています。皿のこの記事では、カナダの感染症学の教授が、「猫から人への新型コロナウイルスの感染の可能性」も示唆しています。
 Two New York cats tested positive for coronavirus. Here’s what you need to know about the virus and animals. 「ニューヨークの猫2匹がコロナウイルス陽性で陽性でした。新型コロナウイルスと動物について知っておくべきことは次のとおりです」 2020年4月22日(ワシントンポスト)


Two pet cats in New York have tested positive for the coronavirus, which causes covid-19 in humans, the U.S. Department of Agriculture and the Centers for Disease Control and Prevention said Wednesday.
One cat is owned by a person who tested positive for the coronavirus before the cat showed signs, but the other cat lives in a household where no members had confirmed cases of the virus.
The cats’ positive tests came a little more than two weeks after another New York cat, a Malayan tiger at the Bronx Zoo, became the first confirmed coronavirus case in a U.S. animal.
Four other tigers and three lions at the zoo also tested positive, the zoo said Wednesday.
A preliminary study of blood samples from 102 stray, shelter and pet cats in Wuhan, China, found that about 15 percent had been infected with the virus.
A laboratory experiment in which scientists introduced the virus to animals found that cats and ferrets were highly susceptible.
J. Scott Weese, chief of infection control at the University of Guelph’s Ontario Veterinary College, said he’s “hopeful” that dogs are dead-end hosts because the virus doesn’t appear to reproduce well in them.
The jury is still out on cats, he said.

アメリカ連邦農務省と疾病管理予防センターは、ニューヨークのペットの猫2匹が、コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示し、これは人から感染したと述べました。
1匹の猫は症状が現れる前にコロナウイルス陽性の人が飼っていましたが、もう1匹の猫はウイルスの発生が確認されていない世帯に住んでいます。
これらの猫の検査での陽性は、別のニューヨークのネコ科動物である、アメリカで最初に動物で確認されたブロンクス動物園のマレートラのコロナウイルスの感染症例の2週間後に行われました。
動物園では他の4頭のトラと3頭のライオンも陽性だったと、動物園は水曜日に述べました。
中国の武漢での102匹の野良猫、保護施設の猫、ペットの猫の血液サンプルの予備調査では、約15%がウイルスに感染していたことがわかりました。
科学者はウイルスを動物に感染させる実験室での実験で、猫とフェレットが非常に感染しやすいことを発見しました。
グエルフにある、オンタリオ大学獣医学部の感染学の責任者のJ.スコット・ウィーゼ氏は、犬はウイルスを体内でうまく増殖できないように思われるために、行き止まりの宿主(註 感染したとしても体内で十分にウイルスが増殖できないために、いずれはその動物の体内でウイルスが死滅し、他に感染させることができない)であることを「望んでいる」と語りました。
猫に関しては、結論はまだ出ていないと、彼は言いました。



(画像)

 私が記事、「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果中国武漢の猫の15%が新型コロナウイルスに感染しているという研究結果、を公開する前のコメントに対して、Twitterで揚げ足をとるツィートをした人がいます。
 このツィートでは「猫が新型コロナウイルスに感染しやすい」、「武漢の猫の15%の猫が新型コロナイルスに感染していた(抗体の陽性反応があるということは感染歴があるという証明です)」との私のコメントが、「エビデンスがないデマ」という趣旨で拡散されました。その後の記事をお読みいただければわかることですが、「新型コロナウイルス(COVID-19)は猫から猫へ感染する」論文は世界的に権威ある科学誌ネイチャーと、サイエンスに掲載されています。また「武漢の猫の約15%が新型コロナウイルスの抗体を持っている(感染したとの証明)」との論文は、論文の掲載サイト、BioRxivに収録されているものです。
 おそらくこの揚げ足取りのツィートをした人物は、日本語検索だけしかしない人です。私のブログを毎日目を皿のようにしてあらさがしをし、この情報を日本語検索して該当する情報がなかったためにフライングしたものと思われます。まさに赤恥です。私は海外のニュースサイトを直接読んでいますので、日本のマスコミが日本語訳して再配信するより情報の入手が早いのです。その後日本のマスコミで「新型コロナウイルスの猫から猫への感染」の例が多く報道されています。

ツナ缶 白痴


(画像)

 中傷を受けている該当する私の記事は、「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果です。元となる論文が掲載された、世界的な権威ある科学誌のネイチャーの記事、Coronavirus can infect cats — dogs, not so muchをそのままリンクしているのですが(呆)。
 このツィートをした人は英語どころか、日本語も不自由しているみたいです。何度も繰り返していますが、このサイトの読者様は、義務教育を修了した方を想定しています。もしこの方が義務教育を修了されてたのならば、頭が大丈夫ではありません。大変心配しております。

 野良猫外猫愛誤の、なにがなんでも「自由に徘徊している猫は感染症をはじめとするリスクも被害も一切ない」という、嘘プロパガンダの固持に必死なのはわかります。しかし「猫(ネコ科動物)は新型コロナウイルスに感染しやすい」との論文は、すでに多くのマスメディアが報道しています。また「猫から猫に新型コロナウイルスが感染する」論文についても、日本の複数のマスメディアが報道しています。
 新型コロナウイルスは新しい感染症で、まだよくわかっていない点が多いのです。感染症のリスク対応は、予防が原則です。「猫から人への感染」の可能性が否定できないのであれば、それに対した予防を講じるべきなのです。また仮に猫が新型コロナウイルスに感染したことにより人に感染させないとしても、猫の体についたウイルスにより、人への感染を広げる可能性があります。現に、アメリカCDC(アメリカ連邦疾病予防管理センター )とAVMA(全米獣医師会)は、猫などのペットから人が感染する可能性があるという前提の対策を推奨しています。単なる思い込みでの、根拠のない「野良猫外猫は安全」というデマを拡散することは有害です。

バカ愛誤の見本


(参考資料)

新型コロナウイルス 猫 感染 (日本語検索結果)
COVID-19 Cat infection (「新型コロナウイルス 猫 感染」 英語検索結果)
新型コロナウイルス 武漢 猫 感染 15% (日本語検索結果)
COVID-19 Wuhan Cat Infection 15% (「新型コロナウイルス 武漢 猫 感染 15%」 英語検索結果)



プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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よろしくお願いします。

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