茨城県知事候補の鶴田真子美氏の資質に疑念~元厚生事務次官殺害犯を擁護


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Domestic/Inländisch
8月10日に、茨城県知事選挙の候補者が告示されました。候補者の一人に、動物愛護団体「動物愛護を考える県民ネットワーク」(CAPIN)理事長の鶴田真子美氏がいます。鶴田真子美氏は、過去の海外の動物愛護に関する情報では事実に反する大嘘をマスメディアのインタヴューで答えています。また、自ら代表を務める動物愛護NPO法人、CAPINは、て、殺人犯・行為の擁護という不適切な発言を行っています。これらの言動からは、県知事としてふさわしい人物として判断できるでしょうか。
まず、鶴田真子美氏の経歴です。鶴田真子美氏 2017 茨城県知事選 出馬表明。2017年6月27日、より引用します。
鶴田真子美(まこみ)氏(新人・52歳、生まれ神戸市)。
2017年6月26日、鶴田真子美氏が茨城県つくば市で(茨城知事選)出馬表明を行いました。
鶴田真子美氏は、東京外国語大学イタリア語学科卒業後、同大学院修士課程さらに博士課程に進み、イタリアの国立ヴェネッチア大学(註 1年間の短期)にも留学。
NHKのイタリア語講座の講師や武蔵野音楽大学でイタリア文学、イタリア語を教えてこられました。
また鶴田真子美氏は、動物愛護団体の、NPO(Capin)の理事長として、多数のネコを救出し保護する活動をボランティアで行ってきました。
私は、鶴田真子美氏の「イタリアの動物愛護に関する大嘘発言」を記事にしています。茨城知事候補者、鶴田真子美氏の2012年の、「イタリアでは殺処分ゼロを実現した」との大嘘~病的虚言癖者は知事の資質があるのだろうか?。記事では、鶴田真子美氏の、マスメディアに対する発言「イタリアは愛護動物の殺処分ゼロを実現した」、「イタリアは愛護動物の殺処分禁止を実現した」(愛護動物の範疇は明言されていませんが、ここでは犬猫と解釈しておきます)との発言が大嘘であることを述べました。
こちらの記事では、スイスの動物保護団体のレポート、Tierschutz in Italien 「イタリアの動物保護」、などを根拠に挙げ、イタリアでは犬の公的殺処分が行われていることや、小型のペット(犬猫など)の私的な安楽死処置は、所有者であれば自由であることを述べました。
鶴田真子美氏は、上記のような、海外(イタリア)の動物愛護の嘘情報をマスメディアに垂れ流すという、ご本人の倫理上問題がある言動もさることながら、代表を務める、動物愛護団体NPO法人(CAPIN)の意見表明にも私は疑問を感じます。それは元厚生事務次官宅連続襲撃事件の犯人である小泉毅死刑囚を擁護し、小泉死刑囚の殺人という行為を正当化していることです。
元厚生事務次官宅連続襲撃事件の概要は次のとおりです。小泉毅死刑囚が2008年11月17日に、元厚生事務次官(現厚生労働省)山口剛彦宅の自宅を襲撃し、元厚生事務次官夫妻を刃物で刺して殺害しました。翌日、元厚生事務次官の吉原健二氏宅を襲撃し、夫人を刃物でさして殺害しました。死刑囚の小泉毅の本犯行の動機は「34年前に保健所に飼い犬を殺された仇討ち」ということでした。
本事件に関して、鶴田真子美氏が代表を務める、動物愛護NPO法人、CAPINは、一貫して強く、上記事件の小泉毅死刑囚の擁護と、犯行の正当性を主張しています。さらに本事件を「日本の殺処分の現状を一般に知らしめ、殺処分をやめさせる世論の醸成に効果がある」と肯定、美化しています。その上で、小泉被告の減刑嘆願まで行っています。以下が、そのNPO法人、CAPINのHPの記事です。一部を引用します。
・チロちゃん仇討ち事件
~
小泉毅さんの自筆の手記
この事件を闇に葬り去ることはできない。この事件の意味を考えてもらいたい。
大拡散希望!!
(註 減刑)署名のご協力をお願いいたします。
・チロちゃん仇討ち事件(2)
~
最高裁・口頭弁論に寄せて、要望書を提出
一審と二審の判決では、事件の動機は意図的に歪曲されています。なぜ、行政殺処分問題に、裁判所は正面きって向き合わないのですか?
・チロちゃん仇討ち事件(3)
~
40年前に岩国の保健所で殺害された愛犬チロ。
妹が散歩に連れ出したままいなくなったチロを探して、12歳の幼い被告人は、父親と保健所に探しに行っています。
ところがチロは野犬狩りにあって、保健所で殺されていたのです。
・チロちゃん仇討ち事件(4)
~
署名サイトchange.orgにキャンペーン(減刑嘆願)を掲載致しました。
・チロちゃん仇討ち事件(5)
~
住谷クラウディア様により、英文の署名サイト(註 減刑嘆願)が立ち上がりました。
海外の支援者の皆様とともに、こちらにもご協力ください。
・チロちゃん仇討ち事件(6)
~
厚労省元事務次官夫婦殺害事件。
真の動機は、12歳のとき愛犬チロを行政に奪われ保健所で殺されたことの嘆きと、日本の動物行政への異議申立でした。
これがいっさい問題にされぬまま一審二審(ともに死刑)が進み、死刑判決が下されつつあります。
被告人の減刑を求めます。
・チロちゃん仇討ち事件(7)
~
助けても助けても溢れるようにまた収容され、処分機に入っていくチロたち。
愛護団体や個人ボラがどんなに努力しても限界です!
「多くの方にこの事件を知ってほしい、そのことで日本の動物を取り巻く状況を少しでも改善したい、何とか殺処分をやめさせたい、そのためなら書類を世に出してもらってもよい」
小泉さん(死刑囚)の唯一の願いは、日本の犬猫殺処分の現状を国内、世界に知ってもらうことです。
・チロちゃん仇討ち事件(8)
~
5月3日、署名第一弾として最高裁第二小法廷に200筆を送付しました。
犬猫殺処分により心に傷を負った人は小泉氏(死刑囚)だけではありません。
これらの、NPO法人CAPINの記事は、執筆者が「おかめ」というHNになっています。しかしNPO法人のトップとしての、鶴田真子美氏の意思と理解して差し支えないでしょう。
これらの記事を読んで分かることは、NPO法人CAPIN(すなわち鶴田真子美氏の思想でもある)の思想が、「犬猫の殺処分を廃止するためには、殺人というテロもある面では正当化される」ということです。しかし民主主義を是とする法治国家においては、法律に基づいた制度は、民主的な立法によりそれを達成するのが正義です。当時も現在も、犬の殺処分は狂犬病予防法、動物愛護管理法等により合法的であり、行政の義務と定められている業務です。それは多数の民意による立法に基づいています。
「犬猫の殺処分に反対」であるから、かつての厚生事務次官とその妻を殺害する小泉毅死刑囚の行為は、あまりにも飛躍しています。しかしNPO法人CAPINはそれを美化し、殺人という行為により、多くの人が日本の犬猫の殺処分問題を知らしめ、殺処分を廃止させる原動力になる効果があると、美化、肯定しています。
このような危険な思想のNPO法人代表の鶴田真子美氏は、県知事にふさわしい人物でしょうか。私は、自治体の長は、一般人よりも高い民主主義の見識と遵法精神が必要と思います。凶悪なテロで世論誘導を行うことを是とする、非合法な「仇討ち(?)」を正当化して美化するような方は危険と言わざるを得ません。
(動画)
厚生省元次官殺傷「子連れ狼の影響・・」小泉 チロ。2015/06/14 に公開。なぜ愛犬を殺処分されたことで「私怨」を晴らすために、元厚生事務次官の殺害に及ぶのか。その思考の飛躍は正常な人では理解不能です。「鑑札をしていたのに殺処分された」のであれば、その当時に保健所の落ち度を追求すればいいのだし、犬を遁走させたり、保健所への問い合わせを怠った飼い主の落ち度もあるでしょう。
また小泉毅死刑囚の愛犬が殺処分された件は、飼い主が望まないのに保健所の錯誤で殺処分されています。NPO法人CAPINが反対を主張している殺処分は、主に野犬や不要犬猫の殺処分であり、小泉毅死刑囚の愛犬の殺処分とは性格が異なると思います。色々な面で論理の飛躍というか連合弛緩的というか、理解しがたい事件とNPO法人CAPINの主張です。「そのちぐはぐな感じ」は正常人ではなんとも文章では表現しにくいもどかしさがあります。
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