「殺処分した野犬の肉を輸出すればよい」と主張しているオーストラリアの研究者



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(Summary)
Researcher flags possibility of selling wild dog meat to Asia in new export industry.
Dr Benjamin Allen, a researcher who is no stranger to controversy has pondered whether exporting wild dog meat to South-East Asia is a sustainable way to manage the pest.
He said, "These things shouldn't be so taboo that we can't even talk about it, but I think anyone would be crazy to try and start a wild dog meat industry in Australia."


 記事、バリの犬食を批判するオーストラリア人の厚顔無恥、の続きです。前回記事では、インドネシアのバリ島での犬食に圧力をかけ、止めさせようとしているオーストラリアの動物愛護(誤)団体のことを書きました。一方オーストラリアでは、たいへん多くの野犬野良猫を殺害駆除しています。オーストラリアの著名な研究者の一人は、「オーストラリアでは野犬駆除に高額の公費を費やしている。しかし殺された野犬の死体は無駄に廃棄されるだけだ。野犬の肉を犬食習慣があるアジアの国に輸出すればよい」と主張しています。


 「オーストラリアでは野犬駆除に高額の公費を費やしている。しかし殺された野犬の死体は無駄に廃棄されるだけだ。野犬の肉を犬食習慣があるアジアの国に輸出すればよい」と主張している、オーストラリアの研究者のニュースを引用します。
 Researcher flags possibility of selling wild dog meat to Asia in new export industry. 「研究者は、野犬の肉をアジアに売る新しい輸出産業の可能性があると述べています」。2016年8月11日。


A researcher who is no stranger to controversy has pondered whether exporting wild dog meat to South-East Asia is a sustainable way to manage the pest.
Dr Benjamin Allen said the control of wild dogs on Australian pastoral land had become a major concern to local, state and federal governments.
We've got no idea how many wild dogs are in Australia, but there's something in the order of 10,000-15,000 scalps a year handed in to local governments for bounty payment.
The dog is often hung on a tree or hung on a fence, or left to rot on the ground.
Dr Allen has spent the major part of his career trying to curb the impact of feral animals on prime agricultural country.
In those areas, dogs are not a conservation focus, they are a pest to those industries.
Those enterprises are worth a lot to our economy.
I see a bunch of wild dogs hanging off a fence, I think 'What a waste.

知らない人がいない著名な研究者は、野犬の肉を東南アジアに輸出することが、有害動物(=野犬)の頭数管理において持続可能な方法であるかどうかについて思案しています。
ベンジャミン・アレン博士は、オーストラリアの放牧地における野犬の個体数管理は、地方、州および連邦政府にとって大きな関心事となっていると述べました。
私たちは、オーストラリアにおける多くの数の野犬に対しては何のアイデアもありませんが、1年間で10,000〜15,000頭の、野犬の駆除に対する報奨金が地方自治体から支払われるなどはされています。
犬はしばしば木にぶら下げられたり、フェンスに掛けられたり、地面で腐敗したりします。
アレン博士は、野生動物が重要な農業国に及ぼす影響を抑制する取り組みで、彼のキャリアの大部分を費やしました。
これらの地域(主要農業国)では、野犬は保護の対象ではなく、農業にとっては害獣です。
農業事業者は、私たちオーストラリアの経済にとって大変重要です。
私は野犬の死体がフェンスにぶら下がっているのを見て、何と無駄なことだと思います。



 ベンジャミン・アレン博士の、「オーストラリアで駆除した野犬の肉を東南アジアに輸出して、新しいオーストラリアの産業にするべきだ」という提言は、まだ実現していないようです。しかし、博士の提言は、全く理にかなってると思います。野犬はいずれにしても、害獣として殺害駆除されます。その死体を無駄にして、廃棄物として腐るがままにするよりは、肉として需要がある国に輸出すれば、いくつものメリットがあります。次のようなことが挙げられます。
・オーストラリアでの廃棄物(野犬の死体)対策になる。
・オーストラリアの新しい産業育成になる。
・資源の有効活用になる。そして屠殺される家畜が減り、動物福祉にも適う。

 バリでの犬食習慣では、主に食用とされるのは野良犬です。バリにおいても、野良犬を捕獲し、食用とすることは次のようなメリットがあります。
・野犬が減るために、野犬による咬傷事故や狂犬病の防止になる。
・バリの人の収入源、雇用に寄与する。
・資源の有効利用となる(食料不足解消に寄与する)。屠殺される家畜が減り、動物福祉にも適う。

 このようばなメリットは、オーストラリアの研究者の、「オーストラリアで野犬を駆除した際の肉を東南アジアに輸出すべき」という提言とほぼ同じです。オーストラリアの動物愛護団体が、バリ政府に対して、「犬肉の商業流通を禁止しろ」と圧力をかけるのはナンセンスです。厚顔無恥も甚だしいと思います。

 なお、オーストラリアでは、野良猫の駆除数は野犬よりもはるかに多いです。例えば、現在オーストラリア連邦政府は、「5ヵ年野良猫200万匹駆除事業」を実行中です。
 また、私はかつて、オーストラリアでの野良猫の駆除を推進するために、「オーストラリア人は積極的に野良猫を狩猟し、その肉を食べるべきだ」と主張している、オーストラリア女性を取り上げました。「オーストラリア国民は野良猫を狩って食べるべきだ」と主張しているオーストラリア人女性
 さらに、オーストラリアの先住民族であるアボリジニは、猫を狩猟して食用としています。CATS - FRIEND OR FOOD (3) WHERE AND WHY THEY ARE EATEN Copyright 1999-2013, Sarah Hartwell 「猫は人類の友か食料か」、から引用します。


In Australia, where the feral cats have become a severe problem, Aboriginal tribes now hunt and eat the feral cats.
They may have little choice because the cats have nearly wiped out their normal prey.

野良猫が深刻な問題になっているオーストラリアでは、アボリジニ(註 先住民族)の部族が、野良猫を狩り、食べるようになりました。
アボリジニの部族にとっては、猫が彼らの通常の狩りの獲物をほとんど一掃してしまったので、彼らにはほとんど選択肢(猫以外を狩って食べること)がないのかもしれません。


 
 オーストラリア人研究者の「駆除された野犬は食肉として有効活用すべき」や、女性ライターの、「猫の駆除を進めるために、狩った猫を食べるべきだ」は、まったく理にかなった主張だと思います。同様に、バリで野犬を捕獲して食用にすることそのこと自体は、ある意味大変理にかなった方策です。
 飼い犬を盗んだり、毒殺した犬の肉を人に提供したり、屠殺方法が残酷(いずれにしても動物を屠殺することは多かれ少なかれ残酷なことです。なぜ犬だけ問題になるのでしょうか?)だということは、犬食とは別の問題です。オーストラリア人が、バリの犬食を批判するのはおかしなことです。


(動画)

 Are Bali tourists eating dog meat? 「バリの観光客は犬肉を食べているのでしょうか?」。オーストラリアNTDTV。2017年7月10日に公開。
 こちらのニュースでは、犬食そのものへの批判が強いです。中国やベトナムの犬肉食まで批判しています。オーストラリア人は、他国の犬食習慣を批判する資格はないでしょう。犬が、killed brutally「残酷に殺された」とありますが、「残酷」ではない屠殺がありますか。




(画像)
 
 ニュースソース、Researcher flags possibility of selling wild dog meat to Asia in new export industry. 「研究者は、野犬の肉をアジアに売る新しい輸出産業の可能性があると述べています」から。
 オーストラリアでは、野犬を大量に殺害駆除し、その死体を廃棄しています。バリなどの犬食を批判する資格があるのでしょうか。むしろ有害獣を食べて、資源の有効活用をしているバリの方が、動物愛護の点でも優れているとさえ思えます。その分、屠殺される家畜が少なくなります。現に、バリはヒンズー教徒が主ですので、牛を食べる習慣はありません。

オーストラリア 野犬

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安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアは年間1万7,000頭のレースドッグを殺処分している。その数だけで日本の犬殺処分数より多い



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(Summary)
Animals Australia The voice for animals
Greyhound racing begins as a gamble and for most dogs ends in tragedy.
But not every dog is suited to racing.
The industry itself has admitted to killing up to 17,000 healthy dogs each year — 7,000 pups and young dogs never even make it to the track, and thousands of dogs 'retired' from racing will die — simply because they are too slow to win.


 記事、
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリア連邦政府の200万野良猫駆除事業などは?
の続きです。これらの記事では、オーストラリアではアニマルシェルターに収容された犬猫は、年間約25万頭が殺処分されており、この数は日本の殺処分数の約18倍であること。またオーストラリアでは公的事業として野良猫野犬の駆除(例えば現在連邦政府による野良猫200万匹駆除5ヵ年計画が実行中です)と民間人による野良猫野犬の狩猟などによる駆除が積極的に行われていることを書きました。その上で、オーストラリアの実質的な犬猫殺処分数は、人口比で日本の数十倍であることを述べました。さらにオーストラリアではドッグレースが盛んで、レースドッグが年間1万7,000頭も殺処分されます。また、レースドッグの訓練のために、子猫も生き餌として用いられます。



 サマリーで説明したとおり、オーストラリアではアニマルシェルターに収容したペット25万頭のほか、公的事業と民間人による野良猫野犬の数は相当数あり、それらを合算すれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍の数の犬猫を殺処分していることになります。
 さらにオーストラリアでは、ドッグレースが盛んに行われています。オーストラリアのドッグレース業界では、引退したなどのレースドッグのグレイハウンド種の犬を年間1万7,000頭殺処分しているとされています。そのほか、レースドッグとしての能力が低いと思われる子犬は、レースドッグとして訓練される前に毎年7,000頭が殺処分されます。また、レース中に死ぬレースドッグは毎週5頭とされています。一方、レースドッグの訓練で用いられる生き餌では、ミニブタ、ポッサム、ウサギ、仔猫です。ドッグレース業界では、レースドッグのグレイハンド種の犬のみならず、「生き餌」として、猫も相当数が殺されていることになります(リンクの、Animals Australia The voice for animals、のHPに掲載されたビデオに、レースドッグの訓練で、レースドッグに噛み殺される仔猫が写っています)。


(画像)

 オーストラリアの動物愛護団体、Animals Australia The voice for animals のHPから、Greyhound racing「グレイハウンド・レーシング」に掲載されたものです。

オーストラリア ドッグレース


 「オーストラリアでは、年間1万7,000頭のレースドッグが殺処分されている」ことを裏付けるマスメディアのニュースも多数あります。Greyhound industry kills up to 17,000 young dogs, warned about being shut down, inquiry hears 「グレイハウンド(ドッグレース)業界は17,000頭の若い犬を殺すので、閉鎖を警告され、苦情を受けています」。2015年9月29日。オーストラリアabcニュースから引用します。


The Australian greyhound racing industry is responsible for the deaths of as many as 17,000 young dogs a year,.
The RSPCA received a mere 410 greyhounds and managed to re-home just 154 of them over a six-year period.
And conversely, would an industry which kills thousands of young greyhounds every year without really batting an eyelid, care one jot about using live baits to train their dogs, be they rabbits, possums, piglets, kittens or chickens?
intentionally inducing fear and pain in animals by using them as live bait was unacceptable to society.

オーストラリアのグレイハウンドのドッググレース業界は、一年間で17,000匹もの若い犬が死ぬ原因となっています。
RSPCA(動物保護団体)は、6年以上の期間に、たったの410頭のグレイハウンドを引取り、わずか154頭のグレイハウンドを新しい飼い主に譲渡したに過ぎません。
逆に、毎年数千もの若いグレイハウンドを毎年平然と殺害する産業の彼らは、彼らの犬を訓練するために生きている餌、それらはウサギ、ポッサム、ミニブタ、子猫または鶏ですが、それを利用することに対してわずかでも気にするでしょうか?
動物を生き餌として、恐怖や痛みを意図的に誘発することは、社会には受け入れられません。



 オーストラリアの現状を鑑みれば、安井美沙子元参議委員議員の発言、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」(「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?)は真実とは正反対の大嘘です。
 まさに狂気発言であり、無責任と通り越してこの方の精神状態を疑います。せめて安井美沙子氏が国会議員に再選されなかったことは、かろうじて日本にも良識のかけらが残っていたということでしょうか。


(動画)

 Gone Are The Dogs - Greyhound Rally - Greyhound Racing Kills - This will make you Dry!!. 2013/12/30 に公開。ほとんどのレースドッグは不運で殺処分されるとあります。

安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリア連邦政府の200万野良猫駆除事業などは?



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(Summary)
Wild dogs
Wild dogs, it is subject to management programs in grazing areas because of its predation of livestock.


 前回記事、安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍、の続きです。前回記事に続いて、元参議院議員、安井美沙子氏の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言について検証します。前回記事では、オーストラリアのアニマルシェルターにおける、ペットの殺処分は年間250,000万頭で、人口比で日本の犬猫殺処分数の約18倍であることを述べました。さらにオーストラリアは国の事業として野良犬猫の駆除を行っています。既に私は「オーストラリアの200万匹野良猫駆除5ヵ年計画」について記事にしています。今回は野犬の駆除について述べます。これらの数とアニマルシェルターでの安楽死数を合算すれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍の犬猫殺処分を行っていることになります。


 オーストラリア連邦政府は、「我が国の生態系に悪影響を与える野良猫は積極的に駆除を行う。根絶(ゼロ)が望ましいゴールである」と表明しています。現在、オーストラリア連邦政府は「5ヵ年野良猫200万匹駆除事業」を実施中です。年間に換算すれば40万匹です。連邦政府以外でも州政府や自治体などの公的な野良猫駆除事業が行われています。政府機関による野良猫駆除事業は、「公的殺処分」そのものと言えるでしょう(「オーストラリア政府による野良猫200万匹駆除」は、実は骨抜きにされた公的事業)。
 また、オーストラリアでは、野良猫の駆除を民間人ハンターに推奨しています。オーストラリアの銃狩猟人口は、人口比で日本の18倍で、野良猫は、オーストラリアの民間人ハンターのレジャーハンティングにおける最も一般的な狩猟対象の一つです(Hunting in Australia)。つまり連邦政府などが公的事業として行う野良猫駆除の他に、民間人ハンターによる野良猫の狩猟駆除数は相当数あるということです。

 今回記事では、オーストラリアにおける野犬の狩猟について述べます。オーストラリアでは、野犬は野良猫とともに「有害生物」として法律で定められ、毒殺や民間人ハンターによる駆除が推奨されています。
 オーストラリア連邦政府HP、Wild dogs 「野犬」(オーストラリア連邦政府 農業食糧庁広報)、より引用します。


Wild dogs
It is subject to management programs in grazing areas because of its predation of livestock.
Problems caused by wild dogs
Wild dogs kill and eat mainly according to need in unstocked areas.
Such attacks and harassment may cause severe losses to pastoralists.
Wild dogs can act as vectors for dog diseases such as distemper and mange.
They could also be vectors for the rabies virus, should it ever enter Australia.
Legal status
Wild or feral dogs and dingos are declared pests under the Biosecurity and Agriculture Management Act 2007.
Control method
The control of dingoes and wild dogs in and near livestock grazing areas is the responsibility of the landowner. Techniques for the control of wild dogs include baiting with meat poisoned with 1080 (sodium fluoroacetate) and to a lesser extent, trapping and shooting.

野犬
野犬は家畜を襲って食べるために、放牧地での制御計画の対象になっています。
野犬による問題
野犬は主に、彼らが必要としている家畜の放牧域で家畜を殺して食べます。
そのような攻撃や迷惑は、牧畜業者に深刻な損失をもたらす可能性があります。
ジステンパーや疥癬などの犬の病気の感染源として適応する可能性があります。
野犬はまた、オーストラリアに入るかもしれない、狂犬病の感染源になる可能性もあります。
野犬の法的地位
野犬または野良犬およびディンゴ(オーストラリアの原住民が有史以前に持ち込んだ犬が野生化したもの。遺伝的には犬と同じ)は、Biosecurity and Agriculture Management Act 2007 「生物の保護及び農業管理法2007」に基づいて、有害生物として定められています。
野犬の制御方法
家畜の放牧地周辺のディンゴや野犬の制御は、土地所有者の責任です。
野犬の防除のための技術は、1080(ナトリウムフルオロアセテート)による毒殺および、限定的な罠と射殺があります。



(動画)

 Hunting Wild Dogs in Australia. 「野犬の狩猟」。2013年11月19日公開。オーストラリアでは野良猫とともに野犬はオーストラリアの在来生物を食害し、さらに家畜に被害を与えるために、駆除が進められています。国や民間の野犬駆除事業では毒餌が多く用いられます。わな、射殺も民間人も含めて野犬駆除に広く用いられます。野良猫、野犬の狩猟駆除は、民間人に推奨されています。この動画では、「牧場主が野犬一頭あたり100ドルの報奨金を出す」としています。
 野犬野良猫駆除の数は、もちろん動物保護団体が運営するアニマルシェルターで行われた安楽死(殺処分数)には含まれません。これらの公的な野犬野良猫の駆除、民間人による狩猟駆除数を合わせれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍は殺処分していることになります。まさに、元参議院議員の安井美沙子氏の、「日本は海外と比べて突出して犬猫の殺処分数が多い」は狂気の沙汰です。


安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍



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(Summary)
Animal Rescue Qld Inc Active in Queensland
Sadly, every year more than 250,000 pets are euthanized at pounds and shelters across Australia.

 「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」と発言した(元)国会議員がいます。民主党・新緑風会の安井美沙子(元)参院議員です。氏は、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)のメンバーであり、事実上自治体の犬猫の引取りに対して有形無形の圧力をかけている人物です。では、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」のでしょうか。殺処分数に関して今まで取り上げてこなかった国々について、信頼できる統計資料が存在する先進国についてシリーズで取り上げていきます。


 安井美沙子元参議院議員の、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言は次のとおりです。「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?(2015年2月18日)、から引用します。


(2015年)2月12日に「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)の設立総会が開かれた。
犬猫の殺処分は自治事務であるため、各自治体の取り組み方が重要になる。
民主党・新緑風会の安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバーで、(2月)10日の参院決算委員会では「動物収容・譲渡対策施設整備補助金」について質問した。
日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。国として殺処分数の目標を立てるなど、なんとか数を減らせないだろうか」。
質問する際に安井氏は、資料として殺処分された犬や猫の死体が重なっている写真を委員会で配布した。
「声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」。



 私は既にアメリカやフランスのアニマルシェルターの収容された犬猫の殺処分数が、推計で人口比で日本の十数倍であることは何度か記事にしました。イギリスやドイツにおいても、実数(例えば民間人のブリーダーなど営利犬繁殖者による私的な殺処分や、野良犬野良猫の狩猟駆除や警察官による射殺などを含めた数)の殺処分では、イギリスやドイツでも日本の数倍~十数倍あることを何度化記事にしています。
 そのほかの特に先進国で、犬猫殺処分の信頼できる統計資料がある国の殺処分数を調べ、連載記事にすることにしました。今回はオーストラリアです。

 オーストラリアにはアニマルシェルターが多数存在し、不要ペットなどの引受と譲渡活動を行っています。大手では、RSPCA Australia 「RSPCA オーストラリア」、ANIMAL WELFARE LEAGUE QLD「アニマル・ウェルフェア・リーグ クイーンズランド」、Australian Animal Rescue 「オーストラリアン・アニマル・レスキュー」などがあります。
 その中でも、RSPCA Australia 「RSPCA オーストラリア」は、自らのアニマルシェルターで引き受けた動物の譲渡実績や安楽死処置数の詳細な統計を公表しています。RSPCA Australia National Statistics 2014-2015 「オーストラリア全土の統計 2014-2015」。


The RSPCA receives thousands of animals every year in every state and territory in Australia.
Annual statistics on the numbers of animals received, reclaimed or rehomed are compiled on a national basis by RSPCA Australia.
The following statistics cover the 2014 to 2015 financial year and give details on the receipt and placement of animals by each state and territory RSPCA during that period.
Euthanased 6,765 dogs
Euthanased 17,398 cats

RSPCAは、毎年オーストラリアのあらゆる州と準州で数千の動物を引き受けます。
RSPCAオーストラリアでは、引き受けた動物、返還された動物、または新しい飼い主に譲渡された動物の、全国の年次統計がまとめられています。
以下の統計は、2014年から2015年までの会計年度を対象としており、その期間におけるRSPCAによる各州および準州の動物の処置です。
安楽死 6,765 犬
安楽死 17,398 猫



 つまり数あるオーストラリアのアニマルシェルターのうちの、一保護団体であるRSPCAオーストラリアの施設だけで、犬猫の合計24,613頭を殺処分しているのです。オーストラリアの人口は日本の6倍です。人口比では、たった一つのRSPCAオーストラリアの殺処分数だけで、日本の1.7倍もの犬猫を殺処分しているのです。 
 では、全てのアニマルシェルターの殺処分数を合算すれば、どのくらいの数になるのでしょうか。オーストラリアの大手アニマルシェルター運営団体、アニマルレスキュー・クイーンズランド・インクが、オーストラリア全体のシェルターに収容されたペットの殺処分数の推計値を公表しています。同団体のHP、Animal Rescue Qld Inc Active in Queensland 「アニマルレスキュー・クイーンズランド インク クイーンズランド州で活動」から、引用します。


Animal Rescue Queensland (ARQ) is a non-profit group dedicated to saving the lives of animals throughout South East Queensland including Brisbane, the Gold Coast, the Sunshine Coast, Toowoomba and Ipswich, Mackay and Central Queensland.
Sadly, every year more than 250,000 pets are euthanized at pounds and shelters across Australia.

アニマル・レスキュー・クイーンズランド(ARQ)は、ブリスベンを含むクイーンズランド州南東部全体と、ゴールドコースト、 サンシャインコースト、トゥーンバとイプスウィッチ、マッカイとセントラルクイーンズランドで動物の命を救うことに奉仕する非営利団体です。
悲しいことに、オーストラリア全土では、毎年250,000頭を超えるペットが安楽死させられています。



 上記によれば、オーストラリアの大手アニマルレスキュー団体の記述では、オーストラリア全土では、毎年25万頭のペットが安楽死処分されているとあります。この推計値を正しいということを前提とします。オーストラリアの人口は最新の統計で22,268,384 人(約2,227万人)です。つまり日本の人口の6分の1です。
 日本の殺処分数は、平成27年度では、犬猫の合計が82,902頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)環境省)。つまり人口比では、オーストラリアは日本の18.1倍もの数の犬猫を殺処分していることになるのです。
 まさに、安井美沙子元参議院議員の、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言は狂気に近いと言えます。事実無根の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」により、行政に事実上の圧力をかけ、犬猫の引取りを妨げているとしたらもはや犯罪に近いと言えます。このような方が、国会議員に再選されなかったことは、せめての幸運です。


(動画)

 Wild dogs kill native Australian animals & livestock.wmv. 「野犬はオーストラリアの在来生物と家畜を殺す」。2010/06/03公開。オーストラリアでは野良猫とともに野犬はオーストラリアの在来生物を食害し、さらに家畜に被害を与えるために、駆除が進められています。国の野犬駆除事業では毒餌も用いられます。わな、射殺も民間人も含めて野犬駆除に広く用いられます。野良猫、野犬の狩猟駆除は、民間人に推奨されています。
 野良猫、野犬駆除の数は、もちろん動物保護団体が運営するアニマルシェルターで行われた安楽死(殺処分数)には含まれません。オーストラリアは、一体どれだけの数の犬猫を殺処分しているのやら。

NHK「世界ネコ歩き」は、野良猫放し飼い猫至上主義の嘘プロパガンダ番組(オーストラリア編)



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Australia
Australien


 NHKBSの「世界ネコ歩き」という番組があります。この番組に対する批判のメッセージとコメントを、私は何度か読者様からいただいています。「この番組では、野良猫放し飼いを容認すべきだという偏った世論を誘導しかねない」と言った内容です。私がいくつかのこの番組の内容を確認したところ、読者様のご意見は当然だと思いました。また逆に「海外先進国では、野良猫の餌やりと野良猫の存在に寛容だ。海外先進国は日本と異なり、は野良猫の餌やりに厳しく処罰しているというさんかくたまごのブログは嘘である」と言うことをインターネット上で主張し、この番組を根拠として挙げている人もいます。こちらにオーストラリア在住を自称する方から「海外では野良猫の餌やりは日本と異なり寛容だ。いたるところに給餌されている野良猫コロニーがある」というコメントをいただきました。この方は、NHK「世界猫歩き」を根拠としています。


 NHKBS「世界猫歩き」では、最近、オーストラリアの野良猫も取り上げています。場所は、クイーンズランド州ケアンズです。
その映像がこちらです。


(画像)

 世界ネコ歩き オーストラリア・ケアンズ。2016年8月22日公開。




 では、オーストラリア、クイーンズランド州における野良猫と飼い猫に対する、州政府の方針の広報を見てみましょう。Queensland government Feral cat 「クイーンズランド州 州政府 野良猫」。


Feral cat is a restricted invasive animal under the Biosecurity Act 2014.
Affected animals
small mammals; birds; reptiles; amphibians; insects; fish.
Eats small mammals, birds, reptiles, amphibians, insects and even fish.
Threatens small populations of critically endangered species such as bilbies and nail tail wallabies.
Eats small mammals, birds, reptiles, amphibians, insects and even fish.
Threatens small populations of critically endangered species such as bilbies and nail tail wallabies.
Particularly harmful in island situations, where it has caused extinction of some species.
Competes for prey with native predators such as quolls, eagles, hawks and reptiles.
Carries toxoplasmosis, which is particularly harmful to marsupials, causing blindness, respiratory disorders, paralysis and loss of offspring.
Minor costs associated with condemnation of sheep and lamb carcasses due to sarcosporidiosis and toxoplasmosis, which are carried by feral cats.
Carries parasites that can affect humans.
Successful control programs require multiple methods, including night shooting, poisoning, trapping and fencing, combined with land management practices.
Daytime shooting is sometimes productive .
Trap cats in wire ‘treadle-type’ box traps.
This method is most practical for semi-feral urban cats.
Some councils lend cat traps for removing stray and feral cats in urban situations.
Legal requirements
Feral cat is a restricted invasive animal under the Biosecurity Act 2014.
It must not be moved, fed, given away, sold, or released into the environment without a permit.
The Act requires everyone to take all reasonable and practical steps to minimise the risks associated with invasive plants and animals under their control.
It must not be moved, fed, given away, sold, or released into the environment without a permit.
The Act requires everyone to take all reasonable and practical steps to minimise the risks associated with invasive plants and animals under their control.

野良猫は、「生物安全法 2014」において、制限すべき侵襲的生物です。
野良猫の悪影響を受ける動物
小型哺乳類、鳥、爬虫類、両生類、昆虫、魚。
小型哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫、さらには魚を食べます。
このようなネイル・テイル・ワラビーなどの絶滅危惧種の小集団の子供を脅かします。
特に島の状況は有害であり、そこでは野良猫はいくつかの種の絶滅を引き起こしました。
野良猫はクオルズ、ワシ、タカや爬虫類などの在来生物の捕食者と獲物を奪い合います。
有袋類にとっては特に有害な、失明、呼吸器障害、麻痺や流産などを引き起こすトキソプラズマ症を運びます。
野良猫によってもたらされる肉胞子虫症およびトキソプラズマ症に起因する、羊や子羊の死因に関連付けられた負のコスト。
野良猫は、人間に影響を与える可能性がある寄生虫をもたらします。
野良猫を制御するプログラムの成功のためには、複数の方法を必要とします。
夜間の射殺、毒餌、わな、囲い込を含めて土地管理の実行と組み合わせます。
昼間の射殺はしばしば有効です。
猫のトラップ、ワイヤーの「足踏み式」箱罠。
この方法は、半野生の都市型の猫には最も実用的です。
いくつかの自治体では、都市の野良猫の徘徊状況によっては、野良猫を駆除するための猫のわなを貸します。
法的要件
野良猫は、生物安全法2014においては制限される侵襲的動物です。
猫は許可なしに移動すること、給餌すること、人に譲渡すること、販売すること、または自然に放すことは禁止されます。
同法は、侵襲性植物や動物に関連するリスクを最小限に抑えるために、何人も誰もが合理的かつ実効性のある措置をとることを必要としています。



 ケアンズがある、クイーンズランド州政府の野良猫に対する方針及び法律は上記のとおりです。
①野良猫は有害な侵襲的外来生物であり、在来生物の野鳥やワラビーに食害や感染症の被害を与えている。
②人や羊などの畜産産業に感染症の被害を与えている。
③従って野良猫は積極的な駆除を続けていくべきであり、誰もが野良猫の制御のために行動しなければならない。

 NHKの本番組では、①に反する、「ワラビーを追い掛け回したり、在来生物を野良猫が捕食すること」を好意的にほほえましく映像化しています。②においては、畜産業に野良猫が貢献しているという、余りにもひどい偏向ぶりです。現にこの動画のコメントには「サロンパス 猫ですら牛舎の監視業務の仕事しているのにお前らときたら・・・・」という無知蒙昧な、頭が沸いたコメントが寄せられています。
 ③に反することは、バーベキューの現場に野良猫がよってきて、人々が野良猫に行為的だということを強調する映像となっています。「野良猫にバーベキューの残り物を与える」ことが当たり前と誤認させる内容です。しかしクイーンズランド州法では、野良猫への給餌は法律で罰せられる行為です。

 NHK「世界ネコ歩き」は、ほかの番組も全てが、「野良猫放し飼い猫至上主義の嘘プロパガンダ番組」です。私は音声を聞きながら、クイーンズランド州の政府広報を訳していましたが、あまりのNHKの本番組の偏向のひどさに怒りがこみ上げてきました。視聴者も無意識に「海外では(日本と異なり)野良猫の餌やりと野良猫に寛容である」との誤った意識が意識が植えつけられます。ある面、すばり嘘を報じるより悪質です。
 このブログを、オーストラリア、クイーンズランド州政府と、オーストラリア在日大使館に送ろうとおもいます。NHKの本番組は、あまりにもクイーンズランド州政府の野良猫に対する方針と逸脱した内容で、日本人に誤解を招くからです。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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