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なぜドイツでは警察官による動物の射殺が激増しているのか?






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(Zusammenfassung)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland Stand 19. September 2019
Tiere und sachen


 記事、ドイツでは警察官による動物の射殺が激増している、の続きです。
 ドイツにおいては、警察官が市中で遁走している犬などの危険な動物や、怪我をして苦しんでいる動物の苦痛を取り除くためにそれらの動物を射殺することが、各州の警察法により職務権限と定められています。前回記事で取り上げましたが、ドイツ全土では、1年間に警察官により射殺される動物(その多くが犬と思われます)は、数年前から1万頭を超えています。最近の数年間でその数は激増しています。すでに年間の数は、1万3,000件をこえています。



 前回記事、ドイツでは警察官による動物の射殺が激増しているの続きです。
 前回記事で述べたことですが。ドイツでは「市中の危険防止」と、「怪我などをしている動物の苦痛を早く取り除くため」に、警察官の職務権限としてそれらの動物を射殺することを、警察法で規定しています。ドイツでは最近の数年間は、動物の射殺が1万頭を超えています。特にここ数年の増加は著しいです。昨年の動物の射撃数は、1万3000件をこえました。動物の内訳までは公開されていませんが、マスメディアの報道の頻度から、その多くが犬と思われます(最近もサーカス団から逃げ出したシマウマを警察官が射殺した事件が報道されました。また動物園から逃げ出した猛獣を射殺した事件も過去にあります。野生動物が市中や高速道路で暴れるなどで射殺されることもあるでしょう)。なぜこれほどまでに警察官による動物の射撃が激増しているのでしょうか。私なりに分析してみました。それは次の要因が考えられます。


1、EUの域内移動が自由化されたことにより東欧から安価な犬が大量にドイツに輸入され、犬が激増した。

 わずか10年程度で、ドイツの犬の飼育数は2008年の推計550万頭程度から、2018年940万頭超にまで激増しました。母数が増えれば不適正飼育者も増え、捨て犬や咬傷犬も増えます。そのために警察官による犬の射殺が増えたとも考えられます。
 例えば犬の飼育数が激増していることを伝えるこのような資料があります。
Anzahl der Heimtiere steigt weiter an - Hunde und Katzen besonders beliebt 「2008年のドイツの犬飼育数は550万頭と推計される」
Zahl der Heimtiere bleibt auch 2018 stabil 2018年5月8日 「2018年のドイツの犬飼育数は940万頭と推計される」

2、上記の「1、」とも関係する事柄ですが、捨て犬や不適正飼育者から行政が犬の押収(無登録犬や飼育許可を受けていない危険犬種など)しても、受け皿となるティアハイムが過剰収容状態で引き受けられない状態になっています。したがって行政が捨て犬や徘徊犬を捕獲収容せずに、警察官に射殺することを暗に求めているのではないでしょうか。

3、咬傷犬は、ドイツ全州で州が収容して強制的に殺処分する権限を、各州が州法州規則で規定しています。しかし州が犬の強制殺処分を行うことに対して、過激派動物愛護(誤)活動家が反対し、実力行使に及ぶ危険性があります。現に、強制殺処分を決定した当局公務員や、行った獣医師に対する殺人予告すらありました。そのために犬を収容せずに、「危険で収容できなかった」と言う理由で、警察官に現場で射殺するように行政が求めるケースが増えたことが考えられます。


 1、2については、私は過去に取り上げていますので、今回記事では「3、」について述べます。2018年にニーダーザクセン州で、危険犬種である、スタッフォードシャー・テリアの雑種が、飼い主の母子を殺害しました。州当局はこの犬を確保収容したのちに、強制殺処分を決定し、実施しました。しかし、この犬の強制殺処分に反対していた過激派動物愛護(誤)活動家らが猛反発しました。犬の殺処分を決定した公務員と実行した獣医師に対して、「殺害予告」をしています。
 この事件を報じるニュースから引用します。Staatsanwaltschaft ermittelt Kampfhund Chico eingeschläfert: Morddrohung gegen Tierärzte 「検察庁の決定 闘犬種チコ(飼い主の母子を殺害した犬)の殺処分:獣医師は死の危険にさらされています」 2018年4月19日


Nachdem Kampfhund Chico sein Frauchen und deren Sohn totgebissen hatte, wurde das Tier eingeschläfert.
Für Tierschützer ist das Mord.
Sie fordern: "Kein Vergeben für dieses Verbrechen an einem Folteropfer."
Hannover - Der Staffordshire-Terrier-Mischling hatte Anfang April seine 52 Jahre alte, im Rollstuhl sitzende Besitzerin und deren 27 Jahre alten Sohn totgebissen.
Die Veterinärbehörde der Stadt Hannover die Entscheidung getroffen, Chico einzuschläfern.
Die Tierschutzorganisation Animal Peace bezeichnet dies als Verbrechen.
Und weiter: "Tod den Entscheidungsträgern! Wir fordern die Todesstrafe für die verantwortlichen unberechenbaren Mörder".
Die Morddrohungen gegen Tierärzte und Behördenmitarbeiter haben nun die Staatsanwaltschaft Hannover auf den Plan gerufen.
Es sei ein Verfahren wegen des Verdachts der Aufforderung zu Straftaten eingeleitet worden, sagte Oberstaatsanwalt Thomas Klinge.
Die Tierschützer vertreten die Ansicht, dass Tiere und Menschen juristisch gleichzusetzen sind und begründen so auch ihren Ruf nach Todesstrafe für die Ärzte und städtischen Mitarbeiter.

闘犬種のチコは、飼い主である母親と息子を咬んだために安楽死(殺処分)されました。
アニマルライツ活動家にとっては、それは殺人と同じです。
アニマルライツ活動家らは、「拷問の犠牲者(註 殺処分された犬のこと)に対する犯罪を許さない」と要求しています。
ハノーファー(註 ニーダーザクセン州州都)では月初旬に、スタッフォードシャー・テリアの雑種の犬が、52歳の飼い主の母親と、車椅子に乗った飼い主の27歳の息子を咬み殺しました。
ハノーファー市の行政獣医師は、犬チコを安楽死させる決定をしました。
動物保護団体のアニマルピースは、これを犯罪と呼んでいます。
そしてさらに、「チコの殺処分を決定したものに死を!責任を予測できない殺人者に対して我々は、死刑を要求する」としています。
獣医師と政府当局者に対する殺害の脅迫は現在、ハノーファー検察庁に行動を促しました。
検察官のトーマス・クリンゲ氏は、犯罪の疑いがあるために、刑事手続きが開始されたと述べました。
アニマルライツ活動家は、動物と人間はを法的に同一視しているために、獣医と地方自治体の公務員に対する死刑の要求を正当化できると考えています。



(動画)

 Mahnwache für Hund Chico: "Er ist unser Chico Guevara" チコと言う名の犬のための徹夜の抗議集会:「犬チコは、私たちのゲバラ(註 暗殺されたキューバの社会主義革命家)です」 2018/04/23
 なぜ飼い主を咬み殺した犬を、暗殺された社会主義革命家になるのかわからんわ。動物愛護(誤)家の論理の飛躍は、万国共通のようです。ところで後方に見える犬禁止マークはドイツではよく見ます。「ドイツでは犬をどこにでも連れて行ける」は大嘘です。

Rund 80 Menschen haben sich in Hannover zu einer Mahnwache für den Hund Chico getroffen.
Der Hund hatte vor zwei Wochen seine Besitzerin und deren Sohn totgebissen - das Ordnungsamt ließ ihn einschläfern.

チコと言う名の犬のために、徹夜で約80人がハノーファーに集まりました。
2週間前に、チコと言う名の犬は、飼い主と飼い主の息子を咬み殺しました-法執行機関は犬を安楽死させました。





(動画)

 Tödliche Kampfhund-Attacke: War "Chico" eine tickende Zeitbombe? 「致命的な闘犬種の犬の攻撃 『チコ』は時限爆弾だったのでしょうか?」 2018/04/20公開
 闘犬種のチコが、飼い主の母子を咬み殺したことを伝えるTVニュース。ニュースが報道された翌日に、チコは安楽死(強制殺処分)されました。

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続・ドイツの犬猫の公的殺処分について~三菱UFJリサーチ&コンサルティングの嘘報告書






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(Zusammenfassung)
Tötung von Hunden und Katzen In deutschland


 記事、ドイツの犬猫の公的殺処分について~三菱UFJリサーチ&コンサルティングの嘘報告書、の続きです。
 私が1年以上にわたり、誤り、嘘、偏向を指摘してきた、広島県が三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託して作成された、「動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング」(以下、「本報告書」と記述する)に関してです。これから広島県及び広島県市民オンブズマンと、広島県による予算執行の疑義を申し入れます。そのために本報告書の問題記述をまとめているのですが、その後も見落としが多く見つかりました。本報告書では他に、当然取り上げなければならい情報が欠落しています。例えば「ドイツの犬猫殺処分」に関する記述では、狩猟法による駆除とティアハイムによる殺処分しか記述がありません。読者は「ドイツにおける犬猫殺処分は狩猟駆除とティアハイムの殺処分しかない」と誤解します、「明らかに事実と異なる情報」が「積極的嘘」であるのに対し、「伝えるべき情報を伝えない」のは「消極的嘘」といえます。



 サマリーで示した、問題の記述は次の通りです。動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(著者 三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員 武井泉氏 以下、「本報告書」と記述する)においては、「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」(3ページ)とあり、犬猫の殺処分に関する記述は次のようにあります。


2)野良犬。野良猫の現状
基本的には野良犬・野良猫を管轄するのは自治体の役割になっている(*1)。
猫は最寄りの複数(*2)の住居用建物から300メートル以上離れた距離(*3)の狩猟区域で発見された場合、野良猫とみなされる(*4)。
(ティアハイムにおいては)治る見込みのない病気や怪我などで苦しむ動物、そして犬の場合は危険犬種に属している犬、危険犬種でなくとも人を咬むなどの行為を繰り返し譲渡できない犬などは、動物福祉上の観点から殺処分が必須であるとしている(*5)。
動物保護連盟によると、このような場合の殺処分の判断はティアハイムの所長と獣医師の2人の合意をもって行われ、1人の決断では決められないようになっている(*6)。
ドイツ全体の駆除頭数を示す公的統計は存在しないが、年間猫40万頭、犬6万5千頭に達すると推定する動物保護団体もある。


(*1) 本報告書の記述は誤り。野良犬の管轄は「州」である。
(*2) 本報告書の記述は誤り。「複数」との規定はない。例えばヘッセン州狩猟法においては、Ansiedlung 「人の定住地」は単数形となっている。Arbeitstext Hessisches Jagdgesetz in der Fassung vom 5. Juni 2001 (GVBl. I S. 271))。
(*3) 本報告書の記述は誤り。最寄りの住居からの距離は、州や時期により異なる規定がある。また州により、狩猟区域に限定するとはしていない。例えばヘッセン州狩猟法においては、時期により300m~500mと異なる規定がある。
(*4) 本報告書の記述は誤り。「野良猫(=無主物)とみなす」との規定は連邦狩猟法、各州の狩猟法、狩猟規則のいずれもそのような規定はない。明らかに飼い主があることが明確な犬猫であっても、一定条件下では、狩猟駆除が合法との条文の解釈、判例、学説により確定されている。
(*5) 本報告書の記述は誤り。「ティアハイムは危険犬種の殺処分が必須」と言う規定は法令では皆無である。また民間の自主規制である、「ドイツ動物保護連盟 ティアハイム運営指針」でもそのような記述は皆無である。正しくは「危険犬種の殺処分権限は州に属し、州の行政獣医師が単独で決定できる」。
(*6) 本報告書の記述は誤り。ドイツ動物保護連盟は「ティアハイム運営指針(Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes Richtlinien für die Führung von Tierheimen der Tierschutzvereine im Deutschen Tierschutzbund e.V. )」を公表しており、殺処分についてのガイドラインも示している。傷病動物の殺処分は獣医師1人の判断で行われるとされ、それ以外の理由による殺処分は、ティアハイムの役員、専門家、獣医師2名(うち1人は行政獣医師が望ましいとしている)からなる委員会の合意が必要としている。つまり4名以上の合意が必要。



 本報告書における、ドイツの犬猫殺処分に関する記述は、上記の引用した箇所だけです。短い記述にも関わらず、誤り嘘がてんこ盛りですが(笑い)。これらの記述では、ドイツの殺処分は、「狩猟法に基づく狩猟駆除」と、「ティアハイムによる殺処分」しか書かれていません。「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」としていますので、読者は、「ドイツの殺処分はこの2つしかない」と誤解します。
 私は、嘘は「明らかに事実と異なる情報」である「積極的な嘘」と、「伝えるべき情報を伝えない」、「消極的な嘘」があると先に述べました。本報告書の「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」は、後者です。ドイツには、「狩猟駆除」と「ティアハイムによる殺処分」以外にも、公的機関(州や税関、警察)が行う、法律に規定された制度に基づく「公的殺処分」があり、相当数の犬猫が殺処分されています。公的機関による統計もあります。ドイツにおける、公的機関(州、警察、税関)が行う、犬猫の公的殺処分は、次のものがあります。

1、州が行う、危険犬種の違法飼育犬や咬傷犬の押収と強制殺処分
2、狂犬病規則による、狂犬病が疑われる犬猫などの押収と強制検査殺処分
3、税関が行う、検疫不備の犬猫などの押収と強制殺処分
4、警察法による、警察官の市中での犬などの射殺

 今期記事では、「1、州が行う危険犬種の違法飼育や咬傷犬の押収と強制殺処分」について、ヘッセン州の根拠法を具体的に挙げます。
 Gefahrenabwehrverordnung über das Halten und Führen von Hunden (HundeVO)*) Vom 22. Januar 2003 「ヘッセン州 犬の飼育と扱いに関する安全規則(犬規則 2003年)」


§ 1 Halten und Führen von Hunden
(3) Gefährliche Hunde darf nur halten, wem eine Erlaubnis durch die zuständige Behörde erteilt worden ist.

§ 2 Gefährliche Hunde
(1) Für folgende Rassen und Gruppen von Hunden
sowie deren Kreuzungen untereinander oder mit anderen Hunden wird eine Gefährlichkeit vermutet:
1. Pitbull-Terrier oder American Pitbull Terrier,
2. American Staffordshire-Terrier oder Staffordshire Terrier,
3. Staffordshire-Bullterrier,
4. Bullterrier,
5. American Bulldog,
6. Dogo Argentino,
7. Fila Brasileiro,
8. Kangal (Karabash),
9. Kaukasischer Owtscharka,
10. Mastiff,
11. Mastino Napoletano.
(2) Gefährlich sind auch die Hunde, die
1. einen Menschen gebissen oder in Gefahr drohender Weise angesprungen haben, sofern dies nicht aus begründetem Anlass geschah,
2. ein anderes Tier durch Biss geschädigt haben, ohne selbst angegriffen worden zu sein, oder die einen anderen Hund trotz dessen erkennbarer artüblicher Unterwerfungsgestik gebissen haben oder
3. durch ihr Verhalten gezeigt haben, dass sie unkontrolliert andere Tiere hetzen oder reißen.

§ 14 Sicherstellung und Tötung von Hunden
(1) Die zuständige Behörde kann die Sicherstellung sowie die Verwahrung nach den §§ 40 und 41 des Hessischen Gesetzes über die öffentliche Sicherheit und Ordnung anordnen, wenn die nach dieser Verordnung bestehenden Verbote oder Gebote nicht eingehalten werden oder den Anordnungen oder Auflagen der zuständigen Behörde nicht nachgekommen wird.
(2) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes nach § 42 des Hessischen Gesetzes über die öffentliche Sicherheit und Ordnung anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass von dem Hund eine Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Tötung ist anzuordnen, wenn der Hund einen Menschen getötet oder ohne begründeten Anlass ernstlich verletzt hat.


1条 犬の飼育と扱いについて
(3)危険な犬は、所管官庁から許可された場合のみ、飼育できます。

2条 危険な犬
(1)次の犬種および犬のグループ
以下の犬種及び他の犬種との雑種も危険が疑われるものとする。
1.ピット・ブルテリア、またはアメリカン・ピット・ブルテリア、
2.アメリカン・スタッフォードシャー・テリアまたはスタッフォードシャー・テリア、
3.スタッフォードシャー・ブルテリア、
4.ブルテリア、
5.アメリカン・ブルドッグ、
6.ドゴ・アルゼンチーノ、
7.フィラ・ブラジレイロ、
8. カンガル(カラバッシュ)、
9.コーカサス・オフチャルカ、
10.マスティフ、
11.マスティーノ・ナポレターノー
(2)また以下も危険な犬である
1.正当な理由がなく人を咬んだり、明らかに危険で脅威となる犬
2.攻撃されることなく、他の動物を咬んで傷つけ、または認識可能な典型的な服従の動作にもかかわらず、別の犬を咬んだ犬
3.他の動物に対して手に負えない状態で飛び掛かったり、怪我をさせる行動を示した犬

14条 犬の押収と殺処分
(1)州管轄当局は、公共の安全および秩序に関するヘッセン州法の40条および41条に従って、本規則で規定されている禁止事項または命令が遵守されていない場合、または州所管官庁の指示または要件が遵守されていない場合は、犬の押収および保管を命じることができます。
(2)犬が人間または動物の生命または健康に危険を及ぼすという事実が正当化される場合は、州管轄当局は、公共の安全及び秩序に関するヘッセン州法42条に基づいて、犬の殺害を命じることができます。
犬が正当な理由なく人を殺したり、重傷を負わせた場合は、州管轄当局は犬の殺害を命じなければなりません。



 ドイツ連邦共和国16州全州においては、同様の規定を持つ州法もしくは州規則があります。すなわち、「州が独自に規制対象となる危険犬種を法令で規定すること」、「危険犬種の飼育に対しては、州が飼育許可の権限を有すること」、「危険犬種の違法飼育や咬傷犬や行動などから危険と判断される犬の押収と殺害の権限を州に定める」です。自治体ではありません。
 動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティングにおいては、このような記述があります。以下に引用します。


(ティアハイムにおいては)犬の場合は危険犬種に属している犬は、殺処分が必須であるとしている。(7ページ)。
23)税関によると「犬の飼育に関する法令(2001)」の中で、危険犬種のドイツの輸入を規定している。
危険犬種として選定されているのは、ピットブルテリア、米国ンスタッフォードシャー・テリア、スタッフォードシャー・ブルテリア、ブルテリア及びこれらの犬種の交配種である。
各自治体により危険犬種をさらに増やしているところがある。
例えばフランクフルト市では、上記の他、米国ンブルドッグ、ドゴ・アルヘンティーノ、ロットワイラー(*1)なども含まれる(17ページ)。


(*1) ロットワイラー種の犬は、フランクフルト市が属するヘッセン州の規則では、危険犬種指定されていない。つまりフランクフルト市においても、ロットワイラーは危険犬種ではない。本報告書はすべてにおいて支離滅裂でむちゃくちゃ。正確な記述がほぼない。


 この記述が全くデタラメであることがお分かりいただけると思います。ドイツ16州全州において、州が独自に危険犬種の指定を、州法もしくは州規則で定めています。自治体での立法はありません。したがって、フランクフルト市で適用となる危険犬種は、フランクフルト市が属するヘッセン州の州規則に従います。
 また「(ティアハイムにおいては)危険犬種に属している犬は、殺処分が必須」もデタラメであることがご理解いただけると思います。「危険犬種と言う理由(つまり州管轄当局から飼育許可を得ずに違法飼育した危険犬種を押収したケースなど)」のみで殺処分する場合は、あくまでも法律上は、州の権限としています。ティアハイムが危険犬種と言う理由だけで殺処分しなければならないという法的根拠は皆無ですし、ドイツ動物保護連盟も指針として挙げていません(譲渡が難しいため、水面下で殺処分しているという情報はかなりありますが)。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの本報告書は、ドイツの法律などの原典を調べずに、作成者が極めて断片的で、かつ誤った日本で流布されている情報と、本人の勝手な思い込み、「妄想」より「作文」されたものです。したがって、正しい情報はほぼ皆無という悲惨な資料となっています。このような資料が「県」と言う公的機関から公費が支出されていることは、許しがたいことです。 


(参考記事)

東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州


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ドイツの犬猫の公的殺処分について~三菱UFJリサーチ&コンサルティングの嘘報告書






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(Zusammenfassung)
Tötung von Hunden und Katzen In deutschland


 私が1年以上にわたり、誤り、嘘、偏向を指摘してきた、広島県が三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託して作成された、「動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング」(以下、「本報告書」と記述する)に関してです。これから広島県及び広島県市民オンブズマンと、広島県による予算執行の疑義を申し入れます。そのために本報告書の問題記述をまとめているのですが、その後も見落としが多く見つかりました。本報告書では誤り、嘘、偏向記述の他に、当然取り上げなければならい情報が欠落しています。例えば「ドイツの犬猫殺処分」に関する記述では、狩猟法による駆除とティアハイムのによる殺処分しか記述がありません。読者は「ドイツにおける犬猫殺処分は狩猟駆除とティアハイムの殺処分しかない」と誤解します、「明らかに事実と異なる情報」が「積極的嘘」であるのに対し、「伝えるべき情報を伝えない」のは「消極的嘘」といえます。


 サマリーで示した、問題の記述は次の通りです。動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(著者 三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員 武井泉氏 以下、「本報告書」と記述する)においては、「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」(3ページ)とあり、犬猫の殺処分に関する記述は次のようにあります。


2)野良犬。野良猫の現状
基本的には野良犬・野良猫を管轄するのは自治体の役割になっている(*1)。
猫は最寄りの複数(*2)の住居用建物から300メートル以上離れた距離(*3)の狩猟区域で発見された場合、野良猫とみなされる(*4)。
(ティアハイムにおいては)治る見込みのない病気や怪我などで苦しむ動物、そして犬の場合は危険犬種に属している犬、危険犬種でなくとも人を咬むなどの行為を繰り返し譲渡できない犬などは、動物福祉上の観点から殺処分が必須であるとしている(*5)。
動物保護連盟によると、このような場合の殺処分の判断はティアハイムの所長と獣医師の2人の合意をもって行われ、1人の決断では決められないようになっている(*6)。
ドイツ全体の駆除頭数を示す公的統計は存在しないが、年間猫40万頭、犬6万5千頭に達すると推定する動物保護団体もある。


(*1) 本報告書の記述は誤り。野良犬の管轄は「州」である。
(*2) 本報告書の記述は誤り。「複数」との規定はない。例えばヘッセン州狩猟法においては、Ansiedlung 「人の定住地」は単数形となっている。Arbeitstext Hessisches Jagdgesetz in der Fassung vom 5. Juni 2001 (GVBl. I S. 271)
(*3) 本報告書の記述は誤り。最寄りの住居からの距離は、州や時期により異なる規定がある。また州により、狩猟区域に限定するとはしいない。例えばヘッセン州狩猟法においては、時期により300m~500mと異なる規定がある。
(*4) 本報告書の記述は誤り。「野良猫(=無主物)とみなす」との規定は連邦狩猟法、各州の狩猟法、狩猟規則のいずれもそのような規定はない。明らかに飼い主があることが明確な犬猫であっても、一定条件下では、狩猟駆除が合法との条文の解釈、判例、学説により確定されている。
(*5) 本報告書の記述は誤り。「ティアハイムは危険犬種の殺処分が必須」と言う規定は法令では皆無である。また民間の自主規制である、「ドイツ動物保護連盟 ティアハイム運営指針」でもそのような記述は皆無である。正しくは「危険犬種の殺処分権限は州に属し、州の行政獣医師が単独で決定できる」。
(*6) 本報告書の記述は誤り。ドイツ動物保護連盟は「ティアハイム運営指針(Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes Richtlinien für die Führung von Tierheimen der Tierschutzvereine im Deutschen Tierschutzbund e.V. )」を公表しており、殺処分についてのガイドラインも示している。傷病動物の殺処分は獣医師1人の判断で行われるとされ、それ以外の理由による殺処分は、ティアハイムの役員、専門家、獣医師2名(うち1人は行政獣医師が望ましいとしている)からなる委員会の合意が必要としている。つまり4名以上の合意が必要。



 本報告書における、ドイツの犬猫殺処分に関する記述は、上記の引用した箇所だけです。短い記述にも関わらず、誤り嘘がてんこ盛りですが(笑い)。これらの記述では、ドイツの殺処分は、「狩猟法に基づく狩猟法」と、「ティアハイムによる殺処分」しか書かれていません。「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」としていますので、読者は、「ドイツの殺処分はこの2つしかない」と誤解します。
 私は、嘘は「明らかに事実と異なる情報」である「積極的な嘘」と、「伝えるべき情報を伝えない」、「消極的な嘘」があると先に述べました。本報告書の「1-1 ドイツ 1-1-1 愛護動物・殺処分の現状」は、後者です。ドイツには、「狩猟駆除」と「ティアハイムによる殺処分」以外にも、公的機関(州や税関、警察)が行う、法律に規定された制度に基づく「公的殺処分」があり、相当数の犬猫が殺処分されています。公的機関による統計もあります。ドイツにおける、公的機関(州、警察、税関)が行う、犬猫の公的殺処分は、次のものがあります。


1、ドイツでは、飼育禁止犬種、咬傷犬、危険と思われる犬などを行政が強制的に殺処分する権限が全州で州法または州規則により定められています。その制度により殺処分される犬は相当数あります(人口比では日本の自治体よりはるかに多い州もあります。州の統計があります)。

・根拠法:一例として、ヘッセン州の州規則を挙げます。Gefahrenabwehrverordnung über das Halten und Führen von Hunden (HundeVO)*) Vom 22. Januar 2003 「ヘッセン州
犬の飼育と扱いに関する安全規則 2013年」
 なお本規則においては、次回記事で具体的な犬の強制殺処分に関する条文の記述を引用して解説します。本規則では、「無許可飼育の危険犬種や、人や動物を傷つけた犬、また行動により危険と判断される犬は州当局が押収して殺処分しても良い」と定めています。また「人を殺害もしくは重傷を負わせた犬は『殺処分しなければならない』」と規定しています。
  
2、ドイツには(連邦)狂犬病規則があり、狂犬病の疑いのある犬猫などを州が押収して強制的に殺処分~病理検査を行う権限があるとしています。ドイツの狂犬病規則による検査殺処分の規定は日本より厳しく、「疑い(例えば狂犬病陽性動物と同じクレートで輸送されたが症状は出ていないなどでも)があるだけで、押収即時殺処分、病理検査を州が行えるとしています。

・根拠法:Verordnung zum Schutz gegen die Tollwut (Tollwut-Verordnung)

3、ドイツの税関法では、検疫不備の犬猫などは、当局が強制的に殺処分する権限が有ります(日本にはありません)。

・根拠法:Zollverwaltungsgesetz
・在日本ドイツ大使館広報 ドイツへの犬、猫などの持ち込みについて 狂犬病の予防接種の証明書がないペット、もしくはマイクロチップを提示するこ とができないペットは、非常手段として、飼い 主の費用負担なしに殺処分されることもあります」。

4、ドイツの警察法では、市中で遁走している犬などを危険防止のために警察官が射殺しなければならないとの規定があり、相当数があります(2018年のドイツ連邦警察統計では、「動物及びものに対する射撃」が13,711件あります。「もの」に対する統計が数十件ですので、そのうちほぼすべてが動物で、動物の多くが犬と思われます。またドイツの2015年のマスメディア記事では、「ドイツでは警察官に射殺される動物は約1万頭」と報道されています。(前年の動物とものに対する射撃数は10,157件)。

・ドイツ連邦警察統計 ドイツにおける警察の銃器の使用に関する統計 2019年版(出典 ドイツ連邦警察) Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland Stand 19. September 2019


(動画)

 Schäferhund erschossen nach Angriff auf 66 Jährige Frau | Hunde Nachrichten 「ジャーマン・シェパードは、66歳の女性を襲ったのちに、射殺されました」 犬のニュース 2019/09/15公開
 ジャーマン・シェパードが66歳の女性を襲ったために、警察官が市中でその犬を射殺しました。この動画は、「必ずしも危険犬種が人を襲うわけではない」と言う趣旨です。ドイツでは、ジャーマン・シェパードを危険犬種指定している州はありません。しかし警察官が市中で犬を射殺することが珍しくないことがうかがえます。

Am Mittwoch den 11.09.2019 wurde eine Deutscher #Schäferhund von der #Polizei #Erschossen.
Der Deutsche Schäferhund griff die Frau an und wurde mit schweren Verletzungen ins Krankenhaus gebracht.
Als der Schäferhund auch die Beamten angriff, erschießet ein Polizist den Aggressiven Schäferhund.

2919年9月11日の水曜日に、ジャーマン・シェパードが、警察官によって射殺されました。
ジャーマン・シェパードは女性を攻撃し、女性は重傷を負って病院に搬送されました。
ジャーマンシェパードは警察官も攻撃したので、その場で警察官は攻撃的なジャーマンシェパードを撃ちました。





(画像)

 ドイツ連邦警察統計 ドイツにおける警察の銃器の使用に関する統計 2019年版(出典 ドイツ連邦警察) Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland Stand 19. September 2019 より
 「動物とものに対する射撃」は、2018年には、13,711件ありました。この数値のうち「もの」に対する射撃は19件ですので、ほぼすべてが「動物」に対する射撃です。

ドイツ 警察 銃器使用統計 2019


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連日の警察官による犬の射殺~ドイツの末期症状






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(Zusammenfassung)
Polizeibeamte erschießen Hunde, in Deutschland.


 久しぶりにドイツの動物愛護に関する事件を検索したら、すごいことになっていました。連日のように警察官が犬を市中で射殺しています。そして重大な、犬による咬傷事故が多発しています。まさに「末期症状」というべき事態です。これが「素晴らしい動物愛護先進国」と言えるでしょうか。


 ごく最近発生した、ドイツ国内の警察官が犬を射殺した事件をいくつか挙げます。


Aalen Polizei erschießt Rottweiler von verunglück­tem Rollstuhl­fah­rer 「アーレン(バーデンーヴュルテンブルク州) 警察官は車椅子を使っている飼い主のロットワイラー種の犬を射殺しました」 2019年9月13日

Die Polizei hat am Freitag in Wasseralfingen bei Aalen einen Rottweiler erschossen.
Gegen 12.15 Uhr führte der Besitzer, offenbar ein querschnittsgelähmter Rollstuhlfahrer, den Hund zusammen mit einem zweiten Hund, einem Labrador, aus.
Dabei riss sich der Rottweiler laut Polizeibericht los, wahrscheinlich um Kühe auf einer angrenzenden Weide zu jagen.
Dabei verlor der 24-jährige Besitzer das Gleichgewicht und fiel aus seinem Rollstuhl.
Bis zum Eintreffen der Polizei war es ihm zwar wieder gelungen, den Hund festzumachen - der Mann sagte aber, dass der Hund ihm zu groß und zu stark sei, um ihm wieder Herr zu werden.
Der Rottweiler griff den 24-Jährigen dann an und biss ihm ins Gesicht.

警察官は金曜日に、アーレン近くのワッセラルフィンゲンでロットワイラー種の犬を射殺しました。
午後12時15分ごろに、明らかに四肢麻痺の車椅子を使っている犬の飼い主が、もう1頭のラブラドールとこのロットワイラー種の犬を一緒に連れていました。
警察の報告書によれば、ロットワイラーは、おそらくすぐ近くの草地で牛を追いかけようとしたためにおかしくなったとしています。
24歳の飼い主は、バランスを失って車椅子から転落しました。
警察が到着するまで、飼い主は再び犬を繋ぐことができましたが、飼い主は犬が大きく、強すぎてコントロールを取り戻すことができないと言いました。
その後に、ロットワイラーは24歳の飼い主の青年を攻撃し、顔を咬みました。



Verletzungen: Hund von Polizist in Balgstädt erschossen 「人身事故 バルグシュタット(ザクセンーアンハルト州)で、犬が警察官に射殺されました」 2019年9月12日

Ein Schäferhund hat im Burgenlandkreis mehrere Menschen gebissen und zum Teil schwer verletzt.
Die Polizei musste eingreifen.
Balgstädt (dpa) l Die Polizei hat in Balgstädt (Burgenlandkreis) einen aggressiven Schäferhund erschossen.
Das Tier habe zuvor drei Menschen angegriffen und teilweise schwer verletzt, sagte ein Beamter am Donnerstagmorgen.

シェパード犬がブルゲンラントクライスで数人を咬み、幾人かは重傷を負いました。
警察が介入しなければなりませんでした。
バルグシュタット警察は、バルグシュタット(ブルゲントクライス)で、攻撃的なシェパード犬を射殺しました。
この犬は以前に3人を攻撃し、そのうちには重傷を負った人がいたと、木曜日の朝に警察は言いました。



Nach Beiß-Attacken Polizei erschießt Hund, während Herrchen in Klinik liegt 「飼い主が病院にいる間に、犬は人を咬んだので警察はその犬を射殺しました」 2019年9月12日

Die Polizei hat bei einem Einsatz in Größnitz (Sachsen-Anhalt) am Mittwoch einen Hund erschossen, dessen Herrchen im Krankenhaus lag.
Demnach habe das Tier zuvor eine Frau, einen Mitarbeiter des Ordnungsamtes und einen Polizisten gebissen.
Die Rasse des Hundes ist bislang nicht bekannt.

警察官は水曜日に、グロスニッツ(ザクセンーアンハルト州)から配備されて、飼い主が入院中に犬を射殺しました。
その犬は、以前に女性、公務員、警察官を咬んでいました。
犬の品種はまだ公表されていません。



(動画)

 Darf die Polizei Hunde erschiessen? Expertenmeinung mit Rechtsanwalt Andreas Ackenheil 「警察官は犬を射殺することが可能なのでしょうか? 専門家、弁護士アンドレアス・アケンハイルによる意見」 2019/07/30 に公開
 2019年5月25日に起きた、警察官による犬の射殺に関しての弁護士の見解。犬が、路上で猫を咬み殺しました。飼い主が犬を取り押さえてリードにつなぎました。駆け付けた警察官は即時、飼い主が拒否しているにもかかわらずその場で犬を射殺しました。この警察官の行為は、合法的であったかどうかが議論されました。警察と検察の見解では法律上問題がないとしています。
 アンドレアス・アケンハイル弁護士は、いわゆる愛護(誤)弁護士でかなり動物愛護に偏向した方です。しかし日本の屁っと呆塾や屁っと呆学会のようにあからさまな嘘はつきません。調べ物をすると、よくこの方のサイトにヒットします。Anwalt Rechtsanwalt Mainz Ackenheil Anwaltskanzlei




(動画)

  Polizei erschießt Hund bei Razzia in Rocker-Vereinsheim | Köln 27.05.2019 「警察官はロッカーーフェラインズハイムの強制捜査で犬を射殺します ケルン 2019年5月27日 」 2019/05/29 に公開
 テロ組織がクラブハウス内で大量破壊兵器を隠し持っているとの疑いで、警察が強制捜査をしました。その際に、居合わせた犬を警察官は射殺しました。しかし、兵器は見つかりませんでした。それにしても、ドイツの警察官は犬を射殺しすぎよ。

奄美群島の猫対策はドイツを見倣え~EUとドイツの州による島の猫射殺駆除プロジェクト






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(Zusammenfassung)
Borkums Katzentötungsprojekt 2013


 ドイツには、希少な在来種の海鳥などの生息地であるボルクム島があります。この島は、2009年に世界遺産にユネスコに登録されました。しかし外来種の猫が本島に住み着いており、希少な在来種の動物に被害を与えていました。そのためにEUと、ボルクム島が属するドイツ、ニーダーザクセン州政府が2013年に、ボルクム島の猫の射殺駆除プロジェクトを行うこととしました。それに反対する、ドイツ動物保護連盟(Deutscher Tierschutzbund e.V)は、島内でのTNRを提案しました。しかしニーダーザクセン州政府がこれを拒否しました。やむを得ず一部の動物愛護団体は島で猫を捕獲し、本土に運び、不妊去勢を行い、一般譲渡を試みました。しかし引取希望者が少なかったために、一部の猫をドイツ本土にリリースしました。


 ドイツ動物保護連盟ですが、この団体が猫のTNRに関わったのは、歴史上ボルクム島に関してだけです。サマリーで述べた通り、EUとドイツ、ニーダーザクセン州政府は、ボルクム島の猫を射殺駆除するプロジェクトを立ち上げました。動物保護連盟はそれに反対し、ニーダーザクセン州政府に、島の猫のTNRを提案しました。しかしニーダーザクセン州政府はそれを受け入れず、島内でのTNRを認めませんでした。やむを得ず、一部のドイツの動物愛護団体が島内の猫を捕獲し、島内からドイツに運びました。不妊去勢を行ったのちに、その猫の飼い主を募集しましたが、多くの猫の引き取りては現れませんでした。そのためにそれらの猫は、ドイツ本土でリリースされました。
 このイ気圧についての記事から引用します。Naturschutz Behördenaufruf zur Jagd auf Katzen erntet Kritik 「自然保護 ニーダーザクセン州などの当局が猫の狩猟駆除を求めていることに対して批判が巻き起こっています」 2013年10月2日


Zum Schutz gefährdeter Wiesenvögel auf Borkum und Langeoog müssten die Beutegreifer aber reduziert werden – neben Ratten und Igeln eben Katzen.
So sehe es das vom Land Niedersachsen und der EU initiierte Projekt Life vor.
Es sei auch sonst gängige Praxis, wildernde Katzen im Rahmen des Jagdschutzes zu erlegen.
Jäger dürfen laut Bundesjagdgesetz Hunde und Katzen töten, wenn es dem Schutz des Wildes dient.
In Niedersachsen dürften Katzen erschossen werden, wenn sie sich weiter als 300 Meter vom nächsten Wohngebäude entfernt haben.
Auch wildernde Hunde könnten getötet werden, wenn sie nicht unter Kontrolle einer für sie verantwortlichen Person stünden und nicht etwa als Diensthunde wie Blinden- oder Polizeihund zu erkennen eien.
Der Deutsche Tierschutzbund und dessen Landesverband Niedersachsen sprachen sich am Mittwoch gegen die Tötung freilebender Katzen aus.
Die Verantwortlichen sollten die Tiere stattdessen lebend fangen und dann kastrieren, damit sie sich nicht vermehren.

ボルクム島とランゲオーク島で、絶滅の危機に瀕している草原の鳥を保護するために、捕食者を減らす必要があります - ネズミやハリネズミと猫に限ったことですが。
それがニーダーザクセン州とEUが始めたプロジェクト・ライフ(註 猫の射殺をはじめとする狩猟駆除計画)の推測です。
野生動物保護のために猫を殺害駆除することは、法律の条文にある通り、一般的な方法です。
ドイツ連邦狩猟法によれば、ハンターは野生動物を保護するのに役立つならば、犬や猫を殺害することが許されています。
ニーダーザクセン州では、猫が最寄りの住居から300メートルを超えて離れた場合は、射殺される可能性があります。
介助犬、盲導犬や警察犬ですら、責任を負う者の管理下になくそれが認識できなければ、野生動物に被害を与えている犬として殺害することができるのです。
ドイツ動物保護連盟と、ニーダーザクセン州自然保護協会が、水曜日にボルクム島の野生化した猫について話し合いました。
州の責任者は殺害する代わりに、生きたまま猫を捕まえてから、それらが繁殖しないように去勢するべきです(註 しかしニーダーザクセン州政府などはドイツ動物保護連盟の島内TNRの提案を拒否しました。やむを得ず一部の動物保護団体がボルクム島の猫を捕獲し、本土に運び、不妊去勢して譲渡活動を行いましたが、多くは飼い主が見つかりませんでした。そのため、ドイツ本土に引き取り手のない猫はリリースされました)。



 繰り返しますが、このように、ドイツ動物保護連盟はボルクム島での猫の射殺等の狩猟駆除に反対し、TNRを提案したのですが、ニーダーザクセン州政府関係者は拒否しました。ドイツ動物保護連盟がTNRに関わったは、今までこの件だけです。しかも実際には活動していませんし、他の動物保護団体がボルクム島で猫を捕獲して本土に運び、不妊去勢手術をするための資金援助を行っただけです。本土に運ばれた猫は譲渡先を探しましたが、飼い主が見つからない猫は本土でリリースされました。この点については、前回記事、ドイツでは動物保護連盟がTNRを実施しているという大嘘~三菱UFJリサーチ&コンサルティングの大嘘、で述べました。
 しかしこの事実を驚くほど換骨奪胎し、都合よくねつ造して日本に紹介している資料があります。私がその誤りを連載で指摘している、動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング、です。この中では「ドイツ動物保護連盟では、野良猫のTNRの実証実験等を実施し、効果があることを実証し、TNRを奨励している」と述べられています。本報告書はほかの記述でも、びっしりと誤り、嘘ねつ造、偏向があり(正確な記述はほぼない)、きわめて有害です。

 ところで日本では、奄美群島でのノネコ野良猫対策が議論になっています(奄美 猫)。奄美群島は世界自然遺産の登録を目指しており、その点でもドイツのボルクム島に似ています。また、ノネコ野良猫が在来の希少種である、アマミノクロウサギなどを食害しています。当初、TNR団体が徳之島でTNRを行いました。徳之島の自治体はそれを許可し、資金援助も行いました。しかしノネコ野良猫の数の減少は見られず、環境省は、奄美群島のノネコ野良猫を生きたまま捕獲し、譲渡先を探す方針に転換しました。譲渡先が見つからなければ、それらの猫は殺処分されます。
 私は、ノネコ野良猫の島外排出方針がTNRという愚策により遅れ、希少生物に少なからず被害が及んだことを残念に思います。日本の当局はドイツに見倣い、希少生物の生息地域でのTNRは最初から拒絶すべきでした。またノネコの駆除においても、ライブトラップのみならず、猟友会の協力を得て、銃なども複数の手段を用いるべきでしょう。ライブトラップだけですと、取りこぼしもありますので。


(参考資料)

Borkum 「ボルクム島」

Borkum ist die westlichste und mit knapp 31 Quadratkilometern größte der sieben bewohnten Ostfriesischen Inseln.
Borkum weist aufgrund seiner Größe und der damit einhergehenden landschaftlichen Vielfalt von allen ostfriesischen Inseln den größten Artenreichtum auf.
Auch bei der Fauna liegt Borkum mit rund 5000 nachgewiesenen Tierarten an der Spitze der Inselkette.
Borkum liegt im Nationalpark Niedersächsisches Wattenmeer, der seit dem 26. Juni 2009 mit zum UNESCO-Welterbe gehört.

ボルクム島は、7つの島からなる東フリージア列島の西端に位置する、31平方キロメートルの広さの最大の島です。
その大きさとそれに伴う変化に富む地勢条件により、ボルクム島は東フリージア列島すべての島の中では、最も大きな生物多様性を持っています。
列島の末端のまたボルクム島では、約5000種の動物相が確認されています。
ボルクム島はニーダーザクセン州ワッデン海国立公園内にあり、2009年6月26日にはユネスコの世界遺産に登録されています。



(動画)

 5 Gründe, warum wir Borkum lieben| WDR Reisen 「ボルクム島を愛する5つの理由 WDRトラベル」 2018/04/27 に公開

プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,227ブログ中6位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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