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続・奄美群島での猫駆除は複数手段を組み合わせるべき~先進国オーストラリアを見習え







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(summary)
Australian feral cats slaughter.
Statistics from The Royal Melbourne Institute revealed individual shooters killed 83 percent of feral cats who were deliberately killed across the country.


 前回記事、奄美群島での猫駆除は複数手段を組み合わせるべき~先進国オーストラリアを見習え、の続きです。
 オーストラリアでは、猫による在来生物の被害が深刻です。そのために連邦政府は「5ヵ年ノネコ野良猫200万匹駆除計画」を実施中です。しかしオーストラリアでノネコ野良猫駆除で最も貢献しているのは公的部門ではなく、個人ハンターです。ロイヤルメルボルン研究所の推計によれば、オーストラリア全土で駆除される猫に占める個人が貢献する割合は、80%以上を占めるとされています。公的部門と民間で、オーストラリアは年間100万匹前後の猫が駆除されています。日本では現在奄美群島で、猫から食害にあっている希少な在来生物を保護するために、猫の捕獲(駆除)を進めています。しかし行っているのは環境省で大変効率が悪いといえます。民間人の活用など、海外先進国に学ぶことは多いかもしれません。



 前回記事で引用したニュースソースAustralia is killing millions of feral cats with poisoned sausages 「オーストラリアは毒入りソーセージで数百万匹のノネコ野良猫を殺しています」 2019年4月26日 には、このような記述があります。

Statistics from The Royal Melbourne Institute revealed individual shooters killed 83 percent of feral cats who were deliberately killed across the country.

ロイヤルメルボルン研究所の統計によると、オーストラリア全土で意図的に殺害されたノネコ野良猫の83%が、個人のハンターによるものと明らかにされています。 



 上記のニュースソースで引用された、ロイヤルメルボルン研究所の統計資料とはこちらです。
 An assessment of the national effort towards feral cat control RMIT University, Melbourne, Australia 「オーストラリのノネコ野良猫のコントロールの政府の取り組みに対する評価」 オーストラリア メルボルン大学 ロイヤルメルボルン研究所 2017年 から引用します。


This research project assesses progress towards achieving the target articulated in the Threatened Species Strategy of 2 million feral cats culled by 2020 (Australian Government 2015).
We estimate that the current approximate annual cull rate is 211,560 cats, with plausible bounds between 135,522 and 287,598.
Our survey results indicate that the contribution of private individuals to feral cat control is extremely significant, and that the vast majority (in excess of 80%) of feral control may currently be unreported through official channels.
Shooting (or trapping then shooting) is the main method of feral cat control.

この研究プロジェクトでは、「絶滅危惧種保護の戦略」に明記されている、2020年までに200万匹のノネコ野良猫を駆除する目標の達成に向けた進捗状況を評価します(オーストラリア政府2015)。
現在のおおよその年間のノネコ野良猫の駆除数はおよそ211,560匹と考えられ、下限135,522から上限287,598の間が妥当であると推定されます。
私たちの調査結果は、野生の猫のコントロールに対する私人の貢献が非常に重要であり、ノネコ野良猫のコントロールの大部分(80%を超える)が現在、公の駆除数の推計を通じて報告されていないことを示しています。
ノネコ野良猫をコントロールする主な方法は、射殺(またはトラップして捕獲してから後に射殺する)です。



 つまり公費を投じて国家事業としてノネコ野良猫駆除を行っていても、それよりもはるかに多くの私人のハンターによるノネコ野良猫が駆除されているということです。寄与の割合は、公的部門2割、民間8割です。なおこの推計値に基づき求めたオーストラリアのノネコ野良猫の年間駆除数は、概ね68万匹~144万匹となります。
 対して、日本で行われている奄美群島の捕獲(駆除)事業は環境省が単独で行っています。また手段も「飼い猫として譲渡する」ために、無傷で捕らえるライブトラップのみです。日本の有害外来生物である猫の駆除は、オーストラリアと比較すれば、大変効率が悪いと言わざるを得ません。またオーストラリア以外の国でも、外来生物の猫駆除は「わな、射殺、毒餌、ウイルス感染」などの複数手段を用いています。民間人ハンターへ駆除を推奨しており、そのための法整備がされています。オーストラリアでは、猫駆除に対して報奨金を支給する自治体もあります。
 
 日本に「外来ネコ問題研究会」という、学際組織があります。中心メンバーの諸坂佐利神奈川大学准教授(法学部)は、2017年に、次のように述べています。外来ネコ問題研究会 Invasive Cat Research Japan  2017年 から引用します。


南海日日新聞 8/30(水) 12:01配信 野外猫 早急な捕獲排除を 環境省に要望書提出へ 
東京で「島のネコ問題」シンポジウム 離島の猫問題について意見交換したシンポジウム=26日、東京・新宿
シンポジウム「第5回島のネコ問題」が26日、東京・新宿の早稲田大学であった。
来夏の世界自然遺産登録を目指す奄美大島と徳之島では「固有希少種の絶滅が起きる可能性が高い」として、近く国に対し、有効な保全対策を求める要望書を提出することが報告された。
諸坂佐利・神奈川大学法学部准教授は鳥獣保護法の狩猟対象がノネコに限定されている一方、TNRされた野良猫や放し飼い猫が山中に存在する現状から「飼い猫・野良猫・ノネコ」の定義を「所有物・無主物」として再編成することを提案。
「自然生態系に脅威を与える猫は山から排除するのがファーストステップとして重要」とした。



 これは2017年に行われた提言ですが、全くそのような法改正の動きはありません。例えば私が確認した限り、ヨーロッパでは、ドイツ(年間猫駆除数の中位推計40万匹。1州では認められていない)、オーストリア、スイス(10万匹)、オランダでは、民間人ハンターよる非占有猫の狩猟駆除が合法です。またアメリカでもワイオミング州など複数の州では、非占有猫は通年狩猟対象です。ヨーロッパのこれらの国々では、民間人ハンターによる非占有猫の駆除数の推計値が出されていますが、人口比で日本の公的殺処分数よりはるかに多いのです。それが非占有猫の数の抑制、ひいては猫による在来生物の被害の防止に役立っていることは間違いないです。

 対して、本年の動物愛護管理法の改正では、愛護動物の殺傷の処罰が、懲役5年以下または罰金500万円以下に引き上げられました。前述、神奈川大学諸坂佐利准教授の、「愛護動物、狩猟動物、外来生物の境界があいまい。動物愛護管理法、鳥獣保護狩猟適正化法、外来生物法を再編成して適用動物の定義を見直すべき」との提言を、私は最初に実行すべきであったと思います。「野良猫=動物愛護管理法の適用を受ける愛護動物」と、「ノネコ=狩猟法の適用を受ける狩猟鳥獣」の境界があいまいであるとの問題点は、かねてから指摘されていました。動物愛護管理法上の保護が適用される野良猫の範疇を限りなく拡大解釈して、希少生物生息地のノネコの駆除を妨害する勢力があります。動物愛護管理法の厳罰化は、ノネコ駆除を委縮させる可能性があります。
 私見ですが、私は諸坂佐利准教授の提言通り、「無主物は狩猟動物のノネコとする」との分類で良いと思います。さらには非占有であり、かつ狩猟区域にあれば、狩猟対象とみなしてよいと思います。ドイツやスイスの狩猟法ではそのように規定しています。そのように法改正すれば、猫が狩猟対象であるか否かの線引きが明確になります。さらに私見を申し上げれば、悪性の外来種という性格を持つ猫と、学術的にも価値が高い天然記念物指定の希少生物の殺傷の処罰が等しい(懲役5年以下)と言うのは、著しく整合性を欠いていると思います。


(画像)

 Shooting Cats: Australia's War on Feral Cats 「猫の射殺 オーストラリアでの猫戦争」 2018/11/26 に公開

For residents of the country’s rural fringes, they’re a diabolical pest and scourge on wildlife.
That devastation has seen Kangaroo Island local Barry Green declare a personal war against cats; trapping and skinning them, before turning them into hats and fridge magnets.

オーストラリアの農村部に住む人々にとっては、猫は野生生物を襲う悪魔のような害獣です。
クリスマス島に住む老人、バリー・グリーン氏は、オーストラリアの生態系を破壊する猫を憎んでいます。
そして彼は個人的に猫に宣戦布告しました。
彼は猫をわなで捕らえて、それを帽子や冷蔵庫のマグネットに変えてしまいます。


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Australian feral cats slaughter.
Statistics from The Royal Melbourne Institute revealed individual shooters killed 83 percent of feral cats who were deliberately killed across the country.


 日本では現在奄美群島で、ノネコ野良猫から食害にあっている希少な在来生物を保護するために、ノネコ野良猫の捕獲を進めています。箱わなで無傷で捕らえ、飼い猫として譲渡することを原則としています。また捕獲を行っているのは環境省です。しかしそれは大変効率が悪いのです。外来生物保護のためのノネコ野良猫駆除は、海外先進国では複数の手段を組み合わせ、また民間人の協力を得ています。


 サマリーで述べた通り、現在奄美群島では環猫により食害を受けている希少な在来生物を保護するために、環境省が捕獲をしています。これは無傷で捕らえたのちに、飼い猫として譲渡するとしています。しかし在来生物保護という見地からすれば、「ライブトラップ」しか手段がないというのは、大変効率が悪いのです。海外先進国では、猫から在来生物保護のためには、複数の手段を組み合わせるのが常識です。また民間人ハンターの協力を得ています。それにより高い効果を挙げています。
 「猫駆除で箱わなしか用いない」ことによる問題も生じています。希少生物の誤捕獲です。猫捕獲のわな、絶滅危惧種が捕まり死ぬ 環境省見直しへ 2019年9月11日 から引用します。


環境省が奄美大島で実施している猫の捕獲事業で、希少動物のアマミノクロウサギやアマミトゲネズミなどが誤って捕獲され、死んだ事例があることが環境省への取材でわかった。
同省は「たいへん残念なこと」として、わなの方法などを見直す方針という。
8月23日には、アマミトゲネズミ1匹が、わなの中で死んでいるのが見つかった。
アマミノクロウサギとケナガネズミ、アマミトゲネズミは環境省のレッドリストで「絶滅危惧ⅠB類」(近い将来、野生での絶滅の危険性が高いもの)に指定されている。
環境省希少種保全推進室の担当者は「希少動物が誤って捕獲されるリスクはなるべく排除されるべきだ」と話している。(太田匡彦)



 この件を受けて、猫愛誤家は「ほら見たことか。奄美の猫捕獲(駆除事業)を止めろ」と言う、曲解した意見も出ています。しかし野生化した猫が年間に殺す小動物の数が数百匹に及ぶことを思えば、箱わなでの誤捕獲と希少生物の死は残念ですが、捕獲(駆除)を進めた方がはるかに希少生物の保護に資することは明らかです。箱わなであっても、見回りの回数を増やせば誤捕獲による希少生物の死は防げます。
 また箱わなしか手段がないことも問題です。日本以外の先進国では、希少生物保護のための猫駆除においては、複数の手段を組み合わせています。主には、「わな、銃、毒餌、ウイルス感染」です。変わったところでは、オーストラリアでは猫殺害ロボットが実戦配備されています。これは猫の姿を認識し、猫が近づいてきたら毒を噴出するというものです。
 例えば「猫白血病ウイルス感染」は、すでに多くの国、地域で実践されています。オーストラリアでは、在来生物に無害な、ネコ科動物にしか効果がない毒餌を開発しました。また銃は、直接目視できます。

 また事業主体が環境省だけというのも効率が悪いでしょう。例えばオーストラリアでは連邦政府、州政府、自治体を挙げて猫駆除を行っています。しかし駆除された猫の総数に占める割合は、民間人ハンターが最も高く、学術研究では80%を超えるとされています。
 Australia is killing millions of feral cats with poisoned sausages 「オーストラリアは毒入りソーセージで数百万匹のノネコ野良猫を殺しています」 2019年4月26日 から引用します。


Australian officials are killing millions of feral cats by airdropping frozen sausages laced with poison across the Outback.
But in a bid to kill as many as possible, officials also trap and shoot the creatures.
Cats are said to be a major threat to at least 27 of Australia’s unique species.
They reportedly kill around 377million birds, and 649million reptiles each year in Australia.
And they are not native to the country.
With an aim to slaughter at least two million felines by 2020.
“Feral cats are a real menace and a very significant threat to the health of our ecosystem,” Australia’s former environment minister Josh Frydenberg said.
Although the poison-laced sausages have proven most effective at killing the felines, it’s the farmers and shooters that have killed more in total.
Statistics from The Royal Melbourne Institute revealed individual shooters killed 83 percent of feral cats who were deliberately killed across the country.

オーストラリアの当局者は、オーストラリの内地全域で、毒入りの冷凍ソーセージを空中から投下することにより、数百万匹のノネコ野良猫を殺しています。
しかしできるだけ多くを殺すために、公務員もノネコ野良猫をわなにかけたり射殺したりします。
猫はオーストラリア固有種のうち、少なくとも27種に対して大きな脅威であると言われています。
猫は、オーストラリアで毎年、3億7700万羽の鳥と6億6900万匹の爬虫類を殺しています。
そして、猫はオーストラリアの在来種ではありません。
2020年までに、少なくとも200万匹の猫を殺害することを目的としています。
「ノネコ野良猫は本当に厄介であり、私たちの生態系の健全性に対して非常に重大な脅威です」とオーストラリアの元環境大臣ジョシュ・フリデンバーグ氏は言いました。
毒入りソーセージはネコ科動物を殺すのには最も効果的であることが証明されていますが、農家とハンターが合計でより多くのノネコ野良猫を殺しました。
ロイヤルメルボルン研究所の統計によると、オーストラリア全土で意図的に殺害されたノネコ野良猫の83%が、個人のハンターによるものと明らかにされています。
 


 上記の引用した記事にある、ロイヤルメルボルン研究所による、オーストラリアにおけるノネコ野良猫駆除の統計資料は、次回以降の記事で紹介します。それによれば、オーストラリアでのノネコ野良猫の年間駆除数は概ね100万匹以上です。またそのうちの80%以上が、民間の個人ハンターが担っています。
 日本の奄美群島の猫捕獲(駆除)事業は、環境省が単独で行っています。きわめて効率が悪いといえます。太田匡彦氏の記事にある通り、「見直し」は大変良いと思います。日本でも民間ハンターに協力を依頼する、オーストラリア政府に協力を依頼し、ネコ科動物のみに効果がある毒餌の提供を受ける、ウイルス感染も選択肢として考えるのも良いかもしれません。太田匡彦氏もたまには良い記事を書きますね。


(動画)

 Australia's plan to kill 2 million cats to combat 'extinction crisis' 「『在来種の絶滅危機』と闘うために200万匹の猫を殺すオーストラリアの計画」 2019年4月28日公開




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猫の放し飼い禁止の立法化が進むオーストラリア







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(summary)
Mandatory to keep a cat in an enclosure.
In Australia we are advancing legislation.


 日本では地域猫を環境省が推進しており、野良猫の温存を政府機関を挙げて行っているという国際的に稀有な国です。他の先進国では、野良猫)の被害は生活環境の悪化(糞が汚い、臭い、うるさい)にとどまらず、人畜共通感染症のリスクを高める、生態系への悪影響も深刻と考えられています。そして何よりも猫の放し飼いや野良猫の温存は、動物福祉に反します。例えばドイツ、オーストリア、スイス、オランダなどは、外猫は通年狩猟駆除が推奨されており、猫の放し飼いと野良猫の増殖の防止を図っています。オーストラリアでは外猫の狩猟駆除のみならず、放し飼い禁止の立法化が進んでいます。


 オーストラリア、西オーストラリア州では、猫の室内飼育を義務化する法案が審議されています。Cats could be banned from going outside under new Australian law 「新しい法律の下では、猫は室外に出ることを禁止される可能性があります」 2019年5月14日 から引用します。


Cats could be banned from going outdoors during certain hours under laws to tackle the number of strays in Western Australia.
Government officials in Perth are reviewing cat and dog legislation after a rise in complaints about stray animals.
Proposed changes to the Cat Act 2011 could see felines forced to stay indoors permanently or given curfews that limit them from going outdoors between sunrise and sunset.
Roz Robinson, who runs Cat Haven, she also called for the mandatory neutering age to be reduced from six to three months.
The law review could also see harsher penalties handed out for owners of noisy or dangerous dogs.
Since 2013, punishment for dog owners whose pets attack people or other animals was increased to a maximum A$10,000 April.
The Independent reported how the Australian government was allegedly airdropping poisonous sausage.
The cats are said to die within 15 minutes of eating the sausages made with kangaroo meat, chicken fat, herbs, spices and the poison, 1080, according to The New York Times.
According to reports, it is just one of the tactics used by the government as part of its plan cull 2 million feral cats by 2020 to protect native species.

オーストラリア、西オーストラリア州では、多くの野良猫の数に対処するために、猫は法律の下では特定の時間に屋外に出ることを禁止される可能性があります。
パース市(西オーストラリア州の州都)の政府高官は、野良動物に関する苦情の高まりを受けて、猫と犬の法律を見直しています。
「猫の法律 2011」の改正案では、猫は永遠に屋内で飼育されることを強制されたり、もしくは日の出と日没の間に屋外に出ることを制限する門限が与えられる可能性があります。
キャット・ヘイブン(註 猫保護団体)を経営しているロズ・ロビンソン氏は、去勢が必要な月齢を、6ヶ月から3ヶ月に短縮することも求めました。
法律の見直しでは、うるさい犬や危険な犬の飼い主に、厳しい罰則が科せられることも盛り込まれています。
2013年4月以降、人や他の動物を攻撃するペット犬の飼い主に対する罰金は、最大10,000オーストラリアドル(註 約71万円。1オーストラリドル=71円)に引き上げられました。
インディペンデント(註 マスメディア名)は、オーストラリア政府が何百万匹もの野生の猫を殺すために、毒入りソーセージを空中から投下した方法を報じました。
ニューヨーク・タイムズ誌によると、猫はカンガルーの肉、鶏の脂肪、ハーブ、スパイス、毒で作られたソーセージを食べてから15分以内に死ぬとされています。
報道によればそれは、2020年までに在来種を保護するために、200万匹の野良猫を駆除する計画の一環として政府が採用する戦略の1つにすぎません。



 「猫を完全に室内外することを義務付ける」、「猫の不妊去勢を義務透ける」。これらは、オーストラリアのいくつかの自治体ですでに立法化していることです。例を挙げます。
 Brisbane City Council  ブリスベン(註 クイーンズランド州州都) 自治体HP」2019年4月30日 から引用します。


Keeping a cat
As a cat owner, you have to make sure your cat doesn't become a neighbourhood nuisance.
provide an enclosure appropriate to prevent your cat going over.
Cat permit
In Brisbane, If you want to keep more than three cats, you will need to apply for a permit.

猫を飼うこと
猫の飼い主として、あなたはあなたの猫が近所の迷惑にならないように注意しなければなりません。
猫が脱走するのを防ぐために、適切な囲いの中に保つこと。
猫の飼育許可
ブリスベンでは3匹以上の猫を飼いたい場合は、許可を申請する必要があります。



 猫の問題は、飼い主が責任もって室内飼い、もしく脱走できない状態のケージでの飼育をすることで防げます。それでも脱走したことによる野生化や計画外の繁殖を防止するために、不妊去勢を必ずすることです。それを完全に守り、それでも発生した、さらには野生化して自然繁殖したノネコ野良猫の駆除を進めることにより、猫の人社会への被害も、生態系への悪影響もいずれは解決します。
 要するに、飼い主と飼い猫を完全にリンクして、飼い主の責任を明確化することです。例えば地域猫活動やTNRマネジメント活動は、それとは真逆の政策です。猫問題の解決とは、まさに逆の方向です。


(動画)

 オーストラリアのキャット・エンクロージャー(囲い、檻)の例。このように猫を飼育することが猫にとっても、人社会によっても、在来の野生動物にとっても最善なのです。地域猫活動やTNRマネジメントはその真逆(まぎゃく)の方法です。







野良猫ノネコの積極的駆除により、激減させることに成功したオーストラリア







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(summary)
Australia's total feral cat population fluctuates between 2.1 million when times are lean, up to 6.3 million when widespread rain results in plenty of available prey.
The new estimate is actually lower than previous studies, which claimed Australia was home to upwards of 20 million feral cats.


 オーストラリアでは、野良猫ノネコは在来生物を捕食する有害生物とされ、苛烈に殺害駆除されています。2015年には、オーストラリア連邦政府が「オーストラリアに生息する推計2000万匹の野良猫ノネコを2020年までに200万匹駆除する」計画を開始しています。連邦政府の方針を受けて、州政府や自治体も独自の野良猫ノネコ駆除事業を推進しています。猫駆除のためのハイテク機器も導入しています。民間人にも猫駆除を促しており、猫駆除に対して報奨金の支給を決定した自治体もあります。野良猫ノネコは、オーストラリアでは通年狩猟駆除が推奨されています。


 サマリーで示した通り、オーストラリアでは野良猫ノネコの駆除を苛烈に行っています。連邦政府のみならず、州政府や自治体も、独自の野良猫ノネコ駆除の公共事業を行っています。猫殺害ロボット(ハイテクで猫を認識することができ、近づいた猫に対して毒薬を噴出する)や、人が入りづらい地勢条件でも毒餌を散布するためにドローンを導入するなどの、ハイテク機器も積極的に導入しています。
 民間人に対しても、猫駆除が推奨されています。通年、野良猫ノネコは狩猟対象です。猫駆除1匹につき、10オーストラリアドルの報奨金を支払う自治体もあります。
 そのようなオーストラリアですが、2015年に連邦政府が野良猫ノネコの積極駆除の方針を示した当時は、野良猫ノネコの推定生息数は2,000万匹でした。しかしその後は、野良猫ノネコの推定生息数は210万~630万匹に激減しました。この事実は、野良猫ノネコを減らすためには、積極的な殺害殺処分が最も有効であることを示しています。以下に、関連する記事を引用します。



Australia's Feral Cat Problem 「オーストラリアの野良猫ノネコ問題」 2015年10月19日

These descendants of domestic cats brought in by European settlers have evolved into efficient predators, and they devour an estimated 75 million native animals every day.
They are responsible for a real animal genocide, having wiped out about 28 native Australian species.
Australia’s environment minister, Greg Hunt, announced the plan to eradicate a tenth of the estimated 20 million wild cats by 2020, calling them “a tsunami of violence and death.”
That’s one way of saying they are an ecological threat that Australia must confront.

ヨーロッパの入植者によって持ち込まれた飼い猫の子孫は、優秀な捕食者へと進化してきました。
そして猫たちは、毎日推定で7,500万個体の野生動物を捕食しています。
彼らに在来動物の大虐殺の責任があるのは真実で、オーストラリアの28の在来動物を全滅させました。
オーストラリアの環境大臣グレッグ・ハント氏は、2020年までに推定2,000万匹の野良猫ノネコの10分の1を駆除する計画を発表し、それを「暴力と死の津波」と呼んでいます。
それは、オーストラリアが直面しなければならない生態系の脅威であるということの表現の一つです。



Feral cats now cover 99.8% of Australia 「野良猫ノネコは現在オーストラリアの国土の99.8%をカバーしている」 2017年1月4日

"Australia's total feral cat population fluctuates between 2.1 million when times are lean, up to 6.3 million when widespread rain results in plenty of available prey," said one of the researchers, Sarah Legge, from the University of Queensland.
The new estimate is actually lower than previous studies, which claimed Australia was home to upwards of 20 million feral cats.
But even with that reduction, there’s still a major problem at hand.

「オーストラリアの野良猫ノネコの総生息数は、210万匹から、広範囲に雨が降って獲物が得られることが可能になる時期の、最大630万匹の間で変動している」、とクイーンズランド大学の研究者の一人、サラ・レッグ氏は言いました。
新しい野良猫ノネコの推計値は実際に、オーストラリアが2000万匹以上の野良猫ノネコが生息していると主張していた以前の研究よりも少ないです。
しかし、それだけ野良猫ノネコを減らしても、まだ問題は大きいです。



 このオーストラリアの事例は、日本においても大いに参考とすべき点があるでしょう。奄美群島では、野良猫ノネコが在来の希少生物(アマミノクロウサギ、ケナガネズミなど)を食害しており、種の保全上、野良猫ノネコの駆除を環境省が進めています。しかし、それに反対している、TNR団体があります(プレスリリース 奄美行政にTNRノラ猫捕獲を要請 不妊手術費用は全額どうぶつ基金が負担 2018年1月8日)。 さすがに、「駆除(殺処分)よりTNRのほうが野良猫ノネコの削減効果が高い」という、詭弁を言う愛誤な方は今では少なくなりましたが。
 海外では、野良猫ノネコにより食害を受けている希少在来生物が生息する地域では、野良猫ノネコ駆除一択です。オーストラリアに限らず、アメリカ合衆国、ニュージーランドなどにおいても、野良猫ノネコにより食害を受けている在来希少生物の生息地では殺害駆除が一択です。毒餌、トラップ、射殺、ウイルス感染などで、根絶に成功した例はいくつもあります。日本政府は、愛誤の圧力に屈せず、毅然と科学的見地により生態系保全を図るべきです。


(動画)

 Australia's plan to kill 2 million cats to combat 'extinction crisis' 「在来生物の絶滅危機」と闘うために、200万匹の猫を殺すオーストラリアの計画」 2019/04/28 に公開

Australia's federal government is once again in the spotlight for a years-old plan to cull 2 million feral cats by 2020, this time after details emerged about the reported use of poison-laced sausages to reduce the island's wild cat population.

島嶼の野良猫ノネコの生息数を減らすために、毒入りソーセージの使用が報道され、その詳細が明るみとなった今回においては、オーストラリアの連邦政府の2020年までに200万匹の野生の猫を淘汰するという長年の計画が再び注目を集めています





(動画)

 Australia Plans Massive Culling Of 2 Million Feral Cats 「オーストラリアの200万匹の野良猫ノネコの大量駆除計画」 2019/04/26 に公開

The government has said that by 2020, two million free-roaming cats- a third of the estimated 6 million feral cats in the country, will be culled in an effort to preserve native species.

オーストラリア連邦政府は、2020年までに、国内で推定されている600万匹の野良猫ノネコのうち、3分の1にあたる200万匹の自由に徘徊する猫は、在来種を保護するために駆除されるだろうと述べています。


オーストラリアの「猫戦争」~猫の影響は爬虫類でも甚大







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Australia's "cat war"


 オーストラリアではノネコ野良猫は、在来生物にとってきわめて有害な外来生物とされています。猫が絶滅に関与したオーストラリアの在来生物は63種にも上ります。鳥類小型哺乳類の被害は深刻ですが、2018年には、オーストラリアの在来爬虫類も、ノネコ野良猫により捕食圧を受けており、猫による爬虫類への悪影響も問題視されてきました。オーストラリア政府は、「オーストラリア全土においてノネコ野良猫は根絶が望ましい」としています。


 悪性外来種であるノネコ野良猫により、在来生物が被害を受けているオーストラリアは、連邦政府が「ノネコ野良猫は根絶が望ましい」と表明しています。現在、オーストラリア政府は「5か年ノネコ野良猫200万匹駆除計画」を実施しています。オーストラリアの一部の州政府は、猫殺害ロボットの実戦配備に対して助成しています。これはハイテク技術により、近づいた動物のうち猫だけに反応し、毒薬を噴射するというものです。その他、在来生物には無害な猫だけを殺害する毒餌を開発し、ドローンにより散布するなどを行っている州もあります。
 オーストラリアは連邦政府のみならず州政府や、自治体も独自のノネコ野良猫の根絶のための施策を実行しています。ノネコ野良猫の殺害に対して、報奨金を支払う自治体もあります。また民間人ハンターも、積極的にノネコ野良猫の狩猟駆除を行っています。

 そのような状況にあるオーストラリアですが、2018年には「ノネコ野良猫は鳥類や小型哺乳類のみならず、在来の爬虫類にも被害を及ぼしている」という学術研究が行われ、論文はが発表されました。オーストラリアは、まさに現在「猫戦争」の状態です。オーストラリアの特異で貴重な生態系を守るためには、猫戦争はやむを得ないのでしょう。
 ネコの影響は爬虫類でも甚大、全体を減らす可能性 2018年8月22日 ナショナル・ジオグラフィックス日本版記事 から引用します。


新たな研究によると、爬虫類全体が、侵略的外来種であるネコの存在によって減少している可能性があるという。
学術誌「Biological Conservation」に、オーストラリアで行われた実験において、爬虫類もまたネコの捕食活動によって集団レベルで減っていることがわかったという論文が掲載された。
たとえ密度が比較的低い場合でも、野生のネコが小型爬虫類の集団にかなりの捕食圧を与えている。
2016年の学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」には、ネコは2種の爬虫類を含む、少なくとも63種の生物の絶滅に関与しているとする研究が発表された。
南オーストラリア州当局は、野ネコ根絶のために、ネコを見つけて毒を噴射するロボットなどの対策に資金を提供している。



(動画)

 Shooting Cats: Australia's War on Feral Cats 「猫を射殺する:オーストラリアのノネコ野良猫との戦争」 2018/11/26 に公開
 まさに、オーストラリアの「猫戦争」の状態の真実を伝えるビデオです。オーストラリアの農村部の男性がノネコ猫野良猫に対して宣戦布告をして猫を過激に殺害し、その皮を帽子や小物に加工している様子が映っています。彼は猫を「悪魔」といい、憎んでいます。

But for residents of the country’s rural fringes, they’re a diabolical pest and scourge on wildlife.
Found in 99 percent of Australia, they’re estimated to kill more than two million native animals a day.
That devastation has seen Kangaroo Island local Barry Green declare a personal war against cats; trapping and skinning them, before turning them into hats and fridge magnets.

オーストラリアの農村周辺に住む人々にとっては、ノネコ野良猫は野生動物を襲う悪魔のような害獣です。
ノネコ野良猫はオーストラリアの国土の99パーセントで発見され、1日に200万個体以上の在来動物を殺すと推定されています。
ノネコ野良猫による自然の荒廃は、カンガルー島の地元のバリー・グリーン氏が、猫に対する個人的な戦争を宣言するのを見ることとなりました。
バリー・グリーン氏は、猫を捕らえて皮をはぎ、帽子や冷蔵庫のマグネットに変えてしまいます。





(動画)

 Trapping big Cats! Trapping ep1 「わなにかかった大きな猫! わな猟 エピソード1」 2017/12/02 に公開 
 Feral Cats kill native animals so trap em 「野良猫は在来生物を殺すからわなでとらえる」。オーストラリアのにおける、ノネコ野良猫駆除の動画は、多く公開されています。




(動画)

 Bowhunting Cats 「弓でノネコ狩り」 2018/11/18 に公開
 
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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