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yahoo! chiebukuroの大嘘ベストアンサー 「日本は先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎ」ー2





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(Summary)
"Culling rate of public animal shelter in Japan is high, compared with developed countries."
It is a big lie.
Culling rate of public animal shelter in Japan is low.
And they are an effort to find a new owner or the new owner.
Disposal rate of killing is lower ,in public animal shelter in Japan.
Rather ,Disposal rate of killing is higher the private animal shelters other developed countries, which limits the accommodation of animals .


 前回記事、yahoo! chiebukuroの大嘘ベストアンサー 「日本は先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎ」ー1、では、愛誤が喧伝している「日本の保健所は、他の先進国のアニマルシェルターより著しく殺処分率が高い」と言うことが誤りであることを述べました。アメリカの公的アニマルシェルターは、全く飼い主への返還や譲渡を行っていない、殺処分率100%のところも珍しくありません。


 アニマルシェルターの殺処分率を比較するには、前提としてアニマルシェルターの性格、運営母体が同じでなければ比較する意味がありません。有償での再譲渡を目的としている民営シェルターでは、動物の引取りにおいて最初から選別を行っています。再譲渡の可能性が少ない雑種、高齢、病気、凶暴なものは多くの場合、アニマルシェルター(ドイツ語圏ではティアハイム)では引き取られません。その場合はどうするかといえば、ペットを飼えなくなったなった飼い主は、ほとんどの場合で自費で獣医師に安楽死を依頼します。
 私は、このような記事も書いています。


愛誤プロパガンダに加担するNHKー2 「ティアハイム(ドイツの動物保護施設)はすべての動物を引き取る」という大嘘

 こちらの記事では、老齢の猫をティアハイムに引取りを依頼したところ、散々難癖をつけられ、挙句に「高齢の猫は引き取りません。獣医師に安楽死を頼んでください」とティアハイムに言われた飼い主の例を挙げています。ソースは、ドイツ国内の掲示版です。


 したがって、動物の引取りを原則行えない公的シェルターと、最初から引取りを選別している民間シェルターの殺処分率を同列に比較することはできません。そのため前記事では、完全公営のアニマルシェルターのアメリカのケースを比較対象としました(西ヨーロッパ諸国では、アニマルシェルターの運営は、ほとんどが民営だからです)。
 アメリカの公営シェルターの殺処分率は大変高く(ノースカロライナ州では99%)、飼い主返還及び譲渡を行っていない、殺処分率100%のアニマルシェルターも珍しくはないことを前記事で紹介しました。またアメリカの公営アニマルシェルターの動物の収容条件は劣悪で、殺処分まで給餌しない、ケージに壁がないところもあることも述べました。


 では、民間のアニマルシェルターならば、日本の保健所よりはるかに殺処分率が低いのでしょうか。実はそうではありません。アメリカでは、公営民営全てのアニマルシェルターの平均殺処分率が約90%であるとの推計があります。アメリカにおける殺処分の地域格差。2013年1月13日。
 さらに、私はこのような記事も書いています。

なぜ世界最大の動物愛護団体PETAは、TNRを否定、安楽死と野良猫の狩猟駆除容認に転じたのか

 この記事では、世界最大の動物愛護団体PETAが、アメリカバージニア州で自ら運営するアニマルシェルターで、収容した犬猫の100%近くを殺処分していたことを紹介しています。2009年に97%の収容犬猫を殺処分していました。その後の調査でも2011年には95%を殺処分し、その内の84%は、24時間以内に殺処分されていたことが判明しました。


 ですから、再譲渡を前提とした欧米の民営のアニマルシェルターであっても大変殺処分率は高く、日本の保健所よりむしろ殺処分率は高いのです。では、愛誤さんがよく「動物愛護先進国(人によっては「殺処分ゼロ」と紹介しています)」と絶賛するイギリスではどうでしょうか。イギリスは、ほとんどのアニマルシェルターが民営です。
 イギリスのアニマルシェルターの殺処分率は85%と推定されています。その件について私が書いた記事を挙げておきます。

日本は動物愛護後進国なのか8ー続・イギリス編 

 この記事では、イギリスの大手メディアによるアニマルシェルターにおける犬猫殺処分率を紹介しました。推定で85%です。それに基づけば、イギリスでのアニマルシェルターでの殺処分数は、人口比で日本の2倍をはるかに超えます。


 ドイツのティアハイムでの収容動物殺処分率は、推計値は見つかりませんでした。しかしこのような、ドイツの元ティアハイムマネージャーによるブログがあります。それには、ドイツティアハイムでは日常的に収容動物の安楽死(殺処分)が行われていることが書かれています。
 例えば攻撃的な犬は100%の殺処分率、その他高齢、病気、離乳前、単ある収容スペース不足などで殺処分が行われています。

記事検索 元ティアハイムマネージャー


 この記事で取り上げたyahoo! chiebukuroのベストアンサーは、回答者の全くの思いつきで、何も根拠がありません。先進国、アメリカ、イギリスのアニマルシェルターより、日本の保健所の方が殺処分率は低いのです。引取りで選別を行っている民営シェルターよりもです。日本の動物愛護行政は、大変な努力をしていると言えるでしょう。 
 いわゆる愛誤さんの言うことの「真実」は、ほとんどが何も根拠もなく、その場の思いつきです。それをさも「真実」として「大嘘」を垂れ流すのです。私が知る限り、海外の動物愛護事情はほぼ全てがそうです。
 いわゆる愛誤と言われる方は、私は病的な虚言癖の持ち主だと思っています。それに同調して、自分たちにとって都合の良い「大嘘」を真実として他の愛誤さんが拡散させます。そして拡散の過程で、ますます真実とはかけ離れた大嘘が「既成事実?」として出来上がります。一種の精神疾患患者による、集団妄想でしょう。全く無責任極まりないです。


(画像)

 PETAが大量に捨てた、殺処分した犬猫の死体を捜査するバージニア州職員。PETAのバージニア州のアニマルシェルターが、片っ端から犬猫を殺処分してその死体を不法投棄しました。あまりに大量で、PETAは動物虐待では罪には問われませんでしたが、不法投棄で何度も摘発されています。
 バージニア州は、PETAのアニマルシェルターの資格を剥奪はしていません。PETAを摘発して、ほかの団体にアニマルシェルターの認定をしたとしても、その団体がPETAと同じく殺処分を行うからです。

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yahoo! chiebukuroの大嘘ベストアンサー 「日本は先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎ」ー1





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(Summary)
"Culling rate of public animal shelter in Japan is high, compared with developed countries."
It is a big lie.
Culling rate of public animal shelter in Japan is low.
And they are an effort to find a new owner or the new owner.
Disposal rate of killing is lower ,in public animal shelter in Japan.
Rather ,Disposal rate of killing is higher the private animal shelters other developed countries, which limits the accommodation of animals .


 度々のことですが、yahoo! chiebukuroのQ&Aでの、愛誤による無責任大嘘を指摘します。ドイツが犬猫の殺処分ゼロを成し得たのは何故ですか? 日本には何故できないのでし...。2013年12月13日。なお、この質問には、私も回答しています。


 問題の質問とベストアンサーを引用します。


(質問)
ドイツが犬猫の殺処分ゼロを成し得たのは何故ですか?
日本には何故できないのでしょうか?

(ベストアンサー)
ドイツの殺処分ゼロが真実であろうとなかろうと、日本が殺処分をゼロでなくとも、少なくするように努力すべきなのは明白です。
先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎなんです。



 愛誤さんの文章は縛りが効いていなくて曖昧です。「割合として殺処分される動物数が多すぎ」の意味ですが、施設に収容された犬猫の殺処分割合を指していると理解します。

 なお犬猫飼育数に占める殺処分の割合では、例えば愛誤が「殺処分ゼロ」と喧伝しているドイツでは、日本の3倍をはるかに超えます。若干統計が古いですが、2008年のドイツの犬飼育数は550万頭、猫は820万匹です。ドイツでは、民間人による野良犬猫の狩猟駆除が多く、2012年の推計では犬6万5千頭、猫40万匹が狩猟により殺処分されています。飼育数に占める殺処分率は犬1,18%、猫は4,88%となります。

 対して日本の平成22年の犬飼育数は1,186万頭、猫961万匹です。対して殺処分数は、犬43,606頭、猫131,136匹です。飼育数に占める割合は、犬0,37%、猫1,36%です。ドイツは、民間人による狩猟駆除以外に行政による強制的な殺処分、警察官による射殺処分なども相当数あります。それを除外した民間人による狩猟駆除だけでもドイツの犬猫飼育頭数に占める殺処分率は、日本の犬で3,19倍、猫では3,59倍になります。
 他の先進国、例えばアメリカでは、ドイツよりさらに飼育数に占める殺処分割合は高いです。「先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎ」が、飼育数に占める割合と理解すれば、このベストアンサーは大嘘です。

 では、いわゆるアニマルシェルターに収容された犬猫の殺処分割合はどうなのでしょうか。まず前提として、アニマルシェルターの性格、運営母体が同じでなければ比較する意味がありません。日本でアニマルシェルターに相当するのは、保健所の収容所です。公の施設であり、動物愛護管理法が本年改正される前は、引取りは義務であり拒否はできませんでした。再譲渡を前提として、引取りに際して選別を行う海外の民間のアニマルシェルターと同列には比較できません。
 平成23年度の、日本の保健所収容犬猫の殺処分率は79%です。犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況

 組織形態が同じ公営の、アメリカのアニマルシェルターの殺処分率を比較します。例としてアメリカのノースカロライナ州の公営のアニマルシェルターを挙げます。ノースカロライナ州のアニマルシェルターの殺処分率は99%です。
 以下に引用します。こちらのソースには、公的統計がリンクされ、それが用いられています。NC shelter kills 99 percent of animals, records show 「ノースカロライナの公的アニマルシェルターは、動物の99パーセントを殺すと記録は示しています」。2012年11月15日。


The shelter, which has the highest kill rate in the state, euthanized nearly 1,200 animals – 100 percent of cats and 98 percent of dogs – brought there last year, according to state records.
Inspectors called the shelters conditions “deplorable” and noted that it did not have any walls to protect the animals from the weather, the dogs and cats weren't being fed and cages weren't cleaned for an entire weekend.

(ノースカロライナ州モンゴメリー郡の)アニマルシェルターでは、昨年の記録では最も高い殺処分率でしたー 猫の100パーセントと犬の98%ー約1,200の動物を安楽死させました。
検査官からはシェルターの環境が「嘆かわしい」と言われています。
シェルターは、天候から動物を保護するためのあらゆる壁がないことを指摘され、犬や猫は給餌されず、ケージは週末まで全く清掃がされませんでした。



 アメリカでの、民間アニマルシェルターをも全て含めた全体の殺処分率は、約90%という推計値もあります。アメリカにおける殺処分の地域格差。2013年1月13日。
 本来、再譲渡を目的とし、受け入れに制限をしている民間シェルターでも、アメリカは大変高い殺処分率です。私は過去記事で、世界最大の動物愛護団体、PETAが自ら運営するアニマルシェルターで90%以上の犬猫を殺処分していたことが明るみになった事件を取り上げています。さらには、殺処分された犬猫の84%は、24時間以内に殺処分されていました。
 そのほかでも、イギリスはアニマルシェルターは民営がほとんどですが、イギリスの大手メディアによれば、イギリスの民間アニマルシェルターの平均殺処分率は85%という推計もあります。

 愛誤の特徴ですが、根拠もなく、自分の思いつき(妄想)を真実として嘘を垂れ流すことです。愛誤の情報で、特に海外に関わることは、確たるソースが無ければほぼ100%がその場の思いつき、嘘だと判断しても間違いないくらいです。例えば「アメリカでのアニマルシェルターの譲渡率は9割」などという愛誤ブログの記述がありますが、根拠は見つかりませんでした。
 今回取り上げたベストアンサーでの「(日本は)先進国の中では、割合として殺処分される動物数が多すぎ」の根拠は全く示されていません。多くの公的統計、民間の信頼できる推計値、マスメディアの報道などによれば、先進国の中で日本がとりわけ「アニマルシェルターでの殺処分率が高い」という事実は確認できませんでした。むしろ引取り拒否ができない公営シェルターで、飼い主が獣医師にペットの安楽死を依頼することが一般的ではない日本においては、収容された犬猫の返還や譲渡には、大変努力されていると思います。また国際比較でも、殺処分率は低いのです。

 次回は今回取り上げた、アメリカノースカロライナ州モンゴメリー群のアニマルシェルター以外での、先進国の民間アニマルシェルターの殺処分率のソースを提示して論じます(続く)。


(画像)

 アメリカノースカロライナ州での、一酸化炭素による殺処分。ノースカロライナ州の公営アニマルシェルターでは、ほぼ100%の殺処分率です。全く飼い主への返還や譲渡を行っていない自治体(つまり殺処分率100%)の自治体もいくつかあります。

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・you tube http://www.youtube.com/watch?v=kp9L10A-FNg
2009年、アメリカノースカロライナ州でのガス室犬猫殺処分。
アメリカでは、ガス室による犬猫の殺処分は一般的に行われています。
一部の自治体では、麻酔薬による安楽死ですが、例外です。
なお、ノースカロライナ州全体では、殺処分率は95%と推定され、殺処分率が100%の自治体も複数あります(譲渡返還を行っていない)。

・you tube http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=g9DTzDfYMxo&feature=endscreen
このように殺処分された猫犬は、ペットフードの原料に加工される。
2007年、カリフォルニア州。 

日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー4





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(Summary)
Approximately 6 to 8 million animals are handled by animal shelters in the United States each year.
such as strychnine, can cause animals to experience violent convulsions, muscle contractions, or cardiac arrest.
Nitrous oxide, halothane, and carbon monoxide gases can cause irritation or excitability in animals.
Carbon monoxide poisoning causes animals to suffer horribly
Stray cats and stray dogs of 465000 is shot dead every year in Germany.
They are not euthanasia.
Killed by carbon dioxide of Japan is euthanasia,and the number of killed is very small.
Control of stray cats and stray dogs in Japan is excellent, humane.


 記事、
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー1
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー2
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー2(続)
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー3
の続きです。



 記事、日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー1、では、日本の施設での二酸化炭素死による犬猫の殺処分制度が優れている点として以下を上げています。
1、安全性が高い。
2、衛生面等にも優れています。
3、動物愛護にも配慮しています。

 今回は、日本の殺処分が「3、動物愛護にも配慮してる」という点について述べます。

 日本の公的犬猫殺処分は、周知の通り施設による二酸化炭素死です。二酸化炭素死は、二酸化炭素の麻酔効果が認められており、国際的にも安楽死と認められています。例えばAVMA Guidelines 「全米獣医学会 安楽死に関するガイドライン」では、明確に二酸化炭素死を安楽死と認めています。また日本の環境省も、二酸化炭素による殺処分を安楽死としています。
 対して、ストリキニーネなどの筋弛緩剤の単独使用、亜酸化窒素、ハロタン、一酸化炭素ガスの有毒ガス殺、減圧殺は安楽死とは認められていません。ましてや銃殺は全く安楽死とは程遠いと言えます。

 しかしアメリカでは、ストリキニーネなどの筋弛緩剤の単独使用、亜酸化窒素、ハロタン、一酸化炭素ガスの有毒ガス殺、減圧殺などの、安楽死と認められていない殺処分方法が広く用いられます。日本で「アメリカでの殺処分方法は全て麻酔薬による安楽死である」という情報が流布されていますが、それは大嘘です。
 麻酔薬による犬猫の安楽死を義務付けているのは、カリフォルニア州など一部です。アメリカで最も広く用いられる犬猫の殺処分方法は、有毒ガスや真空チェンバーです。二酸化炭素による殺処分は残酷で、それを行っている日本は動物愛護後進国なのか

 ドイツ、スイス、オーストリア、ベルギーなどでは、野良犬猫の駆除は民間人ハンターによる射殺に依存しています。また、これらの国以外でも、欧米もしくは中進国では、警察官による犬の射殺駆除が一般的に行われています。これらの射殺駆除は、明らかに安楽死とは言えません。
 なおドイツでは、Tierschutzgesetz「動物保護法」では、原則動物を殺処分するときは、麻酔薬による安楽死を義務づけていますが、それは飼育動物に対してです。野良化した犬猫、もしくは危険な犬に対しては、狩猟法や警察法が優先され、射殺処分されます。

 さらにイギリスでは、大変権威ある民間のアニマルシェルターが、収容した犬猫を、大量に家畜用屠殺銃で射殺処分していたことが明るみになりました。ペットを大量銃殺していた、最も権威あるイギリスの動物愛護団体。また推計では、イギリスのアニマルシェルターでの殺処分率は85%とされています。
 イギリスの民間アニマルシェルターでの殺処分は、公的統計に現れません。しかし推計値によれば、イギリスの民間アニマルシェルターでの殺処分数は、日本の公的殺処分数の2倍以上です。日本は動物愛護後進国なのか7ーイギリス編 

 以上を鑑みれば、愛誤が主張している「日本の犬猫殺処分は二酸化炭素死で、安楽死とは言えない大変残酷な方法を用いている」「動物愛護先進国欧米では、残酷な殺処分方法を用いない。だから日本は動物愛護後進国だ』」という批判は全くの誤りです。日本は、所有者のない野良犬猫にまで、施設に収容し、安楽死させるという、大変コストも手間もかけて人道的な配慮をしている稀有な国です(諸外国であれば、野良犬猫は、日本でいうドブネズミや特定外来生物並みの駆除対象です。銃による狩猟駆除や筋弛緩剤による毒餌、トラップなどでの、安楽死とは言えない殺害方法で通年駆除されるのが普通です)。
 日本は、犬猫の殺処分において、世界でも最も動物愛護に配慮しかつ実数で、最も少ない国です。日本の殺処分制度を口汚く罵る愛誤は、全くの無知蒙昧です。彼らには、正しい情報を得ることを望みます。


(画像)

・you tube http://www.youtube.com/watch?v=kp9L10A-FNg
2009年、アメリカノースカロライナ州でのガス室犬猫殺処分。
アメリカでは、ガス室による犬猫の殺処分は一般的に行われています。
動画では、安楽死とはされていない一酸化炭素が用いられています。
一部の自治体では、麻酔薬による安楽死ですが、例外です。
なお、ノースカロライナ州全体では、殺処分率は95%と推定され、殺処分率が100%の自治体も複数あります(譲渡返還を行っていない)。

・you tube http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=g9DTzDfYMxo&feature=endscreen
このように殺処分された猫犬は、ペットフードの原料に加工される。
2007年、カリフォルニア州。


 確かに、動物愛護先進国の欧米のアメリカでは、殺されたペットを「ゴミ扱い」しませんね。ちゃんと「工業原料・資源」として活用しています。殺された犬猫の死体をペットフードに再利用するのは、究極のリサイクルで合理的とも言えます。ペットフードの原料のために、命が奪われる家畜の数を減らす効果もあります。動物愛護的とも言えるでしょう。
 「命の大切さ」とやらをキーキー喚いて、アメリカ(ヨーロッパでもある程度、犬猫の死体をレンダリングしてペットフードに再利用することは行われています)で大量殺処分された犬猫の死体を原料にしたキャットフードを野良猫にばらまくのは、まさにブラックジョークです。


(画像)

 イギリスでの路上殺処分。家畜屠殺用拳銃が用いられています。またこの拳銃は、アニマルシェルターでも使用されます。

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日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー3





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(Zusammenfassung)
In Deutschland,Ein Jagdpächter hat keinen Anspruch auf Ersatz der Aufwendung, die ihm durch das ordnungsgemäße Beseitigen des bei einem Verkehrsunfall getöteten Wildes entstanden sind.
Zuständig für die Tierbeseitigung sind einzig die Landkreise und kreisfreie Städte.


 記事、
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー1
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー2
日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー2(続)
の続きです。



 記事、日本の犬猫殺処分制度は、動物愛護にも配慮しつつ、かつ世界で最も優れているー1、では、日本の施設での二酸化炭素死による犬猫の殺処分制度が優れている点として以下を上げています。
1、安全性が高い。
2、衛生面等にも優れています。
3、動物愛護にも配慮しています。

 今回は、「2、衛生面等にも優れている」点について述べます。

 日本以外の先進国では、民間人ハンターや警察官が犬猫を射殺し、殺処分の役割を担っている国が多数あることを述べました。その中でもドイツなどは、犬猫の殺処分は、射殺に大きく依存しています。2012年の推計では、民間人ハンターによる狩猟駆除だけでも犬猫合計で46万5千頭であり、人口比で日本の公的殺処分の4倍です。
 民間人ハンターによる犬猫狩猟駆除で問題になるのは、ハンターがしばしば駆除した犬猫の死体を放置することです。その処分は地方自治体が負担しています。処分しなければ、衛生上の問題が生じるからです。以下に根拠となるメディアの報道を引用します。ヨーロッパ最大部数の猫愛好家向け雑誌、Geliebte Katze「愛しい猫」のインターネット版記事、Rechtsurteile zum Thema Jagd und Katze「狩猟と猫をテーマにした法的な判断」から。


Wildernde Hunde und streunende Katzen Die zur Ausübung des Jagdschutzes berechtigten Personen sind befugt.
60.000 Hunde und 400.000 Katzen werden jährlich von Jägern erschossen oder in Fallen gefangen.
Zuständig für die Tierbeseitigung sind einzig die Landkreise und kreisfreie Städte.

(ドイツでは)ハンターに、野良犬猫に対して狩猟(鳥獣の)保護を行う権限資格が与えられています(つまり野良犬猫の狩猟駆除)。
毎年6万頭(やや古い推計値を用いています)の犬と40万匹の猫がハンターに殺されたりトラップに巻き込まれています。
動物(殺された犬猫)の処分の責任は、郡と郡レベルの自治体が負います。


 face bookに、ドイツ人からドイツ国内での狩猟駆除された猫が放置されている様子が猫愛誤(?)から投稿されました。Nager suchen ein Zuhause「ネズミたちの飼い主を探して」。

 (概要)2013年4月20日に、ノルトライン=ヴェストファーレン州マール市の農道脇で、袋に入った4匹の猫の死体が遺棄されていました。私たちは告発状を出しました(しかしこの猫は明らかに野良猫と思われます。殺害されていたとしても何ら動物保護法上、犯罪は成立しません)。

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 このようなニュースもあります。ドイツのニュースサイト、news on tourの記事、Brutaler Tierquäler gesucht!Fünf Katzen erschossen!Polizei Bad Segeberg bittet mit Schockbild um Mithilfe「残酷な動物虐待者が望んだ!5匹の猫は射殺されたバートゼーゲベルク警察署は、衝撃的な写真で協力を求める」。2013年7月24日。

 (概要)2013年7月16日に、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州バードゲーゼベルグでの農道で、5匹の猫の死体が発見されました。それらは小口径の銃で射殺されていました。警察は市民に情報を呼びかけています(このケースも、猫は明らかに野良猫と思われます。従ってなんら動物保護法上、犯罪性はありません。ドイツの野良猫愛誤が騒ぎ立てたので警察もお茶を濁しているのだと思います)。

 この事件では、個人ブログで取り上げた人は「子供の遊び場の近くです。子供たちにこのような凄惨な猫の死体が見えるような状態で放置するのはよくない」と抗議しています。

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 これらは、民間人ハンターが狩猟駆除した野良猫と思われます。いずれにしても自治体が死体の処理費用を全額負担することになります。日本の、元尼崎保健所長が書いた本の中で「猫の路上死の処理費用の一匹あたりのコストは、保健所の施設での殺処分よりはるかに高い」と書いてありました。
 犬猫の狩猟駆除が46万5千頭にもなるドイツでは、それらの死体の処理費用が地方自治体の負担になっていることは容易に想像が付きます(すべてのハンターが死体を放置するわけではなく、自己処理されている方もいらっしゃるでしょうが)。

 放置されれば美観上もよくありませんし、衛生上も問題です。また子供達がこのような死体を目にすることの悪影響もあります。私は、日本の施設での二酸化炭素死による殺処分は、衛生上などにおいても、狩猟駆除より優れていると思います。

咬傷事故を起こした犬でも強制殺処分ができない日本は、世界でも例を見ないお犬様国家である





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(Summary)
Any dog(or cat) that hurt other animals or persons.
Dogs(or cats) they are killed to force in most countries,by the administrative authorities.
Is because there is such a law.
Japan is an exception,because Japan is "HEISEI TUNAYOSHI KOKKA(Tokugawa Tsunayoshi)".


 反町隆史、松嶋菜々子夫妻の飼い犬が咬傷事故を起こし、それに関わる裁判の控訴審の判決が降りたとのニュースが先日ありました。反町隆史が逆ギレ「愛犬は悪くない!」松嶋菜々子夫妻はドーベルマンを手放していなかった。判決での損害賠償額が高額であることなどから大きく報道された事件です。


 この事件は、当事者が有名人であることや、判決での賠償金額が高額であることなどから大きく報道されました。事件の概要はリンクの記事をお読みください。ここでは、咬傷事故を起こした犬でも、日本では行政が強制的に殺処分する権限がない特殊性を論じます。
 日本ではたとえ死亡事故を起こした犬でも、飼い主の意思に反して行政が強制的に殺処分することができません。これは国際的に見ても例外で、欧米先進諸国では、ほとんどの国で咬傷事故を起こした犬の強制殺処分を法律で定めています。

 咬傷事故を起こした犬の、行政による強制殺処分を定めた法律・条例をいくつか例示します。


Bookmark REVISED ORDINANCES OF THE CITY OF SPEARFISH, SOUTH DAKOTA BookmarkCHAPTER 5 ANIMALS*「アメリカサウスダコタ州スピアフィッシュ市条例」

BookmarkSec. 5-35.
Destruction of biting, scratching dogs.
Any dog or cat having bitten, scratched or attacked two or more persons off the premises of the owner shall be destroyed by the police department.

咬傷事故を起こした犬の殺処分。
飼い主の私有地外で2人以上の人を噛み付いて攻撃した、犬と猫は、いかなる場合でも警察署によって殺処分されなければならない。


Berlin Hundegesetz 「ドイツ、ベルリン州犬法」

§ 10 Auflagen, Sicherstellung und Tötung
(1) Auffälligkeit eines Hundes durch aggressives Verhalten gegenüber Menschen oder Tieren
im Sinne .
1 hat die zuständige Behörde die notwendigen Maßnahmen zu treffen, um eine weitere Gefährdung von Menschen und Tieren abzuwehren.
2 die Tötung des Hundes anordnen.

10条 悪質な犬などの動物は収容し殺処分する。
(1)人やほかの動物に対して攻撃的な行動が目立つ犬が定義される。
1、行政当局は、人や他の動物に対してのさらなる危険を避けるための必要な措置を講じる権限を有する。
2、犬の殺害を命じる。



 対して日本は咬傷事故を起こした犬に対しては、例えそれが死亡事故であったとしても、行政が飼い主の意思に反して強制的に殺処分することができません。飼い主が断固として拒否すれば、殺処分はできません。
 日本では、咬傷事故を起こした犬に対しては、保健所が二週間施設に収容し、経過観察を行い、狂犬病等の感染症に罹患していないことが確認できれば、飼い主に返還しなければならないのです。狂犬病
 行政指導として重大な咬傷事故を起こした犬に対しては殺処分を求めることはあるでしょうが、強制はできません。日本では、咬傷事故を起こした犬を行政が強制的に殺処分を行う根拠となる法律がないからです。

 重大な咬傷事故を起こした犬等であっても、行政が強制的に殺処分を行う権限がない、そのように法整備されていない先進国は極めて稀です。かつては、犬の咬傷事故が起き、その犬の殺処分が問題になった時などは、愛誤の的はずれな批判で盛り上がりました。曰く、「欧米動物愛護先進国では犬は殺さない。すぐ殺処分する日本は野蛮である。犬には罪はない」云々。
 今回の反町隆史氏のドーベルマンによる咬傷事故発生時に殺処分の話が出たようですが、以前のように愛誤の「殺処分反対」意見は見られなかったように思います。私が、欧米の動物愛護の実情の紹介に力を入れてきた効果なのではないかと自負していますが。

 多くの欧米先進国では、反町隆史氏のドーベルマンのような咬傷事故を起こした犬は、ほぼ間違いなく行政命令により殺処分させられます。反町隆史氏は、その犬を未だに飼育しているようですが、交渉事故の被害者の心情や、近隣住民の不安などを考えれば非常識だと思います。
 交渉事故を起こした犬でも、それが死亡事故であったとしても、その犬を強制的に殺処分できない日本は、まさにお犬様国家です。いわゆる愛誤と言われる人たちは、さらに日本でのペット飼育者のわがままと不適正飼育の温存、凶暴な犬でも野良猫犬でも殺処分をゼロにすべしと主張しています。現代社会に、世界でも例を見ない「生類哀れみの令」を再現させ一体何をしたいのでしょうか。


(動画)

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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