アメリカでは1時間に423頭の犬猫が殺されていますが?~殺処分ゼロの国がある「世界のアニマルシェルターは、 犬や猫を生かす場所だった」という噴飯本



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Domestic/inländisch

 「殺処分ゼロの国がある。日本の保健所と世界の動物保護施設は違う。アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、日本の世界8ヵ国所のアニマルシェルターの動物保護の取り組みについて。日本は殺処分されている動物数が世界の中でも多い」という内容の本があります。日本では1時間に9匹のペースで犬猫の命が奪われている…世界の動物保護施設から考える人と動物の関係、とメディアで紹介されている、「世界のアニマルシェルターは、 犬や猫を生かす場所だった」(本庄萌/ダイヤモンド社)です。私が確認したところ、これらの日本以外の7カ国のアニマルシェルターでは、全て相当数・率の殺処分を行っています。アメリカでは、1時間に423頭の犬猫が殺されています(*1)。

*1、Animal Shelter Euthanasia 「アメリカのアニマルシェルターにおける安楽死」。2016年8月25日記事。

It is estimated that approximately 3.7 million animals were euthanized in the nation’s shelters .
アメリカ全土のアニマルシェルターでは、370万頭の動物(犬猫)が安楽死されたと推定されています。


 問題の書籍の、アマゾン社の書評はこちらです。世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった(ダイヤモンド社)。著者などについては、Amazonのリンクをご覧下さい。Amazonの書評から引用します。


(画像)

 世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった(ダイヤモンド社)。アマゾン社。「1時間に9匹のペースで犬猫の命が奪われている」と強調しています。それがどうかしましたか。アメリカでは1時間に423頭の犬猫が殺処分されています。日本では豚・牛が1時間に2083頭屠殺されています。TVショッピングなどでは、クサイ「本商品は1時間に○個売れている!」といったプロモーションがありますが(笑)。

世界のアニマルシェルター


日本の保健所で平成27年度に殺処分された犬猫の数は、約8万。
著者の、8カ国(アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、日本)合計25カ所わたるアニマルシェルター世界紀行は始まりました。
◎アメリカでは、豚やにわとりなどの畜産動物が、犬猫と同様に大事にされている姿を見て、食肉文化について自問。
◎ドイツの市営シェルター(*1)でスタッフの人から教えてもらった、殺処分ゼロ(*2)を可能にする秘密。
なぜペットを欲しがる人であふれる日本で、毎年 健康で愛くるしい多くの動物が死においやられているのか。
多くの人はアニマルシェルターで犬猫に出会う魅力を「知らない」からです(*3)。
「日本の保健所が、動物を殺す場所ではなく、動物の命を救える場所」となるよう、この本がその一助となればと思います。


*1、ドイツのアニマルシェルター(Tierheim)は例外(民間のティアハイムが倒産した場合に受け皿となる施設を行政が用意する場合など)を抜いて、全て民営です。
*2、ドイツのティアハムにおいては、相当数・数の殺処分が行われています。4割近くの殺処分率のティアハイムもあります。
*3、日本がヨーロッパ諸国に比べてアニマルシェルターから犬猫を譲渡を受ける率は、信頼できる統計によれば低くありません。


 本書で挙げられている、8カ国のうち、日本を除く、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、では、サマリーで述べた通り、全て相当数の殺処分・率を行っています。既に私のブログ記事で取り上げたニュースソースも有りますが、以下に挙げます。本記事で、アニマルシェルター内での殺処分についてソースを示していない国でも、アニマルシェルターでの殺処分(安楽死)は行っています。折々記事にします。


・アメリカ

NC shelter kills 99 percent of animals, records show 「アメリカ、ノースカロライナ州のアニマルシェルターは99%の動物を殺すと統計に現れています」。2012年9月12日(英語)。

The shelter, which has the highest kill rate in the state, euthanized nearly 1200 animals - 100 percent of cats and 98 percent of dogs - last year.

アメリカ、ノースカロライナ州で最も高い殺処分率のアニマルシェルターは昨年、約1200匹の動物(猫100%、犬98%)を安楽死させました。


(動画)

 DOGS STILL Being GASSED To Death in U.S. ANIMAL SHELTERS 「未だにアメリカではアニマルシェルターでガスによる殺処分が行われている」。
 2013年3月25日公開。アメリカでは今でも半数程度の州では、ガスによる犬猫の殺処分を禁じていません。ノースカロライナ州などでは。殺処分率がほぼ100%のアニマルシェルターが普通に存在します。



(動画)

 English PSA - Euthanizing Animals in Shelters Due to Lack of Space 「アメリカのアニマルシェルターでは、収容スペース不足で動物を安楽死させる。2014年6月2日公開。この動画では、アメリカ合衆国のアニマル・シェルターでは、単にスペース不足というだけの理由で、年間370万頭の動物が殺処分されているとしています。




・イギリス

Revealed: RSPCA destroys HALF of the animals that it rescues - yet thousands are completely healthy 「明白な事実:RSPCA(イギリスの世界で最も権威がある動物保護団体)は、全く健康であるにもかかわらず数千ものレスキューした動物の半数を殺害しました」。2016年2月1日(英語)。

Shock figures reveal 3,400 animals put down for 'non-medical reasons'
Whistleblower claims she shot healthy dogs 'because there was no room'

衝撃的な数字は、「非医学的理由」のために殺害された、3,400の動物(犬猫)を明らかにしました。
内部通報者は、収容場所がなかったので健康な犬を射殺したと主張しています。


(概要)
 世界的に権威のある、イギリスの動物保護団体であるRSPCAは、内部通報者により、主に家畜屠殺用拳銃で3,400頭の犬などを射殺していたことが明らかになりました。収容された犬猫のうち、約半数が殺されていました。殺された犬などは健康上の問題はありませんでした。

(画像)

 世界で最も権威ある、イギリスの動物保護団体RSPCAは、約半数の動物(犬猫)を主に拳銃で殺処分していました。その拳銃と同じタイプのもの。

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・ドイツ

Ttierheim Altentreptow 「ドイツ、ティアハイム・アルテントレプトウ 年次報告書」。作成:2017年7月26日(ドイツ語)。
 
 本施設の、2014年の犬猫殺処分率(施設内死を含む)は35%でした。ドイツのティアハムは、公的助成を受けて犬猫などの飼育受託を行政から受けた場合は、犬猫などの処分(殺処分、譲渡など)の報告書を作成し、公開しなければなりません。インターネット上では、殺処分率が3割を超えるティアハイムはいくらでも見つかります。

(画像)

 上記の、ティアハイム・アルテンとレプトゥの年次報告書。行政引受の犬猫の殺処分率は35%。私的引受は公表義務がありませんので、それ以上の可能性が高いと推測するのが自然でしょう。

ティアハイム 殺処分率


・ロシア

The Dark Side of Sochi – Stray Dogs Euthanized En Masse 「ロシア、ソチ(オリンピック開催地)でのダーク・サイド-野良犬の大量殺処分」。2014年2月17日(英語)。

Thousands of dogs have been killed.
The Sochi local government hired a private exterminating company to kill “as many as possible” for the Olympic Games, referring to the dogs as “biological trash.”
These innocent animals are shot with poisoned darts that cause them to suffocate, and then thrown into waiting trucks to be disposed of as garbage, at a cost of $25 to $35 per dog.
The animals were thrown into overcrowded shelters with no food or water, and left to suffer a slow, agonizing death.

(ロシアのソチでは)何千もの犬が殺されています。
ソチ地方政府は、犬を「生物学的ゴミ」と呼んで、オリンピック競技大会に向けて「できるだけ多くの犬を」殺すために、駆除会社を雇いました。
これらの罪のない動物(犬)は、窒息死を引き起こす毒の吹き矢で撃たれ、犬1頭につき25ドルから35ドルの費用でゴミとして処分されるために待機しているトラックに投げ込まれます。
動物たちは食べ物や水が無い超満員のアニマルシェルターに投げ込まれて、ゆっくりと苦しみながら死にました。



・スペイン

GELDNOT: TIERHEIM-CHEFIN TÖTET 2000 KATZEN UND HUNDE AUF GRAUSAME WEISE 「財政難:アニマルシェルターの経営者は残酷に2,000頭の犬と猫を殺害します」。2016年11月25日(ドイツ語)。


・香港

Animal rights activists slam SPCA charity for euthanising 5,000 animals a year 「香港のアニマル・ライツ活動家は年間5,000頭もの動物を安楽死する香港SPCA(動物保護団体)を酷評しています(殺処分率は約50%)」(英語)。2013年9月25日。


・ケニア

Killing dogs cannot curb spread of rabies 「犬を殺しても狂犬病の広がりを防ぐことはできません」。(英語)2017年2月5日。

The recent killing of 82 dogs, two cats and one honey badger for fear of spread of rabies in Yatta, Machakos County was not only cruel but needless. Killing dogs to end rabies is misinformed and inhumane.

(ケニア)マタコス郡のヤッタで狂犬病が広がる危険性があるために、最近82頭の犬、2頭の猫、1頭のアナグマが殺害されたのは残酷で不必要でした。
狂犬病を収束させるために犬を殺すことは、誤った情報で非人道的です。


 上記の記事は、狂犬病対策のために犬猫がケニアで殺害されていることが書かれてれています。一方ケニアでは、アニマルシェルターも存在しますが、アニマルシェルターでの殺処分も相当数あります。


 ざっと、本書「世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった」で示された、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、スペイン、ケニア、香港、のアニマルシェルターと殺処分の概要です。次回以降の記事では、今まで私が取り上げなかった、ロシア、スペイン、香港、ケニア、のアニマルシェルターと殺処分について取り上げます。
 なお、私は実はまだ、世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だったは、読んでいません。アマゾンの書評や本書を紹介した記事などに基づいて書いています。世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だったは、購入して内容を熟読した上で、折々論評しようと思います。

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「日本は犬猫アウシュビッツ」~茨城県知事候補の鶴田真子美氏はぶざまなエセ国際人



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(Summary)
The only people really not allowed to mention the Holocaust.
Peta Deutschland v Germany (No. 43481/09) – read judgment.
Referring to the concentration camps has become an offence on a par with holocaust denial, it seem, in certain contexts.


 今月10日に、茨城県知事選の候補者の告示がありました。候補者の一人、鶴田真子美氏は、動物愛護団体NPO法人、CAPINの代表者です。CAPINは、2012年に起きた元厚生事務次官殺害事件を美化、正当化し、犯人の減刑嘆願活動を熱心に行っていたことを私は記事、茨城県知事候補の鶴田真子美氏の資質に疑念~元厚生事務次官殺害犯を擁護、で取り上げました。鶴田真子美氏は、「全国動物ネットワーク」の代表としても、本事件の犯人の減刑嘆願を行っています。その中で「日本は犬猫アウシュビッツである」と再三述べています。しかし動物の殺害をユダヤ人ホロコーストに喩えることは、ヨーロッパ人権裁判所が許可しないとの判断を示しており、欧米ではタブーとなっています。


 まず、鶴田真子美氏による、「全国動物ネットワーク」の代表としての、元厚生事務次官殺害事件の犯人(最高裁で死刑判決が確定。小泉毅死刑囚)の、減刑嘆願書を引用します。4.25の最高裁・口頭弁論に寄せて、要望書を提出 一審と二審の判決では、事件の動機は意図的に歪曲されています。なぜ、行政殺処分問題に、裁判所は正面きって向き合わないのですか?。2011年12月26日。


最高裁判所 第二小法廷御中
全国動物ネットワーク 代表 鶴田真子美 
要望書

要望の趣旨
原判決は不当であり、被告人小泉毅の減刑を求める。

要望の理由
1.小泉被告人が命をかけて訴えたかったのは、犬猫の、行政による残酷な殺処分の廃止である。
3.小泉被告人は犬猫を取り巻く現実を世間に訴えるために、この事件を起こした。
被告人の提起した日本の犬猫アウシュビッツ問題をまったくとりあげぬまま、この要人殺害事件のいっさいの責任を、彼に負わせ片を付けようとするのは、間違っている。



 そのほかでも、鶴田真子美氏が代表を務める、NPO法人CAPINも、「日本の犬猫の殺処分はアウシュビッツ」と繰り返し主張しています。「日本の犬猫の殺処分はアウシュビッツ」、それはすなわち、鶴田真子美氏本人の主張と言って差し支えないでしょう。
 鶴田真子美氏は、上記の「小泉毅被告人減刑要望書」においては、「日本の犬猫殺処分はアウシュビッツ」、とし、「日本の動物行政が貧困残酷」としています。さらに、「我が 国のペット産業を支える、大量生産・大量販売(ペットショップ)・大量処分、という現行の動物行政の在り方は、日本人の名誉を汚している。国際社会の中で、恥ずべきことである」と記述しています。
 ペットの大量生産・大量販売(ペットショップ)・大量処分は、日本に限ったことではありません。アメリカやカナダ、オセアニア、西ヨーロッパなどの西側先進国では日本よりむしろ進んでいるとも言えます(これらについては私のブログの過去記事をお読みください)。さらに動物の殺害をアウシュビッツに喩えることは、アメリカ、西ヨーロッパでは、ユダヤ人の人権上タブーとされています。

 2004年に世界最大の動物愛護団体PETAは、欧米での反肉食キャンペーンの一環として、家畜の屠殺をユダヤ人ホロコーストに喩えるポスターを製作しました。
 それに対してユダヤ人人権団体は、「ユダヤ人の人権を著しく侵害する」として、ユダヤ人ホロコーストを動物の殺害に喩える表現の差し止めを求める裁判を、ドイツの裁判所に提訴しました。ドイツの司法は一貫して、原審から最高裁までユダヤ人人権団体の請求を認めました。さらに、ヨーロッパ人権裁判所においても2012年に、「ユダヤ人ホロコーストを動物殺害に喩えることは人権侵害であり許可されない」との判決が確定しています。
 

この事柄について私は過去に、記事にしています。
愛誤さん、動物の擬人化は人権侵害ですぞ~日本の犬猫殺処分をアウシュビッツに喩えるのはお止めなさいー1
愛誤さん、動物の擬人化は人権侵害ですぞ~日本の犬猫殺処分をアウシュビッツに喩えるのはお止めなさいー2


 鶴田真子美氏は、上記「元厚生事務次官殺害犯減刑要望書」などの記述や、マスメディアへの発言などで(「イタリアでは、愛護動物の殺処分を禁じてゼロを達成した」などという大嘘を垂れながしています)、「国際通(痛?)」をアピールしていますが、笑止千万です。
 「日本の犬猫殺処分はアウシュビッツ」ですが、まずこのような表現は、ヨーロッパやアメリカの「感性」を理解している方であればしないでしょう。ユダヤ人ホロコーストの問題は、欧米では大変センシティヴな問題です。例えば、ドイツ語で「日本 犬猫殺処分 アウシュビッツ(Japan Hunde und Katzen zu töten Auschwitz)」で検索したところ、ヒット数は、本記事公開前で5件にとどまりました、ヒットしたサイトも、「日本と中国では犬猫を殺して食べている」という内容のBBS(インターネット掲示板)がトップで、こちらではアウシュビッツについては全く触れられていません。その他のサイトでも「日本の犬猫殺処分をユダヤ人虐殺が行われたアウシュビッツに喩える」ものは一つもありません。

 一方、日本では、犬猫の殺処分をアウシュビッツに喩えるサイトが極めて多いです。犬猫 殺処分 アウシュビッツで検索すれば、約8,000件近くがヒットします。「『日本には犬猫のアウシュビッツがある』と海外の人々に言われて久しい。無論、『殺処分』のことを指している“猫のアウシュビッツ収容所”東京殺処分の実態)というサイトがあります。この中では、「海外では日本の犬猫はアウシュビッツと言われている」と述べられています。同様の内容のサイトが多いですが、まさに真逆(まぎゃく)で、「海外痛」の知ったかぶりの無知蒙昧です。聞いているこちらの方が赤面してしまいます。鶴田真子美氏も、このような「海外痛」のお一人ですが。
 私は「無知で恥ずかしい」という以上に、外交問題に発展するのではないかと心配しています。ユダヤ人人権団体の抗議がないのは、日本語が特殊だということと、日本の情報を重要視していないことで日本語の情報を調べる外国人が少ないことが幸いしているだけです。


(参考資料)

ヨーロッパ人権裁判所判決要旨 2012年11月8日(英文)

German courts’ injunction against animal rights organisation’s poster campaign evoking the Holocaust was legitimate
ホロコースト(ユダヤ人虐殺)を喚起させるアニマル・ライツ活動団体のポスター・キャンペーンに対するドイツの裁判所の差止命令は合法的であった。

legitimate In today’s Chamber judgment in the case of Peta Deutschland v. Germany (application no. 43481/09), which is not final1, the European Court of Human Rights held, unanimously, that there had been: no violation of Article 10 (freedom of expression) of the European Convention on Human Rights.
The case concerned a civil injunction which prevented the animal rights organisation PETA from publishing a poster campaign featuring photos of concentration camp inmates along with pictures of animals kept in mass stocks.
Principal facts
The applicant association, PETA Deutschland, is the German branch of the animal rights organisation PETA (People for the Ethical Treatment of Animals).
In March 2004, the organisation planned to launch an advertising campaign entitled “The Holocaust on your plate”.
It intended to publish a number of posters each of which bore a photograph of concentration camp inmates along with a picture of animals kept in mass stocks, accompanied by a short text.
For example, the posters showed a photo of piled up human bodies alongside a photograph of a pile of slaughtered pigs under the heading “final humiliation” and a photo of rows of inmates lying on bunk beds alongside rows of chicken in laying batteries under the heading “if animals are concerned, everybody becomes a Nazi”.
The president and the two vice-presidents of the Central Jewish Council in Germany at the time filed a request to be granted a court injunction ordering PETA to refrain from publishing seven specific posters, on the Internet or by displaying them in public.
They submitted that the intended campaign was offensive and violated their human dignity as well as the personality rights of the family members one of them had lost.
On 18 March 2004, the Berlin Regional Court granted the interim injunction, and confirmed that injunction on 22 April 2004.
It had to be taken into account that concentration camp inmates and Holocaust victims had been put on the same level as animals, a comparison which appeared arbitrary in the light of the image of man conveyed by the German Basic Law, which put human dignity in its centre.
The Regional Court confirmed the injunction in the main proceedings in December 2004, and the Court of Appeal confirmed that decision in November 2005.
On 20 February 2009, the Federal Constitutional Court rejected PETA’s constitutional complaint (file nos. 1 BvR 2266/04 and 1 BvR 2620/05).

ペタ・ドイツがドイツ最高裁判所に上告した終局判決ではない事件(事件番号43481/09)の、(註 EU人権条約についての終局判決はヨーロッパ人権裁判所となる)判決についてですが、本日ヨーロッパ人権裁判所は全会一致で、ドイツ最高裁判所の判決を正当であると判決しました。
(註 ドイツ最高裁判所の)判決は、ヨーロッパ人権条約第10条(表現の自由)に、違反することはありません。
本事件は、アニマル・ライツ活動団体であるペタが、ユダヤ人の強制収容所の受刑者の写真と、大量に保管されている動物が写った写真を一緒に掲載したポスターのキャンペーンを公開することを差し止めた民事訴訟に関するものでした。
(註 ドイツ最高)裁判所は、特定の状況においては、ドイツの過去に起きたホロコースト(ユダヤ人虐殺)への配慮がされなければならないと認定しました。
主な事実
原告、ペタ・ドイツは、アニマル・ライツ活動団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals「動物の倫理的扱いの人々」)のドイツ支部です。
ペタ・ドイツは、2004年3月に「あなたのお皿の上のホロコースト(ユダヤ人虐殺)」という広告キャンペーンを開始する予定でした。
それは、強制収容所のユダヤ人収容者の写真と、大量に保管された動物の写真と、短い文章を掲載した多数のポスターを公開することを計画していました。
例えばポスターでは、「最期の屈辱」という見出しの下に、屠殺された豚の山の写真と一緒に、積み重なった人体の写真を示しました。
そして鶏のバッテリーケージの列の横に、2段ベッドに横たわるユダヤ人受刑者の写真を示し、「もし動物に関わるのならば、誰もがナチになる」としていました。
当時、ドイツの中央ユダヤ人評議会の代表者と2人の副代表者はペタに対して、インターネット上で、または公の場で、特定の7種のポスターを公開することを差し止める請求訴訟を、裁判所に提起しました。
ユダヤ人評議会の原告らは、PETAが計画したキャンペーンがユダヤ人に対して攻撃的であり、人間の尊厳や家族の人格権を侵害したとして訴状を提出しました。
2004年3月18日に、ベルリン地方裁判所は差止命令の仮処分を決定し、そして2004年4月22日に差止命令を認めました。
ユダヤ人強制収容所の被収容者とホロコースト(ユダヤ人虐殺)の犠牲者が動物と同じレベルに置かれていたことは、人間の尊厳を中心とするドイツの憲法によって伝えられる人間のイメージに照らせば、恣意的に表現された人と動物との比較は配慮に入れなければなりません。
地方裁判所は、2004年12月の訴訟においては、主要な手続きにおける差止命令を認め、さらに控訴裁判所も、その決定を2005年11月に認めました。
2009年2月20日に、ドイツ連邦憲法裁判所(最高裁判所)は、ペタの(註 上記の下級審の判決を不服とする)違憲訴訟の請求を棄却しました(事件番号BvR 2266/04およびBvR 2620/05)。



(画像)

 Anti Petaというサイトから、問題のポスターの写真の一種が掲載されています。真ん中の、鶏のケージと、2段ベッドに横たわる人々が写っているポスターがそれです。画像掲載は、ペタに反対する立場の団体のものですので、そのまま掲載しました。
 例えば、鳥インフルエンザで生きた鶏をそのまま焼却炉で焼却殺処分することに抗議するケースを考えてみます。広島、長崎の原爆で被災した直後の人々の写真と並べて、「鶏のヒロシマ・ナガサキ焼却殺処分」とすればどうなりますか。やはり配慮が足りないと思います。同じく、「日本の犬猫殺処分はアウシュビッツ」とするのは、無神経で絶望的なバカだと私は思います。「海外では日本の犬猫殺処分はアウシュビッツと言われている」と知ったかぶりして海外通(痛)ぶるのは、あまりにも滑稽でぶざまです。

peta anti

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警察官の犬射殺~ドイツはアメリカより許容されているのか



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(Zusammenfassung)
Mutter ließ es nur fünf Minuten alleinBaby Susannahvon Pitbull zerfleischt
Grand Rapids (Michigan/USA) – Als ihre Mutter die drei Wochen alte Susannah für fünf Minuten alleine ließ, fiel der Pitbull über das Baby her.
Der Hund biss dem Kind in den Kopf, zerfleischte es regelrecht – und fügte ihm tödliche Verletzungen zu.


 前回記事、高齢女性を噛み殺した2頭の犬はその場で警察官に射殺された~ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク、では、ドイツ、バーデン=ヴュルテンブルクでの警察官による犬射殺を取り上げました。2頭の大型犬が72歳の女性を噛み殺した事件おいて、警察官は現場で加害犬を射殺しました。同時期にアメリカ、ミシガン州では、ピットブルが生後3週間の女の赤ちゃんを噛み殺しました。3頭のピットブルは、アニマルシェルターに収容されました(後に殺処分が決定される可能性はあります)。警察官が犬を積極的に射殺することに対しては、ドイツはアメリカより許容度が高いのでしょうか。


 前回記事で取り上げた事件はこちらです。Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot 「バーデン=ヴュルテンベルク 大型犬は72歳の女性の歩行者に噛み付きましたー歩行者は死にました」。(2017年5月31日)、から再び引用します。


Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.
Der Hund der Rasse Kangal fügte der Frau am Dienstagabend tödliche Verletzungen an Kopf und Hals zu, wie die Polizei Konstanz und die Staatsanwaltschaft Hechingen am Mittwoch mitteilten.
Der aggressive türkische Herdenschutzhund wurde von Polizeibeamten erschossen.
Gegen die Frau und ihren getrennt lebenden Ehemann ermittelt die Kriminalpolizei nun wegen fahrlässiger Tötung.
Die Staatsanwaltschaft ordnete die Obduktion der getöteten 72-Jährigen an.
Die Hunde sollen seziert werden.

警察は犬による死亡咬傷事故の後に、飼い主を調べています。
72歳の女性が、カンガール(註 犬の品種名)の犠牲者でした。
2頭の犬は警察官により、その場で殺害されました。
バーデン=ヴュルテンベルク州の街で、72歳の歩行者を2頭の犬が攻撃し、歩行者は噛まれて死亡しました。
カンガール種の犬は、火曜日の夜に女性の頭と首に致命的なけがを負わせたと、コンスタンツ警察署とヘッヒンゲン検察庁は急遽公表しました。
攻撃的なトルコ原産の番犬(註 本事件のカンガール種の犬)は、警察官により射殺されました。
飼い主の女性と別居中の夫に対しては、殺人罪としての犯罪捜査検討されています。
検察官は、72歳の被害者女性の遺体の司法解剖を命じました。
犬も解剖しなければなりません。



 ちょうど同じ時期に、アメリカ、ミシガン州で生後3週間女の赤ちゃんが、3頭のピットブル種の赤ちゃんの親の飼い犬に噛み殺されました。2017年5月25日のことです。犬たちは、一旦はアニマルシェルターに収容されました。この事件を報じるニュース、Mutter ließ es nur fünf Minuten allein Baby Susannahvon Pitbull zerfleischt 「母親が目を離したのはわずか5分間だけでした 赤ちゃんのスザンナちゃんはピットブルに切り裂かれました」。2017年5月29日(ドイツ語 Bild紙)、から引用します。


Nur drei Wochen wurde Susannah alt.
Sie wurde in den USA in der vergangenen Woche durch eine Hunde-Attacke getötet Foto: privat
Grand Rapids (Michigan/USA) – Als ihre Mutter die drei Wochen alte Susannah für fünf Minuten alleine ließ, fiel der Pitbull über das Baby her.
Einer der drei Familien-Pitbulls stand in der Nähe seines wehrlosen Opfers.
Seine Schnauze war blutverschmiert.
Die drei Pitbulls kamen in ein Tierheim.
Sie stehen unter Quarantäne.

スザンナちゃん(註 犬に噛み殺された女の赤ちゃん)は、わずか生後3週齡でした。
先週アメリカでスザンナちゃんは、犬の攻撃により殺されました。
グランド・ラピッズ(アメリカ、ミシガン州)ー赤ちゃんの母親がわずか5分間だけ、3週齢のスザンナちゃんから離れて一人にした時にピットブルは、その時赤ちゃんに襲いかかりました。
家族同様の飼い犬である3頭のピットブルのうちの1頭は、あまりにも無防備な被害者(犬に殺されたスザンナちゃん)のそばに立っていました。
その鼻先は血まみれでした。
3頭のピットブルは、アニマルシェルターに収容されました。
ピットブルたちは現在隔離されています。



(動画)

 3週齡の女の赤ちゃんを、家族の飼い犬であるピットブルが殺害した事件を記者会見で報告する警察幹部。Sgt. Terry Dixon talks about a pit bull that killed 3-week-old girl 「テリー・ディクソン警部は、ピットブル犬が、3週齡の女の赤ちゃんを殺害したことについて話します」。2017年5月27日公開。
 



 同時期に発生した、ドイツとアメリカの犬による死亡咬傷事件について、ドイツのインターネットフォーラムが取り上げています。まずドイツの事件です。Rentnerin von Kangal getötet 「年金生活者はカンゴール種の犬に殺された」での意見は次のようなものがあります。Wenigstens haben die Beamten konsequent und richtig gehandelt. 「少なくとも前述の事件では、警察官は正しい行いをしました」。
 対してアメリカの事件です。25.5.2017 Grand Rapids (USA): Pitbull beißt dreiwöchiges Mädchen tot 「2017年5月25日 アメリカ、グランド・ラピッズでピットブルが3週齡の女の赤ちゃんを噛み殺した」での意見は、次のようなものがあります。Leider hat man bei der örtlichen Polizeibehörde den Schuß nicht gehört. 「残念ながら私たちは地元の警察官による犬の射殺を聞いていません」。

 少し古い統計ですが、私は警察官が積極的に犬を射殺することに対する、ドイツの世論調査を取り上げたことがあります。警察官が公道上で犬を射殺、ドイツ世論の76,32%が警察官による犬射殺を支持した。残念ながらニュースソースはリンク切れになりましたが、記事全文はコピーしています。この事件では、射殺された犬は、まだ人に対して攻撃的な行動を示していませんでした。
 Muensterschezeitung 「ミュンスターツァイトング紙」の2013年の世論調査によれば、警察官が積極的に犬を射殺することに対する世論調査は次のとおりでした。


Abstimmung
Halten Sie es für richtig, dass die Polizisten die zwei aggressiven Hunde erschossen haben?
Polizeibeamte haben am späten Mittwochabend in Münster-Nienberge zwei aggressive, freilaufende Kampfhunde erschossen.
76,32% - Ja, die Hunde hätten andernfalls Menschen gefährden können.
18,62% - Nein, die Tiere haben doch nichts getan.
5,06% - Weiß nicht.
Gesamt 870 Stimmen

投票
あなたは警察官が2頭の攻撃的な犬を射殺したことを正しいとを思いますか?
警察官が水曜日の夜遅く、ミュンスター・ニーエンベルガで2頭の攻撃的な、自由に徘徊している犬を射殺しました。
76.32%    はい正しいと思います。犬はそうしなければ人を危険にさらすだろう。
18.62%    いいえ正しいとは思いません。犬はまだ何もしていません。
5.06%    わかりません。
合計870票



(参考資料)

 「警察官が市中で犬を射殺することを許容しますか?」というアンケートを行っています。よろしければ投票してください。ページ右下のフリーエリアから。

「禁止犬種法」は咬傷事故減少に効果があるのか?



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35 Dog Breeds That Have Attacked the Most People
hundebiss statistik 2013

 私は今まで多くの記事で「海外では特定の犬種(攻撃性が高く危険とされる犬種。主に闘犬として品種改良された犬)の飼育を禁じる法律」があることを書いてきました。特定の犬種の飼育を禁じる目的は、これらの犬種は人身事故(咬傷事故)を起こす確率が高いために、飼育を禁じて重大な咬傷事故を防止する」です。しかし犬種別の咬傷事故発生統計を見る限り、必ずしも多くの国が法律で飼育を禁じている犬種の咬傷事故発生率が高いとは言えないようです。


 私は前回記事、ドイツの犬咬傷事故は日本の約10倍~ドイツにおける犬の咬傷事故35,000件の分析結果、で、日本以外の先進国の多くが特定の犬種の飼育を法律で禁じていることを書きました。その上で、ドイツのハノーバーの獣医師による研究を報じた、ドイツのマスメディアの記事を紹介しました。その内容は次のとおりです。
・犬の攻撃性は、品種による関連性は見られない。特段、闘犬カテゴリーの犬が攻撃性がもともと高いとは言えない。
・犬の攻撃性は、その犬の生育環境や飼い主の躾によるところが大きい。
・しかし咬傷事故が起きれば、特定の犬種(多くの国が飼育を禁じている闘犬カテゴリーの犬)の場合は、重症化する。
 その上で、「特定の犬種を禁じることは、咬傷事故減少の効果がある」と結論づけています。

 欧米では、「特定の犬種の飼育を禁じるか否か」は、国によって判断が分かれています。以下に、各国の現状をまとめてみました。
・アメリカ~州によって異なる。多くの州では、特定の犬種を禁じる法律がある。
・カナダ~州によって異なる。オンタリオ州では、特定の犬種を禁じる法律がある。
・デンマーク~13種の犬種は、例外なく飼育禁止。押収され殺処分される。
・イギリス~特定の犬種の飼育を法律で禁じている。例外を除き違反者は最高懲役6ヶ月に処せられ、犬は原則殺処分される。
・ドイツ~連邦法で特定犬種の飼育を禁じている。州により対象犬種が拡大。原則犬は押収~殺処分。例外的に飼育が認められても、懲罰的な高額の犬税が課せられるなどの制限がある。
・スイス~概ねドイツと同じ・
・オーストリア~概ねドイツと同じ。
・フランス~概ねドイツと同じだが、例外的飼育許可には、犬の去勢不妊が必要。
・ギリシャ=~概ねドイツと同じ。
・オランダ~2008年まで大変厳しい禁止犬種法があった(違反者は最高懲役6ヶ月。犬は殺処分)が、2008年に撤廃。
・スェーデン~禁止犬種法が審議されたが立法にはいたらなかった。
・そのほか、シンガポール、香港などにも禁止犬種法があります。

 概ね、多くの国で飼育を禁止している犬種は、・ピット・ブルテリア、・スタッフォードシャー・テリア(アメリカンを含む)、・ブルテリア、・マスティフ、です。これらの品種の流れを汲む犬種としては、・ドゴ・アルゼンティーノ、・土佐犬、・フィラ・ブラジレイロ。ロットイラー、などを禁じている国・州も多数あります。
 一方、アメリカやドイツなどでは、犬種別の咬傷事故発生数の統計があります。まずアメリカの統計を取り上げます。
35 Dog Breeds That Have Attacked the Most People 「35の犬の品種 それらの犬のほとんどが人を攻撃したことがあります」2016年1月20日。「咬傷事故を起こした犬上位35種」より、ランキングの下位から記載します。


35 グレートピレニーズ
34 コリー
33 Brittany(ブリタニー)
32 Boxador(ボクサドール)
31 ビーグル
30 シーズー
29 ジャックラッセルテリア
28 ドゴ・アルゼンチーノ
27 Chabrador(チャブラドール)
26 Gerberian Shepsky(ガビリアン・シャプスキー)
25 ダックスフント
24 チャイニーズ・シャー・ペイ(Chinese Shar-Pei)
23 ベルジアン・マリノス(Belgian Malinois) マリノア
22 ラブロッティ(Labrottie)
21 ゴールデンリトリバー
20 ジャーマン・シェプラドール(German Sheprador)
19 オーストラリアン・シェパード
18 セントバーナード
17 アラスカン・マラミュート
16 ブルドッグ
15 カルネ・コルゾ
14 ドーベルマン・ピンシャー
13 ブルボクサー
12 グレートデン
11 オーストラリアン・キャトル・ドッグ
10 ラブラブル(Labrabull)
9 ピットワイラー
8 ラブラドール・リトリバー
7 チャウチャウ
6 ボクサー
5 秋田犬
4 シベリアン・ハスキー
3 ジャーマン・シェパード
2 ロットワイラー
1 ピットブル

(一般的に知られていない犬種は、原文のスペルを併記しました。発音は英語です)


 ドイツには、ベルリン州が2013年に、咬傷事故を起こした犬種の統計を発表しています。その資料から、人身事故発生上位の犬種を多い順に以下に挙げます。hundebiss_statistik_2013  「ベルリン州 犬咬傷事故統計 2013年」。


Deutscher Schäferhund(ジャーマン・シェパード)
他の品種
Golden Retriever u. Labrador Retriever(ゴールデンリトリバー、ラブラドールリトリバー)
Rottweiler(ロットワイラー)
Tervueren, Groenendael, Laekenois (その他、シェパード系)
American Staffordshire Terrier(アメリカン・スタフォードシャー・テリア)
Parson Russell Terrier u. Jack Russell(パーソンラッセル、ジャックラッセル)
Dachshunde (Dackel)(ダックスフント)
Pit Bull Terrier(ピットブルテリア)
Yorkshire Terrier(ヨークシャーテリア)
Rhodesian Ridgeback(ローデシアン・リッジバック)
Boxer(ボクサー)
Spitz(スピッツ)
Weimaraner(ワイマラナー)
Dobermann(ドーベルマン)
Beagle(ビーグル)
Dalmatiner(ダルメシアン)
Riesenschnauzer(ジャイアントシュナイザー)

以下略。


 アメリカ、ドイツの咬傷事故が多い犬種において、いわゆる飼育が禁止される闘犬カテゴリーの犬は次のとおりでした。アメリカ~1位~ピットブル、2位~ロットワイラー、と1位、2位は、いわゆる闘犬カテゴリーの犬です。しかし3位以下は、ジャーマン・シェパード、シベリアン・ハスキー、秋田犬、と、非闘犬種が続きます。
 ドイツの統計では、1位がジャーマン・シェパード、2位がその多品種(雑種含む)、3位がゴールデンリトリバー、ラブラドールリトシバーが入り、4位が、ロットワイラーです。
 これらの統計値を見れば、アメリカの場合は闘犬カテゴリーの犬を禁じるのはある程度合理性が感じられます。しかし、ドイツの統計においては、ジャーマンシェパードが突出して咬傷事故が多いです。4位にロットワイラーが入りますが、危険犬種されるアメリカン・スタッフォードシャー・テリアが4位に入っている程度です。

 アメリカの統計もドイツ、ベルリン州の統計も、犬の品種の飼育数(母数)を考慮していません。当然ながら、飼育数が多い犬の咬傷事故は多くなります。ドイツでピットブルの咬傷事故が少ないのは厳しく法律(連邦法)で飼育が禁じられてるために飼育数の母数がすくないのかもしれません。対してアメリカでは、州によりピットブルの飼育が比較的寛容な州もあります。
 この「咬傷事故数」の絶対数は、飼育数の母数を考慮していませんので、正確なところは、特定犬種(闘犬カテゴリーの犬)が危険とは即、断じることはできないと思います。飼育数という母数に対する咬傷事故発生数の割合がわかれば良いのですが。


(動画)

 Rottweiler rettet junge Frau vor brutalem Raubüberfall ORF Bericht. 「ロットワイラーは、若い女性を残忍な強盗から守りました。ORF(オーストリアのTV局から)レポート」。2014/01/14公開。
 アメリカでもピットブルの野良犬が女性を強盗から救ったという事件もあります。禁止犬種の飼育を禁じるのが絶対正しいのかどうかは、何とも言えません。ドイツでは、ロットワイラーの飼育を禁じる州とそうでない州があります。

続・「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」という、塩村文夏都議の荒唐無稽な政策提言



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inländisch


 前々回記事、「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」という、塩村文夏都議の荒唐無稽な政策提言、では、塩村文夏都議が主張する、「殺処分ゼロのためには、ペットショップの犬猫8週齡未満販売禁止を実現しなければならない」が荒唐無稽であることを、東京都動物愛護相談センターの「収容動物内訳」と「殺処分内訳」、および「東京都における犬猫入手経路調査」に基づき述べました。これらの統計資料によれば、殺処分の主な原因は「野良猫の自然繁殖」と「猫の不敵飼育」であることが伺えます。「ペットショップの犬猫8週齡未満」が殺処分の原因であることは導けませんでした。今回は、「犬猫の8週齡未満販売禁止」を実効性のある法律にすることが困難であることを述べます。


 「8週齡未満の犬猫販売禁止」を実効性のあるものとするには、正確な犬猫の出生日を特定し、かつ罰則でもってそれを守らせることが必要です。8週齡未満、すなわち56日未満ですが、法律で処罰するためには、厳格に犬猫の出生日を特定しなければなりません。「出生日」から56日目に販売するのは完全合法ですが、生後55日の犬猫であれば違法です。一日のズレもなく、正確に犬猫の出生日を客観的に特定する必要があります。
 しかしその方法が、日本(以外の国でも)担保されていないのです。例えば、血統書の記載出生日ですが、血統書の犬猫出生日の記載はブリーダーの自主申告です。つまりあらかじめ出生日を数日ずらしたとしても、第三者が出生日を特定し、証明することが不可能です。血統書の無い犬猫はどうしようもありません。また犬猫の成長程度、例えば歯萌(歯の成長)で推測する方法ですが、犬種や個体差により数日程度の差が生じます。

 なお、犬のみ8週齡未満販売を禁じている国にはイギリスがありますが、ブリーダーの子犬生産台帳をペットショップが引き継ぐ方法をとっています。この方法では、先に述べた通り、最初にブリーダーが子犬の出生日を数日ずらして台帳を作成すれば、その記録がペットショップに引き継がれるだけです。
 フランスは犬猫共8週齡未満販売禁止ですが、犬猫の週齡は行政獣医師の判断です(これは読者様の情報提供です)。これも先に述べた通り、犬猫の成長の速さは品種や個体によりばらつきがあります。ですから犬ないし犬猫とも、8週齡未満販売禁止を法律で義務付けている国でも、正確な犬猫の出生日を特定することは不可能です。そのような理由もあるのでしょうが、イギリスフランスの両国では、犬ないし犬猫の8週齡未満販売の摘発例は、見つけることができませんでした。
 日本のペットショップでは、犬猫の出生日を「○年○月○日頃」と表示しているところが多数あります。このことは、「犬猫の出生日を第三者が正確に特定することは不可能」ということを証明していると思います。「8週齡犬猫販売規制」は実効性に疑いがある法律です。すなわち法律の実効性に疑いがあるということは、仮に8週齡販売規制が殺処分ゼロに効果があったとしても、規制が担保されない~結果として効果がないということになるのです。


(画像)

 ペットショップでの天j販売の子犬の表示の例。出生日が「H26・1・28生」となっています。

ペットショップ 出生日


 さらに塩村文夏都議は、「8週齡未満の犬猫販売規制」を高く評価していよようですが、実はヨーロッパでは法制化されている国は例外です。犬猫とも「8週齡未満の販売」を法律で禁止しているのは、フランス一国です。イギリスでは「8週齡未満販売禁止」を法律で定めているのは犬のみです。ドイツは、犬のみ「8週齡未満は母親から離すこと」を禁じています。母犬と離さなければ、販売のための展示を行って良いのです。
 犬猫とも、「8週齡未満販売禁止」を法律(連邦法では犬猫の生産流通販売の「基準」を定めるとし、その基準により州法で犬などの8週齡未満販売を禁じています)で定めています。その法律の効力が及ぶ人口が最も多いのはおそらくアメリカ合衆国です(2015年現在犬に限れば25州。猫も禁じている州がある)。猫に関しても、「8週齡未満販売禁止」が最も先進的な国であり、ヨーロッパよりはるかに進んでいると言えます。しかしアメリカ合衆国は、人口比で犬猫の殺処分率が日本の約10倍という多さです。つまり、塩村文夏都議の主張、「殺処分ゼロを実現するためには、犬猫ともペットショップにおける8週齡販売規制を実現しなければならない」は、全く根拠がないと言えるのです。次回は、アメリカ合衆国の犬猫8週齡未満販売禁止と犬猫殺処分数の資料を分析します。


(資料)~次回以降の記事で分析します。

Table of State Laws Concerning Minimum Age for Sale of Puppies 2015 「子犬の販売のための最低年齢に関するアメリカ合衆国の州法の一覧 2015年」。

Animal Shelter EuthanasiaAugust 25, 2016 「アメリカ合衆国におけるアニマルシェルターが行った犬猫安楽死 2016年8月5日」。

こちらの資料によれば、アメリカ合衆国における犬猫の安楽死は370万頭であり、人口比で日本の10倍をはるかに超える犬猫を殺処分しました。
世界で最も犬猫の8週齡販売規制が進んだアメリカ合衆国で、突出して犬猫の殺処分が国際比較で多いのです。


Pet Statistics 「ペットの統計 ASPCA(全米動物保護協会)」。

当資料の公開日時は記載がありませんが、出典が2015年のものですので、おそらく2015年か2016年公開と思われます。
この中で興味深いのは、アメリカ合衆国での犬の入手先に占めるアニマルシェルター(動物保護施設)のシェアは29%ということです。
これはドイツのティアハイムの9%の3倍以上、スイスのティアハイムの10倍以上の比率です。
すなわちアメリカ合衆国は、犬を動物保護施設から入手する割合が最も高い先進国と言えるでしょう。
しかし、殺処分率は先進国で突出して高いのです。

つまり塩村文夏都議らが主張する、「殺処分ゼロを「実現するための方策として、動物保護施設を充実させ、保護犬猫の譲渡を促す」は、根拠薄弱と言えます。


(画像)

 塩村文夏氏は、2016年9月16日に、東大阪市で講演会を行っています。この講演会の内容は、今回紹介した、2015年2月27日東京都議会における、議会質問と内容を踏襲しています。すなわち、以下のとおりです。
①欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している。
②ドイツでは、公的殺処分がない。対して日本は年間14万頭の犬猫が殺処分されている。
③(①、②の状況を改善するためには)ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制を早期に実現すべきである。
④(①、②の状況を改善するためには)終生飼育が前提の、ドイツのティアハイム的保護施設を設立し、譲渡を促す。

 塩村文夏議員の政策提言の矛盾点、「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」の矛盾点は、次回の記事でも論じます。

塩村文夏 東大阪講演会

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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・カテゴリー(猫)別最高順位7724ブログ中17位
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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