犬の去勢手術は犬の認知症のリスクを高める



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(Summary)
Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
On the negative side, neutering male dogs
• increases the risk of progressive geriatric cognitive impairment.


 日本ではあまり知られていませんが、「犬の去勢手術は加齢性の認知症発症を高める」が定説になっているようです。去勢手術による犬の認知症リスクが高まるとの学術研究では、アメリカをはじめとする海外では多数見つかります。


 私は、yhoo! 知恵袋でアカウントを持っています。こちらです。dreieck eierさんのMy知恵袋。このページの説明にあるとおり、「動物愛護に関する海外文献」の検索とその概要の質問をお受けしてしています。
 最近は、「犬の去勢手術は加齢性の認知障害発症リスクが高まるのか」という回答リクエストをいただきました。私が調べたところ、海外の文献(主に学術論文)では、多くが「犬の去勢手術は加齢性の認知障害発症リスクを高める」を肯定していました。以下に、私へのyahoo! 知恵袋の回答リクエストと私の回答を引用します。リクです。お願いします。 度々すいません。去勢をすると加齢性の認知機能障害...。2016年11月20日。


(質問)
去勢をすると加齢性の認知機能障害(ボケやすくなる)のリスクが高まると「堀明」氏の本に書かれていたんですが、そのような論文があるのでしょうか?
去勢をする事で高齢になった時に「寝たきり」になる確率に関するデータが存在すれば教えて頂けると嬉しいです。

(回答)
1、「去勢をすると加齢性の認知機能障害(ボケやすくなる)のリスクが高まると、そのような論文があるのでしょうか?」。

英語で検索したところかなりの数の「去勢不妊は犬の加齢性認知障害のリスクを高める」ことを肯定する論文があります。
一例をあげます。

http://www.2ndchance.info/cruciatelongtermneuter.htm
Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
「犬の不妊・去勢に関連する長期的な健康リスクと利点」。
若干古いですが、アメリカ、ニュージャージー州のラドガーズ大学による2007年の研究です。

On the negative side, neutering male dogs
• increases the risk of progressive geriatric cognitive impairment.
Neutered male dogs and spayed female dogs are at increased risk of progressing from mild to severe geriatric cognitive impairment compared to intact male dogs .
Geriatric cognitive impairment includes disorientation in the house or outdoors, changes in social interactions with human family members, loss of house training, and changes in the sleep-wake cycle .
This finding is in line with current research on the neuro-protective roles of testosterone and estrogen at the cellular level and the role of estrogen in preventing Alzheimer’s disease in human females.
Unfortunately too few sexually intact female dogs were available for inclusion in the present
study to test the hypothesis.

オス犬の去勢の負の側面
・進行性の高齢認知障害のリスクを増加させる。
去勢したオス犬および不妊手術をしたメス犬においては、未去勢のオス犬と比較すると、軽度から重度の、高齢に伴う認知障害に進行するリスクが高い。
高齢犬の認知障害には、屋内と屋外がわからなくなること、飼い主の家族との社会的交流の変化、迷子になって帰れなくなる、睡眠と覚醒サイクルの変化などがあります。
この発見は、細胞レベルでのテストステロンおよびエストロゲンの神経細胞の保護的役割、およびヒトの女性におけるアルツハイマー病の予防におけるエストロゲンの役割に関する現在の研究と一致しています。
残念なことに現段階では、不妊手術をしていないメス犬においては、この仮説を検証するための研究はありません。


ということで、・オス犬においては、去勢は加齢による認知障害リスクを高めるということが定説となっているようです。
メス犬についてはまだ研究が進んでいないのでよくわからないが、メス犬の不妊手術にいても、加齢性の認知障害リスクを高める可能性はあるということのようです。
同様の研究は、次のようなものがあります。
いずれも去勢は、犬の加齢性認知障害の進行を早めるとしています。
・https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4096726/
(アメリカ連邦政府機関)
・https://en.wikipedia.org/wiki/Neutering
(ウィキペディア 英語版)~テストステロン(男性ホルモン)は、未去勢の犬の加齢性認知障害の進行を遅らせる。

2、「去勢をする事で高齢になった時に「寝たきり」になる確率に関するデータが存在すれば教えて頂けると嬉しいです」。

寝たきりになる確率ではなく、疾病の発症の確率が高くなる数値は出されています。
最初の論文では、犬の不妊去勢による具体的な疾病リスクが数値化されています。

(オス犬の場合)
•心血管肉腫のリスクを1.6倍に高める
•甲状腺機能低下症のリスクを3倍にする
•肥満のリスクを3倍にする
•前立腺癌のリスクが4倍未満
•尿路がんのリスクが2倍未満(1%未満)

(メス犬の場合)
•脾臓血管肉腫のリスクを2.2倍、心血管肉腫のリスクを5倍以上に高める。
•甲状腺機能低下症のリスクを3倍にする
•肥満の危険性を1.6-2倍に増加させる
•4〜20%に尿路上失禁を引き起こす
•尿路感染の持続または再発のリスクを3-4倍に高める
•尿路腫瘍のリスクが2倍未満


 なお、私は犬(と猫)における不妊・去勢手術は、容認~賛成する立場です。不妊去勢手術に伴う疾病の発症リスクが高まる、加齢性の認知障害を早めるなどのネガティヴな面を差し引いても、人社会で犬猫などのペットを飼育するにはやむを得ないと思います。もちろん特定の疾病予防の効果もあります。
 ただ私は、日本では「去勢手術が犬の認知症発症リスクを高める」という情報がほとんど伝えられていなかったことに驚きました。また、多くの疾病の発症率を高めることも、あまり日本では伝えられていません。むしろ「疾病予防に効果がある」ことが強調されます。「犬(と猫)の不妊去勢手術の普及のためには、ネガティヴな面は伏せておいたほうが良い」という意図が働いているのではないかと私は推測しています。
 しかし私は、情報は「あるがまま」に、バイヤスをかけずに正確に伝えるべきだと思います。例えば「犬の去勢手術では加齢性の認知障害の発症リスクが高まる。特定の疾病の発症率が高まる」ですが、そのようなネガティヴな面も含めて判断すべきだと思います。いろいろな考えの人があって当然ですし、議論すべきだと思います。その上で、「不妊去勢が必要ならば」、ネガティヴな面をどう克服するか、という議論が必要なのではないでしょうか。


(動画)

 What Canine Cognitive Dysfunction Can Look Like 「このように犬の認知機能障害が見られるようになります」。2012年11月16日公開。犬の認知障害の初期は、このような行動を示すことが多いようです。

Cricket was a rat terrier who was 16 years old at the time of this video and started displaying cognitive decline a year before.
1 getting stuck
2 forgetting what she is doing
3 getting confused about the door
4 circling

ラット・テリアのクリケット(犬の名前)は、このビデオが撮影された1年前の時点では16歳でしたが、認知機能の低下を表し始めていました。
1 立ち往生
2 やっていることを忘れてしまう
3 ドアに対しての混乱
4 周回する


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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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