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モスクワでのコロナウイルス対策での野犬大量殺処分






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(summary)
Moscow authorities are rounding up stray animals and exterminating rats as a precaution against the new coronavirus, actions that animal rights campaigners decried as cruel and scientifically groundless.


 ロシア、モスクワでは事実上「新型コロナウイルス対策」として、ネズミの駆除と市内の野良動物を捕獲殺処分しています。モスクワではその対策により、ほぼ野犬が一掃されました。しかし犬がコロナウイルスの感染拡大の要因になるとは今のところ証明されていません。犬はむしろコロナウイルスには感染しにくいという研究結果すらあります。


 サマリーで示した、「ロシア、モスクワでは新型コロナウイルス対策として市内の野犬を捕獲し、大量殺処分~一掃している」ことを伝えるニュースソースから引用します。
 Moscow rounds up stray animals, kills rats over coronavirus fears 「モスクワでは新型コロナウイルスの恐れから野良動物を駆除し、ネズミを殺しています」 2020年2月27日


MOSCOW (Reuters) - Moscow authorities are rounding up stray animals and exterminating rats as a precaution against the new coronavirus, actions that animal rights campaigners decried as cruel and scientifically groundless.
“We are currently carrying out a large-scale complex (of measures) for the total deratization of the city, catching wild animals, strays,” Elena Andreeva, the Moscow head of the Rospotrepnadzor consumer health watchdog, was quoted as saying by the RIA news agency.
She did not explain the reasoning for the moves but said they were part of measures to prevent the spread of the coronavirus.
Moscow used to have a large population of stray dogs and cats, but they have become a rare sight in central Moscow though packs of stray dogs are sometimes seen outside the center.

モスクワ(ロイター通信社)モスクワの行政当局は、新型のコロナウイルスの予防策として、アニマルライツ活動家らが残酷で科学的ではないと非難している対策で、野良動物とネズミを駆除しています。
ロスポトレプナゾールの消費者健康監視機関のモスクワ責任者である、エレナ・アンドレワ氏の、「当局は現在、野生動物や野良動物を捕まえて、都市が完全に破壊することを防ぐための大規模な複合的な対策を講じています」との発言が、RIA社から伝えられました。
エレナ・アンドレワ氏はその対策の理由を説明しませんでしたが、それらはコロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置の一環であると述べました。
モスクワにはかつて野良犬や野良猫がたくさん住んでいました。
しかしモスクワ中心部の以外では、野良犬の群れが時々見られますが、モスクワ中心部ではすでに珍しい光景になっています。



 のちの中国の研究機関の研究によれば、「新型ウイルスは猫は感染しやすいが犬ではそうではない」という結果が得られています。WHOでもその研究論文に準拠し、「犬は新型コロナウイルスの感染の意感受性は低い」としています。
 モスクワの野良犬には気のどくな話です。しかしモスクワをはじめとするロシアの都市圏では野良犬の数が大変多く、また狂犬病発数も比較的高いのです。ロシアはソチオリンピックの開催前にも、周辺都市での野良犬の大規模な捕獲殺処分を行いました。
 それにしても、新型コロナウイルスで中国で犬猫が多数殺害されたことは日本では大きく報道されましたが、ロシアがしている行政による野犬の殺処分は日本では報道されないのはなぜでしょうか。北京オリンピックの時の、中国での狂犬病対策での野犬野良猫の殺害も日本で報道されました。しかしソチオリンピックでの野犬駆除は報道されなかったように思います。なぜでしょう?


(動画)

 The Killing of Stray Dogs in Sochi 「ソチでの野良犬の殺害」 2014年2月5日(The Boston Globe)
 ロシアは、しばしば行政機関が大規模な野良犬の駆除を行います。比較的狂犬病発生数が高い国ですし、やむを得ないところはあると思います。

There will be a lot of issues that come up with the Sochi Olympics, but don't overlook the potential hunting and killing of hundreds of stray dogs by the Russian government.

ソチオリンピックで出てくる問題はたくさんありますが、ロシア政府により潜在的に行われている数百頭の野良犬の狩猟駆除と殺害を見逃さないでください。


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ロシアのアニマルシェルターにおける大量殺処分~殺処分ゼロの国がある「世界のアニマルシェルターは、 犬や猫を生かす場所だった」という噴飯本



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Russia/Россия

 「殺処分ゼロの国がある。日本の保健所と世界の動物保護施設は違う。アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、日本の世界8ヵ国所のアニマルシェルターの動物保護の取り組みについて。日本は殺処分されている動物数が世界の中でも多い」という内容の本があります。日本では1時間に9匹のペースで犬猫の命が奪われている…世界の動物保護施設から考える人と動物の関係とメディアで紹介されている、「世界のアニマルシェルターは、 犬や猫を生かす場所だった」(本庄萌/ダイヤモンド社)です。私が確認したところ、これらの日本以外の7ヵ国のアニマルシェルターでは全て相当数・率の殺処分を行っています。今回は、ロシアのアニマル・シェルターにおける大量殺処分と、野犬の殺害を取り上げます。


 問題の書籍の、アマゾン社の書評はこちらです。世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった(ダイヤモンド社)。著者などについては、Amazonのリンクをご覧下さい。Amazonの書評から引用します。


(画像)

 世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった(ダイヤモンド社)。アマゾン社。日本では、「1時間に9匹のペースで犬猫の命が奪われている」と強調しています。それがどうかしましたか。アメリカでは1時間に423頭の犬猫が殺処分されています。日本では豚・牛が1時間に2083頭屠殺されています。TVショッピングなどでは、クサイ「本商品は1時間に○個売れている!」といったマーケティングがありますが(笑)。

世界のアニマルシェルター


日本の保健所で平成27年度に殺処分された犬猫の数は、約8万。
著者の、8カ国(アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、日本)合計25カ所わたるアニマルシェルター世界紀行は始まりました。
◎ロシアでは、街のあちこちで野良犬にパンを分け与える市民の姿に感銘を受ける。
なぜペットを欲しがる人であふれる日本で、毎年 健康で愛くるしい多くの動物が死においやられているのか。
多くの人はアニマルシェルターで犬猫に出会う魅力を「知らない」からです。
「日本の保健所が、動物を殺す場所ではなく、動物の命を救える場所」となるよう、この本がその一助となればと思います。



 本書では、「日本は命を尊ぶ国であるにもかかわらず、殺処分されている動物数が世界の中でも多いという現実があります」としていますが、日本は実数では国際的に最も犬猫の殺処分が少ない国の部類です。日本は、行政機関が集中して犬猫の殺処分を行うために、表面上数値が他国と比べて大きく見えるだけです。
 たとえばドイツでは犬猫は狩猟駆除の対象であり、その数だけでも日本の公的殺処分の数倍です。また、州が行う犬の殺処分も相当数あります。イギリスは、民間シェルターの殺処分の公的統計がありません。表に現れるのは、行政が行った殺処分数だけです。イギリスの公営シェルターでは浮遊犬のみ扱い、緊急性を要する個体のみ殺処分を行います。その数だけでも人口比で日本と変わりありません。殺処分されなかった犬は、1週間後に民間シェルターに移譲されますが、民間シェルターで多くの犬が殺処分されています。

 このように本書では「日本は他国と比べて(本書で取り上げているのは、アメリカ、ドイツ、イギリス、スペイン、ロシア、香港、ケニアです)殺処分されている動物数が多い」としていますが、ロシアをはじめとする、元ソビエト連邦構成国は、西ヨーロッパ先進国やアメリカなどからしばしば「動物虐待国」と非難されています。
 アニマルシェルターにおける、大量殺処分や、民間人による野犬の大量殺害。そしてソチ・オリンピック開催前は、ロシア政府が民間業者に委託して、ソチのオリンピック会場近辺の野犬を路上で大量殺害しました。ロシアの動物愛護の事情について、いくつかのソースを提示します。


Кемеровский приют для бездомных животных 「浮遊動物のためのロシア、ケメロヴォのアニマルシェルターに私たちは行きました」(ロシア語)。から引用します。

По статистике за год в Кемерове эвтаназии подвергалось более 3000 собак в год!

年間統計によると、(ロシアの)ケメロヴォ・アニマルシェルターで安楽死(殺処分)される犬は3000頭である!



Shelter for homeless animals, Moscow 「モスクワの浮遊動物のためのアニマルシェルター」(英語)。2016年2月10日。

The problem of stray dogs is very vexed not only in Moscow but throughout Russia.
These dogs are barbarously killed.
There are state,for-profit and private shelters.
Certainly the most hard lodging conditions are in state shelters, there they keep dogs definite time ( some short period), then, if a new owner is not found, the dog is euthanatized.

野良犬の問題は、モスクワだけでなく、ロシア全土で非常に困っています。
これらの犬は野蛮に殺されています。
(モスクワには)州と営利目的の私的なアニマルシェルターがあります。
確実に言えることは、最も厳しい状況の収容施設は州のアニマルシェルターで、そこでは犬を一定の時間(短期間)収容し、新しい所有者が見つからなければ犬を安楽死させます。



Adopt Don’t Buy: Moscow’s Shelters for Homeless Animals 「養子縁組してください。犬は買わないで:モスクワの野良犬のためのシェルター」(英語)。

There is even a group of people in Moscow known as ‘Dog hunters,’ whose aim is to catch and kill homeless animals.
There are several shelters for homeless and stray animals in the Moscow area.
Lots of animals die during the harsh Russian winters or are euthanized if after a certain period they have not been adopted.

モスクワには「犬ハンター」と呼ばれる人々のグループもあり、目的は野良犬を捕まえて殺すことです。
モスクワには、野良や迷った動物(犬猫)を救うためのアニマル・シェルターがいくつかあります。
多くの動物(犬猫)は、厳しいロシアの冬に死ぬか、一定期間後に飼い主が見つからなければ安楽死されます。



 今回記事で取り上げた、世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった(ダイヤモンド社)、の著者ですが。なぜよりによって、西ヨーロッパやアメリカから「動物虐待国」と非難されている国を取り上げるのか疑問です。
 ロシア、スペインがそうです。頻繁にこれらの国はドイツなどの西ヨーロッパ諸国では、「動物虐待国」と非難する動画やSNS、マスメディアの報道で情報が広められています。そして「アニマル・レスキュー詐欺」で悪用されるのもこれらの国が多いのです。著者は、日本人が海外情報に無知であることで、読者を容易に騙せると見下しているとしか思えません。


(動画)

 Эвтаназия, усыпление собак「犬の安楽死」。2013年10月25日。В крупных городах, как Москва, развито огромное количество ветеринарных клиник, специализирующихся только на эвтаназии. 「モスクワのような大都市では、安楽死だけに特化した多数の獣医クリニックが開業しています」。
 この動画の内容は興味深いので、機会があれば内容を翻訳した上で紹介します。




(動画)

 Гуманное и профессиональное усыпление собак「ロシアの犬の人道的な専門職による安楽死処置」。2015年3月20日。
 



(動画)

 В Астане массово усыпляют бродячих собак「ロシアアスタナでの大規模野犬殺処分」。2015年5月24日公開。ロシアCPC公式ニュースチャンネル。路上で射殺や麻酔薬での捕獲。日本でも、ドイツやロシアのように路上でそのまま射殺すれば、「殺処分施設すらない。(二酸化炭素での)殺処分ゼロ」が実現できます。ドイツやロシアでは、アニマルシェルターやティアハイムでも殺処分していますし、両国とも州による公的殺処分も相当数有りますが。




(動画)

 Соликамская 271 куда свозят мертвых и ещё живых собак с отловов и после "усыпления". 「271頭の犬の死体が廃棄処分された場所は、ロシア、ソリカムスクです。そして未だにロシアでは生きている野良犬は捕獲され、その後に『安楽死』されます」。2013年7月6日公開。「まだ生きている犬が焼却用の穴に投げ込まれている」とあります。

ロシアの犬猫食事情~犬肉編ー2



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Russia/Russland/Россия

 記事、
ロシアの犬猫食事情~猫肉編
ロシアの犬猫食事情~犬肉編ー1
の続きです。これらの記事では、ロシアでは犬猫が意外にも食べられているという事実を紹介しました。今回は、次の事柄を報じたマスメディアのニュースを取り上げます。まず、ロシアにおける犬肉の通信販売をアニマルライツ活動家が問題視しているニュースです。アニマルライツ活動家らは、「通信販売の犬肉は野良犬や飼い犬を捕獲して屠殺した可能性が高い」としています。それと実際に、ロシアのレストランが野良犬や飼い犬を捕獲して違法に屠殺し、その肉を販売していたというニュースです。



 まず、「ロシアでは通信販売で犬肉が売られている」と報じたニュースソースを引用します。これはロシア最大の新聞社、プラウダの、イルクーツク支局が報道したものです。
 Зоозащитники бьют тревогу: в Иркутске через интернет продают мясо собак. 「アニマルライツ活動家は警鐘を鳴らしています イルクーツク経由の犬肉インターネット販売」(ロシア語)。2017年2月1日(画像多数有り)。


появилось на днях на странице в соцсети одного из интернет-магазинов по продаже мяса.
А полиция начала проверку по факту жестокого обращения с животными.
Нуреонги 1 кг нуреонги стоит 650 рублей, печень за 1 кг - 450 - 500 рублей.
А есть спрос на мясо собак?
Кто его покупает?
Конечно!
В основном это люди, которым необходимо питаться правильно из-за каких-то заболеваний.
В перечне животных, которые должны подлежать убою в России, нет никаких собак!
И в законодательстве нет никаких нормативных документов, регулирующих ветеринарно-санитарную экспертизу мяса собак.

これは、ソーシャルネットワークのページに最近登場した、肉を販売するオンラインストアのうちの一つです。
警察は、動物虐待の事実があるかどうかの確認を開始しました。
犬の肉の価格は、1キロ当たり650ルーブルで、肝臓は1キロあたり450から500ルーブルです。
犬肉の需要はあるのですか?
いったい誰が買うのですか?
もちろん、犬肉の需要はあります!
基本的には、犬肉を買うのは、何らかの病気があり、治療のために犬肉を食べる必要がある人たちです。
ロシアでは、屠殺の対象とすべき動物のリストには、いかなるものも、犬を挙げていません。
およびロシアでは、法律で犬肉の獣医師による衛生検査を管理する規制はありません。



(画像)

 Зоозащитники бьют тревогу: в Иркутске через интернет продают мясо собак. 「アニマルライツ活動家は警鐘を鳴らしています イルクーツク経由の犬肉インターネット販売」(ロシア語)。2017年2月1日の記事から。犬肉のロシアの販売サイト。「犬肉1キロ650ルーブル」と表示されています。

ロシア 犬肉 インターネット販売


 次に引用する記事は、野良犬や飼い犬を捕獲し、屠殺して客に販売していたキーロフ市場のレストランのニュースです。逮捕されたのはベトナム人でした。ロシアにも中国人、韓国人、ベトナム人がかなり在住しているのは驚きです。
 上記のニュースにあるとおり犬肉は、獣医師による食肉検査の対象外であり、法律上は販売そのものを禁じることができないということのようです。日本においても、獣医師による食肉検査が義務付けられているのは、牛、馬、豚、緬羊、山羊の5種類の家畜のみです。鹿、イノシシ、鶏、ウサギなどは、食品衛生法上の規制はあるものの、獣医師による食肉検査がなくても食肉としての販売は合法です(屠畜場)。
 В Самаре убивали собак и продавали их мясо в кафе на Кировском рынке 「サマラでは、犬を殺してその肉をキーロフ市場のレストランで売っています」(ロシア語)。2016年6月16日(画像多数有り)。


Уже долгое время самарские борцы за права животных бьют тревогу.
Они утверждают, что в городе отлавливают и воруют собак, после чего убивают их.
Мясо четырехлапых перепродают в торговые точки, которые располагаются в частности на двух рынках города — Кировском и «Птичке».
Проблема не новая.
Уже около двух лет так происходит.
Причем разделывают животных в ужасных условиях, царит полная антисанитария.
Там были взяты с поличным два уроженца Вьетнама.
речь идет о возбуждении уголовного дела по статье 245 УК РФ «Жестокое обращение с животными».

長いあいだ、動物保護活動家、アニマルライツ活動家らは警鐘を鳴らし続けています。
彼らは、サマラは犬を捕獲したり盗んだりしてその後、殺していると主張しています。
犬肉は、サマラ市内のキーロフとプチーチュカという特定の2つの市場に位置している小売店に転売されています。
その問題は新しいものではありません。
それは既に、2年前から起きています。
そして、ぞっとするようなやり方で犬を解体し、完全に不衛生な状態です。
現行犯で、ベトナム人の2人が逮捕されています。
それは刑法245条の条文にある、「動物虐待罪」に該当する刑事事件です。



(動画)

 ロシアの動物虐待事件。Под Нижним Новогородом кэтхантер расстрелял десятки кошек「ニジノブゴロドで数十匹の猫を射殺したキャットハンター」。2015年8月18日公開。
 
В одном из районов Нижегородской области мужчина истребляет кошек.
Местные жители терпеть такой произвол не стали и написали на живодера в полицию.

ニジノヴゴロド地域のうちのひとつの地区では、男が猫を殺害しています。
住民は、このような横暴に我慢ができずに、警察に苦情の文書を提出しました。





* 私は、数十年前に中学生英語レベルでロシア語を習いました。訳文に誤りがあればご指摘ください。

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ロシアの犬猫食事情~犬肉編ー1



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Russia/Russland/Россия

 前回記事、ロシアの犬猫食事情~猫肉編、の続きです。犬猫食が行なわれている意外な国として、ロシアが挙げられます。猫食に関しては、他の猫食習慣がある国とは異なり、「猫肉」を消費者が好んで食するというのではなく、他の食肉の代用にされることが多いようで、他の高級肉の偽物として、売られています。猫肉はニセ「ウサギ肉」としてかなり頻繁に売られています。犬肉は羊肉の偽物として、モスクワのレストランで提供されたことがありました。しかし犬肉は、「犬肉」と表示されて一般にも販売されています。生肉の他、モスクワなどでは中国人居住者のために、中国から輸入された犬肉加工品が売られています。


 前回記事では、ロシアの猫食に関して書きました。ロシアでは、猫肉は好んで食べるというよりは、高級肉のウサギ肉のニセモノとして用いられる事の方が多いようです。「猫肉」として食されることも珍しくは無いようですが。
 今回は、ロシアでの犬食について書きます。モスクワでは、犬肉を「羊肉」の偽物として、レストランで提供されたことがあるようです。しかし「犬肉」としも、売られています。ロシアでは、モスクワをはじめとする大都市では、中国人や韓国人などのアジア系の居住者が少なからずいます。中国韓国人などの為に、生の犬肉の販売が行われていますし、犬肉の加工食品もモスクワなどで販売されています。
 Зачем в пищу всяких тварей употреблять 「あらゆる生き物を食べ物として食べる理由」(画像が多数掲載されています)。2013年6月6日(ロシア語)、から引用します。なおこれは個人ブログですが、この記事の内容を裏付ける、ロシアでの犬肉販売に関する、ロシアのマスメディアの記事を後の記事で紹介します。


Итак, в Москве скандал... Приостановлена работа сети китайских ресторанов, в которых под видом баранины подавали мясо убитых бродячих собак.
собака копчено-вяленая... В Москве ее можно достать за бешенные деньги, - деликатес...
Еще в Россию активно везут вяленую собачатину в вакуумной расфасовке...
Вообще, мясо собаки – это не просто обычное кулинарное блюдо для жителей Китая и Кореи.
Дело в том, что в жире собаки содержатся вещества, успешно купирующие и лечащие заболевания легких.
В пищу идет практически вседаже кожа .- очень вкусно, почитаема особенно женщинами для красоты.
Просто мясо... По оно представляет собой что-то среднее между говядиной и свининой, но менее жирное и гораздо более вкусное...
Собачьи члены... Особенно полезны для мужчин.
Второй миф - правильно приготовленные кошки.
Считается, что чем богаче китаец, тем больше его заботит собственное здоровье, и тогда нет для него ничего лучше, чем мясо кошки...

モスクワでのスキャンダルですが、中華レストランチェーンは野良犬を屠殺してその肉を子羊の肉と偽って提供していたために、営業を中止しました。
犬(肉)はモスクワでは、大きなお金を儲けることが可能になるのです・・・犬を乾燥した燻製ーそれは珍味です・・・
しかしロシアでは、犬肉の干物や犬の肉が、積極的に輸入されています。
一般的には犬の肉はーそれは中国と韓国の住民にとっては、日常的な料理の一品ではありません。
犬の脂肪には、肺の疾患の治療効果があり、正常にする物質を含有しているという事実があります。
犬肉の可食部はほとんどが皮ですが、非常に美味しく、特に女性にとっては美容に良いと珍重されます。
犬肉はちょうど・・・何か、牛肉と豚肉の中間のような味ですが、脂肪は少なく、そしてはるかに美味しいのです。
男性にとっては、特に犬の肉は効果があります。
第二の神話ー適切に調理された猫について。
より豊かになった後の中国においても、自分自身の健康をよりよくするための管理において、猫の肉に勝るものはないと信じられています。



(画像)

 珍味の「犬を乾燥させた燻製」。Зачем в пищу всяких тварей употреблять 「あらゆる生き物を食べ物として食べる理由」から。このブログ記事によれば、「犬の干物は珍味であり、モスクワでは大変高く売ることができる」とあります。

ロシア 犬肉1


(画像)

 モスクワで販売されている、犬肉の加工食品の真空パック。ロシアでは、犬肉食品は、缶詰はないとしています。

ロシア 犬肉2


(画像)

 猫肉の調理の様子。

ロシア 猫肉


(参考資料)

Зоозащитники бьют тревогу: в Иркутске через интернет продают мясо собак. 「アニマルライツ活動家は警鐘を鳴らしています イルクーツク経由の犬肉インターネット販売」(ロシア語)。2017年2月1日。

プラウダ・イルクーツクニュース(最大手マスメディア)の記事。

В Самаре убивали собак и продавали их мясо в кафе на Кировском рынке 「サマラでは、犬を殺してその肉をキーロフ市場のレストランで売っています」(ロシア語)。2016年6月16日。

プロゴロド・サマラ・ロシア(ロシアのマスメディア)のニュース。
レストランは、野良犬や盗んだ犬を屠殺してその肉を提供していました。

Lekker Hond Eten in China 「中国の美味しい犬料理」(オランダ語)。2009年。

犬の干物の作り方が載っています。


* 私は、数十年前に中学生英語レベルでロシア語を習いました。訳文に誤りがあればご指摘ください。

ロシアの犬猫食事情~猫肉編



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Russia/Russland/Россия

 犬猫食が行なわれている意外な国として、ロシアが挙げられます。猫食に関しては、他の猫食習慣がある国とは異なり、「猫肉」を消費者が好んで食するというのではなく、他の食肉の代用にされることが多いようで、他の高級肉の偽物として、売られています。猫肉はニセ「ウサギ肉」としてかなり頻繁に売られています。犬肉は羊肉の偽物として、モスクワのレストランで提供されたことがありました。しかし犬肉は、「犬肉」と表示されて一般にも販売されています。生肉の他、モスクワなどでは中国人居住者のために、中国から輸入された犬肉加工品が売られています。


 私はかつて、ロシアでの猫肉食について記事にしたことがあります。 この記事です。ロシア版「羊頭狗肉」ならぬ「兎頭猫肉」。この記事では、「ロシアでは猫肉を高級品のウサギ肉と偽って」販売されることが多く、一般消費者が騙されないための、「ウサギ肉と猫肉の見分け方」サイトを取り上げています。
 しかし上記の記事で取り上げたサイトだけではありません。ロシはでは「ウサギ肉と猫肉の見分け方」サイトがいくつもあります。さらに近年では、兎肉の販売の際は、足のうち一本を未処理で残さなければならないという規則ができたようです。猫肉をウサギ肉と偽って販売されるケースがあとを絶たないのでしょう。そのうちの一つを引用します。Как отличить мясо кролика от мяса кошки?(ロシア語) 「猫肉とウサギ肉を見分けるにはどうすればいいでしょうか?」。2012年12月11日(註 精肉に加工されたウサギの画像あり)。


В последние годы на территории нашей страны стали частыми случаи фальсификации мяса, и подмены одного вида другим, естественно, более дешёвым.
достаточно дорогое мясо кролика при ближайшем рассмотрении может оказаться…мясом кошки!
Чтобы не стать жертвами обмана и покупать действительно качественный продукт, предлагаем рассмотреть отличия мяса кролика от мяса кошки.
предлагающих на рынках крольчатину, обязуют оставлять одну из лапок кролика необработанной.
Мясо кролика белое или бело-розовое, кошачье – с красным оттенком.
Кроличий жир – белого цвета, кошачий – жёлтого.

私たちの国(ロシア)では近年、別の種類の肉を偽る例が頻発しており、もちろんそれは安価です。
非常に高価なウサギの肉は、詳しく調べれば、それはありうることです・・・それは実は猫の肉!
詐欺の被害者になることを避けるために、そして実際に高品質の製品(ウサギ肉)を購入するために、私たちは猫肉とウサギ肉の違いを考察することを提案します。
一般市販されるウサギの肉は、未処理のウサギの足のうち、1本を残すように義務付けられています。
ウサギの肉は、白か白に近いピンクですが、 猫は赤みがかった色です。
ウサギ肉の脂肪は白色で、猫は黄色です。



 一方、猫肉の料理レシピのブログもあります。若干古いサイトで申し訳ありませんが。このブログの内容によれば、ロシアでは、猫肉は普通に購入できるようです。次回は、ロシアにおける、犬肉食について書きます。
 мясо кошки - Самое интересное в блогах(ロシア語) 「猫の肉 最も興味深いブログ」。2009年12月27日。(註 精肉に加工された猫の画像あり)。


Мясо кошки диетическое, полезно всем, как детям, так и людям пожилого возраста.
Поэтому рекомендуется покупать мясо молодой кошки.
Учитывая высокую биологическую ценность, мясо кошек рекомендуют широко использовать в лечебном питании.
По мнению диетологов, регулярное употребление кошачьего мяса способствует нормализации жирового обмена, поддержанию в организме оптимального баланса питательных веществ.

猫の肉の料理、それは子供にとっても高齢者にとってもよいものです。
したがって、若い猫の肉を購入することをお勧めします。
猫の肉の高い生物学的価値を考えれば、臨床栄養学では広く摂取することが推奨されます。
栄養士によると、猫肉を定期的に摂取することは、身体の栄養素の最適なバランスを保ち、脂質代謝の正常化を促進します。



(動画)

 Как в Японии убивают кошек. Разделка кошки на мясо. 「日本のように猫を殺します。猫の肉の切断作業」。2012年6月16日公開。
 これはウサギ肉の解体作業です。不思議なタイトルです。猫肉とウサギ肉はたいへん似てはいます。ところで、欧米(東欧やロシアも含めて)人にとっては、東アジアは中国も韓国も日本も同じようなもので、混同しています。ドイツ語のウィキペディアにも、「日本には八重山諸島に猫食文化がある(これは事実です)」と紹介されています。欧米でも、ロシアでも、その他の多くの国で犬猫食が行われています。日本人が中国韓国の犬猫食を攻撃して、「欧米並みの動物愛護先進国」ぶるのは滑稽に思えます。
 またこのビデオでは、完全に血抜きをして絶命したウサギの毛皮を剥いでいます。「生きている状態でなければ毛皮を剥ぐことができない」と」いう、毛皮反対者の主張も嘘ということになります(笑)。




(動画)

 Как убивают кошек 「猫を殺す方法」。2013年6月19日公開。モスクワの猫ホーダーの男が、マンション高層階から地上のゴミコンテナに生きたまま猫を投げ捨てました。この様子は、ロシアのTVニュースで放送されました。

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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