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野良猫の増加に悩むフランス最北部のリール市が採用した方策~給餌禁止や市民の通報の推奨、警察も野良猫捕獲







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France/Frankreich

 記事、
野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?
の続きです。
 小野塚知二東大教授が科研から補助金を受けている、「世界は野良猫がいる社会といない社会とに二分できると」との研究があります。小野塚知二教授は「北フランスには野良猫がいない」としています。しかしフランス最北部のリール市は野良猫の増加が問題になっています。そのため野良猫への給餌の禁止や、野良猫の飼猫化事業の補助などを行っています。



 サマリーで示した、小野塚知二東京大学教授の「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない」としている資料から引用します。小野塚知二狂授らは「世界は野良猫がいる社会といない社会とに二分できる。その社会的背景」という研究で科研から補助金を受けて研究を進めています。
 小野塚教授は「世界は野良猫がいる社会といない社会に二分でき、いない国はイギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイス」としています。以下に引用します。小野塚狂授の記述と、フランス国内の動物保護団体の推計やマスメディアの報道とはかけ離れていますが?小野塚狂授、頭は大丈夫ですか、ちゃんとお薬飲んでいますか(笑)。


『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日

イギリス、北フランス(*)、ドイツ、オーストリア(*1)、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市(*2)などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


(*2)
How to Clear 500000 Feral Cats From New York's Streets 「ニューヨークの路上から50万匹の野良猫を排除する方法」 2023年6月9日

 アメリカ最大のニューヨーク市は人口800万人ですが、野良猫数は50万匹いるとされています。人口1300万人の東京都は21万匹(放飼い飼猫含む)です。第2位のロサンゼルスや第3位にシカゴでも野良猫の増加は社会問題になっています。小野塚狂授は「アメリカの非大都市には野良猫がいる=大都市にはいない」としていますが(笑)。マンハッタンの東アジア系の住民の住民が多い街区は野良猫だらけです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  から。

小野塚 キチガイ


 イギリスには900万匹の野良猫と150万匹のノネコがおり、ドイツには~300万匹の野良猫がいます。スイスは~30万匹の野良猫がいるとされ、オ-ストリアには25万位匹の野良猫がいるとされています。またフランス全土では高位推計で1,400万匹の野良猫がいるとされ、極めて多いのです。北部のパリももちろん野良猫が多数いて問題になっています。これらは連載記事で詳述しました。
 今回記事では、「フランス最北部のリール市は野良猫の増加が問題になっており、そのための対策を市が講じている」ことを取り上げます。小野塚狂授の「北フランスには野良猫がいない」ですが、私が調べた限り、フランスの野良猫の生息状況では、地域的な遍在があるという資料が一切ありませんでした。それよりも「フランスでは国土全体の野良猫がいる。どこにでもいる」としている資料は多数あります。以下にフランス最北部のリール市へレムス町の野良猫増加問題と、その対策について引用します。


Tant de chats errants C’est établi : il y a plus de chats abandonnés que de chiens.多くの野良猫:リール市へレムスでは犬よりも猫の方が多く捨てられるというのは定説です」 フランス、リール市へレムスのホームページ

Et quand un chien est recueilli en fourrière, une fois sur deux, son propriétaire vient le chercher.
Pour le chat, c’est une sur quinze.
À l’origine, les chats errants sont des chats qui ont été abandonnés par leur maître, ils ne sont pas identifiés.
Il est interdit de nourrir des chats errants sur la voie publique pour des raisons sanitaires.
Tout habitant peut signaler un animal errant à la police municipale ou dans une mairie de quartier.
L’animal sera alors pris en charge par la fourrière animalière.

And when a dog is collected from the pound, half the time, its owner comes to pick it up.
For the cat, it is one in fifteen.
Originally, stray cats are cats that have been abandoned by their master, they are not identified.
It is forbidden to feed stray cats on public roads for health reasons.
Any resident can report a stray animal to the municipal police or to a neighborhood town hall.
The animal will then be taken care of by the animal pound.

犬が動物収容所に収集されると、半分の確率で飼主が迎えに来ます。
猫の場合は、飼主が迎えに来るには15匹に1匹です。
本来野良猫とは飼い主に捨てられた猫であり、飼主が分からない猫です。
衛生上の理由から、公道で野良猫に餌を与えることは禁止されています。
住民は誰でも野良動物を見つけたら、市警察または近隣の市役所に通報できます。
その後、動物は動物収容所で世話されます。



 このようにフランス最北部のリール市では、野良猫が多く問題になっています。その対策として、次のことが行われています。
・野良猫の公有地での給餌禁止。
・野良動物の通報を市民に推奨している。
・警察も動員して野良動物を捕獲して、公営の動物収容所に収容する。



 さらにフランス、リール市は野良猫の飼猫化でも野良猫を減らす制度を2021年から開始しました。それは野良猫を恒久的な飼主に譲渡する橋渡し役として、一時預かりボランティアを募集することです。もちろん、一時ボランティアが預かった猫を引取って飼い主になることも可能です。そのためには猫の不妊去勢とマイクロチップにより識別と登録が義務付けられます。以下に引用します。


Nord. Une association cherche des volontaires pour recueillir des chats errants 「フランス北部 動物保護協会が野良猫の引き取りボランティアを募集しています」 2021年11月2日

Depuis un an, près de Lille, l'association les Étoiles de Pandore recueille des chats et chatons errants pour les réinsérer dans des familles.
Proposer un foyer temporaire à des chats errants, cela vous tente ?
Dans le Nord, l’association les Étoiles de Pandore cherche des volontaires pour accueillir des félins afin de les refamiliariser avec les humains.
S’il s’agit d’un chaton, l’association le vaccine et lui met une puce.
En revanche, si vous avez craqué pour un chaton et que vous souhaitez l’adopter, il sera obligatoire de le stériliser.

For the past year, near Lille, the association Les Étoiles de Pandore has been collecting stray cats and kittens to reintegrate them into families.
Would you like to offer a temporary home to stray cats?
In the North, the association Les Étoiles de Pandore is looking for volunteers to welcome felines in order to reacquaint them with humans.
If it is a kitten, the association vaccinates it and gives it a chip.
On the other hand, if you have fallen for a kitten and want to adopt it, it will be mandatory to sterilize it.

フランス、リール近郊で昨年から、レ・ゼトワール・ド・パンドール協会(動物保護団体)は、野良猫やその子猫を家庭に戻すための保護活動を行っています。
野良猫たちに一時的な居場所を提供してみませんか?
フランス北部では、レ・ゼトワール・ド・パンドール協会が(野良)猫を人間と再会させるために、迎え入れるボランティアを募集しています。
子猫の場合は、協会はワクチンを接種し、チップを施術します。
一方、子猫が気に入って自分が引き取りたい場合は、不妊手術が義務付けられます。


(動画)

 Quel avenir pour les chats errants ? (Lille) 「野良猫の未来はどうなるのでしょう?(フランス最北部のリール)」 2012年8月22日 
 
 現在はリール市では公有地での野良猫への給餌は禁止されていますが、かつては多く行われていたようです。ところで小野塚知二狂授は「北フランスでは20世紀中葉までに野良猫が消滅したのでいない」と主張していますが?

Les chats errants se multiplient et s'installent actuellement dans les allées des cimetières de Lille.
(フランス最北部のリールでは)野良猫は増え続けており、現在はリールの墓地の路地に住み着いています。




(動画)

 Cause Animale Nord : Surpopulation des chats à Lille 「Cause Animale Nord (動物保護団体):リール市では野良猫の数が過剰に多いです」 2014年8月14日

L’association Cause Animale Nord tire la sonnette d’alarme concernant la surpopulation de chats errants à Lille et fait un appel à Martine Aubry pour débloquer une subvention pour la stérilisation des chats.

動物保護団体「Cause Animale Nord」は、フランス最北部のリール市の野良猫が過剰に繁殖して増えていることに警鐘を鳴らし、マルティーヌ・オーブリー氏に猫の不妊手術への助成金を出すよう呼びかけています。


 小野塚知二狂授の「北フランスでは20世紀中葉までに野良猫が消滅したのでいない」との記述とは、ずいぶんと事情が異なるようですが(笑)。




(動画)

 Les bons réflexes à adopter si vous trouvez un chat errant : stérilisation et identification 「野良猫を見つけた場合に身につけるべき正しい反射神経: 不妊手術と(マイクロチップによる)識別」 2017年12月6日
 
 Dans beaucoup de nos villes, les gens errants prolifèrent. 「(フランスの)私たちの都市では浮遊動物(野良猫)が急増しています」。 小野塚知二狂授の「フランスでは20世紀中葉までに野良猫がしたのでいない」との記述とは、ずいぶんと事情が異なるようですが(笑)。




(動画)

 Cats in Paris 「パリの野良猫」 2015年11月23日

 小野塚知二教授「北フランスには野良猫がいない。北フランスなどでは野良猫の消滅過程が必ずある」???その他、『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』 では野良猫に関する記述以外でもほぼ全てがデタラメの羅列ですし、狂授はしかるべき診療科を受診すべきではないかと心配しています。




(動画)

 Porter secours aux chats errants 「(フランス、ストラスブールでの)猫レスキュー」 2022年5月10日

 ストラスブールはフランスでも北部に位置しますが、野良猫が増え続けて問題になっています。小野塚狂授の「北フランスには野良猫がいない。北フランスなどでは野良猫の消滅過程が必ずある」のご指摘とはずいぶん事情が異なるようですが???

On en croise régulièrement dans les rues de Strasbourg (Bas-Rhin) :les chats errants sont de plus en plus nombreux.
Un problème pour la ville.

ストラスブール(バ=ラン)の通りでは、野良猫によく遭遇します。野良猫の数はますます増えています。
市にとっては問題です。


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野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?







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France/Frankreich

 記事、
野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
の続きです。
 小野塚知二東大教授が科研から補助金を受けている、「世界は野良猫がいる社会といない社会とに二分できると」との研究があります。小野塚知二教授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない」としています。しかしフランスには~1,400万匹の野良猫がいるとされる極めて野良猫の多い国です。



 サマリーで示した、小野塚知二東京大学教授の「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない」としている資料から引用します。小野塚知二狂授らは「世界は野良猫がいる社会といない社会とに二分できる。その社会的背景」という研究で科研から補助金を受けて研究を進めています。
 小野塚教授は「世界は野良猫がいる社会といない社会に二分でき、いない国はイギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイス」としています。以下に引用します。小野塚狂授の記述と、フランスの国内の動物保護団体の推計やマスメディアの報道とはかけ離れていますが?小野塚狂授、頭は大丈夫ですか、ちゃんとお薬飲んでいますか(笑)。


『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日

イギリス、北フランス(*)、ドイツ、オーストリア(*1)、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市(*2)などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


(*2)
How to Clear 500000 Feral Cats From New York's Streets 「ニューヨークの路上から50万匹の野良猫を排除する方法」 2023年6月9日

 アメリカ最大のニューヨーク市は人口800万人ですが、野良猫数は50万匹いるとされています。人口1300万人の東京都は21万匹(放飼い飼猫含む)です。第2位のロサンゼルスや第3位にシカゴでも野良猫の増加は社会問題になっています。小野塚狂授は「アメリカの非大都市には野良猫がいる=大都市にはいない」としていますが(笑)。マンハッタンの東アジア系の住民の住民が多い街区は野良猫だらけです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  から。

小野塚 キチガイ


 イギリスには900万匹の野良猫と150万匹のノネコがおり、ドイツには~300万匹の野良猫がいます。スイスは~30万匹の野良猫がいるとされ、オ-ストリアには25万位匹の野良猫がいるとされています。その点については連載記事で詳述しました。
 今回記事では、「フランスには推計で1,400万匹の野良猫がいて極めて多い」ことを取り上げます。小野塚狂授の「北フランスには野良猫がいない」ですが、私が調べた限り、フランスの野良猫の生息状況では、地域的な遍在があるという資料が一切ありませんでした。それよりも「フランスでは国土全体の野良猫がいる。どこにでもいる」としている資料は多数あります。以下に「フランスには1,400匹の野良猫がいる」という資料から引用します。


What’s happening in your country? France 「フランス あなたの国で一体何が起きているのですか?」 2020年9月29日 イギリスからフランスに移住して野良猫の保護を専門に行う動物保護団体を設立した代表者へのインタビュー。

Anyone who has ever visited France will not have failed to notice that there are stray, sickly cats in almost every town and village!
The situation in France is dire for cats, especially those abandoned.
Cats are bottom of the care list, even though cat ownership in France now stands at nearly double that of dogs, an estimated 13.8 million!
100,000 are abandoned every summer, it is thought that at least a further 90,000 are euthanized simply because of lack of space.
It is estimated that a further 14 million feral cats exist, although those in animal protection believe this estimate to be hugely conservative.
Often feral cats are caught and killed by hunters.
Really the problem is country wide.

フランスを訪れたことのある人なら、だれでもほぼすべての町や村に病弱な野良猫がいることに気付かないはずがありません。
フランスの猫、特に捨てられた猫にとっては悲惨な状況です。
現在のフランスにおける猫の飼育数は犬のほぼ2倍で推定1,380万匹にもなるにもかかわらず、猫はペットの中では最も軽んじられていて世話を十分に受けていません。
毎年夏には10万匹の猫が捨てられており、少なくともさらにそれらのうちの9万匹の猫が単に収容場所がないというだけの理由で安楽死させられていると考えられています。
さらに1,400万匹の野良猫がフランスにいると推定されていますが、動物保護活動家らはこの推定値が非常に控えめだと信じています。
多くの場合は、野良猫はハンターによって捕獲され殺されます。
本当に野良猫の問題は、フランス全土国に広がっています。



 上記のフランスの野良猫の推計値はやや多いですが、フランス語、英語での検索では、「フランスは野良猫の数が大変多く、1,100万匹~がいる」とした資料は多数あります。対して「フランス北部には野良猫はいない」、「フランスの野良猫は地域に偏在があり、北部ではいない」という資料は探してもこれらの原語では一切ありませんでした。
 正直言って個人的な経験からしても、「パリ(フランス北部)には野良猫がいない。消滅した」という人が私の目の前にいれば、思わずガシッ!と肩をつかんで「気は確かか!」と喝を入れるでしょう。「パリに野良猫がいない」とは、もう頭がおかしいとしか思えないです。


(参考資料)

population de chats errants 「野良猫 数」(フランス国内の資料限定)

 トップ表示される資料では、2020年のフランス下院での議員証言の「フランスには1,100万匹の野良猫がいる」という数値を引用した資料。


(動画)

 L'école des chats de Montmartre - Visites privées 2016年12月8日

 パリ市内のモンマルトルの墓地では、組織的に野良猫への給餌が許可され行われているようです。おそらくドイツでは墓地での野良猫の給餌はあり得ないです。特にカトリックは動物は不浄とさえ、リードにつないだ犬でも墓地の入場が禁止されていることがほとんどだからです。フランスとイギリスはヨーロッパの中では特に野良猫が多い国ですが、共通点は野良猫の給餌に寛容で、管理が甘いTNRが盛んなことです。




(動画)

 私はパリで野良猫に会った 🇫🇷 I met some stray cats in Paris 2021年1月7日 日本人が公開した動画のようですが、フランス北部に位置するパリにも野良猫は非常に多くいるようです。あらっ?小野塚狂授は「フランス北部には野良猫はいない」と書いていますが(笑)。




(動画)

 Petit reportage des chats errants - vidéo 002 「野良猫に関する小さなレポート - ビデオ 002」  2023年3月15日 フランスの野良猫




(動画)

 Conseil de Paris - 31/05/2022 - stérilisation des chats errants 「パリ市議会 - 2022/05/31 - 野良猫の不妊手術に関して」 2022年5月31日


Le groupe Changer Paris (LR) a déposé un vœu qui a été rejeté demandant à ce que la Mairie finance la stérilisation des chats errants dans la capitale.

チェンジャー・パリ(LR)という(動物保護)団体は、首都パリ市に野良猫の不妊手術に市に資金を提供するよう求める要望書を提出しましたが否決されました。


 野良猫がいなければTNRのしようがありませんね(笑)。

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公務員が野良犬野良猫を毒殺、銃殺するフランス~そのようなフランスにあこがれる坂上忍氏は犬猫殺害願望があるらしい






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France/Frankreich

 記事、
「カナダとアメリカの複数の州ではペットの生体販売が禁止。フランスは2024年から禁止」という坂上忍氏の狂った発言
「カナダでは生体販売が禁止されている」という、坂上忍氏の狂気の発言。カナダの生体販売ペットショップ数は人口比で日本の2.1倍
アメリカには日本の7倍の生体販売ペットショップがあり半数の州では犬ブリーダーの法的規制がない~アメリカでは生体販売が禁止されている州があるという坂上忍氏の狂気発言
「2024年からフランスでは生体販売禁止になる」という坂上忍氏の狂った妄想発言
フランスの犬猫取得に占めるネット販売のシェアは80%。ペットショップの犬猫販売制限は無意味?
フランスの動物収容所が引取る犬猫の数は年間75万~100万頭(日本の32倍)。捨てられる犬猫は20万頭
フランスの年間犬猫殺処分数は50万頭で人口比で日本の65倍。殺処分率も異常に高い。フランスをベタ褒めする坂上忍氏は殺処分がよほど好きらしい
の続きです。
 ABEMAニュースの動画で坂上忍氏は「先進国で一番恥ずかしい国(当然動物愛護に関して)」と発言しています。そのうえで「フランスでは生体販売を禁止した」という荒唐無稽なデマを発言し、フランスをほめちぎっています。フランスは犬猫の遺棄が多く、そのために野犬や野良猫の自然繁殖が制御不能状態で施設での犬猫殺処分数だけで年間50万頭あり、人口比で日本の65倍です。(*)さらに野良犬野良猫を毒殺したり銃殺する自治体すらあります。坂上忍氏は犬猫の殺処分がよほどお好きなようです。


(*)
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況 環境省から2021年度の犬猫の収容数、殺処分数等が公表されましたので、今後はこの数値を用います。


 まずサマリーで述べた、坂上忍氏の「(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います(当然動物愛護に関してでしょう)」という、発言が収録された動画はこちらです。


(動画)

 【動物愛護】「先進国で一番恥ずかしい国」動物保護"後進国"?日本の現状 坂上忍×橋下徹|NewsBAR橋下 2023年2月19日




  上記の動画で、坂上忍氏は7:24~で次にように述べています。


(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います。
本当はヨーロッパは意識が高いですけれども、そもそも近年で言ったら、フランスはもう2024年からペット生体販売禁止になるし、買うこと自体出来ないです。
あとアメリカも州によっては禁止にしているし、カナダもそうだし。
国によって違いはあるのですけれどブリーダーをライセンス制にして買う側も講習を受けなければだめにするとか、いろんなやり方を模索しながらやっているんですけれど、世の流れとしてはいつまでも生き物で売買をしているんだよってのが世の流れなので。
それを考えるとに日本は、ただ根っこはね、もうかるからそれはズブズブになっている政治家もいるし。
マクロンがやっぱ大統領がもう生体販売やめるからって言うのって、やっぱカルチャーショックなのね。
カナダはまあ世論なんだけど、バンクーバーの主張がまずもうやめようって言ってから、カナダ全体に広がっていくとか。



 このように坂上忍氏はフランスをほめちぎり、「(動物愛護に関しては日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います」と述べ、日本をさげすんでいます。しかしフランスは異常なほど捨て犬猫が多くそのために年間の犬猫殺処分数は50万頭で、その数は日本の人口比(2021年度)の65倍です。さらに殺処分率が異常なほど高く、地方都市では犬の殺処分率が100%という公営施設すらあります。日本の犬の公的殺処分率は、2021年度は11%でした。
 さらに複数の自治体では、公務員が野良犬野良猫を毒殺し、野良犬を銃殺しています。余りにも野良犬野良猫の自然繁殖が多く、施設の収容が追い付かないからです。今回は、フランスの自治体による野良犬野良猫の毒殺と銃殺について取り上げます。以下に、具体的な自治体による野良犬野良猫の毒殺、銃殺のニュースから引用します。


New scandal in Reunion Island: soon stray dogs to be killed with rifles! 「フランス レユニオン島の新たな醜聞:まもなく野良犬がライフルで殺されようとしています!」 2017年12月19日(フランス、レユニオン県での野良犬の行政による銃殺に反対する署名活動です。しかし予定通り実施されました)

On the Reunion Island, a new decree would soon allow the shooting on sight of stray dogs.
After the authorization of the poisoning and trapping of stray cats, it is now the dogs that are in the sights of the authorities of the Reunion Island.
The prefect of the island was working on the creation of extermination officers, which should be operational during the first half of 2018. In other words, dogs can be killed by rifle shots!
At the root of this incredible decision were stray dog attacks on herds that have angered farmers.
Not only is this cruelty unacceptable from an ethical point of view, but they will not solve the problem.
It is also time to put an end to cruel pseudo-solutions.
Stray dogs and cats need to be saved, not slaughtered!
And for a real protection of our companions’ dogs and cats, please sign and spread this petition.

フランス、レユニオン島では、野良犬を発見した場合には、まもなく新しい法令によって銃殺することが許可されることになりました。
野良猫の毒殺と捕獲が許可された後に、レユニオン島の当局者が目をつけているのは犬です。
島の知事は2018年の前半に運用されるはずの、野良犬の駆除担当者の育成に取り組んでおり、それはつまり犬がライフル銃で殺される可能性があるということです。
この驚くべき決定の根拠は、農家を怒らせた野良犬の群れによる攻撃でした.
この残虐な行為は倫理的な見地から容認できないのみならず、野良犬問題を解決することもありません。
今こそ、残酷なニセの解決策を終わらせるべきです。
野良犬や野良猫は殺されるのではなく、救われるべきです。
そして私たちの仲間である犬と猫を真に保護するために、この請願書に署名して広めてください。



Crime en Réunion : la chasse aux chats est ouverte 「フランス、レユニオン県の犯罪: 猫の狩猟が行われています」 2019年5月7日

(フランス語 原文)
Une chasse cruelle et aveugle contre les chats est ouverte par le préfet de la Réunion au prétexte de protéger deux espèces d'oiseaux endémiques.
Ces espèces endémiques d'oiseaux marins, très menacées, font l'objet de plans de conservation successifs et légitimes depuis 2008.
Alors que d'autres moyens pourraient être employés, pièges mortels et empoisonnements sont donc déployés sans savoir quels chats en seront victimes, faute d'identification préalable.

(英語)
A cruel and blind hunt against cats is opened by the prefect of Reunion on the pretext of protecting two endemic bird species.
These highly endangered endemic species of seabirds have been the subject of successive and legitimate conservation plans since 2008.
While other means could be used, deadly traps and poisonings are therefore deployed without knowing which cats will be victims, for lack of prior identification.

(日本語)
猫に対する残酷で無定見な狩猟が固有種の2種類の鳥を保護するという口実で、レユニオン県の知事によって開始されました。
これらの厳しい絶滅の危機に瀕している固有種の海鳥は、2008年以降は継続して、かつ法律で定められた保護計画の対象となっています。
他の(猫に排除の)手段を用いることができるにもかかわらず、(猫の駆除においては)致死的なわなや毒殺が行われ、猫にはあらかじめ飼い主の確認が行われないために、どの猫が(飼猫も含めて)犠牲になるかわかりません



(動画)

 SPA Réunion Errance Animale Réunion LOCATERRE, reportage Réunion 1ère 2016年4月5日

 フランス レユニオン県の公営アニマルシェルターの犬猫殺処分数は年間15,000頭。同県の人口は86万人なので、この数は人口比で日本の約150倍(日本の2021年度と比較)です。それ以外にも野良猫の毒餌による殺害と箱罠で捕獲した後の殺処分と、犬のライフルでの駆除もあります。フランス全土での犬猫殺処分数が50万頭で人口比で日本の約65倍だから驚きません。




Chiens errants à Mayotte : le préfet autorise leur mort par armes à feu 「フランス、マヨット自治体の野良犬:知事は銃による野良犬の殺害を許可します」 2022年5月3日

(フランス語)
Thierry Suquet, Préfet de Mayotte, lequel, pour réguler les meutes de chiens errants sur le territoire de Mayotte, a décidé d'autoriser leur mise à mort par armes à feu.

(英語)
Thierry Suquet, Prefect of Mayotte, who, to regulate the packs of stray dogs on the territory of Mayotte, decided to authorize their killing by firearms.

フランス、マヨット県の知事であるティエリー・スーケ氏は、マヨット県内での野良犬の群れ(の数)を制御するために、銃による殺害を許可することを決定しました。



Mayotte:I'abattage par arme a feu des chiens errants autorise 「フランス、マヨット県:野良犬の射殺が許可された」 2022年6月1日

(フランス語)
Dans un arrêté préfectoral du 23 mars dernier, le préfet de Mayotte autorise une équipe spécifiquement dédiée, à abattre des chiens errants par arme à feu sur tout le département.
Cette décision drastique viendrait en réponse aux alertes lancées par de nombreuses communes de l’île qui se plaignent de difficultés causées par des chiens errants.
sentiment d’insécurité chez les habitants, insalubrité ou encore nuisances sonores…

(英語)
In a prefectural decree of March 23, the prefect of Mayotte authorizes a specifically dedicated team to shoot stray dogs with firearms throughout the department.
This drastic decision would come in response to alerts issued by many municipalities on the island who complain of difficulties caused by stray dogs.
feeling of insecurity among the inhabitants, insalubrity or even noise pollution…

(日本語)
3月23日の県命令でフランス、マヨット県の知事は行政組織において、野良犬を銃で射殺することを専門のチームに許可しました。
この思い切った決断は、野良犬による被害を訴えるマヨット島の多くの自治体によって申し出がされた注意喚起に対応するものです。
住民の野良犬による不安、不快感、さらには騒音公害などで…



 フランスは連載記事で述べてきた通り、犬猫の遺棄がきわめて多く、それが自然繁殖して増え、制御不能になっているという状態です。そのためにフランスでは徘徊している犬猫を行政が積極的に捕獲して、動物収容所に送り込んでいます。それらの犬猫には飼主があったとしても安価に入手できるために(同国は犬の故意乳の8割がほぼ違法に輸入された、東欧産などの格安子犬)、引き取りに現れる飼い主が少なく(MCが義務付けられるようになったが)、その結果殺処分率が大変高く、施設内での殺処分数は50万頭です。その数は人口比で日本の65倍という多さです。
 さらに特に地方では野良犬野良猫の繁殖が制御できず、公的動物収容所の収容の限度を超えている状態です。そのために自治体が動物収容所に収容する以前に、野良猫野良犬を毒殺や罠で捕獲して殺害したり、銃殺をしています。自治体による、野良犬野良猫の毒殺銃殺の許可は増加傾向です。さらに新たに、民間人ハンターに猫の狩猟を許可した自治体もあります。これらは「年間50万頭」の殺処分数には含まれません。

 人口比では、フランスの年間50万頭の殺処分数は日本では94万頭余りに相当します。この数は日本が殺処分統計を取り始めた1970年当時の数字です。また戦後の狂犬病がまだ日本にあったころは、野犬や野良猫をその場で撲殺したり、毒殺も行われていました。まさにフランスの今の現状は日本の50年以上前の姿です。日本は関係者の努力で国際比較では極めて殺処分の実数が少なく、犬猫の遺棄も少ない国になりました。また動物取扱業に対する規制が厳しい国です。
 坂上忍氏は、日本を半世紀前の状態に戻すのがよいと思っているらしいです。野良犬野良猫を殺害する毒餌が置かれ、日本では銃が使えないので路上で公務員が野良犬を撲殺するとかです。私はそのような時代には戻ってほしくありません。坂上忍氏は余程犬猫殺害が大好きなのか、怖い人です。

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フランスの年間犬猫殺処分数は50万頭で人口比で日本の65倍。殺処分率も異常に高い。フランスをベタ褒めする坂上忍氏は殺処分がよほど好きらしい






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France/Frankreich

 記事、
「カナダとアメリカの複数の州ではペットの生体販売が禁止。フランスは2024年から禁止」という坂上忍氏の狂った発言
「カナダでは生体販売が禁止されている」という、坂上忍氏の狂気の発言。カナダの生体販売ペットショップ数は人口比で日本の2.1倍
アメリカには日本の7倍の生体販売ペットショップがあり半数の州では犬ブリーダーの法的規制がない~アメリカでは生体販売が禁止されている州があるという坂上忍氏の狂気発言
「2024年からフランスでは生体販売禁止になる」という坂上忍氏の狂った妄想発言
フランスの犬猫取得に占めるネット販売のシェアは80%。ペットショップの犬猫販売制限は無意味?
フランスの動物収容所が引取る犬猫の数は年間75万~100万頭(日本の32倍)。捨てられる犬猫は20万頭
の続きです。
 ABEMAニュースの動画で坂上忍氏は「先進国で一番恥ずかしい国(当然動物愛護に関して)」と発言しています。そのうえで「フランスでは生体販売を禁止した」という荒唐無稽なデマを発言し、フランスをほめちぎっています。フランスは犬猫の遺棄が大変多く動物収容所が引取る犬猫の数は75万から100万頭(日本の~32倍)です。野犬や野良猫の自然繁殖が制御不能状態で施設での犬猫殺処分数だけで年間50万頭あり、人口比で日本の65倍です。(*)また殺処分率が異常に高いのです。坂上忍氏は犬猫の殺処分がよほどお好きなようです。


(*)
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況 環境省から2021年度の犬猫の収容数、殺処分数等が公表されましたので、今後はこの数値を用います。


 まずサマリーで述べた、坂上忍氏の「(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います(当然動物愛護に関してでしょう)」という、発言が収録された動画はこちらです。


(動画)

 【動物愛護】「先進国で一番恥ずかしい国」動物保護"後進国"?日本の現状 坂上忍×橋下徹|NewsBAR橋下 2023年2月19日




  上記の動画で、坂上忍氏は7:24~で次にように述べています。


(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います。
本当はヨーロッパは意識が高いですけれども、そもそも近年で言ったら、フランスはもう2024年からペット生体販売禁止になるし、買うこと自体出来ないです。
あとアメリカも州によっては禁止にしているし、カナダもそうだし。
国によって違いはあるのですけれどブリーダーをライセンス制にして買う側も講習を受けなければだめにするとか、いろんなやり方を模索しながらやっているんですけれど、世の流れとしてはいつまでも生き物で売買をしているんだよってのが世の流れなので。
それを考えるとに日本は、ただ根っこはね、もうかるからそれはズブズブになっている政治家もいるし。
マクロンがやっぱ大統領がもう生体販売やめるからって言うのって、やっぱカルチャーショックなのね。
カナダはまあ世論なんだけど、バンクーバーの主張がまずもうやめようって言ってから、カナダ全体に広がっていくとか。



 このように坂上忍氏はフランスをほめちぎり、「(動物愛護に関しては日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います」と述べ、日本をさげすんでいます。しかしフランスは異常なほど捨て犬猫が多く、犬猫収容所に収容される犬猫の数は年間75万頭~100万頭もあり、人口比で日本の~32倍という、とんでもない多さです。さらに殺処分率が異常なほど高く、地方都市では犬の殺処分率が100%という公営施設すらあります。対して日本の犬の公的殺処分率は、2021年度は11%でした。
 そのためにフランスでは極めて犬猫の殺処分数が多く、施設内の殺処分だけでも年間50万頭です。その数は日本の人口比の約65倍です。それ以外にも、公務員が野犬を銃殺し、猫を毒殺する自治体すらあります。今回記事では、フランスの施設での犬猫殺処分について取り上げます。

 まず「フランスの犬猫収容所での殺処分数は年間50万頭で、その数は人口比で日本の65倍である」ことを示す資料からいくつか引用します。

Etre acteur de la protection féline 「猫保護の活動家になるということ」 フランスの動物保護団体による記事(フランス語)

(フランス語)
Faute de trouver leur maître, 500 000 chats et chiens sont euthanasiés en France chaque année.
S’il n’est pas identifié, votre animal sera considéré comme errant, sera placé en fourrière et risquera l’euthanasie.

(英語)
For lack of finding their owner, 500,000 cats and dogs are euthanized in France each year.
If it is not identified, your animal will be considered stray, will be placed in the pound and will risk euthanasia.

(日本語)
飼い主が見つからないため、フランスでは毎年50万頭の猫と犬が安楽死させられています。
飼主が特定されない場合は、あなたのペットは野良動物と見なされ、動物収容所に入れられ安楽死の危険があります。



Mein erstes Mal: Einen Hund adoptieren 「私の初めての経験:犬を養子に迎えること」 2019年2月25日(ドイツ語記事)


Auch viele Rassehunde werden ausgesetzt, sie kosten ja nicht viel.
Von der Kommunalpolizei eingefangen, landen sie dann in einer der rund 500 offiziellen Auffangstationen des Landes.
Alle Gemeinden in Frankreich müssen solche „fourrières“ unterhalten.
Diese sind aber nicht selten in einem extrem schlechten Zustand und hoffnungslos überfüllt.
Tiere, die in den „fourrières“ bleiben müssen, werden nach acht Tagen eingeschläfert.
Offizielle Zahlen über die Anzahl der Tötungen gibt es keine, inoffizielle Schätzungen gehen von bis zu 500.000 Tieren pro Jahr aus.

フランスでは犬の繁殖では多くの費用がかからないので、血統書付きの犬も多くは捨てられます。
それらの犬は地元の警察に捕らえられた後に、フランス国内の約500ある、公的な犬収容所の1つにたどり着きます。
フランスのすべての自治体は、そのような「フォーリエール」(公的な犬猫受け入れ施設)を維持する義務があります。
しかしここはしばしば非常に悪い状態で、絶望的なほど過密状態になっています。
「フォーリエール」に収容されなければならない動物は、8日後に安楽死させられます。
殺処分数に関する公の数字はありませんが、公表値ではない推定では年間最大50万頭の動物が殺処分されています。



Die Situation der Tiere in Frankreich DAS STILLE LEIDEN UND TÖTEN DER TIERE 「フランスの動物の状況 物言わぬ動物の苦しみと殺害」(ドイツ語記事)

Im Land von Tierquälereien werden streunende Hunde und Katzen oftmals einfach eingefangen und getötet, in einigen Regionen sind sie sogar zum Abschuss durch Jäger freigegeben.
Besonders in den vielen ländlichen Regionen Frankreichs vermehren sich Hunde und Katzen unkontrolliert, da die Besitzer ihre Tiere nicht kastrieren lassen, und die Nachkommen zu Streunern werden.
Diese Tiere landen dann in Auffangstationen, den "fourrières".
Diese werden nach Ablauf der Frist eingeschläfert.
Informierte Kreise berichten von 500.000 getöteten Tieren im Jahr!

動物虐待の地フランスでは、野良犬や野良猫は単に捕らえられて殺されることが多く、一部の自治体では、ハンターが射殺することすら許可されています。
犬や猫は、特にフランスの多くの農村地域では飼い主が避妊去勢手術を行うことはなく、生まれた子犬子猫が野良になるために制御不能に繁殖します。
その後に、これらの動物は犬猫受け入れ施設「フォーリエール(犬猫の公的収容所)」にたどり着きます。
これらの犬猫は期限後に安楽死されます。
業界の情報に基づけば、フランスでは毎年50万頭の動物が殺害されています。



(動画)

 stop euthanasie 「安楽死をやめよ」。2012/04/04 に公開。フランス語による、フランスの犬猫殺処分に反対するビデオ。このビデオでも、「フランスにおける年間の犬猫殺処分数は50万頭」とされています(フランス語)。このビデオは2012年と古いものですが、フランスでは犬猫の殺処分が減った減少傾向であるという情報はありません。むしろ増加傾向という論調すらあります。新しい資料でも「フランスの年間の犬猫殺処分数は50万頭」とされています。
 蛇足ですが、2020年のイギリス、RSPCAの資料では公的民間合わせた犬の殺処分数は8万頭で横ばい傾向とされており、人口比で日本の55倍です。猫などの他の小動物の殺処分数は、イギリスでは増加傾向とされています。




 次にフランスの殺処分数の多さもさることながら、殺処分率の高さも尋常ではないことを述べます。単純に計算すれば、「年間に犬猫収容所に収容される犬猫の数が75万~100万頭(しかも増加傾向との資料がある)」で、殺処分数が50万頭ですから、殺処分率は67%から50%になります。特に地方都市では高く、犬の殺処分率が100%の施設もあります。
 なお2021年度の日本の殺処分率は、犬猫の合算では25%、犬は11%、猫は34%です。それに比べれば、フランスの犬猫の殺処分率の高さは異常とも言える数字です。以下にそれを裏付ける資料を提示します。


(動画)

 Refuge animalier du Grand Prado La Réunion 2018年6月1日

 2018年5月末から6月初頭にかけて、レユニオン県の公的動物収容所の犬は全て殺処分(=100%の殺処分率)されました。民間のアニマルシェルターの収容力不足で犬を移せないためです。




(動画)

 80% des chiens récupérés par la fourrière de Sainte-Marie finissent euthanasiés 「フランス サントマリーの公的犬収容所では80%の犬が安楽死(殺処分)される」 2018年7月4日

 日本では犬の公的殺処分率が11%ということを考えれば、フランスの公的動物収容所の殺処分率が100%や80%というのは異常とも言える数字です。これはフランスでも地方の公的動物収容所のケースです。

Reportage à la fourrière de Sainte-Marie qui récupère une quinzaine de chiens errants par jour.
En 2017, ce sont pas moins de 1935 chiens qui sont entrés en fourrière. Parmi eux, 1667 ont fini par être euthanasiés

1日に約15匹の野良犬を収容するサントマリー動物収容所の報告。
2017年には1,935頭以上の犬が収容され、そのうちの1,667頭が安楽死(殺処分)させられました 。





 次回記事では、フランスの行政による野良犬野良猫の毒殺や、野良犬のライフル銃による殺害について述べます。フランスでは複数の自治体では行政が野良犬野良猫を毒殺したり、野良犬を銃殺しています。余りにも野良犬猫が増えすぎて動物収容所の収容能力を超え収容不能となり、制御不能に陥っているからです。その背景には捨て犬捨て猫の数が大変多く、また飼犬飼猫でも去勢が進んでいないために、自然繁殖した野良犬野良猫の増加があるからです。
 坂上忍氏はフランスをベタ褒めしていますが、よほど犬猫の殺処分が大好きで大好きで、強力に殺処分を推進したいように思われます。私は簡単に犬猫を捨て、それが自然繁殖して異常なほどの殺処分の多さと殺処分率の高さにつながり、動物収容所に収容できずに制御不能となり、行政が野良犬野良猫を毒殺したり、ライフルで射殺しなければならないような国に比べて日本が恥ずかしいとは思えません。そのようなフランスにあこがれる坂上忍氏は、犬猫殺害願望でもあるのでしょうか。怖いですね(笑)。

フランスの動物収容所が引取る犬猫の数は年間75万~100万頭(日本の32倍)。捨てられる犬猫は20万頭






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France/Frankreich

 記事、
「カナダとアメリカの複数の州ではペットの生体販売が禁止。フランスは2024年から禁止」という坂上忍氏の狂った発言
「カナダでは生体販売が禁止されている」という、坂上忍氏の狂気の発言。カナダの生体販売ペットショップ数は人口比で日本の2.1倍
アメリカには日本の7倍の生体販売ペットショップがあり半数の州では犬ブリーダーの法的規制がない~アメリカでは生体販売が禁止されている州があるという坂上忍氏の狂気発言
「2024年からフランスでは生体販売禁止になる」という坂上忍氏の狂った妄想発言
フランスの犬猫取得に占めるネット販売のシェアは80%。ペットショップの犬猫販売制限は無意味?
の続きです。
 ABEMAニュースの動画で坂上忍氏は「先進国で一番恥ずかしい国(当然動物愛護に関して)」と発言しています。そのうえで「フランスでは生体販売を禁止した」という荒唐無稽なデマを発言し、フランスをほめちぎっています。フランスは動物収容所が引取る犬猫の数は75万から100万頭(日本の~32倍)です。20万頭の犬猫が捨てられ、野犬や野良猫の自然繁殖が制御不能状態と批判されています。その為に公務員が野犬を射殺し野良猫を毒殺する自治体や、犬猫の狩猟が合法な自治体もあります。施設での犬猫殺処分数は年間50万頭で人口比で日本の63倍です。(*)坂上忍氏は犬猫の殺処分がよほどお好きなようです。


(*)
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況 環境省から2021年度の犬猫の収容数、殺処分数等が公表されましたので、今後はこの数値を用います。


 まずサマリーで述べた、坂上忍氏の「(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います(当然動物愛護に関してでしょう)」という、発言が収録された動画はこちらです。


(動画)

 【動物愛護】「先進国で一番恥ずかしい国」動物保護"後進国"?日本の現状 坂上忍×橋下徹|NewsBAR橋下 2023年2月19日




  上記の動画で、坂上忍氏は7:24~で次にように述べています。


(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います。
本当はヨーロッパは意識が高いですけれども、そもそも近年で言ったら、フランスはもう2024年からペット生体販売禁止になるし、買うこと自体出来ないです。
あとアメリカも州によっては禁止にしているし、カナダもそうだし。
国によって違いはあるのですけれどブリーダーをライセンス制にして買う側も講習を受けなければだめにするとか、いろんなやり方を模索しながらやっているんですけれど、世の流れとしてはいつまでも生き物で売買をしているんだよってのが世の流れなので。
それを考えるとに日本は、ただ根っこはね、もうかるからそれはズブズブになっている政治家もいるし。
マクロンがやっぱ大統領がもう生体販売やめるからって言うのって、やっぱカルチャーショックなのね。
カナダはまあ世論なんだけど、バンクーバーの主張がまずもうやめようって言ってから、カナダ全体に広がっていくとか。



 さらにこの動画のタイトルが「フランスでは禁止 日本の動物愛護 ペットショップの売買アリ?」です。この動画自体が「フランスではペットショップでは禁止になる」と明言しています。しかしこれは全くデマ、狂気の大嘘です。 
 今回は「(日本は)ゆるゆるというか、先進国で一番恥ずかしい国だと思います(当然動物愛護に関してでしょう)」という、坂上忍氏の発言を取り上げます。この動画では、その上で坂上忍氏はフランスをほめちぎっています。フランスの動物愛護の状況ですが、まず大変殺処分数が多い国です。年間の犬猫殺処分数は50万頭で、人口比で日本の約65倍です。その大きな要因は年間に捨てられる犬猫が20万頭と極めて多いことが挙げられます。動物収容所に収容される犬猫の数が年間75万~100万頭という驚愕する数です。この数は人口比で日本の~32倍です。野犬野良猫の自然繁殖がきわめて多く、行政機関が野犬を銃殺、野良猫を毒殺する自治体もあります。野良犬猫の民間人ハンターの狩猟駆除が合法な自治体もあります。
 このような国をほめちぎり、日本を「先進国で一番恥ずかしい国」と発言する坂上忍氏は、「日本も他の先進国に見倣い、犬猫の殺処分を躊躇なくガンガン行うべきだ。行政や民間人ハンターが野犬を撃ち殺し、野良猫もバンバン毒殺すべきだ」というお考えなのでしょう。何しろ日本は実数では国際的に犬猫の殺処分数は極めて少ない国だからです。

 順を追って、以下について述べます。
1、フランスの動物収容所が引き取る犬猫の数は年間75万頭から100万頭(人口比で日本の32倍)
2、フランスでは年間20万頭の犬猫が捨てられる。犬猫を捨てるヨーロッパのチャンピオン国。
3、フランスの年間犬猫の殺処分数は50万頭(人口比で日本の65倍)。また殺処分率も異常に高い。
4、フランスでは公務員が野犬を射殺、野良猫を毒殺する自治体があり、民間人ハンターに犬猫の射殺が合法な自治体がある。



1、フランスの動物収容所が引き取る犬猫の数は年間75万頭から100万頭(人口比で日本の32倍)

La lutte contre l'abandon des animaux de compagnie 「ペットの遺棄との闘い」 2022年6月23日 フランス農業食糧省公文書

(フランス語)
En France, entre 750 000 et 1 million d’animaux de compagnie sont adoptés chaque année.
Malgré l'obligation d'identification, tous les animaux de compagnie ne sont pas identifiés, plus particulièrement les chats.
Le chiffre ci-dessus est donc sous-évalué par rapport à la réalité, car il ne tient pas compte des animaux non identifiés entrés en fourrière.
L'état de divagation
Sous certaines conditions les chiens et chats sont considérés comme étant en état de divagation.
Ainsi, pour les chiens, Est considéré comme en état de divagation tout chien qui, en dehors d'une action de chasse ou de la garde ou de la protection du troupeau, n'est plus sous la surveillance effective de son maître, se trouve hors de portée de voix de celui-ci ou de tout instrument sonore permettant son rappel, ou qui est éloigné de son propriétaire ou de la personne qui en est responsable d'une distance dépassant cent mètres.
Concernant les chats, Est considéré comme en état de divagation tout chat non identifié trouvé à plus de deux cents mètres des habitations ou tout chat trouvé à plus de mille mètres du domicile de son maître et qui n'est pas sous la surveillance immédiate de celui-ci, ainsi que tout chat dont le propriétaire n'est pas connu et qui est saisi sur la voie publique ou sur la propriété d'autrui.
Les animaux considérés comme étant en état de divagation peuvent donc être capturés et conduits à la fourrière.

(英語)
In France, between 750,000 and 1 million pets are adopted each year.
Despite the obligation of identification, not all pets are identified, especially cats.
The figure above is therefore underestimated compared to reality, as it does not take into account unidentified animals that have entered the pound.
The wandering state
Under certain conditions dogs and cats are considered to be in a state of wandering.
Thus, for dogs, Is considered to be in a state of wandering any dog which, apart from a hunting action or the guard or the protection of the herd, is no longer under the effective supervision of its master, is out of earshot of it or of any sound instrument allowing its recall, or which is far from its owner or the person responsible for it by a distance exceeding one hundred meters.
Regarding cats, any unidentified cat found more than two hundred meters from dwellings or any cat found more than a thousand meters from the home of its master and which is not under the immediate supervision of the master is considered to be in a state of wandering. -ci, as well as any cat whose owner is not known and which is seized on the public highway or on the property of others.
The impoundment
Animals considered to be in a stray state can therefore be captured and taken to the pound.

(日本語)
フランスでは、毎年75万から100万頭のペットが動物収容所に引取られています。
個体識別の義務があるにもかかわらず、すべてのペットでは、特に猫は個体識別されているわけではありません。
したがって上記の数値は、公的動物収容所に収容された未確認の動物を考慮していないために、実際の数に比べて数が過少に推定されています。
徘徊状態のペット
特定の条件下では、犬や猫は徘徊状態にあると見なされます。
したがって犬は、狩猟での行動や番犬、家畜の群れの保護以外で、飼主の管理が及ぶ範囲外で、飼主の呼び戻しの呼び笛の音が聞こえる範囲から離れているか、飼主または管理者から100メートルを超える距離にある場合のもの。
猫に関しては住宅から200メートル以上離れた場所で発見され、かつ飼主が不明の猫や、または飼主の家から1,000メートル以上離れた場所で発見され、飼主の直接の管理下にない猫は徘徊状態にあると見なされます。
また-ci に基づき、飼主が不明で、公道または他人の私有地内で捕獲された猫。
したがって上記の様に野良状態にあると見なされた犬猫は、捕獲して動物収容所に収容することができます。



2、フランスでは年間20万頭の犬猫が捨てられる。犬猫を捨てるヨーロッパのチャンピオン国。

 フランスでは100万頭の犬猫が動物収容所に収容されますが、その数は日本の人口比で32倍です。日本の公的施設に収容される犬猫の数は、2021年度はわずか5,8907頭でした。その凄ましい数の要因は、フランスでは極めて犬猫の遺棄が多いことが挙げられます。
 また フランスでは捨てられる犬猫の数が大変多く、年間20万頭と推計されています。特に夏のバカンス前になると増えます。それらの犬猫は野犬野良猫になり、自然繁殖します。フランスでは自治体が銃や毒餌による殺害や、捕獲して公的な動物収容所に収容して殺処分を行っていますが、制御不能に近いとすら言われています。施設で殺処分される犬猫だけでも年間50万頭で、人口比で日本の65倍という凄ましい数です。さらに民間人ハンターが犬猫を狩猟駆除してよい自治体もあります。以下に、フランスの犬猫の遺棄が年間20万頭にもあるとの資料から引用します。

200 000 chiens et chats abandonnés chaque année 「フランスでは毎年20万頭の犬猫が捨てられている」 2019年3月5日 なおこの資料は、フランスの動物保護団体連盟による資料で信頼性は高いと思われます。

(フランス語)
Chaque année, 200 000 animaux de compagnie sont abandonnés en France.
La Confédération Nationale des SPA de France lance une campagne de sensibilisation.
Et chaque année, malheureusement, 200 000 animaux de compagnie sont abandonnés en France.
Ces abandons connaissent un pic au moment des grandes vacances.

(英語)
Every year, 200,000 pets are abandoned in France.
The National Confederation of SPAs of France is launching an awareness campaign.
And every year, unfortunately, 200,000 pets are abandoned in France.
These drop-outs peak during summer holidays.

(日本語)
フランスでは毎年20万匹のペット(犬猫)が捨てられています。
フランスの全国SPA連盟は、意識向上キャンペーンを開始しています。
残念なことですが、フランスでは毎年20万匹のペット(犬猫)が捨てられています。
これらの脱落者の犬猫は、夏の休暇期間に最大になります。



 このようにフランスは異常ともいえるほど、犬猫の遺棄や飼育放棄、不適正飼養で放飼いして行政に捕獲され、引き取らずに殺処分されるケースが大変多いのです。その為にフランスの年間の犬猫殺処分数は極めて多く、50万頭とされています。この数は2021年度の日本の殺処分数の人口比の65倍です。殺処分率も大変高いのです。さらにフランスでは公務員が野犬を銃殺、野良猫を毒殺している自治体があり、民間人ハンターの犬猫の狩猟駆除が許可されている自治体もあります。
 これらの点については、次回記事で取り上げます。しかしこれほど犬猫の遺棄や飼育放棄、放飼いの不適正飼育が多く、制御不能で大量殺処分で対処している国が素晴らしいとは私はおもいません。日本がフランスに比べて恥ずかしいとは、坂上忍氏の感性が理解できません。余程犬猫を捨てることや銃殺毒殺、殺処分を支持されているのでしょう。


(動画)

 La France : championne d'Europe de l'abandon d'animaux 「フランス:動物遺棄のヨーロッパチャンピオン」 2019年7月29日

 この動画では、「フランスはヨーロッパでもっとも動物(ペット)を捨てるチャンピオン」と自虐しています。




(動画)

 Toute l'actu #animaux en #paca 2022年8月4日

 アニマルシェルターは飽和状態に近づき今年の夏は、飼主が不要になった動物がさらに多く引き取られています。新型コロナ感染の終息に伴い、さらにフランスではペットの飼育放棄が増えています。他の資料では、コロナ以降は年間約3割ずつ動物収容所が引き取る犬猫の数が増えたとしています。

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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