ドイツ、ニーダーザクセンオルデンブルクで逃げ出したピットブルが5人を咬んで負傷させ、警察官に射殺された

Please send me your comments. dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。 dreieckeier@yahoo.de
(Zusammenfassung)
Mehrere kürzliche Erschießungen von Hunden und Katze durch die Polizei in Deutschland.
ドイツでは警察官が犬などを射殺する数は、年間1万5,000頭を超えます。動物の内訳までは公表されていませんが、警察官の勤務地が都市部であり報道されるのはほとんどが犬です。まれにサーカスや動物園から逃げ出したシマウマなどが警察官に射殺されたという報道もありますが、多くが犬と思われます。各州の警察法では「市中の安全確保や、傷病の動物を苦痛から解放するという動物福祉の目的のために警察官は、その動物を殺害する権限がある」と明記されています。日本の様に極めてまれに緊急避難で警察官が犬を射殺するのとは異なり、法的根拠があり、継続して件数が多いドイツの警察官による犬猫の射殺は「公的殺処分」と言えるのではないでしょうか。日本の2021年度の犬猫殺処分数は14,457頭です。もちろんドイツにも、施設内での犬猫の公的殺処分もあります。
サマリーで述べた通り、ドイツでは警察官が市中で犬などを射殺する数は、年間1万5,000頭を超えます。多くが犬と思われます。各州の警察法では「市中の安全確保や、傷病の動物を苦痛から解放するという動物福祉の目的のために警察官はその動物を殺害する権限がある」と明記されています。
日本の様に極めてまれに緊急避難で警察官が犬を射殺するのとは異なり、法的根拠があり、継続して件数が多いドイツの警察官による犬猫の射殺は、「公的殺処分」と言えるのではないでしょうか。日本の2021年度の犬猫殺処分数は、14,457頭です。もちろんドイツにも、公的施設内での公的殺処分があります。ドイツでは日本にはない野良猫の行政による捕獲と殺処分、咬傷犬や危険と判断された犬、法律で飼育等が禁止された犬種の無許可飼育の犬、不適正飼育者の動物などを行政が没収し、強制的に殺処分する制度があります。また狂犬病規則に基づく狂犬病が疑われる犬猫の行政による没収と、検査殺処分の規定は、ドイツは日本より厳格です。ドイツは実数では、公的(行政が法律に基づいて制度として行う殺処分)に限っても、日本よりはるかに多いのです。
なお警察官による犬等の射殺を、「狩猟法に基づく」としている日本の資料が多いですが誤りです。警察官が動物を射殺するのは、各州の警察法が根拠です。したがって警察官が射殺する犬等の数、年間1万5,000頭以上は、狩猟による犬猫駆除の数値には含まれません。以下に、最近の警察官による犬猫の射殺の具体例を挙げます。
・6 VERLETZTE, DARUNTER EIN KIND (2) Polizei erschießt Pitbull nach Beiß-Attacke 「2歳の赤ちゃんを含む6人が負傷 ピットブルが咬みついて人と襲ったために警察官が射殺しました」 2023年6月1日
Oldenburg – Absoluter Albtraum für alle Eltern!
Ein aggressiver Pitbull dreht durch, beißt ein Kind (2) und dann noch fünf weitere Menschen.
Einsatzkräfte der Oldenburger Polizei erschossen das Tier am Abend!
Laut Ermittlern rannte der Pittbull-Terrier gegen 19.15 Uhr aus einer Wohnung in der Straße Stiller Weg.
Er lief auf einen Parkplatz und biss dort sofort einem zweijährigen Kind in den Arm.
Das Kind war zum Zeitpunkt der Attacke auf dem Arm seiner Oma (54), die von dem Tier im Gesicht gebissen wurde!
オルデンベルク - すべての親にとってはまさに悪夢です!
攻撃的なピットブルが凶暴になり、子供(2人)を咬んで、その後に他の5人を咬みました。
オルデンベルクの警察官らは夕方にその犬を射殺しました。
捜査関係者によると、そのピットブル・テリア種の犬は午後7時15分ごろに、スティラー・ウェグのアパートから逃げ出しました。
その犬はアパートの駐車場に逃げ込み、すぐに2歳の子供の腕を咬みました。
襲撃当時は、子供は祖母(54歳)の腕に抱かれていましたが、祖母も犬に顔を咬まれました。
(動画)
Pitbull beißt sechs Menschen und wird erschossen 「ピットブルが6人に咬みついたため射殺された」 2023年6月1日
Nachdem ein Pitbull am Mittwochabend aus einer Wohnung in Oldenburg ausgebrochen war, griff er ein Kind sowie fünf Erwachsene an und wurde schließlich erschossen.
水曜日の夜に(ドイツ、ニーダーザクセン州)オルデンブルクのアパートの敷地にピットブルが侵入し、子供と大人の5人を襲ったために最終的に射殺されました。
(動画)
Pitbull beißt in Oldenburg 6 Menschen und wird erschossen. 「オルテンブルクでピットブルが6人を咬み、射殺された」 2023年6月1日 上記の動画と同じ事件です。
(画像)
「警察官による犬などの動物の射殺数」ですが、こちらに統計資料があります。出典はドイツ連邦警察統計です。Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland Stand 11. Juli 2020 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計(ドイツ連邦政府 連邦警察統計)」(2020年)です。
以下の画像が、「2019年の動物及び器物に対する警察官の発砲」の掲載であり、15,475件です。なお、Sachen「器物」に対する発砲もこの数に含まれますが、これは例えば自動車に対する威嚇射撃など例外的です。大手新聞社はこの数値を「すべて動物に対する射撃」と報道しています(例 Polizei schoss 2018 auf weniger Menschen als im Vorjahr 「警察官による対人射撃は2018年に前年よりも減少した」 2019年7月24日)。また報道される事件がほとんど犬であり、また警察官が動物の射殺で出動するのは市街地や高速道路上であることを鑑みれば、動物の内訳の多くで犬が占めると思われます。

・polizei hund erschossen 「警察 犬 射殺」でのドイツ語検索。1月に数回は報道されています。
スポンサーサイト