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「オランダは動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止」という狂気のSippoのデマ記事






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Netherlands/Niederlande

 記事、
「オランダは殺処分はしておらず生体販売がない」というSippoの発狂記事
咬傷犬は強制的に殺処分されるオランダ〜「オランダは殺処分はしていない」というSippoの発狂記事
続・咬傷犬は強制的に殺処分されるオランダ〜「オランダは殺処分はしていない」というSippoの発狂記事
の続きです。
 海外の動物愛護に関する記述のほぼ全てが嘘、誤り、偏向という朝日新聞系のネットメディア、Sippoがあります。私は今までに何度も朝日新聞とSippoに反証となる出典をつけて抗議をしていますが、訂正も回答もありません。デマの拡散を意図した極めて悪質なメディアです。最近も「オランダでは殺処分はなく生体販売がない」という、驚くべきデマ記事があります。オランダは公的動物収容所での犬の殺処分は多いのです。またオランダでは日本と異なり、咬傷犬は検察庁が強制殺処分の命令を出すことができます。その数は相当数あります。またオランダではペットショップでの生体販売は普通に存在します。



 Sippoの記事の、問題の記述を引用します。犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のり 2021年5月5日


殺処分のないオランダ
動物の福祉面でも、殺処分はしておらず、また街中には生体販売ショップはみられません。
『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった。
「やはり大量に殺処分している日本は異常に感じます」。



 上記の記述では、「1、オランダでは殺処分は行われていない」、「2、オランダでは生体販売ショップがなく、動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」と述べています。結論から言えば「1」、「2」とも事実無根の大嘘です。
 これまでの連載記事では、「1、オランダでは殺処分は行われていない」が全く事実無根の大嘘であることを述べました。オランダは犬の殺処分数が極めて多い国で、さらに日本と異なり咬傷犬を強制的に殺処分する制度があります。また猫は狩猟対象で、日本の公的殺処分数の3倍を狩猟駆除しています。
 今回記事からは、「2、オランダでは生体販売ショップがなく、動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」が全く事実無根の大嘘であることを述べます。結論から言えば、オランダには「動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」という事実はありません。オランダ政府のHP等を確認しましたが、そのような法令は皆無です。またオランダではショーウインドウで動物を店頭展示販売しているペットショップは多数あります。
 
 まずオランダにおけるペットショップの法的規制ですが、オランダ政府のHPに概要が示されています。こちらです。Wet- en regelgeving 「(動物に関する)法律及び規則」(オランダ語)。こちらではペット動物を含む、すべての動物に関する法令が一覧としてあげられており、その概要が示されています。それは次のとおりです。


Wet dieren 「動物法」

 飼育動物の扱いについて包括的に定めた法律。


Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」

 すべての動物の飼育とケアに関する一般的な規則と、家畜に関する特定の規定が含まれています。また法人のアニマルシェルター、ペットの販売、繁殖に関する規則も含まれています。


・Vakbekwaamheidseisen 「ペット動物の取り扱い者の専門的能力の要件」

 上記の、Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」3条11項において、ペットの商業的取り扱いを行う場合におけるペットの取り扱い者の能力を規定しています。この法律では、ペットを5つのカテゴリー(テラリウム動物、犬と猫、小型哺乳類 (ウサギを含む)、魚、鳥)に分類してそれぞれの取扱業者の専門能力について定めています。


・Scheiden van dieren 「動物の親からの分離」

 Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」1条20項により、ペット事業者等が犬猫などの動物の仔を親から分離できる最低年齢を定めています。オランダでは犬生後7週、猫生後7週から親から分離し、販売することができます。


・Huisdierenlijst 「ペットとして販売して良い動物のリスト」

 オランダでは、Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」2条2項により、ペット業者がペットとして販売できる動物種を定めてリストにしています。このリストにない動物はペットとして販売できません(ポジティブリスト)。このリストDieren op de huis- en hobbydierenlijst 「一般家庭で趣味として飼える動物(ペット)」のリスト」に記載されている動物は、飼育のためには許可が必要です。その許可が必要な基準は、Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」 1条4項に定められており、その基準に満たない動物(犬猫など一般的なペット)は、飼育の許可は必要ありません(1条4項a)。


・Diergeneeskundige handelingen en ingrepen 「獣医師に対する規制」

 Besluit diergeneeskundigen 「獣医医薬法施行令」により、獣医師の活動が規制される。


・Identificatie & Registratie (I&R) 「犬の個体識別(マイクロチップ)と登録の義務」

 Besluit identificatie en registratie van dieren 「家畜及びペットリストに記載された動物の識別及び登録に関する規則」7条により、飼い主は犬のマイクロチップによる個体識別と登録の義務を負います。


 Wet- en regelgeving 「(動物に関する)法律及び規則」(オランダ政府HP)では、オランダ国内の産業動物とペットの飼育、取り扱い、販売等を網羅して概要を記述しています。特にペットショップでのペットの販売に関する規制は、Wet dieren「動物法」と、Besluit houders van dieren 「動物の飼育者に関する法律」により定められています。しかし全文通読したところ、Sippoの記事の記述にあるような「オランダでは動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止(禁止とは強制力を伴うもので法令によらなければならない)」する規定はありませんでした。なお殺処分の禁止規定もありません。殺処分の要件については定めがあります。
 後ほど朝日新聞とSippoに、「オランダでは動物をペットショップのショーウインドウで販売することを禁止」したという、出典を求めます。しかし私が調べた限り、この記述は完全なデマ、大嘘と判断せざるを得ません。


(参考資料)

The Best 10 Pet Stores in Amsterdam, Noord-Holland, The Netherlands 「オランダ アムステルダムのペットストア ベスト10」

 店舗検索で「オランダ アムステルダム ペットストア」の検索結果。英文の説明を読めば、動物の生体を明らかに展示販売している店があります。普通、Storeとなれば、ペット生体を含めて関連用品を複合的に品揃えした店舗を意味します。フードや用品のみであれば、Pet Supplies となります。


(動画)

 WERKEN IN EEN DIERENWINKEL. DAT WIL BO (12) HEEL GRAAG 2020年9月20日
 オランダにおける子供のペットショップでの職業体験。このペットショップでも「動物を店頭のショーウィンドウで展示販売」しています。




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続・咬傷犬は強制的に殺処分されるオランダ〜「オランダは殺処分はしていない」というSippoの発狂記事






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Netherlands/Niederlande

 記事、
「オランダは殺処分はしておらず生体販売がない」というSippoの発狂記事
咬傷犬は強制的に殺処分されるオランダ〜「オランダは殺処分はしていない」というSippoの発狂記事
の続きです。
 海外の動物愛護に関する記述のほぼ全てが嘘、誤り、偏向という朝日新聞系のネットメディア、Sippoがあります。私は今までに何度も朝日新聞とSippoに反証となる出典をつけて抗議をしていますが、訂正も回答もありません。デマの拡散を意図した極めて悪質なメディアです。最近も「オランダでは殺処分はなく生体販売がない」という、驚くべきデマ記事があります。オランダは公的動物収容所での犬の殺処分は多いのです。またオランダでは日本と異なり、咬傷犬は検察庁が強制殺処分の命令を出すことができます。その数は相当数あります。またオランダではペットショップでの生体販売は普通に存在します。



 Sippoの記事の、問題の記述を引用します。犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のり 2021年5月5日


殺処分のないオランダ
動物の福祉面でも、殺処分はしておらず、また街中には生体販売ショップはみられません。
『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった。
「やはり大量に殺処分している日本は異常に感じます」。



 上記の記述では、「1、オランダでは殺処分は行われていない」、「オランダでは生体販売ショップがなく、動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」と述べています。結論から言えば「1」、「2」とも事実無根の大嘘です。今回記事では前々回記事に続いて、「1、オランダでは殺処分は行われていない」とのSippoの記事の記述が大嘘であることを述べます。
 前回記事では、オランダでは人や他の動物を咬んだ犬は検察庁が殺処分を独断で命令する権限があることを述べました。また警察が、咬傷犬の飼い主に対して安楽死を要求することがあります。オランダでの咬傷犬の強制殺処分は数こそ年間十数頭と数は少ないものの、日本では咬傷犬を行政が強制的に殺処分する法的な権限がなく、飼い主が拒めば人を噛み殺した犬ですら行政が殺処分できないのとは大きな違いです。以下に「オランダで咬傷犬が強制的に警察により殺処分された」例と、「オランダでのアニマルシェルターでは犬の安楽死(殺処分)はタブーではない。危険な犬を殺処分することは正しい」という論説を挙げます。なお引用した資料の原語はオランダ語ですが、オランダ語と非常に近いドイツ語似自動翻訳した後に私が日本語訳しています。


Baasje laat hond inslapen op vraag van politie na bijtincident met kleuter 「犬が幼児を咬んだ後に犬の飼い主は警察の要求によりその犬を安楽死させました」 2017年2月23日

(オランダ語 原語)
Een 3-jarige kleuter uit Houthalen-Helchteren die tijdelijk bij een gezin verbleef, werd op 10 februari om 7.30 uur plots aangevallen door een jonge Amerikaanse bully.
Hij werd naar de spoedafdeling van het ZOL overgebracht, waar de wonde gehecht werd. Hij kreeg medicatie en moest nog vijf dagen in het ziekenhuis blijven.
Het was het ziekenhuis dat de politie op de hoogte bracht van de feiten.
De politie vroeg de eigenaars meteen om het dier te laten inslapen.
Om daarom meteen over te gaan tot euthanasie, vinden we té erg.
Maar we hadden geen keuze.
Ze dreigden met het in beslag nemen van onze andere twee honden.
We wilden wachten op een agressiviteitstest, maar die kans kregen we niet.

(ドイツ語)
Ein dreijähriges Kleinkind aus Houthalen-Helchteren, das sich vorübergehend bei einer Familie aufhielt, wurde am 10. Februar um 07:30 Uhr plötzlich von einem jungen amerikanischen Schläger angegriffen.
Er wurde in die Notaufnahme des ZOL gebracht, wo die Wunde genäht wurde.
Er bekam Medikamente und musste weitere fünf Tage im Krankenhaus bleiben.
Es war das Krankenhaus, das die Polizei über den Sachverhalt informierte.
Die Polizei forderte die Besitzer sofort auf, das Tier einzuschläfern.
Wir denken, dass es zu schade ist, sofort mit der Sterbehilfe fortzufahren.
Aber wir hatten keine Wahl.
Sie drohten, unsere beiden anderen Hunde zu konfiszieren.
Wir wollten einen Aggressivitätstest abwarten, aber wir haben diese Chance nicht bekommen.

2月10日 午前7時30分に、ハウトハーレン ヘルヒテレンの3 歳の幼児が家族と一緒に(リンブルクに)一時的に滞在していたところ、若い凶暴なアメリカンスタッフォード種の犬に突然襲われました。
幼児は救急処置室に運ばれて、そこで傷が縫合されました。
幼児は薬を処方され、さらに 5 日間入院しなければならなりませんでした。
警察に通報したのは病院でした。
警察はすぐに、飼い主にその犬を安楽死させるように要求しました。
私たち(飼い主)は、その犬をすぐに安楽死させるのはあまりにもひどいと考えました。
しかし私たちには選択の余地がありませんでした。
警察官らは、私たちの他の 2 頭の犬を没収すると脅しました。
犬の攻撃性のテストを受けたかったのですが、その機会は与えられませんでした。



Moet er een pitbullverbod komen? ‘Sommige honden zijn gefokt op aanvallen en doden’ 「ピットブルを禁止にするべきでしょうか? 「他の犬を攻撃して殺すために飼育されている犬もいます」 2021年3月3日

(オランダ語 原語)
Hoog-risicohonden; asiels zitten er vol mee. Wat te doen met deze levende vechtmachines? ‘Het zijn tikkende tijdbommen, die moet je niet willen.’
Een waarschuwing als deze klinkt regelmatig in het asiel aan de rand van een Udense woonwijk, op dit moment het thuis van een dertigtal katten en zes honden.
Vijf van de honden zijn namelijk ‘hoog-risicohonden’: pitbulls, staffords, herders of kruisingen tussen deze rassen.
Want grote, stoere spierbonken, dominant en agressief, zijn de vaste klanten van asiels, gedumpt door hun baasjes die ze niet meer aankunnen.
In het dierenasiel van Amsterdam is euthanasie op agressieve honden geen taboe – dat geldt ook voor dieren die alleen agressief zijn tegen andere honden.

(ドイツ語)
Hunde mit hohem Risiko; Schutzhütten sind voll davon.
Was tun mit diesen lebenden Kampfmaschinen? "Sie sind tickende Zeitbomben, du willst sie nicht."
Im Tierheim am Rande eines Wohngebietes in Uden, in dem derzeit rund dreißig Katzen und sechs Hunde leben, ist eine solche Warnung regelmäßig zu hören.
Fünf der Hunde sind „Hochrisikohunde“: Pitbulls, Staffords, Hirten oder Kreuzungen zwischen diesen Rassen.
Denn große, zähe Muskeln, dominant und aggressiv, sind die Stammgäste von Tierheimen, die von ihren Besitzern abgeladen werden, die nicht mehr damit umgehen können.
Im Tierheim Amsterdam ist Sterbehilfe bei aggressiven Hunden kein Tabu – das gilt auch für Tiere, die nur anderen Hunden gegenüber aggressiv sind.

危険性が高い犬:アニマルシェルターはそのような犬でいっぱいです。
これらの生きた闘犬種の犬をどうするのでしょうか 「これらの犬は彼時限爆弾を抱えています(註 いつかは咬傷事故を起こす)。皆さんはそれらの犬(が生き続けることを)を望まないでしょう」。
ウーデンの住宅街の外れにある動物保護施設ではこのような警告が定期的に聞こえてきますし、現在も約30匹の猫と6頭の犬が暮らしています。
ピットブル、スタッフォード、シェパード、またはこれらの雑種の 5 種の犬は「危険性が高い」犬です。
発達した強い筋肉(を持つ犬)は他者に対して攻撃的で、動物保護施設に常に収容されており、そのような犬を扱うことができない飼主によって捨てられるからです。
アムステルダムの動物保護施設では安楽死は攻撃的な犬にとってタブーではなく、それは人だけではなく、他の犬だけに攻撃的な犬にも当てはまります。


 オランダは、犬の殺処分数が多い国です。過去記事を含めて、私がオランダの犬猫の殺処分に関して調べた事柄は次のとおりです。

1、民間での犬殺の処分は年間5万頭という推計があり、健康な犬も殺処分されている(この数は人口比で日本公的殺処分数の44倍)。
2、公的な動物収容所での犬の殺処分率は、日本の公的な犬の殺処分率よりはるかに高い。
3、上記とは別に、オランダでは咬傷犬を検察庁が独断で殺処分を命じることができる。
4、狂犬病予防のための犬猫の殺処分はオランダでももちろんある。検疫不備による税関での強制殺処分も行われる。
5、かつてオランダは大変厳しい禁止犬種法があり、該当する犬種はほぼ例外なく強制殺処分されていた。

1、猫に関しては、オランダは野良猫の狩猟が合法であり、狩猟駆除数は日本の猫の公的殺処分数の人口比で〜約3倍である。


 いずれにしても、Sippoの記事、犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のりの、「殺処分のないオランダ 動物の福祉面でも、殺処分はしておらず」との記述は事実無根で、全くのデタラメです。連載が終われば朝日新聞に「オランダでは殺処分はしていない」の根拠となる出典をもとめます。
 これは明らかに「嘘を嘘と承知して嘘プロパガンダを広めることを意図した記事」です。マスコミの倫理観は地に落ちた(朝日新聞の海外動物愛護に限ってのことだろうか)と言わざるを得ません。


(動画)

 Dwars: Madelief vindt dieren in tuincentrum zielig 2018年9月29日(オランダ公共放送 NOS)
 Sippoの記事、犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のりでは、「街中には生体販売ショップはみられません。『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった」とありますが、新しいビデオでも「動物をショーウインドウで展示販売している’オランダのペットショップが多数公開されています。

Veel tuincentra verkopen niet alleen planten, maar ook kleine dieren zoals konijnen, muizen en hamsters.
(Viele Gartencenter verkaufen nicht nur Pflanzen, sondern auch Kleintiere wie Kaninchen, Mäuse und Hamster.)

多くのガーデンセンター(ホームセンター)では植物とともに、ウサギ、マウス、ハムスターなどの小動物も販売しています。



咬傷犬は強制的に殺処分されるオランダ〜「オランダは殺処分はしていない」というSippoの発狂記事






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Netherlands/Niederlande

 記事、「オランダは殺処分はしておらず生体販売がない」というSippoの発狂記事、の続きです。
 海外の動物愛護に関する記述のほぼ全てが嘘、誤り、偏向という朝日新聞系のネットメディア、Sippoがあります。私は今までに何度も朝日新聞とSippoに反証となる出典をつけて抗議をしていますが、訂正も回答もありません。デマの拡散を意図した極めて悪質なメディアです。最近も「オランダでは殺処分はなく生体販売がない」という、驚くべきデマ記事があります。オランダは公的動物収容所での犬の殺処分は多いのです。またオランダでは日本と異なり、咬傷犬は検察庁が強制殺処分の命令を出すことができます。その数は相当数あります。またオランダではペットショップでの生体販売は普通に存在します。



 Sippoの記事の、問題の記述を引用します。犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のり 2021年5月5日


殺処分のないオランダ
動物の福祉面でも、殺処分はしておらず、また街中には生体販売ショップはみられません。
『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった。
「やはり大量に殺処分している日本は異常に感じます」。



 上記の記述では、「1、オランダでは殺処分は行われていない」、「オランダでは生体販売ショップがなく、動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」と述べています。結論から言えば「1」、「2」とも事実無根の大嘘です。今回記事では前回記事に続いて、「1、オランダでは殺処分は行われていない」とのSippoの記事の記述が大嘘であることを述べます。
 前回記事では、オランダの民間での殺処分、公的動物収容所での殺処分、狂犬病による犬猫の殺処分、猫の狩猟駆除等を取り上げました。オランダは犬の殺処分数は大変多く、公的動物収容所での犬の殺処分率も日本より高いのです。
 その他オランダでは人や他の動物を咬んだ犬は検察庁が殺処分を独断で命令する権限があり、頻繁に報道されています。オランダでの咬傷犬の強制殺処分は数こそ年間十数頭と数は少ないものの、日本では咬傷犬を行政が強制的に殺処分する法的な権限がなく、飼い主が拒めば人を噛み殺した犬ですら行政が殺処分できないのとは大きな違いです。以下に「オランダでは検察庁が独断で咬傷犬の強制殺処分を命じることができる」ことを報じるニュースソースをいくつかげます。


'Bijtende hond wordt te snel afgemaakt' 「咬傷犬は殺処分されるのが早すぎます」 2018年6月3日(原文はオランダ語。オランダ語に近いドイツ語に自動翻訳の後に、私が日本語訳しています)。

Voor honden die betrokken waren bij een bijtincident is de toekomst vaak somber.
volgt meestal euthanasie.
Die inbeslagname begrijp ik vaak nog wel, maar vervolgens wordt een hond gelijkgesteld aan een voorwerp.
Het OM mag zelfstandig beslissen of de hond afgemaakt mag worden.
Advocaat Iaira Boissevain is het niet eens met de kritiek dat honden te zwaar gestraft worden.
"Er zijn voorbeelden dat een hond onder voorwaarden weer terug de maatschappij in mag, maar dat er helaas daarna toch weer slachtoffers vallen. Er zijn wekelijks tientallen bijtincidenten".
"Op een moment dat er zwaargewonden of doden zijn gevallen is het voor mij duidelijk: dan moet die hond worden afgemaakt."

Für Hunde, die in einen Beißvorfall verwickelt waren, sieht die Zukunft oft düster aus.
folgt in der Regel der Sterbehilfe.
Ich verstehe diesen Anfall oft, aber dann wird ein Hund mit einem Objekt gleichgesetzt.
Die Staatsanwaltschaft kann selbstständig entscheiden, ob der Hund eingeschläfert werden darf.
Die Anwältin Iaira Boissevain teilt die Kritik, dass Hunde zu hart bestraft werden, nicht.
„Es gibt Beispiele dafür, dass ein Hund unter bestimmten Bedingungen wieder in die Gesellschaft aufgenommen wird, dass es danach aber leider wieder Opfer gibt.
"In einer Zeit, in der es schwere Verletzungen oder Todesfälle gegeben hat, ist mir klar: Dann muss dieser Hund eingeschläfert werden."

咬傷事件に関与した犬たちの未来は、多くの場合は悲観的に思えます。
通常は、その犬は安楽死が続きます。
私はこの犬の(司法による)没収をよく理解しており、犬は単なる物体、物と同一視されているのです。
犬を安楽死させるかどうかは、検察庁が独断で決定することができます。
弁護士のイライア・ボイスベーン( Iaira Boissevain )氏は、犬があまりにも厳しく罰せられているという批判には同調していません。
「一定の条件の下で犬が飼い主に戻される例もありますが、残念ながらその後再び(その犬の咬傷の)犠牲者が出ています。
「重大な傷害や死亡者が出た時点で、その犬を安楽死させなければならないことは明らかです」。



Bijtende honden krijgen geen eerlijk politiek proces 「咬傷犬は公正で公の裁判を受けることができないのです」 2018年8月3日

(オランダ語 原語)
Het lot van bijtende honden blijft voorlopig nog in handen van de officier van justitie.
Dierenactivist Sandra van de Werd van Comité Dierennoodhulp strijdt al jaren om de rechter hierover te laten beslissen.
Een motie daarvoor strandde deze week in de Tweede Kamer.
“Dit betekent dat het Openbaar Ministerie door kan gaan met het negeren van de dierenrechten in onze wetgeving.”
Het OM neemt jaarlijks rond de zevenhonderd honden in beslag voor variërende redenen.
Enkele tientallen daarvan worden geëuthanaseerd.
Tegenstanders geloven dat de procedure van het OM ernstig tekort schiet.
Het OM ziet een hond slechts als een product, zoals er ook naar een auto wordt gekeken.
honden in het asiel van het OM geen eerlijke kans.

(ドイツ語)
Schicksal beißender Hunde liegt vorerst in der Hand der Staatsanwaltschaft.
Die Tieraktivistin Sandra van de Werd vom Tierischen Nothilfekomitee kämpft seit Jahren dafür, dass der Richter dies entscheidet.
Ein entsprechender Antrag ist diese Woche im Repräsentantenhaus gescheitert.
"Das bedeutet, dass die Staatsanwaltschaft Tierrechte in unserer Gesetzgebung weiterhin ignorieren kann."
Jedes Jahr beschlagnahmt die Staatsanwaltschaft rund 700 Hunde aus unterschiedlichen Gründen.
Mehrere Dutzend von ihnen werden eingeschläfert.
Gegner halten das Verfahren der Staatsanwaltschaft für ernsthaft unzureichend.
Die Staatsanwaltschaft sieht einen Hund nur als Produkt, so wie auch ein Auto betrachtet wird.
Hunde im Tierheim der Staatsanwaltschaft haben keine faire Chance.

咬傷犬の運命はとりあえず検察庁の手の内にあります。
動物緊急保護委員会の動物保護活動家サンドラ・ファン・デ・ヴェルド氏は、裁判官が咬傷犬の処分を判断するように何年も戦ってきました。
今週オランダ国会の下院で、その法案の提出が破棄されました。
「つまるところ検察庁は、法律で動物(犬)の権利を無視し続けることができるということです」。
毎年検察庁は、さまざまな理由で約 700 頭の犬を没収しています。
数十頭が安楽死させられています。
(検察庁が独断で犬を没収し安楽死させることの)反対派は、検察官の手続きが著しく不十分であると思っています。
検察庁は、例えば自動車のように、犬を単に物と同一視しています。
検察庁の保護施設にいる犬には、公平なチャンスがありません。


 このようにオランダでは、咬傷犬は検察庁が独断で殺処分を命じることができます。この数は、野良犬や迷い犬、飼い主が公的動物収容所に持ち込んだ犬の殺処分統計には含まれません。次回記事では、実際に人を咬んで傷害を負わせた犬が検察庁の判断により強制的に殺処分された実例の、いくつかのニュースソースを取り上げます。


(動画)

 Dierenwinkel Andy's Dierensuper Maarssenbroek regio Utrecht 2014年2月2日 オランダ、ユトレヒトにあるペットショップのプロモーションビデオ。Sippoの記事、犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のりでは、「街中には生体販売ショップはみられません。『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった」とありますが、新しいビデオでも「動物をショーウインドウで展示販売している’オランダのペットショップが多数公開されています。

「オランダは殺処分はしておらず生体販売がない」というSippoの発狂記事







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Netherlands/Niederlande

 海外の動物愛護に関する記述のほぼ全てが嘘、誤り、偏向という朝日新聞系のネットメディア、Sippoがあります。私は今までに何度も朝日新聞とSippoに反証となる出典をつけて抗議をしていますが、訂正も回答もありません。デマの拡散を意図した極めて悪質なメディアです。最近も「オランダでは殺処分はなく生体販売がない」という、驚くべきデマ記事があります。オランダは公的動物収容所での犬の殺処分は多いのです。またオランダは日本と異なり、咬傷犬は検察庁が強制殺処分の命令を出すことができます。その数は相当数あります。またオランダではペットショップでの生体販売は普通に存在します。


 Sippoの記事の、問題の記述を引用します。犬や猫の「見た目優先の繁殖」を禁じたオランダ 現地の団体に聞く実現までの道のり 2021年5月5日


殺処分のないオランダ
動物の福祉面でも、殺処分はしておらず、また街中には生体販売ショップはみられません。
『動物をペットショップのショーウィンドウで販売することを禁止』する署名を行政に提出し、実際、禁止になった。
「やはり大量に殺処分している日本は異常に感じます」。



 上記の記述では、「1、オランダでは殺処分は行われていない」、「オランダでは生体販売ショップがなく、動物をペットショプのショーウインドウで販売することが禁止されている」と述べています。結論から言えば「1」、「2」とも事実無根の大嘘です。まず「1」ですが、オランダは犬の殺処分は大変多い国です。公的動物収容所での犬の殺処分が相当数あります。また民間での殺処分は大変多く、民間推計で年間5万頭が殺処分されているという資料もあります。この数は、日本の公的殺処分数の40倍以上です。またオランダでは、咬傷犬を検察庁が殺処分を命じる権限があり頻繁に報道され、かなりの数があります。
 次に「2」ですが、オランダ政府のHPなどの複数の資料を確認しましたが、「オランダでは動物をペットショップのショーウインドウで販売することが禁止されている」ことは確認できませんでした。そのような法令はありません。またオランダでの「動物をショーウインドウで販売しているペットショップ」は多く確認できました。後に朝日新聞とSippoに裏付けとなる出典を求めますが。

 「1、オランダでは殺処分は行われていない」が嘘であることから述べます。オランダは大変犬の殺処分が多い国で、公的動物収容所での犬の殺処分も行われています。この件については、私は過去記事で取り上げています。

オランダは人口比で日本の44倍の犬を殺処分している~「オランダは殺処分ゼロ」の大嘘
狂犬病の疑いのある犬などを殺処分しているオランダ~「オランダは殺処分ゼロ」の大嘘
日本の公的殺処分の約3倍(人口比)の猫を狩猟駆除しているオランダ~「オランダは殺処分ゼロ」の大嘘
オランダのアニマルシェルターの殺処分率は日本よりはるかに高い~「オランダは殺処分ゼロ」の大嘘

 繰り返しますが、オランダには公的な動物収容所があり、かなりの数の犬の公的殺処分が行われています。野良犬の捕獲を行政が行っており、そのような犬たちが殺処分されています。またオランダにも狂犬病による犬猫の強制殺処分が法律に基づいて行われています。咬傷犬に対しては検察庁が独断で強制的な殺処分を命じることができ、頻繁に報道があります。
 猫はオランダでは狩猟対象であり、日本の公的殺処分の人口比の約3倍が狩猟駆除されていると大学の研究であります。オランダの犬の殺処分について繰り返しますが、資料を再度示します。


Bert van Straten: Nederland euthanaseert ‘50.000’ gezonde honden per jaar! 「オランダは年間50、000頭の健康な犬を安楽死(殺処分)させる!」2015年3月18日 から引用します。本記事では、オランダは犬の安楽死(殺処分)の学術調査や推計はないものの、犬の扱いに共通点があるデンマークの学術調査からオランダの健康な犬の安楽死(殺処分数)を推計しています。なお原語はオランダ語です。親和性の高いドイツ語に自動翻訳したのちに、私が日本語訳をしています。

・原文(オランダ語)
Nederland euthanaseert ‘50.000’ gezonde honden per jaar!
Zeker, er zijn honden die vanwege gedragsproblemen worden ingeslapen.
En toen kwam ik tot een schokkende ontdekking: 23,6% van alle geëuthanaseerde honden in Denemarken vindt de dood vanwege gedragsproblemen (bijvoorbeeld agressie of hyperactiviteit)!
Beide landen vertonen daarnaast veel overeenkomsten als het gaat om mentaliteit, economie en gewoontes met betrekking tot huisdieren.
In Nederland worden ca. 2,2 miljoen honden gehouden.
Bij een gemiddelde levensverwachting van 10 jaar, overlijden er dus jaarlijks 220.000 honden; de meeste dus door euthanasie.
dan wordt er dus per jaar 23,6% van 220.000 honden ingeslapen vanwege gedragsproblemen.
Dat zijn dus ruim 50.000 honden!!

・ドイツ語
Die Niederlande euthanatisieren 50.000 gesunde Hunde pro Jahr!
Sicher gibt es Hunde, die wegen Verhaltensstörungen eingeschläfert werden.
Und dann kam ich zu einer schockierenden Entdeckung: 23,6% aller in Dänemark eingeschläferten Hunde werden aufgrund von Verhaltensstörungen (zB Aggression oder Hyperaktivität) getötet!
Beide Länder weisen auch viele Gemeinsamkeiten auf, wenn es um Mentalität, Ökonomie und Gewohnheiten in Bezug auf Haustiere geht.
In den Niederlanden werden ungefähr 2,2 Millionen Hunde gehalten.
Bei einer durchschnittlichen Lebenserwartung von 10 Jahren sterben jedes Jahr 220.000 Hunde; am meisten durch Euthanasie.
Dies bedeutet, dass 23,6% von 220.000 Hunden pro Jahr aufgrund von Verhaltensstörungen eingeschläfert werden.
Das bedeutet mehr als 50.000 Hunde !!

オランダは年間5万頭の健康な犬を安楽死(殺処分)させます!
行動上の問題のために安楽死させる犬がいるのは間違いありません。
そして私は衝撃的な発見に至りました。デンマークで安楽死させた全犬の23.6%が行動上の問題(攻撃性や多動など)のために殺されているのです!
ペットに関する考え方、経済面、習慣に関しても、デンマークとオランダ両国には共通点がたくさんあります。
オランダでは、約220万匹の犬が飼われています。
平均寿命は10年(*1)で、毎年22万頭の犬が死亡していますが、ほとんどが安楽死を行うことによってです。
これはオランダで、年間22万2千匹の犬の23.6%が行動上の問題で安楽死させられていることを意味します。
それは5万頭以上の犬が安楽死(殺処分)されているこを意味します!



Medical differences between stray and owner surrendered dogs in Dutch animal shelters J.M. Janse, Veterinary Medicine student, Utrecht University, January 2014 「オランダの動物保護施設における野良犬と飼い主が飼育放棄した犬の獣医学的差異 J.M. Janse ユトレヒト大学獣医学部 2014年1月(英語)

in the Netherlands there are about 1,5 million dogs.
Around 25 000 dogs are taken in by animal shelters yearly.
These dogs are owner surrendered dogs, stray dogs and confiscated dogs.
A stray dog is a dog unaccompanied by a responsible person in a public area.
This might include dogs who are lost or dogs who are abandoned by their owners.
in 2011 48% of all dogs in a shelter were owner surrendered and 26% were stray dogs.
The remaining dogs in the shelter were confiscated for various reasons, or were born in the shelter or came from another shelter.
2,3% of all dogs was euthanized for medical reasons or their disorder caused death.
The odds of dying or being euthanized is a factor 6,28 higher for stray dogs compared with owner surrendered dogs.
4,2% of stray dogs and 0,4% of owner surrendered dogs died due to their disorder(s) or were euthanized.
Notaro et al found a euthanasia percentage of 26,5% in dogs brought in the shelter by citizens, a percentage of 54,3% in dogs brought in by animal control officers and a percentage of 31,6% in owner surrendered dogs.
However, dogs brought in by animal control officers include besides stray dogs also confiscated dogs.
Stray dogs brought in by citizens did not differ from owner surrendered dogs in percentage of euthanasia.

オランダには、約150万頭の犬がいます。
年間約25 000頭の犬が、アニマルシェルターに連れて行かれます。
これらの犬は飼い主に所有権放棄させたか、野良犬および行政に押収された犬です。
野良犬とは、公共の場所で責任ある者が同伴していない犬です。
これには、行方不明の犬や飼い主に所有権放棄させた犬などがあります。
2011年のアニマルシェルターに収容された全犬の48%が、飼い主に所有権放棄させたものであり、26%が野良犬でした。
アニマルシェルターのほかの犬は、様々な理由で行政から押収されたか、アニマルシェルターで生まれたか、別のアニマルシェルターから来たものです。
オランダでは、オランダ国内の全犬(150万頭)のうち、年間2.3%(3万4,500頭)が医学的な理由で安楽死させられたか、または医学的な理由による障害が死亡の原因となりました。
死亡または安楽死させる確率は、飼い主に所有権放棄させた犬と比較して、野良犬の方が6,28倍高くなります。
(オランダの全犬のうち)野良犬の4.2%と飼い主に所有権放棄させた犬の0.4%が、傷病により死亡したか、または安楽死させられました。
Notaroらによれば、一般市民がアニマルシェルターに持ち込んだ犬の安楽死の割合は26.5%、動物管理官が持ち込んだ犬の割合は54,3%、飼い主に所有権放棄させた犬の割合は31.6%でした。
しかし、動物管理官によって持ち込まれた犬には、野良犬以外に行政により押収された犬も含まれます。
一般市民によって持ち込まれた野良犬は、安楽死の割合においては、飼い主に所有権放棄させた犬と違いはありませんでした。



 次回記事では、私が今まで取り上げなかった、「オランダでは咬傷犬を検察官が独断で殺処分を命じることができ、相当数ある」ことに関する、具体的な報道等の資料を取り上げます。いずれにしてもSipooのデマの拡散は有害であることはもちろんですが、再三再度の指摘にも関わらず、更に意地になってデマ情報の拡散に躍起になっていると感じます。狂気すら感じます。


(動画)

 Justin (12) over zijn werk bij de dierenwinkel 「ジャスティン君(12歳) ペットショップでの仕事について」 2014年5月28日

 オランダのペットショップの若干古い動画ですが、ここではショーケースでの展示販売がされています。オランダでは犬猫を含めて、「ペットショップでショーケースに入れて動物を販売することを禁止する」ですが、オランダ政府のHP等を確認しましたがそのような規定がある法令はありませんでした。

 

オランダは人口比で日本の40倍以上の犬を殺処分している~「オランダは殺処分ゼロ」という狂気の番組






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Netherlands/Niederlande

 オランダは非常に犬の殺処分が多い国です。人口比では、高位推計で日本の公的殺処分数の40倍以上の健康な犬を殺処分しています。もちろん狂犬病法に基づく犬猫等の行政による殺処分も厳格で、輸入犬猫で狂犬病陽性のものは強制的に即時殺処分されます。その他野良猫徘徊猫は通年狩猟駆除が合法で、オランダで狩猟駆除される猫の数は日本の~3.3倍です。またオランダはかつて大変厳しい禁止犬種法がある国で、該当する犬種はほぼ例外なく強制的に殺処分していました。2008年にいったん禁止犬種法は廃止されましたが、再び立法化の動きがあります。しかし驚くべき「オランダは殺処分ゼロ」というデマが、TV番組で放映されています。


 まずオランダでは、犬猫殺処分が大変多いことを裏付ける資料を提示します。


Bert van Straten: Nederland euthanaseert ‘50.000’ gezonde honden per jaar! 「オランダは年間50、000頭の健康な犬を安楽死(殺処分)させる!」2015年3月18日 

・原文(オランダ語)
Nederland euthanaseert ‘50.000’ gezonde honden per jaar!
Zeker, er zijn honden die vanwege gedragsproblemen worden ingeslapen.
En toen kwam ik tot een schokkende ontdekking: 23,6% van alle geëuthanaseerde honden in Denemarken vindt de dood vanwege gedragsproblemen (bijvoorbeeld agressie of hyperactiviteit)!
Beide landen vertonen daarnaast veel overeenkomsten als het gaat om mentaliteit, economie en gewoontes met betrekking tot huisdieren.
In Nederland worden ca. 2,2 miljoen honden gehouden.
Bij een gemiddelde levensverwachting van 10 jaar, overlijden er dus jaarlijks 220.000 honden; de meeste dus door euthanasie.
dan wordt er dus per jaar 23,6% van 220.000 honden ingeslapen vanwege gedragsproblemen.
Dat zijn dus ruim 50.000 honden!!

・ドイツ語
Die Niederlande euthanatisieren 50.000 gesunde Hunde pro Jahr!
Sicher gibt es Hunde, die wegen Verhaltensstörungen eingeschläfert werden.
Und dann kam ich zu einer schockierenden Entdeckung: 23,6% aller in Dänemark eingeschläferten Hunde werden aufgrund von Verhaltensstörungen (zB Aggression oder Hyperaktivität) getötet!
Beide Länder weisen auch viele Gemeinsamkeiten auf, wenn es um Mentalität, Ökonomie und Gewohnheiten in Bezug auf Haustiere geht.
In den Niederlanden werden ungefähr 2,2 Millionen Hunde gehalten.
Bei einer durchschnittlichen Lebenserwartung von 10 Jahren sterben jedes Jahr 220.000 Hunde; am meisten durch Euthanasie.
Dies bedeutet, dass 23,6% von 220.000 Hunden pro Jahr aufgrund von Verhaltensstörungen eingeschläfert werden.
Das bedeutet mehr als 50.000 Hunde !!

オランダは年間5万頭の健康な犬を安楽死(殺処分)させます!
行動上の問題のために安楽死させる犬がいるのは間違いありません。
そして私は衝撃的な発見に至りました。デンマークで安楽死させた全犬の23.6%が行動上の問題(攻撃性や多動など)のために殺されているのです!
ペットに関する考え方、経済面、習慣に関しても、デンマークとオランダ両国には共通点がたくさんあります。
オランダでは、約220万匹の犬が飼われています。
平均寿命は10年で、毎年22万頭の犬が死亡していますが、ほとんどが安楽死を行うことによってです。
これはオランダで、年間22万2千匹の犬の23.6%が行動上の問題で安楽死させられていることを意味します。
それは5万頭以上の犬が安楽死(殺処分)されているこを意味します!


 このオランダの「年間5万頭の犬の安楽死(殺処分)数ですが、人口比では日本の公的殺処分の48倍になります。オランダの人口は、約1740万人です(犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況 環境省


Dutch stray cats in focus 「オランダにおける野良猫の焦点」(英語) 2015年5月7日 オランダ ワーゲニンゲン大学論説

Stray cats are becoming an increasing problem in The Netherlands.
The problem of stray cats is clearly present in The Netherlands and doesn't seem to reduce yet.
Stray cats are indirectly coming from house cats that partly, because of irresponsible pet ownership, end on the street.
The Royal Dutch Hunters organization estimates that nowadays yearly between 8,000 and 13,500 stray cats are being shot.
The actual number of stray cats that lives in the Netherlands will most likely be much higher.
A rough extrapolation of the scientific literature on this subjects results in a range of 135,590 to 1,207,331stray cats in the Netherlands.
The social support for killing stray cats is limited.

野良猫は、オランダにおいてますます大きな問題になりつつあります。
野良猫の問題はオランダに明らかに存在しており、いまだに軽減されていないようです。
野良猫は、間接的には飼い猫が由来ですが、これは一部の無責任なペットの飼い方のせいで、野良猫は路上で死にます。
ロイヤル・ダッチ・ハンターズ(Royal Dutch Hunters)によると、オランダでは現在、年間に8,000匹から13,500匹の野良猫が射殺されていると推定されています。
オランダに住む野良猫の実際の数は、おそらくもっと多いでしょう。
この主題に関する科学文献の大まかなオランダの野良猫の推計値は、135,590匹から1,207,331匹の範囲になります。
野良猫を殺害するための、社会的支持は限定的です。


 オランダの年間の猫狩猟駆除数13,500という数は、日本の公的殺処分数の人口比で3.3倍です。


Rabid puppies in Netherlands 「オランダで狂犬病に感染した犬が見つかりました」(英語) 2013年10月23日

Two puppies, imported from Bulgaria, had rabies.
The dogs were euthanized last weekend, reported the Dutch Food and Consumer Product Safety Authority (NVWA) Tuesday.
The 48 people who have had high risk contact with the dogs, are vaccinated if necessary.
The NVWA is still looking for animals that the dogs, who came from the same litter, have been in contact with.
They can also be infected.
Rabies is quite rare in the Netherlands.
The last case was in February 2012. According to the National Institute for Public Health and the Environment (RIVM) four cases of rabies in humans were established in the past: in 1962, 1996, 2008 and 2012.

ブルガリアから輸入された2匹の子犬には、狂犬病が感染していました。
その犬は、先週末に安楽死させられたと、オランダの食品消費者製品安全局(NVWA)が火曜日に公表しました。
危険性の高い犬と接触した48人は、必要に応じて予防接種(註 事後ワクチン)を受けます。
オランダ食品消費者製品安全局(NVWA)はまた、狂犬病感染が確認された犬と同腹で生まれた子犬と接触した動物を探しています。
その動物からは、狂犬病が感染する可能性があります。
オランダでは狂犬病は非常にまれです。
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によれば、過去にヒトにおける狂犬病の4つの症例が1962年、1996年、2008年および2012年に発生しました。



(動画)

 オランダの、闘犬カテゴリーの犬の、強制殺処分に反対する動画。Fight for pitbulls right 「ピット・ブルの権利のために戦おう」(閲覧注意)



*オランダで、闘犬カテゴリーの犬の飼育を禁じ、押収して強制殺処分する根拠となる法律(いわゆる「ピットブル法」)は、2008年に廃止となりました。しかし社会不適合の犬や、咬傷事故を起こした犬の殺処分を禁じる法律は現在もなく、むしろ法律では殺処分しなければならないとしています。オランダではそのような犬の行政による殺処分はその後も行われています。


 以上のようにオランダは、大変犬の殺処分が多い国です。また野良猫徘徊猫は通年狩猟駆除が合法で、年間に狩猟駆除される猫の数は相当数あります。もちろん狂犬病法による狂犬病感染犬猫等の殺処分は厳格に行われます。さらにオランダはかつて極めて厳しい禁止犬種法があり、法律で禁止する犬種というだけで行政が強制的に殺処分していました。飼い主は懲役6ヵ月以下に処罰されるという大変厳しい内容でした。いったんはこの禁止犬種法は廃止されましたが、犬による咬傷事故の増加により、再び立法の動きがあります。
 しかし驚くべき、まさに真逆のデマ、「オランダは殺処分ゼロである」と報じるTV番組があります。その番組に関する記事がこちらです。殺処分ゼロの国で、絶滅の危機に瀕した日本犬に人生をささげたオランダ人:どうぶつピース 2020年12月9日 から問題の記述を引用します。


オランダでは、やむを得なく飼えなくなったペットも、新しい飼い主さんが見つかるまで保護するため殺処分がゼロ。
どうぶつにやさしい街。



 「○○国は殺処分ゼロ」、さらに犬はノーリードでもよい(註 ノーリードは和製英語で通じません)、ノーリードでも寛容という報道は無責任です。例えば今までドイツでは散々日本で「「殺処分ゼロ」「と繰り返しデマが報じられてきました。ドイツでは禁止犬種法がある国であり、法律で禁止されている品種というだけでも犬が強制的に行政により殺処分されます。また咬傷犬は行政が強制的に殺処分する権限があり、徘徊犬猫野良犬猫を行政が捕獲収容して公的な動物収容センターで殺処分も行っています。狂犬病規則による強制的な殺処分は日本よりはるかに厳格で、陽性動物と接触した、同じクレートで運搬されただけでも、症状がなくても強制的に殺処分されます。また犬猫の狩猟駆除は通年合法で、それら全て合計すれば、ドイツの犬猫の殺処分数は、人口比で日本の数十倍です。
 さらにドイツは、犬のリード義務が大変厳しい国です。州によっては、罰金が2万5,000ユーロ(315万円 1ユーロ=126円)まで科され、犬が押収されます。

 その他今まで「殺処分ゼロ」と報じられた国は、トルコ、インド、ギリシャ、イギリス、スイスなど多数あります。しかしこれらの国ではいずれも公的な殺処分制度があり、狩猟駆除が合法な国もあります。愛誤関係者の何らかの働きかけがマスコミにあるのは間違いないようです。しかしいつ今でも「○国は殺処分ゼロ」というデマが通用するとマスコミは思っているのでしょうか。目的が何であれ、マスコミがデマを拡散することは社会に有害ですし、倫理に反します。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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