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インフレで経営危機に陥っているティアハイムは保護動物の販売やサービスの値上げを行っている~ドイツ






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(Zusammenfassung)
Der Deutsche Tierschutzbund befürchtet eine Schließung von bundesweit jedem vierten Tierheim.
Der Vertreter des Deutschen Tierschutzbundes, Schroeder, fordert vom Bund und anderen einen riesigen Zuschuss für Tiheim.


 記事、ドイツではインフレの亢進による経営難で4分の1のティアハイムが廃業の危機に瀕している~統括団体はさらなる巨額の補助金の上乗せを要求 の続きです。
 かねてから東欧等からの格安子犬の輸入の激増などからティアハイムから犬等を購入する客が減り、ティアハイムの経営難は深刻化していました。さらに最近はドイツのインフレ高騰により光熱費の上昇、獣医師の報酬が2倍になった、最低賃金の引き上げによる人件費の引上げ等により、ティアハイムに経営難は深刻になっています。そのためにティアハイムは相次いで保護動物の販売や引取、老犬猫ホーム等のサービス価格の値上げをしています。



 ドイツのティアハイムはの運営資金は保護動物や引取サービス、老犬猫ホームのサービスの販売における営利事業収入(VAT=消費税が科せられますので完全に営利事業です)と補助金が大きな割合を占めています。補助金には保護動物の飼育費が概ね1か月支給されますし、設備投資とその維持費に75%まで補助金を支給するシュレースヴィッヒホルシュタイン州などもあります。コロナやウクライナ難民の同行ペットの保護などの一時的な高額の補助金もしばしば支給されます。もちろん寄付金もありますが、寄付金だけで運営することは不可能です。
 ドイツのティアハイムは国際比較で公費補助率が大変高い組織です。日本で狂ったように「公費は一切支給されていない」と喧伝されているティアハイム・ベルリンは例外的に自立経営に成功している施設ですが、収容動物の飼育費と設備用投資やそのほかの補助金で、年間に日本円で億単位を受給しています。ティアハイム・ベルリンの補助金需給に関しては、私は何度もこちらで取り上げています。(*)

 そのようなドイツのティアハイムですが、近年はドイツのインフレの亢進で経営難に陥っています。統括団体のドイツ動物保護連盟の会長は「4分の1のティアハイムが廃業の危機に瀕している」と公言し、さらなる高額の補助金の増額を連邦政府や自治体等に要望しています。
 またドイツのティアハイムは近年のインフレ亢進による経営難に対応するために、相次いで保護動物やサービスの販売価格の値上げに踏み切っています。インフレによりティアハイムの経営に大きく影響する光熱費や獣医医療費、人件費が高騰しているからです。それを報じるニュースソースから引用します。


Viele Tierheime in RLP erhöhen Vermittlungsgebühren 「ドイツ、ラインラントプファルツ州の多くのティアハイムが保護動物の譲渡手数料を値上げ」 2023年4月18日

Im Tierheim in Worms mussten bei Übernahme eines Hundes bisher vom neuen Besitzer 280 Euro gezahlt werden.
Ab dem 1. Mai werden es 350 Euro sein.
Die Vermittlungs- beziehungsweise Schutzgebühr für eine Katze wird von 110 auf 150 Euro erhöht.
Ähnlich wird es bei Kleintieren und der Haustier-Pension im Tierheim sein.
Kosten für Tierarzt bis zu 80.000 Euro pro Jahr.
Eine Sprecherin des Tierheims in Worms begründete die Erhöhung im Gespräch mit dem SWR unter anderem mit gestiegenen Tierarztkosten.
So würden in einem Jahr bis zu 80.000 Euro anfallen, Tendenz steigend.
Auch die Kosten für Wasser, Strom und und Heizung würden immer teurer, ebenso das Tierfutter.
Das Wormser Tierheim bekommt Zuschüsse von der Stadt und umliegenden Gemeinden.
Mehrere Tierärzte hätten ihm bestätigt,
dass sich viele Menschen die Behandlung ihrer Tiere nicht mehr leisten könnten und Besitzer verstärkt ein Einschläfern forderten.
Rechne in der kommenden Zeit mit viel mehr ausgesetzten Tieren.
Einer SWR-Umfrage zufolge haben die Tierheime in Koblenz, Diez, Remagen, Zweibrücken und Frankenthal die Vermittlungsgebühren erhöht.
In Diez beispielsweise liegt die Gebühr für einen Hund jetzt bei 350 Euro, 50 Euro mehr als zuletzt.
Das Tierheim Frankenthal verlangt für die Übernahme einer Katze 200 Euro - vorher waren es 140 Euro.
Im Tierheim in Zweibrücken kostet, ebenfalls als Beispiel, die Vermittlung eines Rüden mittlerweile 400 Euro (zuletzt 300 €), für eine Katze wurden bisher 120 Euro verlangt, jetzt sind es 150 Euro.

(ドイツ、ラインラントプファルツ州の)ヴォルムズ・ティアハイムでは、犬が引き渡された時には、新しい飼主は280ユーロ(約44,800円。1ユーロ=160円)を支払わなければなりませんでした。
5月1日からは350ユーロ(約56,000円)になります。(*)
猫のジョイと手数料や引取料金は110ユーロから150ユーロ(約24,000円)に値上げされます。
小動物や動物保護施設でのペットの預かりも同様でしょう。
当ティアハイムの獣医療の費用は年間最大8万ユーロです。
ヴォルムズ・ティアハイムの広報担当者は、SWR(註 マスコミ)とのインタビューで、獣医療費の増加などを理由に値上げを正当化しました。
重衣料の費用は1年で最大8万ユーロとなりますが、さらに増加傾向にあります。
水道、電気、暖房費、そして動物の飼代もますます高価になっています。
ヴォルムズ・ティアハイムは、市と周辺の自治体から補助金を受けています。
複数の獣医師が明らかにしたが、多くのペットの飼主が自分のぺットを(重医療費の値上げで)治療してもらう余裕がなくなり、飼主の動物を安楽死させてほしいとの要求がますます高まっていました。
今後さらに多くの動物が捨てられることが予想されます。
SWR(註 マスコミ)の調査によると、コブレンツ、ディエツ、レマーゲン、ツヴァイブリュッケン、フランケンタールのティアハイムでは、譲渡手数料が値上げされています。
例えばディエツでは、犬の譲渡手数料は現在350ユーロで、以前より50ユーロ高いです。
フランケンタール・ティアハイムでは、猫の譲渡手数料は200ユーロですが、以前は140ユーロでした。
ツヴァイブリュッケン・ティアハイムでは、雄犬の譲渡手数料は現在400ユーロ(以前は300ユーロ)で、猫の場合は120ユーロでしたが150ユーロになっています。


(*)
 ほぼ全てのティアハイムはこの金額は、「基本譲渡手数料」で、例えば去勢済みであった場合などはその実費が加算されます。ですから実際の価格はそれよりも高くなります。


 このようにドイツのティアハイムでは、運営資金を補助金と営利事業に大きく依存しています。なおティアハイムの営利事業には不要ペットの有料引取と保護ペットの販売(譲渡)の他に、有料老犬猫ホーム事業(これが日本で喧伝されている「ティアハイムの終生飼育」のからくりです。誰も飼育費を払わない動物の面倒をティアハイムは見ません)、ペット葬祭事業(ティアハイム・ベルリンなどはかなり高額です。墓碑までたてれば日本円で数百万円など)、犬猫ホテル、犬しつけ教室など多くがあります。
 寄付金もあることは否定しません。しかし「ティアハイムは全て寄付金で運営されている」は完全に誤りです。そのデマ報道の例を挙げます。


ドイツの動物保護施設「ティアハイム」とは?9割以上の保護猫が卒業できる仕組みづくり(*3)

動物愛護先進国ドイツでは、ペットショップで動物を購入することは一般的ではありません。
例えば、猫が欲しいと思えば、まず検討されるのはティアハイムです。(*1)
ティアハイムとは、寄付を資本として、私的に運営されている動物保護施設のこと。(*2)
ここに保護されている動物のほとんどは、飼い主の都合により持ち込まれた場合がほとんどで、(*4)費用は全て寄付で賄われています。


(*)
記事検索 : ティアハイム・ベルリン 補助金

(*1)
Auslandstierschutz versus Tierschutz in Deutschland

 ドイツの犬猫の入手における保護動物のシェアは1割程度。この数値は2014年にに行われた全ドイツケネルクラブ(VDH)による統計調査によるもので、当時より犬の輸入が激増しているので現在はさらに保護犬猫の入手割合は下がっていると思われるます。

(*2)
運営費の50%が補助金漬けのドイツのティアハイム

 近年はティアハイムの倒産が相次ぎ、州自治体は資本の50%を出捐して新たな施設を設立したケースはいくつかあります。

(*3)
5 Gründe, warum manche Hunde besonders schwer vermittelbar sind

 「9割以上の保護猫を卒業できる」とはティアハイムベルリンに限って「9割が譲渡される」と言うことでしょうか。ティアハイム・ベルリンは年次報告書を公開していませんので譲渡率、殺処分率は不明です。ドイツ語検索で同施設の譲渡率9割以上という情報はありません。犬に関してはドイツのティアハイムの平均譲渡率は75%です。大学の調査では26%の犬が殺処分されるとの資料があります。

Hintergrundinformation: Lage der Tierheime

 ドイツは法律上所有者不明犬猫(迷い犬猫、野良犬猫)の保護収容は自治体しかできません。一定期間飼主返還や緊急的な殺処分を行った後に、残りを民間ティアハイムに委譲します。ドイツの全ティアハイムが引き受ける犬猫のうち、そのような行政から移譲を受けたものは平均で70~80%です。したがって直接飼主から引き受けたものは20~30%にすぎません。


 短い文書で、これだけ多数のデマを盛り込めるのは一種の才能かも(笑)。ドイツではのインフレで経営難に陥っているティアハイムは現在非常に多く、この記事の様に順風満帆ではありません。そのための保護犬猫の販売価格や、不要犬猫の引き受け手数料を相次いで値上げしているのですが、ただでさえドイツではインフレの高騰でペットを手放したい人が多いのに値上げをすれば、ティアハイム離れをさらに加速させます。
 ティアハイムにしてみれば「背に腹は代えられない」のでしょうが、ドイツがティアハイムへの補助金漬けで今のペット再譲渡の制度を維持するのも限界が来ているのかもしれません。例えばバイエルン州ではティアハイムの延命を無理にせず破産解散させ、新たに州自治体がかなりの出資をして新たにティアハイムを設立することも行われています。実はドイツのティアハイムは横領、犬等の密輸などの犯罪が頻発します。最近も複数の事件が起訴有罪になっています。それは背景に放漫経営があるのではないでしょうか。州自治体の出資により公の監視と管理をとり入れた方がよいのではないかと、私は思います。


(動画)

 Tierheim am Limit | Die Nordreportage | NDR Doku 「限界状況にあるドイツのティアハイム」 NDR(ドイツ公共放送)のドキュメンタリー 2023年1月4日

Das Tierheim in der Hemmstraße in Bremen ist voll.
Trotzdem bekommt Leiterin Sina Fehr jeden Tag vier bis sechs Anfragen von Menschen, die ihre Hunde abgeben wollen oder müssen.
Es wird befürchtet, dass die aktuelle Wirtschaftslage dazu führen wird, dass viele Menschen sich ein Haustier schlicht nicht mehr leisten können.
Futter und Tierarztkosten werden teurer.
Auch das Tierheim leidet darunter.
Die Ausgaben steigen, gleichzeitig gehen die Spendeneinnahmen zurück.

ドイツ、ブレーメン州のヘム通りにあるティアハイムは満杯です。
それにもかかわらずシーナ・フェール所長には、犬を手放したい、または手放さなければならない人たちから4~6件の問い合わせがあります。
現在の経済状況により、多くの人がペットを飼う余裕がなくなるのではないかと懸念されています。
餌代や獣医療費は高額になってきています。
ティアハイムも同様に苦しんでいます。
支出は増加していますが、それと同時に寄付は減少しています。





(画像)

 2022年1月12日アクセスの、ティアハイム専用の保護犬販売のオンラインプラットフォーム、Deine Tierrwelt のスクリーンショット。ティアハイムは広く、オンラインの非対面販売で保護犬を販売しています(中には審査が厳しい施設もあります)。すべてのティアハイムが譲渡に際して厳格な審査を行っているわけではありません。この点は日本は著しい偏向報道があります。

tierwelt ティアハイム 犬 オンライン販売


(画像)

 先の画像と同じ、Deine Tierrwelt の、2023年7月5日のスクリーンショット。わずか1年余りでティアハイムの保護犬の販売価格がずいぶんと値上がりしたと感じます。

スクリーンショット 2023-07-02 103140

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コロナペットブームにより犬などの飼育数が激増しているドイツ






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(Zusammenfassung)
Haustier-Boom in der Corona-Pandemie
Haustiere gegen Corona-Einsamkeit: Diesen Trend gibt es bundesweit, aber was kommt nach der Pandemie?


 記事、「日本はコロナ禍のペットブーム終焉でペット放棄が増えている」という、大物愛誤浅田美代子氏の大嘘、の続きです。
 日本では二言目には「ドイツが~」と狂ったようにドイツの動物愛護について発言する朝日新聞の太田匡彦氏、杉本彩氏、浅田美代子氏らなどの動物愛誤家がいます。しかし彼らのドイツ情報は、ほぼ全てが聞いた者が悶絶死するような真逆の大嘘です。彼らは「日本はコロナ禍による空前のペットブームでペットを安易に買う人が増えている。それらのペットが遺棄されている」と発言しています。しかしそれは統計上確認できません。そして「だから日本は動物愛護後進国」と、「欧米先進国に劣る」と取れる発言をしています。しかし彼らが大好きなドイツでは統計上明らかにコロナ禍で「空前絶後に」ペットの飼育数が激増しています。そしてコロナが正常化して以降はペットの遺棄する飼主が多く、それらのペットの収容の負担で多くのティアハイムは現在破産寸前にまで追い込まれています。



 大物愛誤の杉本彩氏、浅田美代子氏、太田匡彦氏らの「コロナペットブームで動物愛護後進国日本では犬猫を衝動的に買う人が多い。それらがブーム終息後に遺棄されている」発言は、統計的裏付けがありません。コロナ流行後は、犬は特に飼育数の減少がそれ以前に比較して著しいからです。猫の飼育数は微増ですが、飼育数増加に貢献したのはほとんどが雑種で、ペット業者から購入したものではありません。それは前回記事で述べました。彼らは小学生の算数もできないということでしょう。
 
 彼らは「ドイツが~」と、狂ったように真逆のデマを拡散させています。「日本はコロナでペットブームが起き、無責任に衝動買いをして安易に遺棄する飼主が多い動物愛護後進国だ(暗に海外での動物愛護先進国ではそうではないとも解されます)」は真実とは真逆のデマですが、彼らが信奉しているドイツの状況はどうなのでしょうか。ドイツはコロナ流行で空前のペットブームが起きました。犬の飼育数も増え、その多くは東欧産の安価で違法に輸入された子犬をオンラインの非対面購入したものです。コロナ流行の正常化に伴い、それらの犬が多数飼育放棄され、ティアハイムの犬の引受数は通常の2倍(ティアハイム・ベルリン。他のティアハイムも概ね同じ状況)になっています。
 コロナによるペットブームと終焉により、ティアハイムは収容動物の過剰とインフレにより、経営状態が悪化しています。多くのティアハイムは限界状態で、破産寸前です。今回記事では、コロナでのペットブームで犬の飼育数がドイツでは急増したこと。そしてそれ等の犬のほとんどが東欧産の大量生産され違法に輸入された安価な犬で、オンラインの非対面販売で購入されたものであることを示すニュースソースから引用します。


Hundesteuer: So viel wie nie 「これまで以上に犬税の収入が増えた」 2022年9月28日

Im letzten Jahrzehnt sind die Hundesteuer-­Einnahmen der Städte und Gemeinden stetig gestiegen.
Im Vergleich zu 2020 wurden 5,4 Prozent mehr eingenommen, im Zehn-Jahres-Vergleich stiegen die Einnahmen sogar um 46 Prozent.
Hauptursache für die Zunahme seit 2020 ist wohl die Corona-Pandemie und der dadurch ausgelöste Haustier-Boom.
Rund 10,3 Millionen Hunde lebten laut einer Erhebung des Industrieverbands Heimtierbedarf 2021 in Deutschland.

過去10年間で、ドイツの市や地方自治体の犬税収入は着実に増加しています。
2021年は2020年と比較して、5.4%の多くの犬税が徴収され、10年間前と比較すれば税収は46%も増加しました。
2020年以降の犬税の収入の増加の主な理由は、おそらくコロナ流行とそれが引き起こしたペットブームです.
2021年のペット用品産業協会の調査によると、ドイツには約1,030万頭の犬が飼われていました。



 犬税収入が増えたということは、まぎれもなく犬の飼育数が増加したということです。


Welpen kaufen auf Ebay Kleinanzeigen : Sorge wegen illegalen Tierhandels in Berlin: Nach Corona nimmt der Handel mit Hunden noch zu 「E-Bay の広告で子犬を購入する ベルリンでの動物の違法取引への懸念: コロナ後に犬の取引が増加しています」 2022年10月13日

Wer einen Hund kauft, sollte das beim seriösen Züchter tun.
Doch viele scheuen die hohen Preise.
Oft werden hier Welpen auf Ebay Kleinanzeigen oder auf anderen Plattformen angeboten. Auf den Fotos sehen die kleinen Hunde zuckersüß aus.
Der illegale Handel mit Tieren und besonders der Verkauf von Hundewelpen ist nach Einschätzung des Berliner Senats ein Problem, das während der Corona-Pandemie noch zugenommen hat.
„Während der Corona-Pandemie wurde eine Vielzahl von Tieren unüberlegt angeschafft.“
Besonders über das Internet sei eine deutliche Zunahme des Hundewelpen- und Tierhandels allgemein zu verzeichnen.
Seit Auslaufen der Homeoffice-Pflicht würden immer mehr Tiere in den Tierheimen abgegeben.
Viele von ihnen zeigten auffälliges Verhalten, etwa Unsauberkeit bei Katzen und Beißlust bei Hunden.
„Diese Tiere sind schwer vermittelbar. Häufig werden Tiere sogar ausgesetzt.“
Auch auf Märkten in Osteuropa werden Welpen zu Schleuderpreisen verkauft - viele der Tiere sind krank und sterben nach kurzer Zeit.
Meist kaufen Kunden aber über das Internet.
Im Sommer hatte bereits das Berliner Tierheim Alarm geschlagen.
Doppelt so viele Welpen wie sonst wurden abgegeben.
Oft stammten die Tiere aus illegalem Welpenhandel und seien krank.

犬を購入する人は、評判の良いブリーダーから購入するべきです。
しかし多くの人は高価格を敬遠します。
子犬はEbay(註 ドイツの大手通販サイト) の広告や、その他のオンライン広告サイトで提供されることがよくあります。
写真に写っている小さな犬はかわいく見えます。
ベルリン州議会上院に​​よれば動物の違法取引、特にコロナの流行中に子犬の販売が増加したのは問題です。
「コロナの流行の間に、無分別に多くの動物(犬)が購入されました」。
特にインターネットを介した子犬や、ペット全般での取引の大幅な増加が見られます。
リモートワークの義務が終了して以降は、多くの動物がティアハイムに引き取られています。
猫は不潔で、犬は咬むなどの異常行動を示すものが多いのです。
「これらの動物は養子縁組が難しのです。動物はしばしば見捨てられることさえあります」。
子犬も東ヨーロッパの市場で投げ売り価格で販売されていますが、それらの子犬の多くは病気で短期間で死にます。
しかしこれらの子犬の多くの客は、オンラインで購入します。
ティアハイム・ベルリンは、夏にすでに警鐘を鳴らしていました。
通常の2倍の子犬が引取られました。
多くの場合では、動物は違法な子犬取引によるもので病気になっています。



(動画)

 Welpenhandel in der Pandemie – Wie Corona Tierleid verschärft 「コロナ流行における子犬の取引 - コロナが動物の苦しみをどのように悪化させるのでしょうか」 2021年3月1日

In der Corona-Pandemie boomt der illegale Handel mit Welpen.
Wenn die Hunde verkauft werden, sind sie häufig viel zu jung, unterernährt und nicht geimpft.
Auf den Onlineplattformen werden die Welpen für horrendes Geld angeboten.
Doch damit unterstützen sie eine organisierte Welpenmafia, die in Osteuropa unter grausamen Bedingungen massenhaft Hundebabys "produziert".

新型コロナウイルスの感染拡大で、子犬の違法取引が急増しています。
犬が販売される時は犬は幼すぎ、栄養失調でワクチン接種を受けていないことがよくあります。
子犬はオンラインで恐ろしく安い金額で販売されます。
そのような犬を買うことで、ドイツの犬の購入者は東ヨーロッパで残酷な条件下で子犬の「大量生産」をする、組織化された子犬マフィアを支援しているのです。





 次回記事ではドイツがコロナペットブームの終焉により、ティアハイムの収容動物が激増し、それがティアハイムの経営に深刻な打撃を与えていることを取り上げます。

「自由に徘徊する犬猫は射殺する」という看板がドイツで販売されている






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(Zusammenfassung)
in Deutschland, Freilaufende Hunde und Katzen mussen erschossen werden.


 ドイツでは全ての州で大変厳しい犬のリード義務が定められています。州によって異なりますが、むしろ野生動物を保護する自然公園で犬を放すことの方が厳しく罰せられます。例えばベルリン州では州内全域で州が指定したドッグランを除き、は許可を受けた使役犬以外はリードをしていなければ10,000ユーロ(143万円 1ユーロ=143円)以下の罰金が科されます。また狩猟可能な区域であれば、犬猫は通年狩猟駆除が合法です。そのためにドイツでは、自治体や私人が設置する「犬を自由に徘徊させていると射殺される!」という警告看板が多く設置されています。


 「犬と猫をここで徘徊させれば射殺される!」という警告看板は、次のようなものです。これは実際に設置されているものです。


(画像)

 Tollwutgefahr! Freilaufende Hunde u. Katzen werden erschossen 「狂犬病の危険! 自由に徘徊する犬と猫は射殺される」と書かれています。

狩猟支持看板 (640x480)


 実は、上記の看板はおそらく私人が設置したもので、ドイツアマゾンで販売されています。それがこちらのサイトです。


(画像)

 Sticker Shield – Tollwut Danger – Free-Wheeling Dogs and Cats. Shot  から。

アマゾン ドイツ 看板

 
 このサイトでは、上記に示した画像の看板と全く同じものが売られています(色違いあり)。価格は45㎝×30㎝のもので、16.90ユーロです。多くのサイズがあります。土地所有者が犬や猫を自分の土地に放すことに警告するための購入と、自治体も購入しているのかもしれません。
 同様の看板の設置について、ドイツ人の個人ブログがあります。その看板では「自由に徘徊している犬と猫は射殺しなければならない」という、より強い口調です。オートキャンプ場などがある自然公園内ですので、自治体が設置したのは間違いありません。


(画像)

 Stellplatz Sylvensteinstausee 「シルベンシュタイン湖のオートキャンプ場」 2014年6月6日 (ドイツ人の個人ブログ) から。

 看板には、ACHTUNG! TOLLWUT, RAUDE UND FUCHSBANDWURM Freilaufende Hunde und Katzen mussen erschossen werden. 「注意!狂犬病、疥癬、エキノコックス 自由に徘徊している犬と猫は撃ち殺さなければならない」と書かれています。この看板の設置はぎりぎりオーストリア領内ですが、同じ内容の看板はドイツ国内にも多く掲示されています。
 ブログ主さんは、ab sofort nur noch mit einer kugelsicheren Weste unterwegs 「これからは必ず犬に防弾チョッキを着せてからここに来ます」と書いています。そのような問題ではないと思いますが。

ドイツ人ブログ 看板


(画像)


maimai 1
maimai.jpg

 画像は、ツイッター、のスクリーンショット。次から次へと、知ったかぶりのドイツ通(痛)、脳内妄想ドイツ在住者が限なく出てくるのも、日本の動物愛誤の特殊性(後進性)でしょう。
 私でしたらドイツの法制度に関して調べるのならば、必ず法律原文を調べます。自分で調べられなければドイツ大使館に尋ねます。本当にドイツ在住かわからない、ソーシャルメディアの利用者に聞くというのが愛誤の低能さです。さらにその与太話を真に受けるのがなんとも(笑)。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります)。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます)。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした)。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、野生生物保護区の森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000以下です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して殺処分する権限があるヘッセン州もあります。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭以上です。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


(画像)

maimai2.jpg

 ドイツにあるティアハイムは約500施設です(Tiere im Heim)。猫の飼育では、ドイツでは税金がかかりません。世界最大のペットショップはドイツにあり、犬猫共販売しています。またドイツのティアハイムが譲渡する犬の数は年間6万頭程度で、犬の入手シェアの1割程度で日本の保護犬と変わらないです。ドイツで最も犬の入手で多いのは、外国産の安い犬をネットで買うことです。ドイツは非対面の犬などのペット販売では規制すらありません。


(動画)

 Arbeiten in der größten Zoohandlung der Welt: Nix mit faul rumhängen! | Galileo | ProSieben 2021年5月6日 世界最大のドイツにあるペットショップ
 

「NHK 地球イチバン ペットが幸せな街〜ベルリン」は狂った捏造番組







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(Zusammenfassung)
NHK, ein öffentlich-rechtlicher Sender in Japan, ist ein beschämendes Massenmedium in der Welt.
Alle NHK-Berichte zum deutschen Tierschutz sind falsch.


 記事、
「フランスではペットショップでは全ての動物の展示が禁止される」というコタツ記事より酷いNHKのデマ報道
NHKの海外動物愛護のデマ番組の狂気の軌跡〜旅のチカラ(2012年 2019年)
続・NHKの海外動物愛護のデマ番組の狂気の軌跡〜旅のチカラ(2012年 2019年)
診断や治療も行わず譲渡できない猫を殺処分しているドイツのティアハイム
の続きです。
 NHKは過去に多くの海外の動物愛護に関する番組を制作しニュースで報じていますが、私が確認した限り全てが荒唐無稽なありえないデマです。NHKの職員は知能精神ともに異常をきたしているか、悪意で世論を誤誘導させたいとする狂信的な「愛誤カルト」に毒されているとしか思えません。今回は2012年放送の「地球でイチバン ペットが幸せな街〜ドイツ・ベルリン〜」を取り上げます。この番組の内容はほぼすべてがデマ捏造偏向で、到底知能か精神が正常な人たちが制作した番組とは思えません。



 NHKが2012年11月29日に放映した、「地球でイチバン ペットが幸せな街〜ドイツ・ベルリン〜」との番組ですが、こちらに動画が保存されています。地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン 2020年8月18日公開
 サマリーで示したとおり、この番組の内容はほぼ全てがデマ捏造偏向です。まさに狂気とも言える番組です。内容を要約すれば、「1、ドイツ、ベルリン州(に限らずドイツでは)殺処分ゼロである」、「2、ドイツ、ベルリン州(に限らずドイツでは)ペットショップではペットの生体を販売していない」、「3、ドイツ・ベルリンでは犬はノーリード(これは和製英語で通じない)でよく、首輪すらいらない」です。これらはすべて真実と真逆です。


(画像)

 NHK「地球イチバン ベルリン」の番組HP(現在は削除)から。この番組の要旨である「ベルリン(ドイツ)は殺処分ゼロ」、「ベルリン(ドイツは)ペット生体を売るペットショップがない」、「ベルリン(ドイツ)は犬はノーリードでよい」が述べられています。

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 結論から言えば上記は全て真逆の大嘘です。真実は次のとおりです。

1、ベルリン州(に限らずドイツ全域では)では犬の公的殺処分は狂犬病規則、州により禁止犬種の無許可飼育の犬を行政が没収して強制的に殺処分する州法の規定があり相当数ある、全州で咬傷犬や行動により危険と判断された犬の行政による強制殺処分が州法で定められ、相当数ある。ドイツでは行政が野良犬猫とも捕獲、公的動物収容所に収容して殺処分も行われる。
 また犬猫ともティアハイムでの殺処分があり、犬の殺処分率は日本の公的殺処分率より高いとする大学の調査もある。ティアハイムは「殺処分を行っている」と公表しており、ティアハイムの統括団体のドイツ動物保護連盟は「特定のケースでは収容動物を殺処分しなければならない」と、「ティアハイム運営指針」で明記している。

2、ペット生体を店頭で展示販売しているペットショップはドイツでは約4,300店舗あり、この数は日本の生体販売ペットショップの数の人口比で1.3倍です。犬猫を販売するペットショップももちろんあります。世界最大のペットショップはドイツ、デュイスブルクにり、犬猫も販売しています。

3、ドイツでは全州で州法で犬のリード義務が定められており、世界で最も厳しいリード義務がある国の1つです。本番組では「ベルリン州では犬はリードも首輪すら必要ではない。市街地でも大型犬がリード無しで歩き回り」としています。
 しかしベルリン州では州内全域で、許可を受けた使役犬か、公営のドッグラン以外では全ての犬がリードが義務付けられています。違反者は1万ユーロ(約130万円)までの罰金が科せられます。違反者の犬が警察官に射殺されることも実際にあります。また首輪も義務付けられており、犬税納付済み票の装着を首輪にしなければならないとしています。違反者は警察官や獣医局の職員に摘発されます。


 まず、「3、ベルリン(ドイツ)では殺処分ゼロ」が真逆の大嘘であることを述べます。まず一般には、「殺処分」は、「行政が法律に基づき行う犬猫等の致死行為の制度」と認識されています。ベルリン州では「①狂犬病規則による狂犬病に感染したことが疑わしい犬の行政による強制殺処分と生検(根拠法:ドイツ連邦規則)」、「②咬傷事故を起こした犬や行動などから危険と判断された犬の行政による強制殺処分(犬法 州法)」、「③アニマルホーダーなどによる不適正飼育者から飼育動物を没収して行政が殺処分を行う(動物保護法17条 ドイツ連邦法)」、「④徘徊犬猫を行政が捕獲して公的動物収容所に収容し、殺処分も行う(ベルリン州の安全と秩序の維持に関する一般法 州法)」、「⑤押収または没収に関する刑法または行政犯罪法(ドイツ連邦法)」など多くの行政が行う犬猫の殺処分が法令で規定されており、相当数あります。
 その他にも民間団体のティアハイムでも、相当数の殺処分が行われています。ティアハイムの統括団体であるドイツ動物保護連盟は「一定の条件下ではティアハイムは殺処分を行わなければならない」と「ティアハイム運営指針」で明記しています。また大手ティアハイムのHPでは殺生を行っていることを明記しています。大学の調査でも犬猫ともティアハイムでは殺処分が行われているとしています。犬の殺処分率は26.2%で、日本の公的殺処分率17%より高いとする資料もあります。また犬猫の殺処分が36%と言う、年次報告書を公開しているティアハイムもあります。

 NHKは、本番組の制作前に、先の述べた「①ドイツでは狂犬病の犬を殺処分している(日本は原則経過観測とし、殺処分を禁止している)」と、「②人を噛んだ犬はドイツでは殺処分される(日本ではたとえ人を咬み殺した犬であっても、飼主が拒否すれば行政が強制的に殺処分する法的な権限はない)」を知っていました。それが以下の画像に示す、本番組前に制作された番組「旅のチカラ 犬の幸せってなんだろう」の私の問い合わせに対する回答にあります。先に述べたとおり「殺処分」とは一般的に、「行政が行う法律に基づいた、犬猫等の致死行為の制度」と認識されています。
 つまりNHKは、「ドイツには殺処分の制度がある」という認識がありながら、視聴者をだます番組を意図的に制作していたことになります。意図的に視聴者を騙す、デマ番組を制作していたことになります。これは視聴者から強制的に視聴料を徴収して運営している、より正確さと中立性が求められる国有メディアではあってはならないことです。


(画像)

 NHK「旅のチカラ 犬の幸せって何だろう・・・」(2012年1月29日放送)に対する私の抗議メールのNHKの回答。2019年2月1日

NHK 旅のチカラ


 次回以降の記事では、「1、ドイツ、ベルリン州(に限らずドイツでは)殺処分ゼロである」、「2、ドイツ、ベルリン州(に限らずドイツでは)ペットショップではペットの生体を販売していない」、「3、ドイツ・ベルリンでは犬はノーリード(これは和製英語で通じない)でよく、首輪すらいらない」が大嘘であることを、根拠法等を引用します。
 

続・NHKの海外動物愛護のデマ番組の狂気の軌跡〜旅のチカラ(2012年 2019年)







Please send me your comments.    dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare.   dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。   dreieckeier@yahoo.de

(Zusammenfassung)
NHK, ein öffentlich-rechtlicher Sender in Japan, ist ein beschämendes Massenmedium in der Welt.
Alle NHK-Berichte zum deutschen Tierschutz sind falsch.


 記事、「フランスではペットショップでは全ての動物の展示が禁止される」というコタツ記事より酷いNHKのデマ報道
NHKの海外動物愛護のデマ番組の狂気の軌跡〜旅のチカラ(2012年 2019年)
の続きです。
 NHKは過去に多くの海外の動物愛護に関する番組を制作しニュースで報じていますが、私が確認した限り全てが荒唐無稽なありえないデマです。NHKの職員は知能精神ともに異常をきたしているか、悪意で世論を誤誘導させたいとする狂信的な「愛誤カルト」に毒されているとしか思えません。今回は2012年放送(2019年再放送)の「旅のチカラ 犬の幸せって何だろう」を取り上げます。この番組では「ドイツでは殺処分ゼロ(ドイツでは公的殺処分がありティアハイムの殺処分率も高い)」、「ドイツではペットショップで犬を売っていない」、「犬はノーリードで良い」などという正反対の大デマしか報じていません。



 サマリーで記述した、NHKの「旅のチカラ 犬の幸せってなんだろう」の番組HPや動画も削除されていますので、その番組の内容を紹介した個人ブログから引用します。


旅のチカラ   犬の幸せって何だろう・・・ 2012年1月29日

 この記事の要約は次のとおりです。
1、ドイツは殺処分ゼロである。
2、ドイツでは犬はノーリードでも良い。
3、ドイツには犬を売っているペットショップがない。
4、そのためにドイツでは犬の入手はティアハイムか(ドイツ国内の)ブリーダーの直販から入手するのが2大柱。
5、ドイツではホームレスでさえ犬税を払っている。

 結論から言えば、上記はすべて真逆の大嘘です。これらの点については私は前回記事、NHKの海外動物愛護のデマ番組の狂気の軌跡〜旅のチカラ(2012年 2019年) で指摘しました。
 特に「1、ドイツは殺処分ゼロである」と「3、ドイツには犬を売っているペットショップがない」について、私はそれがデマであるとして、2019年の再放送後にNHKに抗議しました。証拠として示したのは「1、」についてはドイツの犬の殺処分の規定を定めた各法令の原文を、「2、」についてはドイツにある世界最大のペットショップでの犬販売を映した動画などです。
 NHKから回答が来ましたが、その内容は笑止千万な詭弁と、さらに誤りを回答するという恥の上塗りでした。その回答が以下の画像です。


(画像)

 NHK「旅のチカラ 犬の幸せって何だろう・・・」に対する私の抗議メールのNHKの回答。2019年2月1日

NHK 旅のチカラ


 このNHKの回答ですが「『この番組ではドイツには犬を売るペットショップはありません』とコメントしています。これは、当時取材した担当者が、ドイツには犬を専門に販売するペットショップがほとんどなく、ほぼないということを強調して、伝えようとしたということです」とあります。「ゼロ」と「ほとんどない」では天と地ほどの差があると思いますが。報道機関は正確性を最優先しなければならないでしょう。「ゼロ」と「ほとんどない」が同じとは、NHKの番組制作者は知能が正常とは思えません。
 次は「ドイツは殺処分ゼロ」の嘘ですが、NHKは次のように回答しています。「犬の殺処分に関して、番組内では、「ドイツでは犬の殺処分を行っていない」とコメントしていますが、人を傷つけた犬や狂犬病などの犬は、勿論その対象外です。番組制作者もその点は認識しておりましたが、分かりやすさを第一に考え、上記のコメントになりました。ゲストの麻布大学・菊水教授が「ティアハイムのような施設では、殺処分はゼロ」と語っています。
 「人を傷つけた犬や狂犬病は殺処分の対象となる』ということをNHKは把握しながら「ドイツは殺処分ゼロ」と嘘報道をしていたことになります。なお日本ではたとえ人を咬み殺した犬でも飼主が拒否すれば、行政が強制的にその犬を殺処分できる権限はありません。となれば日本のほうがドイツより「殺処分をしない国」とも言えるのでは。いずれにしても「わかりやすさを第一」が、「ドイツは殺処分がゼロ」という嘘報道の正当な理由になるとは意味不明な説明です。

 さらに「ティアハイムでは殺処分はゼロだ」という言い訳(?)をしています。「ドイツでは公的殺処分はあるがティアハイムはゼロだから報道は正しい」という詭弁なのでしょうか。しかしそれはさらなる恥の上塗りです。ドイツのティアハイムの犬の殺処分率は高く、ハノーファー大学の学術調査ではティアハイムにおける犬の殺処分率は26%超でした(*)(直近の日本の犬の公的殺処分率は17%です)。犬猫の殺処分率が4割近くの殺処分率のティアハイムもあり、年に報告書で公表しています(*1)。
 日本で「1匹も殺さない」というデマが喧伝されているティアハイムベルリンのHPでは「傷病、問題行動、緊急性がある場合は動物を殺害しています」と明記されています(*2)。ティアハイムの統括団体であるドイツ動物保護連盟は「ティアハイム運営指針」を出しており、その中では「重度の傷病動物、問題行動がある動物、緊急性がある場合は安楽死させなければならない」としています(*3)。


(*)
Tierärztliche Hochschule Hannover Bedeutung der Pflege- und Haltungsbedingungen für Gesundheit und Wohlbefinden von Hunden als Fund- und Abgabetierein Tierheimen des Landes Nordrhein-Westfalen 「ノルトラインーヴェストファーレン州のティアハイムにおける、行政が拾得した犬の健康と福祉のための世話や飼育環境の調査」 2014年 ハノーファー大学

Die vom DEUTSCHEN TIERSCHUTZBUND E. V. (1995) erstellte Tierheimordnung hat klare Kriterien für das Töten von Tieren in Tierheimen festgelegt.
dies ist nur in Ausnah- mefällen zulässig.
Wie im Falle einer massiven Überbelegung,verur- sacht durch Langzeitinsassen, verfahren werden soll.
RUPPERT stellte , dass 26,20% aller aufgenommenen Tiere in Tierheimen euthanasiert wurden.
In 32% dieser Fälle er-folgte die Euthanasie auf Grund unheilbarer Krankheiten, in 68% lag „ein anderer vernünftiger Grund“ wie Bissigkeit, hohes Alter, Ängstlichkeit, langer Aufenthalt oder Platzmangel vor .

ドイツ動物保護連盟E. V.によるティアハイム規則(1995年)は、ティアハイムにおける動物の殺処分のための明確な基準を定めています。
殺処分は、例外的な場合にのみ許可されています。
しかし著しい過剰収容の場合と同様に、動物の長期の収容によってもその基準は徐々に緩和されます。
ルパートは、記録されたすべての動物(犬)のうち、26.20%がティアハイム内で安楽死させられたことを発見しました。
これらの例の32%では、難病が原因で安楽死に処せられました。
別の安楽死の原因の68%は、非人道的な「別の合理的な原因」であり、犬が高齢であること、行動上の問題に不安があること(攻撃性か)、長期の収容期間や収容スペースの不足などが続きます。



(画像)

(*1)「犬猫の殺処分率が36%」のティアハイムの実例

 tierheim-altentreptow「ティアハイム・アルテントレプトゥ」のHPに掲載されている年次報告書から2014年統計 犬猫の殺処分率(人的安楽死と施設内死の合計)は36%

ティアハイム 殺処分率 36%


(画像)

 Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes 「ドイツ動物保護連盟 ティアハイム運営指針」 から引用

VII. Einschläfern von Tieren
1. Grundsatz
b) Die Einschläferung (Euthanasie) unheilbar kranker Tiere, die nur unter Schmerzen, Leiden oder
Schäden weiterleben könnten, ist ein selbstverständliches Gebot des Tierschutzes.
Die schmerzlose Einschläferung ist nur vom Tierarzt zu entscheiden und durchzuführen.
2. Ausnahmen
In folgenden Ausnahmefällen ist, nach Ausschöpfung aller anderen Möglichkeiten, in Übereinstimmung mit
den Bestimmungen des Tierschutzgesetzes die Einschläferung unumgänglich:
a) Bei Tieren, die starke, nicht behebbare, konstante Verhaltensstörungen zeigen, und deren Weiterleben mit schweren Leiden verbunden wäre, oder
b) bei Tieren, die infolge abnormer und nicht behebbarer Verhaltensstörungen eine akute Gefahr für sich oder ihre Umwelt darstellen.

動物の安楽死
第一原理
b)苦痛や症状が継続する可能性がある、苦しんでいるだけの終末期の動物の安楽死は、動物福祉上必要なのは明らかです。
苦痛回避の安楽死は、獣医師のみにより決定され実行されます。
2.例外
次のような例外的なケースでは、他のすべての可能性を実行したのちであれば、動物保護法の規定により安楽死は不可避です。
a)重度の回復不能な、一定の行動障害を示す動物において、それがその動物にとって生きる上で深刻な苦しみをもたらすと思われる動物において、または、
b)異常かつ回復不能な行動障害の結果として、その動物自身、またはその環境にたいして緊急な危険ををもたらす動物。


(画像)

 ティアハイム・ベルリンのHPから。Tierschutz in Berlin seit 1841 「ベルリン動物保護協会 ティアハイムベルリン ホームページ」 の、service をクリック、さらに、Häufig gestellte Fragen 「よくある質問」をクリックすると、次の画面が現れます。さらに、Häufig gestellte Fragen 「よくある質問」。最後に、Werden Tiere eingeschläfert? 「ティアハイム・ベルリンは安楽死(殺処分)していますか?」をクリックすれば、以下の画面が現れます。

FAQティアハイムベルリン 

Werden Tiere eingeschläfert?
・Ein Tier ist so sterbenskrank, dass es nicht mehr zu retten ist und von seinen Leiden erlöst werden muss.
Sämtliche Einschläferungen von Tieren bedürfen de Einwilligung mehrerer Veterinäre sowie der Zustimmung des TVB.
Jeder Fall wird in einem Euthanasiebuch dokumentiert.
Einschläferungen erfolgen grundsätzlich nach Ausschöpfung aller Behandlungsmöglichkeiten; medizinisch-technische Voraussetzungen stehen in bester Ausstattung zur Verfügung, die finanziellen Aufwendungen für den Komplex medizinische Versorgung steigen stetig.
・Ein Tier zeigt gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes so starke, nicht behebbare und konstante Verhaltensstörungen, dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist.
Über solche Ausnahmefälle entscheidet dann eine sachkundige Kommission.

ティアハイムベルリンは動物を安楽死(殺処分)しますか
その動物が死に直面し治療不可能で、その苦しみから解放しなければならない場合は行っています。
すべての動物の安楽死は、数人の獣医師の同意とベルリン動物保護協会(註 ティアハイム・ベルリンの上部団体)の同意を必要とします。
安楽死の各症例は、記録簿に記載されています。
基本的には、すべての治療法の選択肢が尽きた後に行っています。
医療上および技術上の要求は可能な限り最も高度な設備で行うことが可能でありますが、複雑な医療のための財政的負担は年々増加しています。
ドイツ動物保護連盟のティアハイム運営指針によれば、動物が強度の回復不可能なかつ恒常的な行動障害を示していて、それが継続的な生きるうえで動物に深刻な苦痛の原因となる場合、もしくは周辺環境に深刻な危険を及ぼす場合。
そのような例外的なケースの安楽死は、知見のある委員会によって決定されます。



 一般的には「(犬猫の)殺処分」といえば、「行政が法律に基づいた制度による犬猫の致死処分」と理解します。その様な殺処分はNHKは「ある」と認識していたのです。にもかかわらず本番組で「ドイツは殺処分ゼロである」と何度も繰り返すのは、視聴者を騙す意図があるとしか理解できません。
 さらに私の指摘「ドイツでは行政が行う犬猫の殺処分が法律に定められて折存在する」に対して、「行政が行う殺処分はあるが、民間施設のティアハイムは殺処分ゼロである=大嘘(だから「ドイツは殺処分ゼロという報道は誤りではない)」という弁解は呆れてものも言えません。ティアハイムの犬殺処分は日本の公的殺処分率より高く、統括団体が「一定のケースではティアハイムは収容動物の殺処分を行わなけっrばならない」としているからです。まさに赤恥の上塗りです。いずれにしても嘘デマも良しとし、人権にすら配慮しない番組を制作するNHKは公共放送として存在意義はないと言えます。まさに受信料強盗です。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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