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野良猫が激増して人口の5分の1以上になったドイツ、デュイスブルク市は事実上、野良猫の給餌を禁じた






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(Zusammenfassung)
In Duisburg ist die Zahl der Streunerkatzen dramatisch gestiegen, auf schätzungsweise 100.000 Katzen (ein Fünftel der Stadtbevölkerung).
Die Stadt hat die Kastration und den Mikrochip von Katzen zur Pflicht gemacht und damit das Füttern streunender Katzen faktisch verboten.


 ドイツ、ノルトライン‐ヴェストファーレン州の人口約50万人の中堅都市、デュイスブルク市は野良猫の激増に頭を悩ませています。野良猫の数は10万匹を超えたとされ、同市の人口の5分の1をを占めます。そのために同市は事実上の「野良猫への給餌を禁止する条例」を、2019年に制定しました。なお東京都が調査による野良猫の推計値(放飼いの首輪をしている猫=飼猫である可能性が高いも含めた数)は、21万匹とされています。この数は東京都の人口の67分の1です。つまりデュセルドルフ市の猫の数は、人口比で東京都よりも13倍以上も多いことになります。


 ドイツ、ノルトライン‐ヴェストファーレン州のデュイスブルク市は、都市化が進んで人口密度が高く、比較的所得が高いという特徴があります。都市の規模は異なりますが、東京都と似ていなくもないです。そのデュイスブルク市ですが野良猫の数が人口の5分の1(10万匹)にまで激増して問題になっています。そのため2019年に事実上、野良猫の給餌を禁止する条例を制定しました。
 ちなみに東京都の野良猫数(首輪をしている外猫=飼猫の可能性が高いも含めて)は21万匹という、平成18年に東京都が行った調査があります。(*)人口当たりの野良猫数は、デュイスブルク市は東京都の13倍以上も多いのです。それを裏付けるソースをいくつか示します。

(*)
東京都における猫の飼育実態調査の概要 (平成 18 年度)


Kastrations- und Kennzeichnungspflicht für Katzen 「デュイスブルク市における飼猫の不妊去勢と個体識別義務」 2018年10月6日

Kastrationspflicht für Hauskatzen gilt in Duisburg ab 2019
Die Anzahl wild lebender Katzen in Duisburg und Umgebung nimmt zu.
Um die unkontrollierte Vermehrung einzudämmen, hat die Stadt eine Kastrations- und Kennzeichnungspflicht von Hauskatzen beschlossen.
Duisburg, Katzenhalter müssen ab dem Frühjahr 2019 ihre Katzen kastrieren und registrieren lassen.
Für die Kosten sollen sie selber aufkommen.
Ein entsprechender Antrag der Fraktion Bündnis 90/Die Grünen zur Kastrations- und Kennzeichnungspflicht wurde Anfang der Woche im Rat genehmigt.
Die Überpopulation von Katzen ist ein ernsthaftes Problem für den Tier- und Artenschutz.
Die Anzahl wilder Katzen in Duisburg hat in den vergangenen Jahren deutlich zugenommen.
Für Duisburg kursieren Zahlen im sechsstelligen Bereich.
Wilde Hauskatzen können zu einem echten Problem werden, wenn sie sich unkontrolliert vermehren.
Tiere, die keine reinen Stubentiger sind, sondern Freigang haben, müssen ab Frühjahr 2019 kastriert und registriert werden.

デュイスブルク市では、2019年から飼猫の去勢不妊義務が適用されます。
デュイスブルク市とその周辺地域では、野生化した猫の数が増加しています。
市は無秩序な猫の繁殖を抑制するため、飼猫の去勢不妊と個体識別を義務付けることを決定しました。
デュイスブルク市では、猫の飼主は2019年春から飼猫の去勢不妊手術と登録が義務付けられます。
その費用は飼い主自身が負担しなければなりません。
飼猫の強制な去勢不妊手術と識別に関しては、同盟90/緑の党(註 政党名)から提出された条例案が週初に市議会で可決されました。
猫の過剰な数は、動物と生態系の保護にとって深刻な問題です。
デュイスブルク市の野生化した猫(野良猫)の数は、近年大幅に増加しています。
デュイスブルク市に関しては、6桁台(10万単位)
の数の野良猫が徘徊しています。
野良猫が制御不能に繁殖すると、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
飼猫に限らず、自由に歩き徘徊できる猫は、2019年春から去勢手術と登録が義務付けられます。


 
 デュイスブルク市の人口は約50万人で野良猫数は10万匹以上。デュイスブルク市では人口の約5分の1の野良猫がいます。対して東京都の人口は14,000万人余りです。東京都の人口は1,400万人で野良猫数は1万匹。東京都には人口の68分の1の野良猫がいます。つまりデュイスブルクには、人口比で13倍以上の野良猫がいることになります。いかにデュイスブルク市には野良猫が多いかと言うことがわかります。

 そのような事情から同市では2019年以降は条例により、飼猫の去勢不妊手術、マイクロチップ等による飼猫の個体識別と登録が条例により義務付けられるようになりました。この条例ではまた、「給餌をしていればその猫を飼猫とみなす」と明文化されています。これは事実上野良猫への給餌を禁止することになります。実際問題、給餌は不特定多数の野良猫に行われます。給餌をしている多数の野良猫の全てに去勢不妊し、マイクロチップを入れて登録するのは手間とコスト的に難しいからです。
 給餌をしている現場に、多数の野良猫が集まってくれば、選別して去勢不妊、マイクロチップで登録した猫だけに給餌ができるでしょうか。実際には無理です。集まってきた野良猫に1匹でも去勢不妊無し、個体識別登録なしの野良猫が混ざっていれば違反になるのです。もちろん置き餌はできません。罰金額は1,000ユーロです。罰金が繰り返されれば、その負担に給餌者は耐えられないでしょう。以下に、条例原文を引用します。


Ordnungsbehördlichen Verordnung zur Aufrechterhaltung der öffentlichen Sicherheit und Ordnung im Stadtgebiet Duisburg (Sicherheits- und Ordnungsverordnung) vom 25.09.2012 「公共の安全と秩序を維持するための条例 デュイスブルク市 (治安秩序条例) 2012年9月 25日施行」

§ 11 Tierhaltung
(3) Katzenhalter*innen, die ihrer Katze Zugang ins Freie gewähren, haben diese zuvor von einem Tierarzt oder einer Tierärztin kastrieren und mittels Tätowierung oder Mikrochip kennzeichnen zu lassen.
Als Katzenhalter*in im vorstehenden Sinne gilt auch, wer freilaufenden Katzen regelmäßig Futter zur Verfügung stellt.
§ 16 Geldbußen
Vorsätzliche oder fahrlässige Zuwiderhandlungen gegen diese Verordnung stellen eine Ordnungswidrigkeit dar und können mit einer Geldbuße bis zu 1.000,00 EUR geahndet werden.

§ 11 動物の飼育
(3) 猫を屋外に出す飼い主は最初に獣医師によって猫の去勢不妊手術を受け、イレズミによる個体識別番号を入れるか、マイクロチップを装着しなければなりません。
上記が意味する猫の飼主とは、自由に徘徊する猫に定期的に餌を与える人もその猫の飼主とみなされます。
§ 16 罰金
この規則の故意または過失による違反は行政犯罪となり、最高1,000ユーロ(日本円で15万6,000円。1ユーロ=156円)の罰金が科せられる場合があります。



(動画)

 STUDIO 47 .live | DANIEL MAY, TIERHEIM DUISBURG, ÜBER DIE KOMMENDE KASTRATIONSPFLICHT FÜR KATZEN 「スタジオ47.live (マスコミ)| デュイスブルク・ティアハイムのダニエル・メイ氏は、同市の今後の猫の去勢義務化について語ります」 2019年2月20日

概要:繁殖制限されていない猫のペアは、7年間で37万匹にまで増えます。増えすぎた猫は、感染症を野生動物や人にすら感染させる危険があります。真菌性の感染症は、人にももたらされます。ディスブルク市では、約10万匹の野生化した猫が住んでいると推定されています。
 同市議会は猫の去勢不妊等を義務付ける条例を可決しました。この法律はどの様な影響をもたらすでしょうか?ティアハイムに持ち込まれた猫のうち、飼主が判明して返還されるのはわずか3~5%しかありません。それはティアハイムの経営を圧迫します。野良猫の去勢不妊のコストを負担して、新しい飼主を見つけるのは困難だからです。新しい条例は、野良猫の増加の抑制になるでしょう。




 このようにドイツの主要都市では、野良猫の増加が社会問題化しているところが多いです。ドイツ連邦全土では、野良猫の数が200万~300万いると推定されています。しかし驚く妄言を根拠もなく。機関銃のように連射している方がいます。小野塚知二東京大学狂授です。以下が、その一例です。
 ドイツではかなり野良猫の数が多く、それが生態系保全上や公衆衛生、社会問題になっていることは、簡単なドイツ語ワードで検索すればすぐに分かります。この方の知能は大丈夫なのかと心配になります。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ

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ドイツ動物保護連盟は野良猫の給餌を否定。ドイツでは多くの自治体条例で野良猫の給餌を禁止している






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(Zusammenfassung)
Freilaufende Katzen sollten wir nicht füttern, auch wenn das Tier hungrig aussieht.
Hier bei uns ist es in vielen Kommunen aber auch ausdrücklich verboten, freilaufende Katzen zu füttern.


 ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e.V)は、ドイツ国内にある約550のティアハイムの統括団体であり、非常に政治力もある動物保護団体です。多くのドイツの動物保護にかかわる法改正にもかかわってきました。ドイツ動物保護連盟は、明確に「野良猫の給餌はするべきではない」との方針を明らかにしています。またドイツの多くの自治体には、野良猫の給餌の禁止を明文化した自治体条例があります。


 ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e.V)の野良猫の給餌に対する方針ですが、「野良猫には給餌すべきではない」と明らかにしています。その理由は「単に野良猫に給餌することは、その猫を最終的に救済することにはならない」ことと、「(給餌により増えた)野良猫による鳥などの野生動物の被害が甚大」だからです。そのドイツ動物保護連盟の方針に関する資料から引用します。


Freilebende Tiere Streunende Katzen nicht füttern 「自由に徘徊している動物(野良動物) 野良猫に餌を与えてはなりません」 2019年8月27日

Freilaufende Katzen sollten wir nicht füttern, auch wenn das Tier hungrig aussieht.
Hier bei uns ist es in vielen Kommunen aber auch ausdrücklich verboten, freilaufende Katzen zu füttern.
Wer das ab und zu mal macht, sollte also lieber mal checken, ob es überhaupt erlaubt ist, denn im Zweifel wird ein Bußgeld fällig.
Zwei Millionen verwilderte Tiere in Deutschland.
Laut Deutschem Tierschutzbund gibt es in Deutschland schätzungsweise zwei Millionen verwilderte Tiere.
Von der Idee, hungrige Streuner zu füttern, rät der Tierschutzbund aber ausdrücklich ab.
Das Problem sei nämlich, dass wir dem Tier damit nicht dauerhaft helfen können.
Helfen könnten wir den Tieren nur, indem wir das Ordnungsamt oder den lokalen Tierschutzverein anrufen und von der Katze erzählen.
Die kennen sich mit den scheuen Tieren aus, können sie einfangen, untersuchen, registrieren – und vor allem auch kastrieren.
Das sei sehr wichtig, weil sich nur auf diese Weise das Problem mit den streunenden Katzen langfristig eindämmen lässt.
Denn die rund zwei Millionen freilaufenden Katzen töten nach Schätzungen des Naturschutzbundes jedes Jahr um die 30 bis 100 Millionen Vögel.

たとえお腹を空かせているように見えても、自由に徘徊している猫(野良猫)に餌を与えるべきではありません。
ドイツでは多くの地域では、自由に徘徊する猫(野良猫)に餌を与えることは法律の明文規定で禁止されています。
つまり野良猫に時々給餌する人は、それが許可されているかどうかを確認する必要があります。
それ(野良猫への給餌)が疑われる場合には罰金が科されるためです。
ドイツには200万匹の野良猫がいます。
ドイツ動物保護連盟によると、ドイツには推定200万匹(300万匹という推計もある)の野良猫がいるといます。
しかし、ドイツ動物保護連盟は、お腹を空かせた野良猫に餌を与えるという考えに明確に反対しています。
問題は、私たちがその野良猫を最後まで助けることができないことです。
野良猫たちを助ける唯一の方法は、自治体の公安局か地元の動物保護協会に電話して、猫のことを伝えることです。
彼らは人になついていない動物(野良猫)の扱いに慣れており、捕獲したり、調査したり(飼主の有無など)、登録を促したり、そして何よりも去勢することができます。
これは野良猫の問題を長期的に抑制する唯一の方法であるため、非常に重要です。
またドイツ連邦自然保護局の推計によると、約200万匹の自由に徘徊する猫(野良猫)は、毎年約3000万羽から1億羽の鳥を殺しているといいます。



(動画)

 Sollte man fremde Katzen füttern? 「見知らぬ猫(野良猫)に餌を挙げるべきですか?」 2020年8月25日

 ドイツの獣医師の意見。「野良猫に餌を与えるべきでしょうか?」の問いに「90秒で答えが出る。2つの理由でしてはならない。1つは給餌はその猫を最終的に助けることにはならない。2つ目はその餌が、給餌される猫に耐性があるとは限らず有害である場合があるから」と野良猫の給餌に反対しています。




 ドイツの自治体の多くでは、野良猫の給餌を禁止する明文規定がある条例があります。日本では一部で「ドイツでは日本と同様に猫のTNRは非常に盛んに行われている」という情報があります。しかしそれは誤りです。
 ドイツでは日本ではほぼ禁止されていない、私人がほぼ無制限に野良猫の去勢をして給餌をすることは多くの自治体条例で禁止されています。例外的に認可を受けた動物保護団体(ティアハイムやその上部団体の動物保護協会)のみが行えます。罰則は十数万円~数十万円の罰金が科される自治体が多いです。具体的に条例の条文を引用します。蛇足ですが、ルドルシュタット市条例では「犬の児童公園の入場は禁止。犬のリード義務」も明文化されています。「ドイツはどこでも犬は同行できるしノーリードでもよい。犬のリードは禁止されている」という、愛誤の真逆のデマは驚くばかりです。


Ordnungsbehördliche Verordnung Stadt Rudolstadt 「市規制当局による条例 ルドルシュタット市」
 
§ 9 Tierhaltung
(5) Das Füttern fremder oder herrenloser streunender Katzen und wilder Tiere (u. a. Füchse) ist verboten.
Ausgenommen davon sind die vom Tierschutzverein festgelegten Futterplätze und in anderen Rechtsvorschriften bestimmte Ausnahmen.

9条 動物の扱い
(5) 見知らぬ野良猫や飼い主のいない野良猫、野生動物(キツネを含む)への餌やりは禁止です。
ただし動物保護協会(ティアハイムの上部団体)が指定する餌場や、その他法律で規定する一部の例外は除きます。



 ドイツには約200万匹の野良猫がおり(300万匹という推計もある)、野良猫の動物福祉上や野生動物を野良猫が狩ることを、連邦政府機関も問題にしています。しかし驚くべき妄言虚言「ドイツでは20世紀中葉までに野良猫は消滅した。いない」を、機関銃のように連射している方がいます。小野塚知二東京大学狂授です。
 ドイツではかなり野良猫の数が多く、それが生態系保全上や社会問題になっていることは、簡単なドイツ語ワードで検索すればすぐに分かります。この方の知能は大丈夫なのかと心配になります。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ

続・ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた






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(Zusammenfassung)
99 Prozent der Katzen, die Tierheim betraten, waren krank und verletzt.
Tierheim musste daher 20 % von ihnen einschläfern.


 記事、ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた の続きです。
 ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e.V ドイツのティアハイムの統括団体)は、傘下のティアハイムを対象に初のドイツ国内の野良猫に関する調査を行い、23年8月に公表しました。結果はドイツ国内の野良猫の悲惨な状況が示されています。ドイツでは野良猫が200万匹いるとされていますが、多くが虐待殺害、狩猟で射殺され、ティアハイムに収容された野良猫の99%は傷病があります。そのためにティアハイムは収容した野良猫の20%を安楽死(殺処分)しています。さらに野良猫は増加し、状況は悪化しているとしています。動物保護連盟はその対処として「飼い猫の去勢義務、個体識別、登録の連邦法の制定」を求めています。



 前回記事に続き、サマリーで示した、ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e. V.)が初めて行った、ドイツ国内の野良猫の情況に関する調査報告書から引用します。なおこの調査は傘下のティアハイムに調査票を送り、その結果に基づいています。


Tierschutzbund fordert bundesweite Kastrationspflicht für Katzen: »Sie leiden im Verborgenen 「ドイツ動物保護連盟はドイツ全土での猫の去勢義務を呼びかけています:「猫たちは人知れず苦しんでいるのです」 2023年8月1日

Das Leid der Straßenkatzen noch verschlimmern könnte.
Nach Schätzungen des Deutschen Tierschutzbundes habe die Population der Straßenkatzen mittlerweile eine Größe von zwei Millionen Tieren erreicht.
Im Rahmen einer Katzenhalterbefragung konnte der Tierschutzbund zudem ermitteln, dass von den 15,2 Millionen in Deutschland gehaltenen Katzen circa zehn Prozent nicht kastriert sind.
Also 1,52 Millionen Tiere, die im Freigang mit Streunern Nachwuchs produzieren könnten.

93 Prozent der befragten Tierschützer sehen dies in einem Zusammenhang mit der Corona-Pandemie.
Auch hätten 20 Prozent der Befragten im Jahre 2022 im Rahmen einer YouGov-Umfrage gesagt, die Anschaffung ihres Haustieres zu bereuen.
Zudem ist die Zahl der gehaltenen Tiere aus dem Jahr 2021 mit 16,4 Millionen beziffert worden, 2022 nur noch mit 15,2 Millionen.
Wohin sind also 1,2 Millionen Katzen binnen eines Jahres verschwunden?

Die Situation ist durch die 20 bis 30 Prozent höheren Kosten für eine Kastration nach der Anhebung der Gebühren für Tierärzte im November 2022 noch brisanter.
Da Katzen zwei bis drei Mal im Jahr Junge bekommen, kann sich das Problem exponentiell verschärfen, wenn diese Katzen weiter unkastriert auf der Straße leben.
Schon jetzt gaben 78 Prozent der Tierheime an, Katzenschwemmen zu bestimmten Zeiten des Jahres zu erleben.

Deutscher Tierschutzbund fordert bundesweite Kastrationspflicht für Katzen.
Um den Teufelskreis der unkontrollierten Fortpflanzung zu durchbrechen und das Leid zu stoppen, braucht es dringend eine bundesweite Regelung für mehr Katzenschutz, die eine Kastrations-, Kennzeichnungs- und Registrierungspflicht beinhaltet.

ドイツの野良猫の苦しみは、さらに深刻化する可能性があります。
ドイツ動物保護連盟の推定によると、ドイツ国内の野良猫の数は現在200万匹に達しています。
ドイツ動物保護同連盟はまた、調査の一環として猫の飼主に対する調査も行いましたが、ドイツで飼われている1,520万匹の猫のうち約10%が去勢されていないことを確認することができました。
つまり、野良猫として子孫を残す可能性のある飼猫は152万頭といるということになります。

調査対象となった動物愛護活動家の93%は、以下の事柄はコロナパンデミックに関連していると見ています。
2022年に行われたYouGov(市場調査会社)の世論調査では、調査対象となった人の20%が(コロナペットブームで)新たにペットを飼ったことを後悔していると回答しました。
さらに2021年の猫の飼育数は1,640万頭と推定されており、2022年にはわずか1,520万匹にまで減りました。
1年間で減った、120万匹の猫は一体どこへ行ったのでしょうか?(註 ドイツ動物福祉連盟は、飼育数が1年間で120万匹も減った猫は捨てられたと含みを持たせています)。

2022年11月の獣医師の診療報酬値上げに伴う去勢手術費用の20~30%の値上げにより、状況はさらに深刻化しています。
猫は年に2~3回子猫を産むために、これらの猫が去勢手術を受けずに路上に棲み続けると、急激に野良猫が増加するという問題が生じる可能性があります。
すでにティアハイムの78%が、一年の特定の時期に猫の洪水(註 野良猫、捨猫、不要猫の引き取り数の激増のこと)に見舞われると回答しています。

ドイツ動物保護連盟は、ドイツ連邦全土に及ぶ猫の去勢義務を求めています。
猫の制御されない繁殖の悪循環を断ち切り、野良猫の苦しみを止めるためには去勢、個体識別(マイクロチップ)、猫の登録の義務を含む、猫の保護を強化するための全国的な規制が緊急に必要です。



 同じ資料から、前回記事(ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた)では、「ドイツでは数百万匹(200万匹)の野良猫がいるが、多くが虐待虐殺の被害に遭っている。ティアハイムに収容された野良猫の99%は何らかの傷病があり、20%を安楽死させた。ドイツの野良猫の数は多く、また悲惨な状況にある」ことを引用しました。今回記事では同じ資料から、その解決のための処方箋を、ドイツ動物保護連盟はどの様に考えているのかという点を述べました。
 ドイツ動物保護連盟は、ドイツに多数いる野良猫の問題を解消するためには、「1、飼猫の去勢義務」、「飼い猫の個体識別(マイクロチップ)」、「3、猫の飼育では行政に登録を行う」ことの3点を連邦での法令により義務化することを求めています(註 州や自治体レベルでは立法化は進んでいます)。日本は野良猫対策では「地域猫」を進めていますが、「飼猫の去勢義務」、「個体識別義務(マイクロチップ)」、「飼猫の届出と登録義務」は一切立法化を唱える人はいません。
 「動物愛護先進国のドイツを見倣え」という、日本の動物愛護家は多いです。しかしなぜ、これらのドイツの政策を支持する人がいないのでしょうか。

 なおドイツでは基本的に個人が行うTNRと給餌は禁止されています。多くの条例で、個人の野良猫の給餌は例外なく罰金の対象になります。例外的に登録を受けた動物保護団体(ティアハイム等)が許可されている自治体はあります。
 以上は飼猫に対してですが、野良猫に関してはドイツは日本と異なり所有者不明猫(野良猫)も行政が捕獲し、公的施設に収容し殺処分もあります。市民が捕獲した所有者不明猫を、自治体は必ず引き取らなければならないと法律に定められており、司法判断も示されています。所有者不明猫は行政が一次保護を行い、飼主返還(飼主が返還を受けるにはかなりの手数料が徴収される)や緊急的な殺処分が行われます。自治体の殺処分率は15%程度という数値があります。一定期間内に一連の事務手続きを終えたのちに、残りの猫をティアハイムに移譲します。ティアハイムの猫の殺処分率は、今回引用したドイツ動物保護連盟の資料によれば20%とされています。しかしこれはティアハイムの回答が元であり、実数はそれより多いと見た方がよいでしょう。民間の調査ですので虚偽の回答をしても処罰されることはありませんし、殺処分数率はできるだけ少なめに申告したいというバイアスが働くからです。日本の様に、1単位で行政組織により正確な集計が行われているわけではありません。

 このようにドイツでは野良猫の数は多く(今回引用した、ドイツ動物保護連盟の資料ではドイツに生息する野良猫数は200万匹としていますが、300万匹という資料も複数あります)、問題になっています。しかし驚くべき能天気で頭が沸いた発言をしている方がいます。小野塚知二東京大学狂授です。狂授は「ドイツは帝国主義により動物愛護精神が進展した動物愛護先進国で、『飼主のない猫は不幸』ということで飼猫化が進んだ。また核家族化に伴う高齢者の施設介護化により高齢者が野良猫に給餌できなくなったこともあり、20世紀中葉までに野良猫が消滅した。ドイツには野良猫がいない」と、いたるところでこの珍説妄言を得意になって連射しています。
 狂授は一体どこから「ドイツでは20世紀中葉までに野良猫が消滅した」という情報を引っ張ってきたのやら?しかるべき機関を受診すべきレベルの方かもしれません。


(画像)

 文教通信  2022年7月 から。

 小野塚知二狂授は、「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会に二分できることがわかりました。英国やドイツはかつて(20 世紀半ばまで)は野良猫がいましたが、いまはほとんどいません。イタリアや日本はいまも野良猫がいます。野良猫の消滅と有無を決定しているのは、家族形態・介護形態と帝国主義経験の深浅である」と得意になっています。しかしこれらはいずれも真実とは真逆の、まさに狂人の妄想に等しいことは、私の多くの記事で出典を挙げて述べたことです。
 さらに狂授は「英国は19~20 世紀には食糧輸入国だったのですが、いまはほぼ百パーセントの自給率」とも発言しています。しかし現在のイギリスの食糧自給率は2020年では全食糧で61%です。61%が「ほぼ100%」なのですかね。もうこの方は治療が必要なレベルではないかと。

小野塚 文教通信

Self-sufficiency in food in the UK 1988-2020

Food Security This is a House of Commons Committee report, with recommendations to government. The Government has two months to respond. Seventh Report of Session 2022–23 イギリス政府文書

ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた






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(Zusammenfassung)
99 Prozent der Katzen, die Tierheim betraten, waren krank und verletzt.
Tierheim musste daher 20 % von ihnen einschläfern.


 ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e.V ドイツのティアハイムの統括団体)は、傘下のティアハイムを対象に初のドイツ国内の野良猫に関する調査を行い、23年8月に公表しました。結果はドイツ国内の野良猫の悲惨な状況が示されています。ドイツでは野良猫が200万匹いるとされていますが、多くが虐待殺害、狩猟で射殺され、ティアハイムに収容された野良猫の99%は傷病があります。そのためにティアハイムは収容した野良猫の20%を安楽死(殺処分)しています。しかし「ドイツでは20世紀中葉までに野良猫は消滅した」という、狂った発言をしている東大教授の方がいます。


 サマリーで示した、ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e. V.)が初めて行った、ドイツ国内の野良猫の情況に関する調査報告書から引用します。なおこの調査は傘下のティアハイムに調査票を送り、その結果に基づいています。


Tierschutzbund fordert bundesweite Kastrationspflicht für Katzen: »Sie leiden im Verborgenen 「ドイツ動物保護連盟はドイツ全土での猫の去勢義務を呼びかけています:「猫たちは人知れず苦しんでいるのです」 2023年8月1日

Der Deutsche Tierschutzbund deckt mit dem ersten großen Katzenschutzreport alarmierende Zahlen über das Leid der Tiere hierzulande auf.
Die erschreckenden Daten über Tierquälerei und Streunerleid im Überblick.
Dass es in Deutschland ebenfalls ein Problem mit Straßenkatzen gibt, das höchstwahrscheinlich sogar noch größer werden wird.
Dies deckt nun der Katzenschutzreport des Deutschen Tierschutzbundes mit alarmierenden Zahlen zu Straßenkatzen und Tierquälerei auf.
Fast ein Drittel der Tierschutzvereine sei sich sicher, dass Katzen mehr als andere Tierarten Opfer von Tierquälerei und/oder Tötungen werden.
So gaben auch 18 Prozent an, dass die Fälle von Tierquälerei und/oder vorsätzlicher Tötung von Katzen in ihrem Einzugsgebiet in den letzten drei Jahren zugenommen haben.
Die häufigsten Formen von Tierquälerei bei Katzen, die den Tierheimen und Vereinen auffiel, hat der Tierschutzbund für den großen Katzenschutzreport aufgeschlüsselt.
Mehrfachnennungen waren möglich, denn es kam vor, dass ein Tier unter mehreren Formen von Misshandlung litt.

86 Prozent aller Tiere waren ausgesetzt
77 Prozent nicht artgerecht gehalten, sprich aus Animal Hoarding, Käfighaltung oder Vernachlässigung übernommen
48 Prozent der Katzen wurden zusätzlich geschlagen oder getreten
43 Prozent waren von Vergiftungen betroffen
27 Prozent wurden ab- oder angeschossen
26 Prozent der aufgenommenen Katzen hatten nicht selbst zugefügte Verletzungen
16 Prozent der Katzen wurden in einer Tüte, Kiste o. ä. zum Sterben zurückgelassen
15 Prozent wurden von den Tierschützern ertränkt aufgefunden
10 Prozent wurden drangsaliert oder terrorisiert
weitere 10 Prozent der Katzen wurden erschlagen aufgefunden

Zudem landeten immer mehr Katzen im Tierheim.
Mehr als zwei Drittel der Tierschutzvereine (69 Prozent) gaben an, sie hätten in den letzten zwölf Monaten mehr Katzen aufnehmen müssen.
Straßenkatzen in Deutschland – laut Katzenschutzreport eine Population in Millionengröße.
Der Millionen Straßenkatzen : Sie hungern, frieren, leiden oft unter Infektionskrankheiten.
Darum hat der Deutscher Tierschutzbund in der groß angelegten Umfrage die angeschlossenen Tierschutzvereine zur Situation vor Ort befragt.
In 99 Prozent der Fälle seien die Straßenkatzen krank, wenn sie von Tierschutzvereinen das erste Mal einem Tierarzt vorgestellt würden, wohingegen nur ein Prozent gesund waren.
Das ungeschützte Leben im Freien macht die Tiere anfällig für Krankheiten.

Die medizinischen Untersuchungen, die Streuner benötigten, verteilen sich wie folgt (Mehrfachnennungen möglich):
95 Prozent der Katzen wurden auf Parasitenbefall behandelt
71 Prozent litten an einer Infektionskrankheit
61 hatten eine Augenentzündung
Bei 26 Prozent der Tiere wurden Wunden versorgt
20 Prozent mussten eingeschläfert werden
6 Prozent benötigten Operation, darunter waren Augenentfernungen, Amputationen und Behandlungen von Brüchen

Nach Schätzungen des Deutschen Tierschutzbundes habe die Population der Straßenkatzen mittlerweile eine Größe von zwei Millionen Tieren erreicht.

ドイツ動物保護連盟(Der Deutsche Tierschutzbund e. V. ドイツ、ティアハイムの統括団体)は、ドイツ初の大規模な猫保護状況報告書により、ドイツにおける猫の苦しみに関する憂慮すべき数字を明らかにしました。
動物虐待と野良猫の苦しみに関する恐ろしいデータが、一目でわかります。
ドイツには野良猫の問題があり、それはさらに大きくなる可能性が高いのです。
これらに関することはドイツ動物保護連盟の猫保護報告書によって明らかになり、野良猫と動物虐待に関する憂慮すべき数字が示されています。
動物保護協会(ティアハイムの運営団体)のほぼ3分の1は、猫が他の動物種よりも動物虐待や殺害の被害に遭うことが多いと確信しています。
また動物保護協会の18%は過去3年間に、管轄区域内での動物虐待や意図的な猫の殺害が増加したと述べました。
動物保護連盟は大規模な猫保護状況報告書としてまとめるために、ティアハイムやその運営母体の動物保護協会が発見した猫に対する最も一般的な動物虐待の形態を分析しました。
1匹の猫が複数の形態の虐待を受けていたために、複数の回答が可能であるために回答が重複しています。

全ての猫のうち、86 %が遺棄されていました
77%は猫に適した方法で飼育されておらず、アニマルホーダーによる飼育やケージに閉じ込めっぱなしの飼育や、遺棄放任されていました
48%の猫が殴られたり蹴られたりしていました
43%が毒で中毒になりました
27%が銃殺され、または銃で撃たれてけがを負いました
ティアハイムに入所した猫の26%には、自傷行為以外での怪我がありました
16%の猫が袋や箱などの中に放置されて死んでいました
15%の猫が動物保護活動家によって溺死しているのが発見されました
10%がいじめや暴力を受けていました
他に10%の猫が死んでいるのが発見されました

さらにティアハイムに収容される猫も増えました。
動物保護協会(ティアハイムの運営団体)の3分の2以上(69%)が、過去12カ月でさらに多くの猫を引き取らなければならなくなったと回答しました。
ドイツの野良猫 - 猫保護状況報告書によると、その数は数百万匹です。
何百万もの野良猫:彼らは飢え、凍え、しばしば感染症に苦しみます。
ドイツ動物保護連盟は、加盟する動物保護協会に大規模な調査で現場の状況を尋ねました。
野良猫が動物保護協会で初めて獣医師に診察を受けときには、99%は疾病があり、健康な猫はわずか1%にすぎませんでした。
無防備な屋外生活により、野良猫は病気にかかりやすくなります。

野良猫に必要な健康診断は以下のような割合でした(複数回答可)。
95%の猫が寄生虫の治療を受けました
71%が感染症に感染していました
61%が目の感染症を患っていました
26%の猫では傷の治療が必要でした
20%の猫は安楽死しなければなりませんでした
6%は目の切除、器官の切除、骨折の治療などの手術が必要でした

ドイツ動物保護連盟の推定によると、野良猫の数は現在200万匹に達しています。



 ドイツの野良猫の、あまりにも悲惨な現状が記されています。ドイツでは野良猫に対する虐待虐殺行為が非常に多く、また捨猫も多いことがわかります。それらの原因による傷病により、ティアハイムは収容した野良猫の20%を安楽死(殺処分)しています。 
 なおドイツでは所有者不明犬猫の一次収容は行政と法律に定められています。行政がまず緊急的な収容した所有者不明犬猫の安楽死(殺処分)(概ね15%という数字が複数の資料である)を行っていますので、ドイツの官民併せた施設による猫の安楽死(殺処分率)は、民間ティアハイムの20%よりさらに高くなります。

 この様な悲惨なドイツの野良猫の情況ですが、驚くべき能天気で頭が沸いた発言をしている方がいます。小野塚知二東京大学狂授です。狂授は「ドイツは帝国主義により動物愛護精神が進展した動物愛護先進国で、『飼主のない猫は不幸』ということで飼猫化が進んだ。また核家族化に伴う高齢者の施設介護化により高齢者が野良猫に給餌できなくなったこともあり、20世紀中葉までに野良猫が消滅した。ドイツには野良猫がいない」と、いたるところでこの珍説妄言を得意になって連射しています。
 今回引用したドイツ動物保護連盟の報告書では「ドイツでは野良猫が200万匹いる」とされていますが、他の論文で引用された300万匹という数値もあります。狂授は一体どこから「ドイツでは20世紀中葉までに野良猫が消滅した」という情報を引っ張ってきたのやら?しかるべき機関を受診すべきレベルの方かもしれません。


(画像)

 文教通信  2022年7月 から。

 小野塚知二狂授は、「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会に二分できることがわかりました。英国やドイツはかつて(20 世紀半ばまで)は野良猫がいましたが、いまはほとんどいません。イタリアや日本はいまも野良猫がいます。野良猫の消滅と有無を決定しているのは、家族形態・介護形態と帝国主義経験の深浅である」と得意になっています。しかしこれらはいずれも真実とは真逆の、まさに狂人の妄想に等しいことは、私の多くの記事で出典を挙げて述べたことです。
 さらに狂授は「英国は19~20 世紀には食糧輸入国だったのですが、いまはほぼ百パーセントの自給率」とも発言しています。しかし現在のイギリスの食糧自給率は2020年では全食糧で61%です。61%が「ほぼ100%」なのですかね。もうこの方は治療が必要なレベルではないかと。

小野塚 文教通信

Self-sufficiency in food in the UK 1988-2020

Food Security This is a House of Commons Committee report, with recommendations to government. The Government has two months to respond. Seventh Report of Session 2022–23 イギリス政府文書

「ドイツは高齢者が施設に入所するので餌やりができず野良猫が消滅した」という東大教授の真逆の大嘘







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 記事、
「イギリスとドイツでは帝国主義の進展により動物愛護の機運が高まり野良猫が消滅した」という東大教授の発狂ぶり(笑)
「核家族化が進んだ国では野良猫は消滅する」という東大教授の「風が吹けば桶屋が儲かる」漫才理論
の続きです。
 小野塚知二東京大学教授の「世界は野良猫がいるいないで二分できる」という研究があります。これが妄論であることを、私はそれぞれの国の信頼性が高い野良猫生息数の資料を基に証明しました。さらに野良猫(イエネコ)と、在来野生動物であるヨーロッパヤマネコとの交雑や、ネコ科動物しか終宿主にならないヒツジのトキソプラズマ感染が教授による「野良猫がいない国」でも進んでいることを挙げて、これらの国にも多くの野良猫が生息していることを証明しました。教授はその他でもとんでもない妄言を繰り返しています。「核家族化が進んだイギリスとドイツでば高齢者の介護は施設入所になり、高齢者が餌やりできなくなるので野良猫が消滅した」もそうです。



 サマリーで述べた通り、小野塚知二東京大学狂授が科研から補助金を得て進めている研究があります。それは「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる。イギリス、ドイツ、スイス、オーストリアは野良猫が消滅したためにいない。いるのはスペイン、ポルトガル、イタリア、日本などのアジア諸国である」です。
 この小野塚知二狂授の主張が誤りで妄論であることは、サマリーで示した通りです。野良猫は人が生活し、産業があるところでは普遍的にいます。余程離島の狭い範囲で積極的に駆除した場所では例外的に「野良猫ゼロ」と達成したところは、オーストラリア等の離島にはあります。人口数千万人レベルで気候も温帯に属するような国で「野良猫が消滅した。いない」などありえません。

 小野塚知二狂授の「イギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、北フランスには野良猫はいない。対してスペイン、ポルトガル、イタリア、日本などのアジア諸国には野良猫はいる。世界は野良猫がいるいないではっきりと二分できる」との主張ですが、野良猫がいるいるいないが二分された要因として次を挙げています。


1、帝国主義が進展した国々おいてそれとともに19世紀末から20世紀初頭にかけて動物愛護という思想が生まれ、「飼主がいない動物は不幸」とされた。そのために野良猫の飼猫化が進み、野良猫が消滅~いなくなった。

2、野良猫がいないイギリス、ドイツ、北フランスは野良猫がいる国と異なり、核家族化が進んでいた。

3、核家族化が進んだ国では2度の世界大戦で子供の数が減り、介護を担う者が不足することからこれらの国(イギリス、ドイツ)では、老人介護は施設介護が主になった。施設介護が主になれば独居高齢者は殆ど発生しなくなる。独居高齢者が野良猫に給餌することは野良猫の増加につながるので、独居高齢者が発生しない介護施設型のイギリス、ドイツでは野良猫が消滅した。


 小野塚知二狂授の上記の科研から補助金を受けている研究の概要はこちら。

野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



 小野塚知二東京大学狂授の「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」との主張ですが、具体的な「野良猫がいない国」と「野良猫がいる国」はこちらです。
 「野良猫がいる国」はイギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、北フランスとしています。「野良猫がいる国」はイタリア、スペイン、ポルトガル、日本などのアジア諸国です。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 東京大学教授が唱えたとは思えない、まさかの「風が吹けば桶屋が儲かる」論です(笑)。しかも「1」「2」「3」は、いずれも正しくありません。「1」、「2」の誤りについては、連載記事で述べた通りです。
 今回は「3、核家族化が進んだ国では老人介護は施設介護が主になった。施設介護が主になれば独居高齢者は殆ど発生しなくなる。独居高齢者が野良猫に給餌することは野良猫の増加につながるので、独居高齢者が発生しない介護施設型のイギリス、ドイツでは野良猫が消滅した」が妄論であることを述べます。まずドイツを取り上げます。結論から言えば、ドイツは高齢者の介護では施設の入所率は日本よりはるかに低く、介護は家族に依存する率も高いのです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』 から

(野良猫が消滅して野良猫がいない国の)イギリス、ドイツに共通しているのは核家族であったということです。
(核家族が進んだ)イギリス、ドイツでは⽼⼈ホームに⼊ることが基本的な⽼後の暮らし⽅になっていくのです。
これが 3 つ⽬の介護形態との関係になります。
このような社会に独居⾼齢者はほとんど発⽣しません。
近所の野良猫に過剰に餌やりをするような⾼齢者の存在そのものがない
わけです。
したがって、過剰な餌やりの結果猫が増えてしまうという状況が、これらの国では20 世紀中葉以降には発⽣しなくなっています


小野塚 核家族 介護


(画像)

 人の資本主義 から

人の資本主義9


人の資本主義 中島 隆博 編東京大学出版会

小野塚 イタリア、スペインというのは、介護に関していうと、家族介護型の社会なのです。
ドイツも、施設介護なのです。
(イギリスとドイツの)施設介護型の社会では野良猫がいなくなるのです。
逆に、在宅介護型の社会では野良猫が発生する。
なぜかというと、独居高齢者がいて、猫に餌をやるから、野良猫が増える
のです。


 上記の小野塚知二狂授の「ドイツでは施設介護型社会で、高齢社は施設に入所するので野良猫に餌やりができなくなる。そのために野良猫が消滅したため野良猫はいない」主張が、全くの妄論であることを、ドイツの介護に関する統計資料を挙げます。


(画像)

 Pflegebedürftige nach Versorgungsart 2021 「介護の種類別の要介護者数 2021年」 出典:ドイツ連邦共和国統計局 2023年 から

介護を受けた高齢者500万人のうち、

・Pflegebedürftige zu Hause versorgt (überwiegend durch Angehörige) 「要介護者を自宅で介護(主に親族が担う)」 63%(赤)
・Pflegebedürftige zu Hause versorgt (ambulante Pflege- / Betreuungsdienste) 「在宅で要介護者の介護を行う(通所介護・支援サービスを利用) 21%(ピンク)
・Pflegebedürftige vollstationär in Heimen 「介護施設に完全に入所して介護が必要」 16%(青)

ドイツ 高齢者介護 施設


 次に全く同様の内容の、日本の厚生労働省による資料から引用います。


(画像)

 介護分野をめぐる状況について 令和2年3月16日 厚生労働省 から

 介護を受けた高齢者490万4,000人のうち、

・居宅サービス 307万人(62.6%)
・地域密着型サービス 87.7万人(17.9%)
・施設サービス 95.7万人(19.5%)

日本 施設介護


 上記の統計は全く同時期ではありませんが、以下のことがわかります。

1、ドイツ、日本とも要介護高齢者の施設介護の比率は低く10%台である。
2、日本はドイツより約18%も施設介護を受ける高齢者の割合が高い。
3、ドイツ、日本とも要介護の高齢者は自宅で介護を受ける割合が80%で自宅介護が主と言える。しかも家族が主な介護の担い手である。


 つまり小野塚知二教授の主張、「ドイツは施設介護型の国で高齢者は介護施設に入所するので独居高齢者が発生しない。野良猫の増加の原因は独居高齢者が過剰に餌やりすることなので、介護施設型のドイツでは野良猫が消滅した(真実は高位推計で300万もの野良猫がいる)。対して日本は在宅介護型の国なので野良猫がいる」は、まさに真実とは真逆も真逆、狂人の妄想に等しいです。
 その国が「施設介護型」なのか、「在宅介護型」なのかは複数の文献が公開されています。なぜそのような資料を事前に調べることを小野塚狂授はしなかったのか、はなはだ疑問です。しかも妄想を年々にもわたりべらべらと講演会や対談でしゃべりまくり、この方は治療が必要なレベルなのではないかと推測します。またこのような愚行の研究に補助金の支給を決定した科研の不正すら疑います。
 次回は小野塚知二狂授が「野良猫がいない国」の筆頭に挙げている、イギリスを取り上げます。狂授は多方面にわたり、「施設介護型のイギリスは高齢者が施設に入所し、野良猫に餌やりができなくなったので野良猫が消滅した(真実はイギリスは国際比較でも非常に野良猫が多い国)」と書き、喋りまくっています。結論を先に述べれば、イギリスは今回挙げた日本より施設介護の比率が低いのです。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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