ルーマニアは「殺処分ゼロ」が机上の空論であるということを証明した





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(Zusammenfassung)
Im Jahr 2013 hat die rumänische Regierung die Euthanasie des Hundes wieder aufgenommen.
Mit überwältigender Mehrheit haben die Volksvertreter herrenlose Straßenhunde zur Tötung frei.
Der Hintergrund.


 ルーマニアでは、野良犬の殺処分に関して議論が沸騰しています。2008年に成立施行した、「原則殺処分ゼロ」の動物保護法は、わずか数年で破綻しました。法律施行後も、事実上野良犬の殺処分は廃止することができず、大量殺処分が行われていたのです。結局2013年9月には、ルーマニアは犬猫の殺処分の再合法化を決定しました。


 ルーマニアをはじめとする東欧諸国や旧ソ連邦に属する国々は、共産主義体制の崩壊に伴う混乱もあり、動物保護という概念が遅れていました。今でもウクライナなどの国は、動物愛護の遅れを西ヨーロッパ先進国から度々批判されています。
 ルーマニアも例外ではありません。2008年には原則「殺処分をしてはならない」と規定されている動物保護法が成立施行したにもかかわらず、2011年以前の10年間において、十数万頭の野良犬が虐殺されました。Hintergrundinformation zu Straßenhunden in Rumänien「ルーマニアの野良犬の状況に関する情報」。2011年。ドイツ大手の動物愛護団体、Tierversuchsgegner Baden-Württemberg e.V.のHPの記事から引用します。


In den letzten zehn Jahren wurden in Rumänien entgegen bestehender Tierschutzgesetze Hunderttausende von Straßenhunden getötet.
Viele Hunde wurden in illegalen Vernichtungsaktionen gejagt, gequält, totgeschlagen, erstochen, stranguliert, über die Straßen geschleift und wie Müll entsorgt.
Eingefangene Hunde werden in heruntergekommenen kommunalen „Tierheimen" häufig ohne Wasser und Nahrung zusammengepfercht, bis sie schließlich nach einer gewissen Verwahrungsfrist mit den billigsten Mitteln „euthanasiert" werden.
Die meisten öffentlich finanzierten Tierheime waren und sind illegale Tötungsstationen.
2008 wurde das Töten von gesunden Hunden und Katzen dann grundsätzlich verboten und Tierquälerei unter Strafe gestellt.

2011年から過去10年間において、ルーマニアでは現行の動物保護法に反して、十数万頭の野良犬が殺処分されました。
多くの犬は違法に殺され、虐殺され、撲殺され、狩猟駆除され、絞殺され、通りを引きずり回された挙句、廃棄物として処分されました。
犬たちはしばしば一番安い方法で、食べ物や水なしで荒廃した地方自治体のティアハイムに詰め込まれ、一定期間収容された後に最終的に「殺処分」されています。
これは多くは飢餓、食中毒に感染すること、マグネシウムまたは硫酸マグネシウムの注射による死を意味します。
ほとんどの公的資金によるティアハイムは、違法な殺害施設です。
2008年以降は、健康な犬や猫の殺害は、原則として禁止され、動物虐待で処罰されます(それにもかかわらず)。


 
 2008年の、「原則殺処分禁止」のルーマニア動物保護法の成立には、ドイツの動物愛誤団体の後押しもあったようです。ルーマニアでの動物保護法の成立に関しては、ドイツの動物愛誤団体の自画自賛的情報発信を鵜呑みにして「ルーマニアでも殺処分ゼロ実現」と絶賛した、日本の愛誤も見られます。
 しかし実際は「原則殺処分禁止」は全く機能せず、野良犬猫の殺処分は、公私にかかわらず日常的に、当たり前に行われていました。ルーマニアの「殺処分ゼロ実現」は全くの有名無実だったのです。


 このようなニュースもあります。ルーマニア 野犬の殺処分可能に 反発も。NHKnewswebから、2013年10月17日記事より引用。


ルーマニアの首都ブカレストでは、6万5000匹余りの野犬が生息し、市民を襲うトラブルが後を絶たないことから、行政当局が野犬の殺処分を始める。
ルーマニア政府は、野犬の殺処分を可能にする法律を先月施行し、野犬を捕獲して引き取り手がない場合、安楽死させることになりました。



 NHKの本記事は、事実を正しく伝えていません。この記事では、ルーマニアでは本法律施行まで殺処分を行っていなかったと取れます。しかしルーマニアで「原則殺処分禁止」の動物保護法が施行されたのはわずか5年前です。NHKの偏向も感じられます。その上「殺処分禁止」以降も、事実上、大量の殺処分が公私にかかわらず行われていました。
 殺処分ゼロはいずれにしても不可能であることを、ルーマニアのケースは実証した言えます。ルーマニア議会が、野良犬の殺処分を再開するとの法律を成立施行したのは、事実上殺処分が行われていた、殺処分を廃止することができなかったという、厳然たる事実の追認に過ぎません。事実上の殺処分の実施が、名目上でもできるようになったということです。

 ところで読者様から「ヨーロッパは狂犬病発生国です。そのような国で野良犬の殺処分に反対するのはおかしい」とコメントされました。全く同感です。東ヨーロッパや旧ソ連邦の構成国などでは、共産主義体制の崩壊に伴う混乱で衛生管理がおろそかになり、狂犬病の発生が今でも多いのです。
 ドイツ、バーデン·ヴュルテンベルク州政府HPから引用します。Tollwut bei einer illegal aus Kroatien eingeführten Hündin festgestellt「違法にクロアチアから輸入した犬の中で見つかった狂犬病」。画像のドットが狂犬病発生地点です。
 ルーマニアの殺処分再開は(それ以前も事実上は行われていましたが)、当然だと思います。NHKの記事は、その背景にを分析することもない、あまりにも表層的でくだらない、むしろ事実を誤認させる恐れがあります。


(画像)

 ルーマニアでの野良犬大量殺処分。

015.jpg


 ところで「殺処分ゼロ」を偉そうに表明した熊本市は、窓口で捨てられた子猫を届け出た母子に対して、違法な再遺棄を指示した動画がアップされました。また他にも、熊本県周辺の自治体の保健所で引取りが増えるなどの弊害が生じています。熊本市は、保健所での犬猫の引取りを再開したと聞いています。
 熊本市保健所関係者が「ドイツに習って殺処分ゼロを実現する」と表明していたのは記憶に新しいです。この方は、本当にドイツが名実ともに殺処分ゼロとでも思っていたのでしょうか。動物愛護行政に携わる方は、海外の事例を持ち出すのならば、正しい情報を得てからにしてください。厚顔無知ぶりには、見ている方が赤面します。
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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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