ドイツでは傷病猫を射殺するのは警察官の職務~日本では動物虐待になるのではないでしょうか



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(Zusammenfassung)
Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis PolG NRW
Schwer verletzte Tiere
Verletzte oder kranke Tiere dürfen erschossen werden, wenn die Befürchtung besteht, dass sie sonst unter Qualen verenden würden und ein Berechtigter oder Tierarzt nicht kurzfristig zu erreichen ist.


 前回記事、猫の頭に釘をうち、火あぶりにした死体を人目に晒す~ドイツの猟奇的動物虐待事件、の続きです。前回記事では、ドイツにおける猫の虐待事件を紹介しました。今回は、警察官が職務として猫を射殺したケースを取り上げます。ドイツの警察法では、「警察官は傷病猫などは、苦痛から開放するために射殺すること」と定められています。正当な職務行為としておこなう、傷病で弱った猫や、交通事故で重傷を負った猫を拳銃で射殺するのは、もちろん犯罪ではありません。しかしそれが「重傷」であったかどうかは疑わしいことも多く、また日本人の感覚とすれば、動物虐待と思えます。


 まずドイツでは、警察官が「傷病猫や交通事故などで重傷を負った猫は射殺することが職務である」と定められている根拠を示します。ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法の運用指針から引用します。
 Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis PolG NRW 「研究と実践のための警察の基礎知識 ノルトライン=ヴェストファーレン警察法」(ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法運用指針)。


§ 50 ff PolG NRW (Zwangsbefugnisse)
23 Schusswaffengebrauch gegen Sachen
Die mit Abstand häufigsten Fälle des Schusswaffeneinsatzes gegen Sachen betreffen die Fallgruppen:
・gefährliche Tiere und/oder
・schwer verletzte Tiere.

Schwer verletzte Tiere
Verletzte oder kranke Tiere dürfen erschossen werden, wenn die Befürchtung besteht, dass sie sonst unter Qualen verenden würden und ein Berechtigter oder Tierarzt nicht kurzfristig zu erreichen ist.

Beispiel
Eine Katze ist überfahren worden.
Das Tier lebt noch, obwohl die Eingeweide aus dem Bauch hängen.
Ein Polizeibeamter erschießt die Katze.
Rechtslage?

Rechtsgrundlage für die durchzusetzen Maßnahme ist § 8 PolG NRW.
Denkbar ist aber auch, durch den Schusswaffengebrauch eine Sicherstellung durchzusetzen.
Rechtsgrundlage für die durchzusetzen Maßnahme ist dann § 43 PolG NRW.
Die Polizei ist gesetzlich zur Gefahrenabwehr verpflichtet.
Eine schwerverletzte Katze oder andere schwerverletzte Kleintiere (z. B. Geflügel, Hasen, kleine Hunde etc) könnten sicher auch erschlagen werden.

ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法 50条以降 (強制力)
23 財物(物)に対する銃器の使用 
ドイツにおいては、これまでで最も多い財物(物)に対する銃器の使用の例は、次の分類に属します。
・危険な動物及び、または、
・負傷した動物

負傷した動物
負傷したり病気の動物を警察官が射殺することは、そうしなければ苦しんで死ぬ恐れがある場合、そして飼い主の求めがあった場合、もしくはすぐに獣医の治療ができない場合は可能です。


ある猫がクルマに轢かれました。
内臓が腹部からぶら下がっている状態ですが、猫はまだ生きています。
警察官が猫を射殺します。
それは合法ですか?

その措置を実施するための法的根拠は、ノルトライン=ヴェストフェーレン州警察法8条です。
このケースでは、銃器の使用の実行は保障されていると考えられます。
さらに、その措置を実施するための法的根拠は、ノルトライン=ヴェストフェーレン州警察法43条があります。
警察の安全対策は、法律で義務付けられています。
負傷した猫や他の負傷した小動物(例えば家禽、ウサギ、小型犬など)も、殺される可能性が確実にあります。



 このように、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州では、傷病猫などを警察官が射殺することを職務として定めています。一例としてノルトライン=ヴェストファーレン州警察法を挙げましたが、ドイツ全州で同様の規定があります。
 実際に、傷病猫を警察官が射殺することはしばしば行われています。「警察署に善意の市民がゴミ袋に入れられて捨てられていた猫を警察署に届けたところ、警察官はその猫を射殺した」、「交通事故で重傷(?)を負った飼い猫を、警察官は飼い主の同意を得ずに射殺した」などです。以下にいくつかの例を挙げます。


Katze getötet: Tierschützer beschweren sich über Wuppertaler Polizisten「『猫殺し』動物愛護活動家は、ヴッパータール警察署に文句たらたら」。

Ein Wuppertaler hat eine vermisste Katze in einem Plastikbeutel gefunden und an die Polizei übergeben: Das Tier wurde von den Polizisten erschossen.
Jämmerlich geschrien habe die Katze im Plastikbeutel, sagt Stefan Heke.
Der 41 Jahre alte Wuppertaler hatte das Tier Heiligabend gegen 22 Uhr an der Bushaltestelle Klingelholl in Barmen entdeckt und sofort die Polizei verständigt, wie er berichtet: „Die kam um 22.30 Uhr und hat mir das Tier abgenommen.“
Verängstigt, aber äußerlich unversehrt habe die Katze gewirkt.
Die von der Polizei als zwingend notwendig erachtete 'Erlösung' der 'schwer verletzten und total abgemagerten' Katze und deren anschließende Entsorgung ist für uns völlig unverständlich und war nicht notwendig“.

ヴッパータールで、ビニール袋に入れられた飼い主不明の猫が発見され、警察署に届けられました。
しかし猫は、警察官によって射殺されました。
ビニール袋の中で、哀れな猫が鳴いていました、とステファン・ヘケさん(猫を届けた人)は言います。
41歳の、ヴッパータールの住民(ステファン・ヘケさん)は、クリスマスイブの22時に、バルメンのクリンゲルホールのバス停で猫を発見し、すぐに警察署に届け出ました。
彼(ステファン・ヘケさん)の報告によれば、22時30分に警察に来たのですが、警察官は彼が届けた猫を射殺しました。
おびえていましたが、猫は外見上無傷で動いていました。
警察は(猫の射殺は)職務であり、必要に応じて行ったとしています。
ひどく負傷し、完全に衰弱した猫の飼い主への返還は、その後に起きることを(放っておいても衰弱死するだろうから)思えば私たちは全く理解できないし、必要でもありませんでした。



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 Katze getötet: Tierschützer beschweren sich über Wuppertaler Polizisten「『猫殺し』動物愛護活動家は、ヴッパータール警察署に文句たらたら」。2012年1月5日から。
 警察官に射殺された、ゴミ袋に入れられて捨てられていた傷病猫。この事件では、猫を射殺した女性警察官に対して動物愛護活動家らが、警察署に対して女性警察官の処分を求めましたが、警察、検察とも、「女性警察官の行為は全く正当な職務である」と結論づけました。

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OBERBAYERN Polizist tötet Katze mit Gnadenschuss - und wird angezeigt 「オーバーバイエルン 警察官は止めの銃撃で猫を殺した - そしてそれは適切とされています」。2015年9月18日、より引用します。

Ein Polizist tötete im oberbayerischen An zing eine verletzte Katze mit einem Gnadenschuss.
Die Besitzer sind empört und zeigten den Beamten an.
Jedes Jahr feuern Polizisten in Deutschland laut Innenministerium rund 10.000 Schüsse auf verletzte, kranke oder aggressive Tiere ab .
Der verletzte Kater flüchtete in einen Vorgarten, nachdem ihn eine Frau mit ihrem Auto angefahren hatte.
Als wenig später die Polizei eintraf, entschied sich ein Beamter für den Gnadenschuss.
Mit seiner Dienstwaffe erschoss er die Katze und brachte sie dann tot in eine Tierarztpraxis.
Als später die Familie davon erfährt, ist sie empört.
Jetzt hat sie Anzeige gegen den Polizisten erstattet.
Der stellvertretene Leiter.
"Nach unseren Erkenntnissen hat der Beamte richtig gehandelt".
Polizei schießt im Jahr rund 10.000 Mal auf Tiere.
Das macht etwa 99 Prozent aller Fälle aus, in denen Beamte zu ihrer Dienstwaffe greifen.
Dass Tierbesitzer dagegen klagen, kommt selten vor.
Nach Angaben des Deutschen Tierschutzbundes ist ein Gnadenschuss nur dann erlaubt, wenn keine Überlebenschance gesehen wird.
Allerdings besitzen Polizisten in der Regel nicht die erforderliche Sachkunde.

警察官のとどめの銃撃で、負傷した猫はバイエルン(バイエルン州)で死にました。
飼い主は憤慨していると、関係者に表明しています。
内務省によれば、毎年ドイツでは、警察官が約1万(*本記事は2015年。2014年の警察官による動物の射殺数は約1万でした)の負傷したり、病気や攻撃的な動物を射殺しています。
女性が運転するクルマに接触したオス猫は、負傷してその後自分の家の庭に逃げ帰りました。
すぐに警察官が駆けつけた後、警察官はとどめでそのオス猫を職務として射殺することを選びました。
警察官は拳銃でオス猫を射殺しました。
後で家族からその様子を聞いた、オス猫の飼い主の女性は激怒しました。
オス猫の飼い主の女性は、すぐさまオス猫を射殺した警察官を告訴しました。
警察署の副署長は表明しました。
「我々の調査により、警察官の行動は正しかったことを発表します」。
動物に対する、約1万(*本記事は2015年。2014年の警察官による動物の射殺数は約1万でした)もの警察官による銃撃。
それは警察官による拳銃使用においては、すべての例の約99パーセントを占めます。
一方、警察官にペットを射殺された飼い主が苦情を申し立てることはほとんどありません。
全ドイツの動物保護協会によれば、動物に生きる可能性がない場合のみ止めの銃撃が許可されています。
しかし、警察官は規則に必要な専門知識を持っていません。



Gnadenschuss für Findus: Polizist wird angezeigt 「フィンダスへの止めの銃撃 それは警察官の適切な行為です」。2016年7月16日。

Eigentlich geht es hier um einen traurigen, aber alltäglichen Vorfall.
Kater Findus will die Park straße überqueren – und schafft es nicht.
Der verletzte Kater hat sich noch in einen Vorgarten gerettet.
Äußere sichtbare Verletzungen?
Fehlanzeige.
Das Tier hat Schmerzen, miaut laut und ist bei Bewusstsein.
Gut zehn Minuten später sind die Polizeibeamten da.
Einer der Polizisten, wir nennen ihn hier lediglich K., entscheidet sich zum Gnadenschuss gezielt in die Brust.
Die Streife bringt den toten Kater danach in die Tierarztpraxis Heesen.

これは悲しいことですが、実際に毎日起きている事件です。
オス猫のフィンダスは、公園の道路を横切りたいと思っていたのですが、事故にあい、できませんでした。
負傷したオス猫は、公園で救助を待っていました。
そのオス猫には外傷は?ありませんでした。
オス猫には痛みがあり、意識があって大きな声で鳴いていました。
10分後に警察官が到着しました。
警察官の一人は、彼を私たちはKと呼びますが、その猫に対して止めを銃で撃つことを決めました。
パトロール隊は、死んだオス猫を、ヘッセン州の獣医の診療所に持ち込みました。



 その他、飼い猫がドイツで射殺される事件は、合法違法問わず、毎月のように報道されています。以下は、最近の民間人(?)による猫の射殺事件などの具体例を挙げたものです。あまりの多さに驚きます。これはほんの一部です。
 「ドイツは日本と異なり動物愛護先進国で動物愛護先進が高い。だから動物虐待事件は皆無である。悔しかったら一つでも実例を挙げてみろ。恥をかくのはあなただ」というコメントには驚きました。ドイツは人口が8,000万人を超える大国です。例えば、死刑という極刑で処罰する日本でも、殺人事件は年間数百件はあります。まさに、上記のコメントをされた方は「カルトに精神を犯された人危ない人」としか判断できません。


Katze im Wald erschossen?
「猫(飼い猫)は森で射殺されたのでしょうか?」。2017年9月2日。

Tierquäler schießt mit Luftgewehr auf Kater - L'essentiel
「動物虐待者は、オス猫を空気銃で射殺する-レッセンシェル」。2017年8月1日。

Katze Amy wird in Hagen-Haspe am helllichten Tag erschossen
「猫のエイミーは、明るい日中にハーゲン・ハスペで射殺されました」。2017年7月7日。

ERSCHOSSENE KATZE am 22.06.17 in 59199 BÖNEN aufgefunden !
「ベーネンで射殺された猫が見つかりました」。2017年6月22日。

Kater im Kreuztal erschossen
「コレツタルでのオス猫(飼い猫)の射殺」。2017年6月22日。

Peta.de Home » Pressemitteilungen » Haustiere
ペタ・ドイツの、動物虐待事件に関する、犯人情報提供の懸賞金リスト。
あまり警察が熱心に動物虐待事件を捜査しないようなので、民間人が犯人を特定して告訴告発しています。
ゴミ箱の前に虐殺された子犬の死体が放置されていたなど、あまりの頻度の高さに驚かされます。

Haustiere als Jägeropfer
「ハンターの犠牲になるペット」(残酷画像あり 閲覧注意)。
反狩猟団体のHP。
ハンターの犠牲になった、飼い犬猫などの事例。
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無実の犬を強制殺処分~ドイツでは咬傷犬などは強制的に殺処分され、さらに費用まで請求される



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(Zusammenfassung)
Rottweiler bedeutet schuldig. Die Wahrheit ist unwichtig
War der unschuldige Hund gewaltsam getötet? ~ Der falsche Unfall eines Hundes.


 未だに、「ドイツは殺処分ゼロである」としている個人ブログや、さらにはプロのメディアでもあります。行政組織が行う、犬の公的殺処分がドイツ全州に存在します。ドイツの州が行う犬の公的殺処分は、獣医局(Veterinäramt。名称は州により異なります))の診療所で行政獣医師が麻酔薬を用いて行います。犬の公的殺処分でドイツが日本と異なるところは、日本が行政サービスで飼い主の希望に応じて犬を引き取るのに対して、ドイツでは禁止犬種、咬傷事故を起こした犬、危険と判断される犬などを飼い主から押収して、強制的に殺処分する行政罰であることです。さらにドイツでは、飼い主に殺処分の費用まで請求します。飼い主が犬を遁走させた、捨てたなどして犬が殺処分された場合なども、飼い主が追跡できれば同様です。


 例えば、このような個人ブログがあります。【閲覧注意】税理士が猫をガスバーナーで焼く日本で動物保護を叫ぶ(2017年8月31日公開)です。このブログでは、次のように記述しています。以下に引用します。



ドイツ
犬の年間殺処分数は・・・ゼロです!(*1、)
ドイツでは動物をペットショップで購入することはできません(*2、)。
それに引き換え日本は・・・


*1、ドイツでは、全州で、州の行政機関が行う犬の公的殺処分制度があり、相当数があります。対して猫の公的殺処分はありません(広義の公的殺処分=警察官による射殺処分や通関事務所での殺処分はあります)。
*2、ドイツには4,100の生体販売ペットショップがあり、人口比で日本より多いです。「生体販売ペットショップはドイツでは競争力のある産業分野」とされています。ドイツは生体販売ペットショップの数、一店舗あたりの規模、取り扱い動物種の多さなどから、ペットショップでは先進的です。


 何度もこちらのブログでは、「ドイツには厳然と犬の公的殺処分がある」ことを述べてきました。また繰り返しになりますが、再度、ドイツにおける犬の公的殺処分の根拠となる法律を例示します。なお、引用する法律はベルリン州の、Hundegesetz 「犬法」ですが、全州に同様の法律が有ります。
 ドイツの犬の公的殺処分は、日本の行政サービスとは異なり、禁止する犬種、咬傷事故を起こした犬、危険と行政が判断した犬などを飼い主から押収して、強制的に殺処分する「行政罰」です。さらにドイツにおいては、殺処分の費用まで飼い主に請求します。飼い主が犬を捨てた、遁走させてしまった場合に殺処分されても、飼い主が判明すれば、殺処分費用が請求されます。ドイツの殺処分制度は、日本より厳しいと言わざるを得ません。以下に、Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」から引用します。


§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。



 次に、ドイツにおける犬の公的殺処分数がどの程度あるかという資料を提示します。例えばヘッセン州ですが、ヘッセン州は人口比で、東京都の犬猫殺処分数の7倍近くの犬を殺処分していました。
 Gedanken / Hinweise zu den Urteilen in Hessen 「考察 ヘッセン州の判断に関する情報について」。


"Gefährlicher Hund" galt, der Halter die Kosten für die Unterbringung des beschlagnahmten Hundes nicht zahlen konnte - und letztlich der Euthanasie zustimmte?
Dieser Rasseliste gegen den Gleichheitsgrundsatz verstoßen werden.
In Hessen werden viele Hunde ungerechtfertigt eingeschläfert - so lautet der Vorwurf der Bundestierärztekammer.
Als Beweis dient eine Statistik des Innenministeriums in Wiesbaden, wonach in der Zeit von August 2000 bis September 2003 insgesamt 456 Hunde auf amtliche Anordnung getötet wurden.

「(法律で飼育が禁じられているいわゆる闘犬カテゴリーの)危険な犬」ですが、飼い主は行政に押収された犬の飼育コストを支払うことができませんでしたーそして、最終的に飼い主は(行政が行う)安楽死に合意したのでしょうか?
リストアップされた禁止犬種の飼育が違法となるのは、法の平等の原則に反します。
ヘッセン州では、多くの犬が不当に安楽死させられますーそのようにドイツ連邦獣医師会が主張しています。
証拠は、ヴィースバーデンにあるヘッセン州内務省の統計にあり、これによると2000年8月から22003年年9月までの期間に、合計456頭の犬が公的な制度に基づき殺処分されました。



(画像)

 ドイツの犬雑誌、Dog Aktuell Hunde Magazin 「犬の現在 犬マガジン」、の記事から。Rottweiler bedeutet schuldig. Die Wahrheit ist unwichtig 「ロットワイラーという品種(註 危険な品種とされ、ドイツでは飼育を禁じる州があります)であるだけで有罪を意味します。 真実は重要ではないのです」。2017年3月号。
 本記事では、5歳の女の子が犬に咬まれて怪我を負いました。目撃者はいませんでした。近隣のロットワイラー種の飼い犬の犯行と、警察と行政獣医師が断定しました。犬は州獣医局に押収されて、強制的に殺処分されました。しかし、そのロットワイラー種の犬が咬んだことには疑念があるという、内容の記事です。細かい話ですが、犬の殺処分費用まで無実の犬の飼い主が負担するということでしょうね。また、咬傷事故を起こした場合の飼い主の刑事責任も問われます。お気の毒ですが、ドイツとはそのような国です。日本だったら、多分暴動が起きます。

Ordnete Amtstierarzt Tötung eines unschuldigen Hundes an?
Ein Amtstierarzt soll die Tötung eines unschuldigen Hundes angeregt haben.
Der Rottweiler, der angeblich ein 5-jähriges Mädchen gebissenen haben soll, wurde inzwischen eingeschläfert.
Damit nicht genug fanden keine Untersuchung, keine Begutachtung und keine offizielle Befragung statt.

行政獣医師が無実の犬を殺したのでしょうか?
行政獣医師が無実の犬の殺害をしたのかもしれません。
5歳の少女を咬んだと言われているロットワイラー種の犬は、今では既に安楽死されました。
この件については、調査も、検証も、公式に十分に行われていませんでした。


犬 安楽死 フントマガジン

買った当日に犬を警察官から射殺された飼い主(涙)~ドイツ、ヘッセン州フルダ



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(Zusammenfassung)
Hessen Fulda
Die Polizei hat Sonntagabend auf der Autobahn 7 bei Fulda nach stundenlanger Suche einen ausgebüxten Hund erschossen.
Nach Angaben der Polizei wurde das Tier getötet, um Unfälle zu verhindern und die Sicherheit der Autofahrer nicht zu gefährden.
Der französische Beauceron (der Hund) war seinem Besitzer nachmittags auf einem Parkplatz davongelaufen.
Er hatte den Hund erst an dem Tag gekauft(R.I.P).


 私はしばしば、ドイツの警察官による犬射殺のニュースを取り上げています。今回は7月3日にドイツ、ヘッセン州フルダで起きた、高速道路上での警察官による犬射殺事件です。本件では高速道路上に犬が徘徊している状態で、犬はまだ車に接触するなどの事故を起こしていませんでした。しかし警察官は、安全対策上犬を射殺しました。その犬は、飼い主がその日に買ったばかりでした(涙)。
 

 サマリーの事件を報じる、ニュースサイトから引用します。Polizei erschießt Hund auf der Autobahn 7 bei Fulda 「ヘッセン州フルダの7号線高速道路で、警察官は犬を射殺した」。2017年7月3日。


Die Polizei hat Sonntagabend auf der Autobahn 7 bei Fulda nach stundenlanger Suche einen ausgebüxten Hund erschossen.
Nach Angaben der Polizei wurde das Tier getötet, um Unfälle zu verhindern und die Sicherheit der Autofahrer nicht zu gefährden.
Der französische Beauceron war seinem Besitzer nachmittags auf einem Parkplatz davongelaufen.
Er hatte den Hund erst an dem Tag gekauft.
Sein Herrchen hatte zu einer Pinkelpause angehalten, den gerade erstandenen Hund dabei nicht angeleint.
Herrchen, Polizei und weitere Autofahrer versuchten danach, den Hund einzufangen.
Am Ende entwischte der eineinhalb Jahre alte Hund immer wieder – auch über die Autobahn.
Am Abend entschieden die Beamten den Hund zu töten.
Der Besitzer stimmte dem zu.
Polizisten erschossen den Vierbeiner schließlich.

警察官は日曜日の夜、フルダの高速道路7号線上で、逃げ出した犬を数時間捜索した後に、射殺しました。
警察によると、事故を防止し、ドライバーの安全を脅かすことがないように、犬は殺されました。
フレンチ・ボースロン(註 犬種)は、その日の午後に、駐車場で飼い主から逃げました。
犬の飼い主は、その日に犬を買ったばかりでした。
犬の飼い主トイレ休息の際に、逃げた犬にリードをつけないばかりか、しっかりと保持していませんでした。
犬の飼い主、警察官や他のドライバーは、犬を捕まえようと試みました。
生後半年の犬は、何度も何度も高速道路上で逃げ回りました。
夕方には、警察官は、犬を殺すことにしました。
飼い主はそれに同意しました。
最終的には、警察官は四本足の友人(犬)を射殺しました。


 いかなる場合でも、犬にはしっかりとリードをしなければならないという実例でしょう。ドイツは、高速道路の安全確保に対しては、大変厳格です。しばしば「高速道路場で犬が警察官に射殺された」という、ニュースがドイツでは報道されます。今でもドイツの高速道路(アウトバーン)は、速度無制限の区間がありますから。
 一方、日本では、高速道路場で犬猫が保護されたニュースは大概、「美談」として伝えられます。例えば次のようなニュースです。福島の高速道路で保護された絵になる看板猫 学芸員「すずのすけ」。2017年2月21日。


Izumiさん(45)は、すずとの出会いを振り返る。
「2014年6月の深夜。福島の被災地猫の給餌活動の帰り、高速のパーキングエリアから本線に合流する寸前に、ぽつんと座ってたんです」。
給餌活動の帰りだから、段ボール箱やガムテープもそろっていて、これほど捕獲・保護に適した車もなかった、と笑う。



 高速道路場で犬猫を保護するのは、本人も含めて交通事故の引き金にもなりますし、迷惑行為にもなりかねません。それを無条件で美談と報じるのも、違和感を感じなくもないです。警察官や道路公団の職員に任せたほうが良いケースもあるでしょう。
 ドイツのように、警察官が高速道路上の犬猫を射殺するのも、やむを得ないケースもあると思います。しかし日本では、動物愛護家の過激なバッシングが予想されるため、またそのような法整備がありませんから、高速道路場で警察官が犬猫を射殺することはありえないと思います。


(動画)

 Beauceron Dog Breed | French Shepherd (Beauceron Berger de Beauce) - Dog Breed 「ボースロン 犬の品種 フランスの牧羊犬」。2017年5月20日公開。こちらが射殺された犬と同じ品種の、ボースロンという犬種です。高価だったのでしょうか。




(動画)

 Krass! Hund springt auf der Autobahn aus dem fahrenden Auto! 「ひどい!犬が走っているクルマの中から高速道路に飛び出した!」。2011年9月25日。飼い主はアホ。

続・「交通事故で重傷を負った犬猫などは射殺すべし」と規定しているドイツの警察法



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(Zusammenfassung)
Nach Unfall auf AutobahnPolizist gibt Hund Gnadenschuss – Halter fordert 10.000 Euro
Seine Australian Shepard-Hündin "Piper" sei vor drei Jahren nach einem Verkehrsunfall unnötig von einem Polizisten erschossen worden, sagt der Halter Lothar Wittek.
Der Hundebesitzer aus Dinslaken will dafür vom Land Nordrhein-Westfalen 10.000 Euro Schadensersatz.


 記事、「交通事故で重傷を負った犬猫などは射殺すべし」と規定しているドイツの警察法、の続きです。前回記事では、ドイツは警察法で重症の傷病を負った犬猫などの動物を、警察官が射殺することが合法であることを書きました。警察法にそのように規定されおり、むしろ安全面や動物福祉の面から推奨しています。前回はその根拠法である警察法の運用指針やドイツ民法の規定を挙げました。今回は、最近の警察官による、交通事故で重傷を負った犬を射殺したケースを取り上げます。そのうちの一件は、犬の飼い主が警察に対して10,000ユーロの損害賠償を求める裁判を提起しています。


 まず最初により上げるケースです。高速道路上で交通事故にあい、重傷を負い警察官に射殺された犬の飼い主が、警察に対して10,000ユーロ(125万円。1ユーロ=125円)の損害賠償を請求する民事裁判を提起した事件についてです。
 Nach Unfall auf AutobahnPolizist gibt Hund Gnadenschuss – Halter fordert 10.000 Euro 「高速道路上の事故で警察官は犬に対して情けで射殺した後ー犬の飼い主は警察に対して10,000ユーロ(125万円。1ユーロ=125円)の損害賠償を請求しました」。2016年7月27日。


Seine Australian Shepard-Hündin "Piper" sei vor drei Jahren nach einem Verkehrsunfall unnötig von einem Polizisten erschossen worden, sagt der Halter Lothar Wittek.
Der Hundebesitzer aus Dinslaken will dafür vom Land Nordrhein-Westfalen 10.000 Euro Schadensersatz.
Piper soll einen Fuchs gejagt haben.
Das zumindest vermutet ihr Besitzer Lothar Wittek.
Wittek machte sich auf die Suche - mitten in der Nacht, auch am Rande der nahen Autobahn.
Am nächsten Tag kam die Polizei vorbei.
Der Beamte habe ihm gesagt, dass die Hündin angefahren worden sei, sich das Rückgrat gebrochen habe und deshalb erschossen worden sei.
Der 59-Jährige Besitzer besteht darauf, dass Piper nicht an der Wirbelsäule verletzt gewesen sei.
Der Einsatz der Schusswaffe ist nach Ansicht des Hundehalters und seiner Anwältin deshalb unnötig und rechtswidrig gewesen.

オーストラリアン・シェパードの雌犬、「パイパー」は、3年前に必要がないのに交通事故後に警察官に射殺されたと、飼い主のローター・ヴィテック氏は述べています。
そのために、ディンスラーケンの犬の飼い主は、ノルトライン=ヴェストファーレン州(犬を射殺した警察がある州)に対して、10000ユーロ(125万円。1ユーロ=125円)の損害賠償を求めています。
パイパーは狐を追いかけていたと言われています。
少なくとも、飼い主のローター・ヴィテック氏はそのように疑っています。
ヴィテック氏は真夜中に、近くの高速道路の端まで犬を探しに行きました。
翌日、警察官が訪ねてきました。
警察官は、犬は射殺されていたことをヴィテック氏に告げました。
背骨が骨折していたので、射殺されたのです。
59歳の飼い主、ヴィテック氏は、パイパー(射殺された犬)は、背骨に怪我はなかったと主張しています。
したがって、警察官による銃器の使用は、犬の飼い主と彼の弁護士によると、不必要であり違法との意見です。



 前回記事で書いたとおり、本件事件以外でもドイツでは、警察官に飼い犬や猫を射殺された飼い主や愛護団体が警察官に対して動物保護法違反で刑事告訴・告発することはしばしばあります。また、飼い主が警察に対して民事上の損害賠償訴訟を提起するケースもあります。しかし私が探した限り、警察官や警察(州政府)の、刑事上も民事上も、警察官が犬や猫を射殺したことに対して、責任を認めた例はありません。警察法で、警察官が傷病犬猫などを射殺することを認めていること、さらには「動物は物(=財物。所有権が及ぶもの)ではない」との民法の規定が壁となっていると思います。
 ある面、ドイツは大変合理的なのかもしれません。日本人が交通事故にあって重傷を負い、重い後遺障害が残った犬猫であっても、大変な介護の手間をかけ、さらには車椅子まで使って生きながらえさせるのとは対照的です。それは文化の差であって、どちらが良い、悪いとは言えないと思います。しかし日本は、ドイツより「動物に優しい」国だと私は思います。

 最近ドイツで発生した、交通事故で重傷を負った犬を警察官がその場で射殺した例を挙げます。Unfall auf A61 bei Speyer Hunde waren wohl nicht gesichert 「シュパイヤーでの高速道路A61線の事故 犬はおそらくしっかりと固定されていませんでした」。2017年3月17日記事より、引用します。


Bei dem Unfall eines Kleinlasters mit 14 Hunden an Bord auf der A61 ist die Fahrerin aus dem Rhein-Neckar-Kreis schwer verletzt worden.
Elf Tiere wurden getötet.
Sie waren offenbar nicht gesichert.
Sieben Tiere starben sofort.
Drei weitere musste die Polizei töten, da sie so schwer verletzt waren.
Ein Hund rannte über die Autobahn und verursachte einen weiteren Unfall und wurde dabei ebenfalls tödlich verletzt.
Alle drei werden wohl überleben.

高速道路A61号線の路上で、ライン川、ネッカー地区での小型トラックと14頭の犬の衝突事故で、運転手は重傷を負いました。
11頭の犬が死にました。
犬たちは、しっかりと固定されていませんでした。
7頭は、即死状態でした。
さらに3頭は、ひどく負傷していたために警察官が殺害しなければなりませんでした。
1頭の犬は、高速道路に飛び出し、出会い頭の別の事故を起こした後に致命的な怪我を負いました。
残りの3頭は生き残るでしょう。



(画像)

 ニュースソース、Unfall auf A61 bei Speyer Hunde waren wohl nicht gesichert 「シュパイヤーでの高速道路A61線の事故 犬はおそらくしっかりと固定されていませんでした」。2017年3月17日記事より。犬11頭が死んだ交通事故。うち3頭は、現場に駆けつけた警察官により殺害されました。

高速道路 犬


(参考資料)

 NAVERという、まとめサイトはいろいろと問題があるようです。

日本も見習いたい!ドイツはめちゃくちゃ「犬」に優しい国だった・・・!

「交通事故で重傷を負った犬猫などは射殺すべし」と規定しているドイツの警察法



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(Zusammenfassung)
Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis PolG NRW
Schwer verletzte Tiere
Verletzte oder kranke Tiere dürfen erschossen werden, wenn die Befürchtung besteht, dass sie sonst unter Qualen verenden würden und ein Berechtigter oder Tierarzt nicht kurzfristig zu erreichen ist.


(本記事は、8155ブログ記事中、11位を獲得しました)
 ドイツでは、「交通事故などで重傷を負った犬猫などの動物を警察官が射殺すること」を合法としています。むしろそれを警察官の服務規程として推奨し、警察法で定めています。その目的は、怪我を負った犬などが暴れて市民へ危害を及ぼすことを防止するためが第一です。しかしそのような犬猫などの動物を警察官が射殺することは、「怪我を負った動物を苦痛から早く解放するので人道的に適う」ともされています。


 サマリーで述べた、「ドイツでは警察官が交通事故などで重傷を負った犬猫などを射殺することが合法である。むしろ推奨されている」との根拠を挙げます。以下は、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法に関する運用指針ですが、ドイツ全州に同様の警察法の規定があります。
 Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis PolG NRW 「研究と実践のための警察の基礎知識 ノルトライン=ヴェストファーレン警察法」(ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法運用指針)。


§ 50 ff PolG NRW (Zwangsbefugnisse)
23 Schusswaffengebrauch gegen Sachen
Die mit Abstand häufigsten Fälle des Schusswaffeneinsatzes gegen Sachen betreffen die Fallgruppen:
・gefährliche Tiere und/oder
・schwer verletzte Tiere.

Schwer verletzte Tiere
Verletzte oder kranke Tiere dürfen erschossen werden, wenn die Befürchtung besteht, dass sie sonst unter Qualen verenden würden und ein Berechtigter oder Tierarzt nicht kurzfristig zu erreichen ist.

Beispiel
Eine Katze ist überfahren worden.
Das Tier lebt noch, obwohl die Eingeweide aus dem Bauch hängen.
Ein Polizeibeamter erschießt die Katze.
Rechtslage?

Rechtsgrundlage für die durchzusetzen Maßnahme ist § 8 PolG NRW.
Denkbar ist aber auch, durch den Schusswaffengebrauch eine Sicherstellung durchzusetzen.
Rechtsgrundlage für die durchzusetzen Maßnahme ist dann § 43 PolG NRW.
Die Polizei ist gesetzlich zur Gefahrenabwehr verpflichtet.
Eine schwerverletzte Katze oder andere schwerverletzte Kleintiere (z. B. Geflügel, Hasen, kleine Hunde etc) könnten sicher auch erschlagen werden.

ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法 50条以降 (強制力)
23 財物(物)に対する銃器の使用 
ドイツにおいては、これまでで最も多い財物(物)に対する銃器の使用の例は、次の分類に属します。
・危険な動物及び、または、
・負傷した動物

負傷した動物
負傷したり病気の動物を警察官が射殺することは、そうしなければ苦しんで死ぬ恐れがある場合、そして飼い主の求めがあった場合、もしくはすぐに獣医の治療ができない場合は可能です。


ある猫がクルマに轢かれました。
内臓が腹部からぶら下がっている状態ですが、猫はまだ生きています。
警察官が猫を射殺します。
それは合法ですか?

その措置を実施するための法的根拠は、ノルトライン=ヴェストフェーレン州警察法8条です。
このケースでは、銃器の使用の実行は保障されていると考えられます。
さらに、その措置を実施するための法的根拠は、ノルトライン=ヴェストフェーレン州警察法43条があります。
警察の安全対策は、法律で義務付けられています。
負傷した猫や他の負傷した小動物(例えば家禽、ウサギ、小型犬など)も、殺される可能性が確実にあります。



 さらにこのような規定もあります。同じく、Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis PolG NRW 「「研究と実践のための警察の基礎知識 ノルトライン=ヴェストファーレン警察法」(ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法運用指針)、から引用します。


Beispiel Ein ausgebrochener Bulle greift in der Innenstadt Personen an.
Polizeibeamte wollen das Tier sicherstellen.
Weil das Tier nicht eingefangen werden kann und um die von dem Tier ausgehenden Gefahren abzuwehren, erschießt ein Beamter den Bullen.
Der Eigentümer ist zurzeit nicht zu ermitteln.
Hat der Beamte rechtmäßig gehandelt?
§ 58 PolG NRW
Damit unmittelbarer Zwang rechtmäßig ist, muss Verwaltungszwang zulässig sein.
Der Bulle ist zwar keine Sache (§ 90 a BGB).
§ 90a BGB
Weil eine gegenwärtige Gefahr für die öffentliche Sicherheit abzuwehren ist, sind die Voraussetzungen für eine Sicherstellung zur Gefahrenabwehr erfüllt (§ 43 Nr. 1 PolG NRW).

一例ですが、攻撃的なブルドッグが人が集まる市の中心部に出没しました。
警察官は、ブルドッグを確保しようとしました。
しかしブルドッグを捕獲することができず、ブルドッグが及ぼす危険を排除するために、その警官はブルドッグを射殺しました。
所有者は、その時は不明でした。
警察官の行動は、法律の範囲内でしたか?
ノルトライン=ヴェストファーレン州警察法58条
同法条文により、この警察官の射殺の行使は、行政が執行を許可しなければならないのは合法的​​です。
ブルドッグは民法90条aではものではありません。
民法90条a
公共の安全の確保への脅威は、安全性を確保するための前提条件として、ノルトライン警察法43条1項が優越して適用されます。



 ドイツ民法(Bürgerliches Gesetzbuch)、90条aでは、「動物は物(財物、私有財産権が及ぶもの)ではない」(Tiere sind keine Sachen.)とされています。この「物」(Sache)ですが、単なる有体物としての「物」としての意味もありますが、法学で用いられる場合は、私有財産権が及ぶもの、財物といった意味です。つまり、「特別法の規定があれば、動物は財物、所有権が及ぶものとして民法の規定を受けない」ということです。警察法で定めるとことにより、警察官が適法に交通事故で重傷を負った犬を射殺した場合は、飼い主は、警察に損害賠償を求めることができません。
 事実、ドイツでは警察官が交通事故などで重傷を負った犬猫、さらには傷病犬猫を射殺した例は頻繁に報道されます。例えば、私は今までにこのような記事を書いています。


世界びっくり犬事情~ドイツでは、犬が高速道路の本線に迷いでたら即射殺です

高速道路の本線にさまよいでて、自動車と接触事故を起こした飼い犬を警察官が射殺。

警察署に届けられた猫を警察官が射殺~ドイツ、ヴッパータール

ゴミ袋に入れられて捨てられていた猫が警察署に届けられましたが、女性警察官が射殺しました。
その猫は傷病猫であるために、女性警察官の行為は正当であるとされました。

警察官は、パトカーで轢いた瀕死の飼い犬を正当な職務で射殺した~ドイツでは、警察官が犬などを射殺する数は年間約1万2,000頭

パトロールカーが、飼い主がリードをつけて散歩をしていた犬を轢きました。
犬は重傷を負い、乗務していた警察官はその場で犬を射殺しました。

交通事故で重傷を負った猫を射殺した警察官に飼い主は憤慨~ドイツの警察官が年間約1万2,000もの犬などを射殺する根拠

交通事故にあった猫が重傷を負って、飼い主の家に逃げ帰りました。
猫を轢いた自動車はそのまま走り去りました。
猫の飼い主は警察官を呼んだところ、警察官はその場でその猫を射殺しました。


 次回記事では、最近発生した交通事故で重傷を負った犬を警察官が射殺した他の事件をいくつか取り上げます。ひとつの事件では、交通事故で重傷を負った犬を飼い主の同意を得ずに警察官が射殺したとして、飼い主は10,000ユーロの損害賠償を警察に求めています。
 ドイツでは、警察官が交通事故などで重傷を負ったなどした犬猫などを射殺した事件では、しばしば飼い主が警察官を刑事告訴、動物愛護団体が刑事告発などを行うことがあります。さらには飼い主が警察に対して民事上の損害賠償請求裁判を提起したりなどしています。しかしいずれのケースも私が知る限り、警察官や警察署は刑事、民事とも責任を問われたということはありません。刑事責任は、警察官が傷病犬猫を射殺することは合法とされているためにとえません。民事責任でも、民法で「動物は特別法の規定があれば物(財物、所有権が及ぶもの)ではない」とされているからです(続く)。


(動画)

 はな工房の犬用車椅子 柴犬エース君。2014/04/02 に公開。交通事故で歩けなくなってしまった柴犬のエース君の車椅子を製作させて頂き、納車時の初歩行の様子です。
 交通事故にあい、半身不随になるような重傷を負った犬は、ドイツではよくて獣医師に搬送されて安楽死、多くはその場で警察官に射殺されます。日本は犬(猫にも)優しい国だと思います。 


プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
・1日の最高純アクセス数1324
・カテゴリー(猫)別最高順位7267ブログ中15位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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