ドイツ連邦共和国 ノルトライン=ヴェストファーレン州狩猟法 改正法 2017年10月6日現在~ドイツ連邦共和国では野良猫殺害の刑事罰はない



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(Zusammenfassung)
Geltende Gesetze und Verordnungen (SGV. NRW.) mit Stand vom 6.10.2017
Bekanntmachung der Neufassung des Landesjagdgesetzes Nordrhein-Westfalen (LJG-NRW)


 現在、ドイツの全州16州において、唯一、ノルトライン=ヴェストファーレン州が猫の狩猟による殺害を禁じました。犬は引き続き通年狩猟対象です。罰則は行政罰のみで、最高で過料5,000ユーロ(65万円。1ユーロ130円)です。したがって、現在ドイツ連邦共和国では、非占有下の猫(野良猫、飼い猫であっても放し飼いをしている、遁走した猫など)を殺害しても、刑事罰はありません。


GeltendeGesetze und Verordnungen (SGV. NRW.) mit Stand vom 6.10.2017
Bekanntmachung der Neufassung des Landesjagdgesetzes Nordrhein-Westfalen (LJG-NRW)
§ 19
Sachliche Verbote
12. das Töten von Katzen.
§ 55
Bußgeldvorschriften
(2) Ordnungswidrig handelt ferner, wer vorsätzlich oder fahrlässig
1. den Vorschriften des § 19 Absatz 1 Nummer 1, 3 bis 5, 7 oder 12 zuwiderhandelt,
§ 56
Verwaltungsbehörde, Geldbuße,
Verbot der Jagdausübung, Einziehung
(2) Ordnungswidrigkeiten nach § 55 können mit einer Geldbuße bis zu 5000 Euro geahndet werden.
1. den Vorschriften des § 19 Absatz 1 Nummer 1, 3 bis 5, 7 oder 12 zuwiderhandelt,

2017年10月6日現在に適用される法令(SGV NRW)
ノルトライン=ヴェストファーレン州法 狩猟法 改正法の発表
19条
実際に禁止される事項
12 猫の殺害
55条
行政犯罪
(2)規則に違反して、故意または過失による行為を行った者
1 第19条1、3、から5、7又は12(猫の殺害禁止)の規定に違反た場合、
56条
行政の権限、過料、狩猟禁止と没収
(2)55条に基づく行政犯罪は、最高5,000ユーロ(65万円)の過料で罰せられることがあります。



 なお、ドイツ連邦共和国、ノルトライン=ヴェストファーレン州において、猫(イエネコ Felis silvestris catus)の狩猟を禁じたのは、在来野生種である、ヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)の保護が目的です。猫愛護のためではありません。あまりにもヨーロッパヤマネコと猫(イエネコ)との誤射が多かったからです。
 現に、犬は同州でも引き続き通年で狩猟駆除が合法です。在来野生種のヨーロッパヤマネコの狩猟禁止が、ノルトライン=ヴェストファーレン州では先行して狩猟禁止が法制化されていました。


(画像)

 yoko@動物虐待反対!、のスクリーンショット。
 
猫伯爵

 ドイツ連邦共和国では、野良猫(=無主物。非占有猫)の殺害そのものを刑事罰で罰する法律はありません。したがって、野良猫(無主物)を殺害して、懲役10年以上になった判例はただの一つもありません。懲役10年以上どころか、刑事罰すらありません。野良猫(無主物)は、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)の適用となり、積極的駆除の対象となります。
 ドイツ連邦共和国16州のうち、唯一ノルトライン=ヴェストファーレン州では、州狩猟法の改正により野良猫の狩猟による殺害を禁じました。処罰は行政罰のみで、最高で過料5,000ユーロ(65万円。1ユーロ130円)までが課されます。したがって、ノルトライン=ヴェストファーレン州においても、野良猫の殺害そのものでは刑事罰を受けません。
 ノルトライン=ヴェスとファーレン州に限っても、野良猫の殺害での懲役刑はありえません。友人の、ドイツ人弁護士の方に、この条文を教えてあげましょう(大笑い)。
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「ドイツでは野良猫の殺害は懲役10年になる」という、「猫伯爵」という方のあまりにも面白いドイツ法解説(大笑い)



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(Zusammenfassung)
"Beim Töten einer streunenden Katze wird es in Deutschland zu 10 Jahren Gefängnis als Verstoß gegen das Tierschutzgesetz."
Eine große Lüge, Idiot Twitter.
yoko@動物虐待反対! uudelleentwiittasi
猫伯爵‏ @u_usazukin 9. syyskuuta
Strafe
Tierschutzgesetz


 私が、野良猫の虐待事件に関する署名サイトに署名したことで、根拠のない珍説で私をインターネット上で非難しているグループがあります。例えば同様の事件では「ドイツでは懲役10年になると、ドイツの弁護士の友人が言っている」などです。このような方に限って、法令の条文原文や、根拠となる判例を挙げている方は皆無です。ただのひとりもいません。根拠のない嘘情報を信じる方も少なからずいらっしゃいます。私個人に対する誹謗中傷はともかく、外国の法令に関する誤情報は看過できませんので、こちらで訂正しておきます。


 まず問題の情報ですが、こちらです。yoko@動物虐待反対!。もともとは、「猫伯爵」というHNのツイッターのツイートを、「yoko@動物虐待反対!」という方などがリツイートして拡散しているようです。問題のツイートはこちらです。

yoko@動物虐待反対! uudelleentwiittasi
猫伯爵‏ @u_usazukin 9. syyskuuta
あの〜ドイツは最も動物愛護がすすんでいる国で、知人はドイツ人の弁護士ですが、大矢みたいな事をドイツでやったら10年以上の懲役(*1)。この武田めぐみって人は野良猫の殺害を狩猟と同じとみなしているらしいw(*2) ドイツ人の友達苦笑ww



(画像)

 上記のツイッターのスクリーンショット。

猫伯爵


 このツイートの内容ですが、まさに腹を抱えて大笑いしてしまう、あまりにもひどい、ツイートした方の無知蒙昧ぶりをさらけ出したものと言えます。
 まず、(*1)「大矢みたいな事をドイツでやったら10年以上の懲役」ですが、ありえません。ドイツ連邦共和国刑法では、「判決で科せられる刑は、法定刑(法律の条文で定められている刑)が絶対的な上限である」としているからです。ドイツ、動物保護法(Tierschutzgesetz)では、保護動物(人の占有下にあるものに限る)の正当な理由のない殺害の処罰の上限は、懲役3年以下、もしくは罰金2万5,000ユーロ以下としているからです。以下に、その根拠となるソースを提示します。さらにドイツ動物保護法では、本件のような無主物、非占有猫は適用除外です。


Strafe
Straffestsetzung und Strafmaß
Das Strafmaß(Deutschland: Strafzumessung, Österreich: Strafbemessung) .
Die im Einzelfall schuldangemessene Strafe stellt die absolute Höchstgrenze dar.
Eine Nichtbeachtung der gesetzlichen Vorschriften bei der Strafzumessung kann Revisionsgrund sein.

判決と刑
犯罪と処罰(ドイツおよびオーストリア)。
判決においての処罰可能な刑の上限は、法定刑(=法律で定められた刑)が絶対的な限度です。
刑の判決において、法定が法の要件に違反した場合(=法定刑を超える場合)は、控訴することが可能です。



 一方、ドイツ動物保護法(Tierschutzgesetz)における、保護動物(人に占有されているもの。つまり、本事件では、ドイツでは動物保護法の処罰対象とはならない)の処罰の上限は、懲役3年以下、もしくは罰金2万5,000ユーロまでです。
 本件事件では、そもそも無主物(もしくはそう思われる非占有の猫)ですから、ドイツでは、動物保護法の処罰対象ではありません。さらに、懲役10年とは、法定刑を大きく上回っています。ドイツの刑事訴訟法上、そのような判決はありえません。



Tierschutzgesetz
Elfter AbschnittStraf- und Bußgeldvorschriften
17§
Mit Freiheitsstrafe bis zu drei Jahren oder mit Geldstrafe wird bestraft, wer
1 ein Wirbeltier ohne vernünftigen Grund tötet oder
2 einem Wirbeltier
a)aus Rohheit erhebliche Schmerzen oder Leiden oder
b)länger anhaltende oder sich wiederholende erhebliche Schmerzen oder Leiden zufügt.
18§
(4)
Die Ordnungswidrigkeit kann in den Fällen des Absatzes 1 Nummer 1 und 3 Buchstabe a, Nummer 4 bis 8, 11, 12, 17, 20, 20a, 22 und 25, des Absatzes 2 sowie des Absatzes 3 Nummer 1 Buchstabe a und Nummer 2 Buchstabe a mit einer Geldbuße bis zu fünfundzwanzigtausend Euro.

ドイツ 連邦動物保護法
第11章 罰則と罰金の規則
17条
次の犯罪においては、何人においても最長3年の懲役、もしくは罰金が科されます。
1 合理的な理由なく、脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)を殺すこと、または、
2 長期にわたり、または反復して相当の痛みや苦しみを負わせること。
18条
(4) 犯罪となりうるのは、1項及び2項におけるa、4項から8、11、 12、 17、 20、 20a、 22 そして25項、第2項及び第3項の1a及び2aは、最高で25,000ユーロの罰金になります。


 
 さらに、(*2)の、「この武田めぐみって人は野良猫の殺害を狩猟と同じとみなしているらしいw」ですが、先に述べたとおり、ドイツ動物保護法の適用を受けるのは、「人の占有下にあるもの」です。これは判例でも確定しています。それ以外の犬猫は、連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)の適用となります。同法23条で、わざわざ非占有の犬猫の狩猟駆除をハンターの責務として明記しています。犬猫は、他の狩猟鳥獣と異なり、一年を通じて狩猟駆除が推奨されています。(§ 23 Inhalt des Jagdschutzes Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futternot, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.)。
 野良猫はおろか、飼い主がある犬猫であっても、放し飼い、逃げ出したもの、飼い主の近くにいてもリードをしていないものは、狩猟法の対象となります。事実、人の占有から離れた犬猫を「飼い犬猫」と認識していても、殺害したハンターの行為は、狩猟法上合法とされ、刑事訴追されない、もしくは無罪となっています。
 以下のニュースは、飼い猫を放し飼いしていてその猫を飼い猫と認識していたハンターが射殺したケースです。ハンターの行為は狩猟法上合法的な行為とされ、刑事訴追されていません。Ein Jäger hat meine Katze abgeknallt! 「飼い主は抗議 ハンターは、私の猫を射殺した」。2014年6月6日、から引用します。


Rotenburg/Wümme – Flauschiges Fell, ein gutmütiges Wesen, lustig und treu.
Kater „Lemmon“, Exemplar der Edelrasse Maine Coon (Wert: 1000 Euro).
Abgeknallt von einem fiesen Jäger!
Er klagt den Schützen an.
In der letzten Woche kam „Lemmon“ nicht mehr nach Hause.
Rief den ortsansässigen Jäger Marco S. an.
Er kennt meine Katzen.
„Hast du ,Lemmon‘ gesehen?“ Dann soll Marco S. geantwortet haben.
„Jaaa. Den hab ich gestern abgeschossen.
Fakt ist: Laut Jagdgesetz dürfen streunende Tiere außerhalb von Ortschaften erschossen werden.

(ドイツ、ニーダーザクセン州)ローテンブルク・ヴィーメー。
ふわふわした毛皮、気立ての良い性格で、そして面白くて忠実な。
例えば、珍しい品種メインクーン(価値1,000ユーロ。日本円で約13万円)の雄猫「レモン(猫の名前)」がそうです。
レモンは意地の悪いハンターによって撃ち殺されました!
飼い主はハンターを非難しています。
先週、レモンは帰宅しませんでした。
地元のハンターマルコ・Sが呼ばれました。
彼はその猫のことを知っていたのです。
「あなたは『レモン』を見たことがありますか?」そして、マルコ・Sは答えて言いました。
「はーい、私はその猫を撃ち殺しました」。
事実狩猟法により、自由に徘徊している犬猫は、市街地の外で射殺されることがあります。



 次は、首輪をして、明らかに飼い犬とわかる犬を射殺して、その犬を埋めて遺棄したハンターが無罪となったケースです。この犬の首輪には、飼い主の氏名や電話番号が明示されていました。もちろん無罪の根拠は狩猟法です。
 Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日、から引用します。


Der umstrittene Abschuss des Doggen-Mischlings Snatch durch einen Jäger im Sommer 2013 am Rand der Gemeinde Boksee (Kreis Plön) war rechtens.
Das stellte ein Strafrichter am Mittwoch nach fünfstündigem Prozess im Plöner Amtsgericht fest.
Der Schütze (38) und ein wegen Beihilfe mitangeklagter Jagdberechtigter (75) wurden freigesprochen.
Auch weil der Jäger den Kadaver umgehend in einem Waldstück vergraben hatte, obwohl das Tier ein Halsband mit der Telefonnummer der Halterin trug.
Das Vorgehen bei der Entsorgung des Kadavers sei aber „völlig normal“.
Auch der Richter ging davon aus, dass der Hund zum Zeitpunkt des Schusses wilderte.

2013年に、ボクゼー村(クライス・プーレン)郊外で、ブルドッグ種の雑種犬スナッチ(犬の名前)が、ハンターによって射殺されたことが合法とされたために物議を醸しました。
これはわずか5時間の審議の後に、ポーレン地方裁判所で水曜日に刑事裁判の判決が言い渡されました。
判決では、発砲した男(38)と共謀して狩猟したと認定された共犯の被告(75)を無罪としました。
犬は、飼い主の電話番号を明示した首輪をしていたにもかかわらず(犬の飼い主に連絡することなく)、ハンターたちはすぐに犬の死体を雑木林に埋めました。
犬の死体の廃棄の手順に問題はありましたが、(ハンターは犬を射殺し、死体を廃棄するのは)「通常の行為」です。
裁判官はまた、犬は射殺された時に、野生動物に被害を与えていたと仮定しました。



 HN、猫伯爵さんも、yukoさんも、ぜひ「ドイツで無主物(とみなされる犬猫)の殺害に対して、動物保護法で有罪となった判例」を一つでも上げていただきたいです。それよりも、提示していただきたいのは、ドイツで無主物(もしくは無主物とみなされる)猫の殺害で、懲役10年となった判決を一つでも上げていただきたいです(ドイツ語原文で。係属裁判所と事件番号がわかるもの)。いいえ、懲役4年でもぜひぜひ提示していただきたい。大変興味がありますので。
 口先だけではなんとでも言えます。なぜ私の非難をする方は、出典を明示する方が一人も、ただの一人もいないのでしょうか。また、このような、ソースも示さない根拠薄弱な「ドイツの弁護士の友人から聞いた」という、情報を鬼の首を取ったように拡散するのでしょうか。それを根拠に私の誹謗中傷を拡散し、直接私を攻撃する人もいます。そのような方も同類と思います。私を非難する方は、猫伯爵さんのように「ドイツの弁護士の友人が言っていた」、「ドイツに長年住んでいた」、「ドイツ在住で同時通訳である」、「夫がドイツ人である」と伝聞しか根拠にしません。それこそ「ドイツの弁護士」ならば、判例を検索するなどお手のものでしょうが。なぜただの一つも、出典(ドイツの法令の条文の原文、判例、マスメディアのニュースなど)を示さないのでしょうか。おかしな人たちです。私ならば、反証となる決定的なソースの一つでも、バチッ、と相手のサイトに貼ります。それが相手に対する最も大きなダメージになるからです。


(動画)

 SKB HD | KATZENHASSER SCHIESST AUF MIEZE 「猫嫌いは子猫を銃で撃つ」。2014/11/05 に公開。ドイツでは、日本よりはるかに銃猟免許者数が多いですし、狩猟が可能なエリアが広いです(州によっては、最寄りの民家から200m離れていれば良い)。また、犬猫は連邦狩猟法で一年を通じて狩猟駆除を推奨する条文が有り、放し飼いの飼い猫も含めて、年間40万~50万が狩猟駆除されます。野良犬猫はもちろんのこと、飼い猫犬でも、人の占有を離れていれば狩猟法が適用となり、狩猟駆除は全く合法な行為です。

In Brandenburg - Kirchmöser geht zurzeit die Angst vor einem Katzenhasser um, denn auf die Katze von Paul Fischer-Schröter wurde mit einem Luftgewehr geschossen.

ブランデンブルク州-  パウル・フィッシャー・シュレーター氏の猫がエアガンで撃たれたために、キルヒモーザーでは、猫嫌いの恐怖に直面しています。





(参考資料)

猫の駆除行為で逮捕された大矢誠に温情判決を!

私が署名したサイト。
このサイトでは、本件事件の背景にある猫の不適正飼育や、容疑者とは関係のない家族にまで人権侵害が及んでいることを指摘している唯一の署名サイトです。
それに対して同意できるので、私は署名しました。
なお、こちらに寄せたコメントにおいても、本事件の猫の殺害の様態については、私は全く許容しませんし、非難しております。


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「ドイツでは動物の権利が憲法で保証されている」という抱腹絶倒解釈~フェリシモ猫部ブログ



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(Zusammenfassung)
”In Deutschland geben wir die Rechte an Tieren. Es ist in Artikel 20 a des Grundgesetzes von Deutschland vorgeschrieben."
Es gibt so einen dummen Blogpost.
海外における動物支援の制度と日本を比較してみる
Grundgesetz
Artikel 20a
Der Staat schützt auch in Verantwortung für die künftigen Generationen die natürlichen Lebensgrundlagen und die Tiere im Rahmen der verfassungsmäßigen Ordnung durch die Gesetzgebung und nach Maßgabe von Gesetz und Recht durch die vollziehende Gewalt und die Rechtsprechung.


 記事、
TNRによりメリーランド州は殺処分ゼロを実現したという大嘘~「フェリシモ猫部」ブログ、の続きです。
 「ドイツでは憲法で動物の権利を保障している」と書いているブログがあります。通販会社のHPにある、フェリシモ猫部ブログの記事、海外における動物支援の制度と日本を比較してみる、にある記述です。私は、動物に権利を認めた国は皆無と断言します。このブログ記事の記述は、他にも海外情報に関する、致命的な誤り(なのか意図的な嘘なのか)がいくつもあり、また著しく誤解を招く記述がある、きわめて問題の多いブログです。



 まず、問題の記述を引用します。フェリシモ猫部、猫ブログの記事から。海外における動物支援の制度と日本を比較してみるより引用します。なお、フェリシモとは、神戸市のファッションや雑貨の通販会社です。


ドイツは、EUで初めて動物の権利を保障した他(2002年ドイツ憲法第20条a)(*1)、犬に関する命令(犬命令) (2001年)により、犬の飼育者等が順守すべき飼育方法等の基準を具体的に規定しています。
アメリカは、近年は州(*2)や市のレベルで、ペットショップでの展示による生体販売を禁止(*3)しています。
ASPCAでは、動物愛護法執行部門Humane Law Enforcement Divisionのチームのスタッフが、市民からの通報を受けて虐待された動物を保護しています。
ASPCAは、州の警察と同様に法執行の権限を与えられています(*4)。
有名なドイツのティアハイムは、民間の寄付金や会員費、相続資金等により運営されています(*5)。
ドイツ全土で1,000か所(*6)程度のティアハイムがあり、犬や猫を中心に、馬、鳥、豚、ウサギ、蛇なども保護されています。

*2、現在(2017年9月23日時点)では、アメリカ全土において、州でペットショップでの生体販売を禁止しているところはひとつもありません。
*3、ペットショップでの、生体販売を全面的に禁止している自治体も皆無です。一部の自治体では、犬猫ウサギなどの種に限り、営利ブリーダーからの仕入れ販売を禁じています(自家繁殖したものや、保護施設由来の動物は販売可能とする条例がほとんどです)
*4、ASPCAの、動物愛護法執行部門Humane Law Enforcement Divisionは、NY州で法執行の権限が限定的に付与されていましたが、2013年に解しました。
*5、ティアハイムは、営利事業法人です。不要ペットの高額な引取り手数料、ペットの再販売事業、老犬老猫ホーム事業、ペット惣菜事業などが大きな収益の柱です。
*6、ドイツ国内のティアハイムの総数は、約550施設です(註 この点については17年9月26日に「550」と訂正しています)。
(根拠となるソースは「続き」をご覧下さい。上記の誤りについては、後ほどの記事で翻訳した上で解説します)。


 海外における動物支援の制度と日本を比較してみる、は、以上のように、大変誤りが多い問題ブログです。今回記事では、「ドイツは、EUで初めて動物の権利を保障した他(2002年ドイツ憲法第20条a)」が明らかな誤解釈であることを述べます。
 まず、「ドイツは、EUで初めて動物の権利を保障した他(2002年ドイツ憲法第20条a)」の根拠としている、ドイツ憲法20条aの原文を以下に示します。Grundgesetz 「ドイツ連邦共和国憲法」。


Artikel 20a
Der Staat schützt auch in Verantwortung für die künftigen Generationen die natürlichen Lebensgrundlagen und die Tiere im Rahmen der verfassungsmäßigen Ordnung durch die Gesetzgebung und nach Maßgabe von Gesetz und Recht durch die vollziehende Gewalt und die Rechtsprechung.

第20a条
国家はまた次世代に対する責任において、天然資源と動物を憲法秩序の枠組みの中で立法を通じて、法律および行政権と司法により保護する(拙訳。ドイツ憲法は複数の日本語訳があります)。



 この条文の中でのtier(動物)は、あくまでも保護対象となる客体としか理解できません。そのものが主体として有する、Subjektives_Recht(権利)という単語はひとつも入っていません。それと保護の対象は、die natürlichen Lebensgrundlagen(天然資源) und(と) die Tiere(動物)を、並列の、undで記述しています。では、天然資源、すなわち鉱物や森林資源が権利を有することが可能なのでしょうか。
 さらにドイツ法では、tier(動物)は、断りがなければ脊椎動物全般をさします。ではドイツでは、イワシやシシャモは権利の主体となりうるのですか。
 このようなことを、フェリシモ猫部の本の記事にコメントしました。さらに、「ドイツで動物の権利を保障しているとする、下位法の具体的な法規と該当する条文、そして具体的な施策をドイツ語原文の一次ソースで例示していただきたい」とコメントしました。そのコメントは公開されないばかりか、私はコメント投稿禁止を喰らいました。

 ご参考まで、権利の定義について、いくつかの資料から引用します。まず、民法第3条ですが。日本では、民法で「権利(能力)」について定義しています。権利能力、つまり「権利」を有し、それを行使する「能力」ということです。さらに条文では、「私権」を享有すること、すなわち「権利を有することは、人の出生により始まる」とされています。


・(権利能力)
民法 第3条
私権の享有は、出生に始まる。

・(私権
私権とは、私法関係における権利である。
日本法上、私権を享有することのできる能力を権利能力といい、その主体を人 (法律)という。
つまり「権利」と主体として有するのは、人に限るとしています。さらに法学上、
人の定義を「権利を主体をして有するものとしています。
私権には、次のようなものがあります。
・利益の性質による分類
財産権(物権、債権、社員権、知的財産権)
非財産権(人格権、身分権)
・効力の範囲による分類
絶対権/対世権(物権、知的財産権、人格権)
相対権/対人権(債権、社員権)
・作用による分類
支配権
請求権
形成権



 私権の分かりやすい例として、・財産権、・物権(代表的なものとしては所有権)、・支配権(対象を直接支配することを内容とする権利の総称。私有財産の処分権など)を挙げます。例えば、動物に所有権を認めている国がありますか。犬や猫の名義の銀行預金ができますか。不動産登記ができるでしょうか。犬や猫が財産を相続することができますか。日本ではできません。ドイツも同様です。私は、動物に所有権を認めている国は皆無であると推測します。
 その他、請求権とは、「他人に対して一定の行為 (作為または不作為) を要求することのできる権利」です。では、動物が訴訟の原告となることができますか。動物が原告となることを認めている国は、皆無であると私は推測します。
 人格権ですが、「人格的利益を目的とする権利をいい、財産権と対比される。民法 は身体、自由、名誉を侵害したときは不法行為が成立すると規定する (710条)」としています。例えば犬猫に対して不妊去勢することは、「身体」を侵害することです。犬猫に権利があれば、不妊去勢はできません。犬の係留や猫のケージ飼いは、「自由」の侵害です。犬にリードをつけることは、動物に権利があればできません。また、名誉は動物には存在しません。例えば、「近所の猫、タマは泥棒猫で、何度もうちの金魚を盗まれた。見かけも醜い」、「○家のポチは凶暴で人に何度も噛み付いた。先天性の脳に異常があるバカ犬狂犬である」と、嘘の事実を公然と指摘しても、名誉毀損罪は成立しません。

 対して、未だに意思能力がない赤ん坊でも、意思能力がない重度の障害者であっても、所有権はあります。銀行預金を本人の名前で出来ますし、不動産登記もできます。訴訟の当事者になることもできます。また、意思能力のない重度の知的障害者に対して、不妊手術をすることは権利侵害として認められません。対して犬猫などの動物は、普通に不妊去勢されています。
 このように、権利を有する主体は、「人」しかないのです。それが今日の「権利」に対する、国際的に共通した法学上の考え方です。当然、ドイツ法においても、その考えを踏襲しています。Recht 「権利」(*7)。


(参考資料)

 サルの自撮り。ウィキペディアより。「2014年12月、アメリカの著作権庁は人間以外の動物による作品はアメリカにおける著作権の対象とはならないと宣言した。2016年、アメリカの連邦裁判所は、サルは画像の著作権を有しないと判断した」。


(動画)

 PETA Sues Over Monkey Selfies 「PETAはサルの自撮りで提訴する」。2016/01/07 に公開。これは一審判決です。後にPETAは控訴し、控訴審で和解が成立しています。

A judge ruled that a monkey does not own the rights to photos he shot of himself.
PETA sued the photographer who allowed a macaque monkey to take selfies, because he is profiting from those photos, but the judge ruled in the photographer’s favor.
“A US judge has ruled that a macaque monkey who snapped grinning selfies that went viral last year online does not own the copyright to the photographs.

裁判官は、サルは自分が撮影した写真の権利を所有していないと判決しました。
PETAは、マカクザルに自撮りを促した写真家を提訴しました。
なぜならば、その写真から利益を得ているからです。
しかし、裁判官は写真家に有利な判決を下しました。
アメリカの裁判官は昨年、オンラインで拡散された、笑って写真を自撮りしたマカクサルには、著作権がないと判決しました。





(画像)

 有名なドイツのティアハイムは、民間の寄付金や会員費、相続資金等により運営されています(*5)。ティアハイムの法人形態は、日本で言う協同組合に近く、営利法人です。法人税も日本の消費税に相当する付加価値税も課税されます。非営利法人では非課税です。不要ペットの引取り料金はかなり高額で(日本円で2万円~程度)、犬などの再販売価格もかなり高額です。不人気の雑種中型犬で、不妊去勢していれば、5万円近くの価格で販売しています。その他、葬祭事業や、老犬老猫ホーム(飼い主が高額の飼育料金を支払う限り、飼育が継続されます)などの営利事業のサービス価格もかなり高額です。
 写真は、ドイツのティアハイム専門の犬販売サイト、Deine Tierwelt、のページから。なお、ドイツでは、犬などのペットの生体の非対面通信販売が日本と異なり合法です。かなり盛んに行われています。

 
ティアハイム 犬


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ドイツの警察官が飼い犬猫を射殺しても損害賠償責任を負わない法的根拠



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(Zusammenfassung)
§§ 4 - 6 PolG NRW (Adressaten polizeilicher Maßnahmen)
03.5 Inanspruchnahme des Tierhalters
§ 58 PolG NRW
Damit unmittelbarer Zwang rechtmäßig ist, muss Verwaltungszwang zulässig sein.
Der Bulle ist zwar keine Sache (§ 90 a BGB).
§ 90a BGB
Weil eine gegenwärtige Gefahr für die öffentliche Sicherheit abzuwehren ist, sind die Voraussetzungen für eine Sicherstellung zur Gefahrenabwehr erfüllt (§ 43 Nr. 1 PolG NRW).


 前回記事、ドイツでは傷病猫を射殺するのは警察官の職務~日本では動物虐待になるのではないでしょうか、ですが、読者様から質問をいただきました。ドイツの警察官による犬猫の射殺に関する意見です。「(ドイツでは)動物愛護云々よりも所有権に対する考え方が違いますよね。日本なら警察官が勝手に止めさししたら財産権の侵害だという主張も出てきそうです」。この点について、補足説明したいと思います。


 私は今までしばしば、ドイツにおける犬や猫の警察官による射殺を取り上げてきました。ドイツの全州における警察法では、警察官に、必要とあらば犬猫を射殺することを職務として明記しています。
 ドイツで警察官が職務として犬猫を射殺するケースとしては、2つあります。まず一つ目は、前回記事、ドイツでは傷病猫を射殺するのは警察官の職務~日本では動物虐待になるのではないでしょうか、で引用したとおり、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法ガイドラインにあるとおり、「傷病動物を苦痛から開放する」ことを目的とする場合です。もう一つは、徘徊する犬などから市民の安全を守るために行う場合です。後者のケースも、§§ 4 - 6 PolG NRW (Adressaten polizeilicher Maßnahmen) 「ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法運用指針」で述べられています。以下に引用します。


Beispiel Ein ausgebrochener Bulle greift in der Innenstadt Personen an.
Polizeibeamte wollen das Tier sicherstellen.
Weil das Tier nicht eingefangen werden kann und um die von dem Tier ausgehenden Gefahren abzuwehren, erschießt ein Beamter den Bullen.
Der Eigentümer ist zurzeit nicht zu ermitteln.
Hat der Beamte rechtmäßig gehandelt?
§ 58 PolG NRW
Damit unmittelbarer Zwang rechtmäßig ist, muss Verwaltungszwang zulässig sein.
Der Bulle ist zwar keine Sache (§ 90 a BGB).
§ 90a BGB
Weil eine gegenwärtige Gefahr für die öffentliche Sicherheit abzuwehren ist, sind die Voraussetzungen für eine Sicherstellung zur Gefahrenabwehr erfüllt (§ 43 Nr. 1 PolG NRW).

一例ですが、攻撃的なブルドッグが人が集まる市の中心部に出没しました。
警察官は、ブルドッグを確保しようとしました。
しかしブルドッグを捕獲することができず、ブルドッグが及ぼす危険を排除するために、その警官はブルドッグを射殺しました。
所有者は、その時は不明でした。
警察官の行動は、法律の範囲内でしたか?
ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法58条
同法条文により、この警察官の射殺の行使は、行政が執行を許可しなければならないのは合法的​​です。
ブルドッグは民法90条aではものではありません。
民法90条a
公共の安全の確保への脅威は、安全性を確保するための前提条件として、ノルトライン警察法43条1項が優越して適用されます。



 前回記事で読者様は「(ドイツでは)動物愛護云々よりも所有権に対する考え方が違いますよね。日本なら警察官が勝手に止めさししたら財産権の侵害だという主張も出てきそうです」とコメントで意見を述べられています。その点についてですが、ドイツ連邦共和国では、民法の規定で、飼い主の、動物に対する所有権を制限する規定を設けています。
 動物の所有権の問題ですが、ドイツ民法(Bürgerliches Gesetzbuch)90条aで、「特別法の規定があれば動物は物(Sache)ではない」 (Tiere sind keine Sachen)、と規定されています。この、Sacheという単語ですが、直訳すれば「物(単に物理的な有体物)」という日本語での意味になります。しかし、ドイツでは、法学上、「財物=所有権が及ぶ客体としての有体物」となります。つまり、ドイツ民法の90条aの規定は、「動物は特別法の規定があれば所有権が制限される」という意味です。このように警察官が警察法(特別法)に基づいて、職務で犬猫を射殺した場合は、飼い主に対して損害賠償の責任を負わないということです。それが引用した、§§ 4 - 6 PolG NRW (Adressaten polizeilicher Maßnahmen) 「ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法運用指針」で述べられています。

 この民法90条aは、その他にも行政が、「咬傷犬、飼育禁止犬など特別法に基づいて押収して、強制的に殺処分する」場合にも適用されます。なおドイツにおいては、行政が咬傷犬や飼育禁止犬種などを押収して強制的に殺処分する権限があり、各州で立法化されています。行政により強制的に殺処分される犬は相当数あります。日本で喧伝されている、「ドイツでは公的殺処分(行政が行う殺処分)がない」は、全く事実無根の大嘘です。
 このような犬の公的殺処分においても、行政は犬の飼い主に対して損害賠償の義務を負いません。ある面、ドイツでは「動物は物(財物)に満たない」と法律で定めているのです。この民法90条aの、Tiere sind keine Sachen.「動物は物ではない」を、日本の愛誤が、「ドイツでは動物は人と同様に権利を認められた存在である」との荒唐無稽な解釈をたれながしています。単に、物理的な有体物である「物」という意味ならば、ドイツ語では、DingやObjektという気がします。またドイツ法では、単にtier(動物)とある場合は、脊椎動物全般をさします。ししゃもやイワシに、ドイツでは人と同様の権利を認めているのでしょうか。少し考えれば分かることです。


(動画)

 Rüsselsheim: Polizei ermordet 2 Hunde (23.09.2014) 「Rüsselsheim:警察が2頭の犬を殺害(23.09.2014)」。ドイツにおける、路上での警察官による犬の射殺。リュッセルスハイム。この2頭の犬は飼い犬です。




(画像)

 Unfall auf A61 bei Speyer Hunde waren wohl nicht gesichert 「シュパイヤーでの高速道路A61線の事故 犬はおそらくしっかりと固定されていませんでした」。2017年3月17日記事より。
 交通事故で犬が重傷を負い、警察官が職務権限により射殺したケース。この高速道路上での事故では、3頭の犬を、駆けつけた警察官が射殺しました。

Bei dem Unfall eines Kleinlasters mit 14 Hunden an Bord auf der A61 ist die Fahrerin aus dem Rhein-Neckar-Kreis schwer verletzt worden.
Elf Tiere wurden getötet.
Sie waren offenbar nicht gesichert.
Sieben Tiere starben sofort.
Drei weitere musste die Polizei töten, da sie so schwer verletzt waren.

高速道路A61号線の路上で、ライン川、ネッカー地区での小型トラックと14頭の犬の衝突事故で、運転手は重傷を負いました。
11頭の犬が死にました。
犬たちは、しっかりと固定されていませんでした。
7頭は、即死状態でした。
さらに3頭は、ひどく負傷していたために警察官が殺害しなければなりませんでした。


高速道路 犬


(画像)

 私が参加している、ドイツのFaceBookのヴィーガングループ、Deutschland Vegan Aktiv For Animals、から。tiere dürfen keine objekte oder opfer mehr sein 「動物は物ではないし、犠牲にしてはならない」。こちらでは「物」として、objekte という単語を用いています。こちらが、日本の愛誤が「日本は動物をモノ扱いしている、ムキーッ!」という意味での、「物」です。ちなみに、私は基本的に肉食をしません。
 法律の一文節だけを都合よく抜き出して、さらにそれが外国語で原意がよく伝わらなければ、どうにでも曲解できます。ドイツ民法90条aの、Tiere sind keine sachen.「動物は物(民法上所有権が及ぶもの)ではない」の、日本の愛誤の、「ドイツでは動物は人と同様に権利を認められた存在である」との解釈は荒唐無稽です。

ドイツヴィーガン

ドイツでは野良猫を虐殺した税理士は処罰できない~動物虐待に厳しい日本の法律



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(Zusammenfassung)
Bundesjagdgesetz
Bundesjagdgesetz
§23 Inhalt des Jagdschutzes
Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futternot, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.


 さる8月29日に、税理士が野良猫を虐待死させたとして、動物愛護管理法違反(44条1項「愛護動物のみだりな殺傷)の疑いで、警視庁に逮捕されました。埼玉県在住の税理士が野良猫を捕獲し、3匹の野良猫をケージに閉じ込めた状態で熱湯をかけたり、ガスバーナーであぶったりして殺害したというものです。当税理士に対しては、厳罰を求める署名活動などが行われています。その根拠は「日本は動物虐待に対する処罰が軽い」です。では、日本は動物虐待に対する処罰は、海外に比較して実際に軽いのでしょうか。


 まず、本事件の概要です。猫虐待容疑の税理士を逮捕 動画をネットに投稿 (日本経済新聞)。2017年8月29日記事から引用します。


猫をガスバーナーであぶるなどして殺したとして、警視庁保安課は29日までに、税理士の大矢誠容疑者(52)を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。
同課によると、「有害動物の駆除なので法律違反になるとは考えていない」と供述している。
大矢容疑者は猫を虐待する様子を撮影した動画をインターネット上のファイル共有サイトに投稿していた。
逮捕容疑は昨年4月から今年4月にかけ、埼玉県深谷市の廃屋で、野良猫とみられる猫3匹を鉄製のケージに閉じ込め、熱湯をかけたり、ガスバーナーであぶったりして殺した疑い。



 本件事件ですが、個人ブログで取り上げたものがあります。そのブログでは、イギリス、ドイツを日本と対比させ、「日本は動物愛護に遅れた国」としています。
 【閲覧注意】税理士が猫をガスバーナーで焼く日本で動物保護を叫ぶ(2017年8月31日公開)、から引用します。


キチガイ税理士が動物虐待!猫をガスバーナーであぶった動画をネットにアップする暴挙!!
同課によると、「有害動物の駆除なので法律違反になるとは考えていない(*1、)」と供述している。
卑怯者!
頭にウジでもわいてんのか!?
ドイツ
犬の年間殺処分数は・・・ゼロです!(*2、)
ドイツでは動物をペットショップで購入することはできません(*3、)。
それに引き換え日本は・・・


*1、ドイツの連邦法では、野良猫(無主物。飼い主がいない、もしくは占有管理されていない猫)を、ガスバーナーであぶって殺害することを直接処罰する法律はありません(NRW州は除外する)。
*2、ドイツでは、全州で、州の行政機関が行う犬の公的殺処分制度があり、相当数があります。対して猫の公的殺処分はありません(警察官による射殺処分は抜く)。
*3、ドイツには4,100の生体販売ペットショップがあり、人口比で日本より多いです。「生体販売ペットショップはドイツでは競争力のある産業分野」とされています。



 前提となる事実とそれから導き出している主張に飛躍が有りよくわかりませんが、このブログの管理人さんは「日本は、動物愛護ではドイツに遅れた国。だから処罰も軽い」という主張をされているものと理解します。では、ドイツ法では、この税理士の猫虐待死事件はどのように処罰されるのでしょうか。
 まず日本では、野良猫の「みだりな殺傷」は、動物の愛護及び管理に関する法律(以下、「動物愛護管理法」と記述します)44条1項で処罰されます。
 同法の保護の対象となる動物は、44条4項一、「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる」とあり、4項二、と併せて、猫は、人が占有していないもの(無主物である野良猫、放し飼い猫)も保護の対象であることがわかります。


第四十四条  
1 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
4 前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一  牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二  前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの



 日本の動物愛護管理法に相当するドイツの法律は、Tierschutzgesetz(「ドイツ連邦動物保護法」以下、ドイツ動物保護法」と記述します)です。日本の動物愛護管理法とドイツの動物保護法の大きな違いは、保護の対象とする動物の範囲が異なります。日本の動物愛護管理法では、44条4項一に定める特定の動物は、人の占有下になくても(野良、放し飼い)保護の対象ですが、ドイツでは人が占有管理している状態の動物でなければドイツ動物保護法の保護の対象とはなりません(Zweiter Abschnitt Tierhaltung 「第二章 管理された動物」。さらに司法判断においても非占有の犬猫は狩猟法が適用されるとしています)。ただし、同法の保護の対象は「脊椎動物全般」に及びます。
 ドイツでは、人の占有下にない犬猫は、Bundesjagdgesetz「ドイツ連邦狩猟法」の適用となり、同法23条で、通年狩猟駆除が推奨されています(註 NRW州は除く)。さらにTierschutzgesetz「ドイツ動物保護法」においては13条で、「ドイツ連邦狩猟法はドイツ動物保護法に優越する」と規定されています(§ 13 (1) Vorschriften des Jagdrechts, des Naturschutzrechts, des Pflanzenschutzrechts und des Seuchenrechts bleiben unberührt. 「§13(1)狩猟法、自然保護法、植物保護法および害虫流行に関する法律の規定は、ドイツ動物保護法の影響を受けない」

 本事件の、税理士が猫を虐待死させた事件ですが、容疑者の税理士がドイツで同じ行為を行ったと仮定して、ドイツの法律に当てはめてみます。猫を虐待死させた税理士が狩猟免許を持ち、狩猟法に則って合法的に野良猫(つまり無主物。人の占有下にない)を捕獲したとします。結論から言えば、適法に捕獲した後の猫を、「熱湯をかける」、「ガスバーナーであぶって殺害する」行為は、ドイツ連邦狩猟法では禁じていません。
 ドイツ連邦狩猟法で禁じられている事項は、§19 Sachliche Verbote 「19条 禁止事項」でまとめられています。夜間の狩猟、ネットやくくりわなの使用、毒餌の使用などが禁じられていますが、「熱湯をかける」、「バーナーであぶる」は禁止事項ではありません。この条文、§19 9. Fanggeräte, die nicht unversehrt fangen oder nicht sofort töten, sowie Selbstschußgeräte zu verwenden. 「19条 9 獲物をライブトラップで捕獲した後に速やかに殺害しないこと、または自己の銃を使用して殺害しないこと」は禁止事項で、ライブトラップで捕獲した後に、速やかに殺害せずに、苦痛を長時間与える殺害方法は禁じています。しかし罰則規定がありません。これは、§ 39 Ordnungswidrigkeiten 「39条 行政犯罪」の条文にあります。処罰の対象は、§19 Sachliche Verbote 2 「19条2項 禁止事項」においては、1 2 10 15の規定に違反した場合のみです(2. den Vorschriften des § 19 Abs. 1 Nr. 1, 2, 10 und 15 zuwiderhandelt )。
 つまり、本件事件の税理士がドイツで同様の行為を行った場合、仮に狩猟免許を持ち、ドイツ連邦狩猟法に則って野良猫(無主物。人の占有下にない猫)を捕獲したとすれば、その猫を、「熱湯をかけた」、「ガスバーナーであぶって」殺害した行為は、ドイツでは全く処罰することはできません。

 繰り返しますが、日本の動物愛護管理法では、人の占有下になくても、同法で定めた特定の「愛護動物」であれば、法律の保護の対象となります。これは私がおもに西ヨーロッパの法律を調べた限り、例外的な規定です。ドイツ以外にも、オーストリアは犬猫は通年狩猟駆除対象です。スイス、オランダは猫は通年狩猟駆除対象です。オランダに至っては、野良猫は法律上、外来種のネズミと同じ扱いです。イギリスにおいても、人の飼育下にない猫は保護の対象ではありません。
 日本の動物愛護管理法は、ドイツなどの西ヨーロッパ先進諸国の動物保護に関する法律に比較すれば、ある面大変罰則規定が厳しいと言えるのです。非占有の動物にまで保護の対象としているからです。つまり「日本は動物虐待に対する処罰が軽い。ドイツなどのように厳しくせよ」という意見は失当です。


(動画)

 Katze TOD im Mai -Deutsche Version- 「5月に私の猫は殺された-ドイツのやり方-」。2011年11月16日公開。飼い猫をハンターに射殺された飼い主が公開した動画。
 Erschossen 250 m vom Haus von einem Jäger aus Brunsbüttel. 「ブルンスブッテルのハンターが、家から250mの距離で私の猫を撃った」。と言いましても、「自由に徘徊している猫は狩猟駆除を推奨する」という国に住みながら、猫を放し飼いする方が悪いと思います。




(追記)

 本記事は、Tierschutzgesetz 「ドイツ連邦動物保護法」、及びBundesjagdgesetz「ドイツ連邦狩猟法」に基づいて書いています。下位法で異なる規定があり、反論される方は、必ず法律名と該当する条文を原文(ドイツ語)で示してください。下位法(州法、条例)はまだ確認しておりません。
 Gesetz über den Schutz, die Hege und Jagd wildlebender Tiere im Land Berlin 「ベルリン州法 野生動物の保護、狩猟、狩猟に関する法律」は調べましたが、適法にライブトラップで狩猟した後の無主物の猫を「熱湯をかける」、「バーナーであぶる」ことにより殺害したとしても、その行為自体を罰する条項はありません。

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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