韓国でキャットフードから複数の猫が鳥インフルエンザH5N1に感染した

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韓国
Korea
Südkorea
記事、
・ポーランドで猫が鳥インフルエンザで大量死。ウイルスの型は同国で鶏で流行したものと近似していた=家畜の感染症リスクになる地域猫、TNRは即刻停止すべき
・韓国でも複数の猫が鳥インフルエンザに感染~家畜の感染症防止策では「猫の放飼い禁止、徘徊猫の殺処分」のドイツを見倣うべき
の続きです。
今年の7月にポーランドに続き、韓国のソウル市内でも相ついて複数の場所で猫の感染が見つかりました。韓国当局は猫の鳥インフルエンザH5N1の感染原因は、減菌処理が不十分なキャットフードにウイルスが混入しており、それを猫が食べたことと特定しました。図らずしも猫はH5N1型鳥インフルエンザに感染することが証明されたことになります。
サマリーで述べた通り、今年の7月に韓国ソウル市内の異なる動物保護施設で、H5N1型鳥インフルエンザに感染した猫が見つかりました。韓国政府は調査の結果それらの猫のH5N1型鳥インフルエンザの感染原因は、減菌処理が不十分な、ウイルスに汚染したキャットフードを食べたことと特定しました。以下にニュースソースから引用します。
・(LEAD) S. Korea detects avian influenza virus in cat food 「(LEAD) 韓国でキャットフードから鳥インフルエンザウイルスが検出されました」 2023年8月2日
South Korea's agriculture ministry said Wednesday it has detected an H5 avian influenza strain in cat food, and ordered its manufacturer to recall and destroy the affected products.
Last month, a cat living at a shelter in Seoul died after showing respiratory symptoms, and it was found Monday to have been infected with a highly pathogenic H5N1 avian influenza strain, according to the Ministry of Agriculture, Food and Rural Affairs.
Follow-up tests on the facility showed that the H5 virus was detected in cat food used there, and its manufacturer, Nature's Raw, west of Seoul, had failed to abide by due sterilization procedures, the ministry said.
Officials said four additional cases have been confirmed among cats in the two shelters, bringing the total caseload among cats to seven.
The authorities are also grappling with how to deal with infected cats.
In accordance with related regulations, animals infected with the avian influenza are supposed to be culled, but it is not easy to force cat owners to administer mercy killing.
韓国農務省は水曜日に、キャットフードからH5型鳥インフルエンザ株が検出されたと発表し、製造業者に該当製品の回収と廃棄を命じました。
韓国農業食品農村部によると、先月にソウルの保護施設に収容されていた猫が呼吸器症状を示して死亡し、月曜日には高病原性H5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが判明しました。
同省によると同施設の追跡検査では、そこで使用されていたキャットフードからH5ウイルスが検出され、製造業者であるソウル西部のネイチャーズ・ロー社が適切な滅菌手順を遵守していなかったことが判明しました。
韓国当局者らは2つの保護施設の猫でさらに4匹の感染が確認され、猫の感染数は合計7匹になったと発表しました。
韓国当局は感染した猫への対応にも苦慮していまする。
鳥インフルエンザに感染した動物は関連法規に基づき殺処分されることになっていますが、猫の飼主に猫の安楽死を強制するのは簡単なことではありません。
日本は韓国と同じく東アジアの国で、文化的に近いのかもしれません。韓国では「鳥インフルエンザに感染した猫を安楽死(殺処分)させるための関連法規はあるが、飼主の同意を得ることは困難」と引用した記事に書かれています。日本はさらに韓国より猫犬愛誤が進んだ国で、鳥インフルエンザ等の人畜共通感染症に感染した犬猫の処置に関する法令すらありません。日本と韓国はドイツをはじめとする西ヨーロッパ諸国やアメリカとは異なり、重大咬傷事故を起こした犬ですら行政が殺処分する法的根拠がないことも共通しています。
対してドイツでは鳥インフルエンザや口蹄疫等の、犬猫の感染が確認される以前の2013年には、それらの感染症流行地での犬猫の放飼いの禁止や、それに違反した飼い主の3万ユーロ以下の罰金(468万円 1ユーロ=156円)が立法されています。また外犬猫の行政による捕獲と殺処分に関する規定が、その法律に規定されています。人や家畜に感染が及ぶ可能性がある感染症は予防が原則です。東アジアの韓国や、さらには日本では、犬猫偏愛愛誤の感情論を排し、ドイツの様に客観的で厳格な法律の枠組みが感染症対策では必要と私は思います。
(動画)
[NEWs GEN] How S. Korea is trying to control its growing stray cat population 「韓国は増え続ける野良猫の数をどのようにコントロールしようとしているのでしょうか?」 2023年8月8日(英語)
1年で野良猫に関する苦情が53%も増え、韓国政府は野良猫を捕獲する方針でしたが、韓国内の野良猫愛誤者によりそれは阻止されました。そのために韓国では野良猫の数のコントロールはTNRがほぼ一択として採用されています。この動画では「猫はペットショップではなく保護猫を飼おう」、「犬猫の不妊去勢が大切」としながらも、猫のマイクロチップにより個体識別や登録義務に関しては一切言及されていません。「餌やり猫お母さん」の存在もあります。
アメリカや西ヨーロッパでは、飼猫においてもマイクロチップの義務や飼猫を自治体に登録することの義務化が進んでいます。ドイツでは自治体州レベルでその法制化が進んでおり、自治体が外猫の捕獲と公的施設での殺処分も行います。日本の愛誤らは「欧米を見倣え」と口癖のように言いますが、実は猫愛護の理想は日本や韓国の方が近いと言えます。
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