http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00050009-yom-soci
隣家に排せつ物、野良猫餌やりに55万賠償命令
餌やり被害は、一人あたり55万円の損害賠償という金額が定着しつつあります。
例えば、東京大田区では、4名が起こした訴訟では、200万円あまりの損害賠償額が認められています。
(魚拓)
読売新聞 9月26日(土)8時59分配信
隣家の女性が野良猫への餌付けを続けたため、排せつ物で自宅の庭が汚されたなどとして、福岡県内の住民が約160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が福岡地裁であり、溝口優(ゆたか)裁判官が女性に対し、慰謝料など55万円の支払いを命じていたことがわかった。
溝口裁判官は、動物愛護の観点から女性の心情に一定の理解を示したが、被害防止の対策をとらなかったと判断した。
17日付の判決によると、女性は2013年5月頃から少なくとも同年12月頃まで、自宅玄関前に餌を置くなどして複数の野良猫に餌やりを継続。
周辺に居着くようになり、原告住民の自宅の庭に入り込んで排せつするなどし、原告は庭の砂利を入れ替えた。
溝口裁判官は「野良猫を愛護する思いから餌やりをしているとみられ、直ちに非難されるべきものではない」と言及しつつも、「猫が居着いて、近隣に迷惑を及ぼすことは十分に認識できたはず」と指摘。女性が保健所から行政指導を受けるなどした13年6、7月以降について「餌やりの中止や屋内飼育を行うべきだった」とし、「近隣住民への配慮を怠り、生活環境を害した」と結論付けた。
イギリスの事件は秋田犬飼いとして残念な気持ちです。
もう少し飼い主がしっかり管理していればこんな事件は起きなかったでしょう。
犬の咬傷事件や射殺事件は飼い主がしっかり管理していなかったのが原因の要因の一つでもあります。
そしてもう一つ、系統の問題もです。どの犬種もですが必ず「ヤバイ系統」と言うのがあります。シェパードでは、訓練大会では素晴らしい結果を出す犬なのに、実は酷い咬実癖がある犬が多いと言う系統が存在します。秋田犬でも展覧会では良い成績を出すのだが、咬み癖の酷い犬というのが存在します。同時にやや小柄ながら、家庭犬に向く系統もあります。
いつも思うのですが、子犬を売る側はそう言うリスクをきちんと説明するべきなのです。
ただ、困るのが買う側も「大きく、強く、獰猛な犬」を求める場合です。実際にいるのですが、これと、全く何の予備知識も持たずに飼う気になった人、これが一番困ります。
一般家庭が秋田犬を飼いたいと相談を受ければ、出来るだけ雌を飼うように薦めたり、飼ってからの接し方や躾に関して助言はしますが、結局は飼い主さんにかかっているので、相談を受けた際に心配な場合、他の犬種を勧めます。特に室内飼い予定で、小さいお子さんのいるうちは大抵他の犬を勧めています。
それから、イギリスでは本来秋田犬は外出時口輪装着義務のある犬種の一つだったと思いますが、今はどうなっているんでしょうか(たしか秋田犬、ロットワイラー、ボクサーなど幾つかあったと思うのですが)1990年なかば頃の情報で古いので新しい情報があればどなたか教えて下さい。
昇汞 様、コメントありがとうございます。
> 飼い主がしっかり管理していればこんな事件は起きなかったでしょう。
同感です。
> 犬の咬傷事件や射殺事件は飼い主がしっかり管理していなかったのが原因の要因の一つでもあります。
だから私は、犬の飼い主に対しては、大型犬や闘犬種を飼うのならば、何らかの能力検定が必要だと思います。
犬種による禁止~殺処分までするのはともかく、国の法律で全くそのような規制がない日本は先進国では例外です。
>系統の問題もです。どの犬種もですが必ず「ヤバイ系統」と言うのがあります。
海外で飼育されている秋田犬は、かつてGHQがアメリカに持ち帰った、マスティフなどの血統が混ざったアメリカン・アキタと、日本の在来の秋田犬があります。
アメリカン・アキタも、ある意味では「系統」かもしれませんね。
日本の秋田犬の方が、素朴な感じがします。
性質も異なるとは思いますが、アメリカン・アキタと秋田犬は多くの場合混同されています。
> 子犬を売る側はそう言うリスクをきちんと説明するべきなのです。
売る側の良心って必要です。
それと買う側の良識が必要です。
しかし良心、良識は強制できません。
>「大きく、強く、獰猛な犬」を求める場合です。実際にいるのですが、これと、全く何の予備知識も持たずに飼う気になった人、これが一番困ります。
> 一般家庭が秋田犬を飼いたいと相談を受ければ、出来るだけ雌を飼うように薦めたり、
オスとメスでは、攻撃性はかなり違います。
>室内飼い予定で、小さいお子さんのいるうちは大抵他の犬を勧めています。
大変残念なことですが、アメリカでは飼い主の幼い子供や赤ちゃんが飼い犬に殺さた事件が今年だけでもいくつもの事件が報道されています。
> それから、イギリスでは本来秋田犬は外出時口輪装着義務のある犬種の一つだったと思いますが、今はどうなっているんでしょうか(たしか秋田犬、ロットワイラー、ボクサーなど幾つかあったと思うのですが)1990年なかば頃の情報で古いので新しい情報があればどなたか教えて下さい。
とりあえず、イギリス連邦(uk)法、Dangerous Dogs Act 1991を調べてみました。
法律で禁止しているのは、
・ピットブルテリア
・日本土佐
・ドーゴ・アルゼンチーノ
・フィラ・ブラジレイロ
の4品種です。
これらの品種は、裁判所から飼育許可を得た場合の除き、飼育を禁じます。
飼育を許可された場合でも、公の場では口輪かつリードをすること、マイクロチップによる登録、不妊去勢、刺青による個体識別、対人賠償保険の加入義務があります。
特別に飼育が許可されていても、繁殖、売買、交換が禁じられます。
イギリス連邦(uk)法では、今のところ、秋田犬は何の規制もありません。
もしかしたら、下位法でそのような規定があるかもしれません。
イギリスの禁止犬種には興味がありますので、折々下位法も調べます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Dangerous_Dogs_Act_1991
http://www.legislation.gov.uk/ukpga/1991/65/contents
それとオーストラリアについて、ukウィキペディアに若干の記述がありました。
一部の地域では、危険とされる犬種は、赤と黄色のストライプの首輪をしなければならない。
クイーズランドの一部の州では、法律で定めた禁止犬種は、例外なく押収されて殺処分される(うーん、厳しいですね)。
カナダでも一部地域は禁止犬種は押収、殺処分です。
何所と何所だったか、うる覚えですが・・・
大体その四犬種がお約束の禁止犬種です。
ドゴ・アルヘンティーノについては良く闘犬と誤解されていますが
本来は猟犬(大型獣猟犬)です。日本でも猪猟なんかによく使われますね。
ただ、実際正面切って向かって行く性格と、咬みの強さなどで
闘犬に使われたりするんですけどね・・・不幸な事に。
闘犬としても強いと言われますが、実際には土佐犬やピットには中々敵いません。
嫌なのが日本でも一部ケンネルで凶暴な犬を「獰猛で家族にはベタベタ慣れているけど他人には猛然と立ち向かう」と宣伝しているのが悲しい所です。
「高速道路の料金所で料金徴収員にとびかかろうと車のウィンドウにぶち当たってガラスにヒビが入った」と誇らしげに自分のホームページに書いているのですから、ドゴ・アルヘンティーノが余計に誤解されます(ここの主人は凶暴な犬=獰猛で素晴らしいガードドッグと考えているようです)
きちんと系統や犬の性格を考えてショーラインを選択繁殖されている所は比較的犬も穏やかな性格です。
こう言う訳判らん変なケンネルや飼い主が余計に規制を厳しくして行く気がしています。
ブルテリアは比較的愛玩犬的になって来ましたが、それでも問題を起こす犬がいます(多分元々のブルテリアはパキスタンに残っているブルテリーが近いと思います)
昇汞 様
> カナダでも一部地域は禁止犬種は押収、殺処分です。
いずれ、カナダも調べてみたいと思っています。
> 大体その四犬種がお約束の禁止犬種です。
それとスタッフォードシャーテリアですか。
ピットブルテリアと同じ種としている国もあるようです。
> 日本でも一部ケンネルで凶暴な犬を「獰猛で家族にはベタベタ慣れているけど他人には猛然と立ち向かう」と宣伝しているのが悲しい所です。
その記述はよく見ます。
「他人に対しては攻撃的だけれど、主人や身内に対しては大変忠誠心が強い」です。
これはキラー・トークかもです(笑い。
しかし訓練を誤れば、主人や家族に対しても、攻撃力が高い犬種は危険なのです。
先のコメントでも述べましたが、今年だけでも、アメリカでは多数の方が飼い犬に殺傷されています。
> 「高速道路の料金所で料金徴収員にとびかかろうと車のウィンドウにぶち当たってガラスにヒビが入った」と誇らしげに自分のホームページに書いているのですから、
困った方ですね。
しかし危険犬種が禁止されている欧米諸国でも、無登録で飼う人があとを絶たないのは、そのような攻撃性を犬に求める飼い主が一定数存在するとうことです。
> きちんと系統や犬の性格を考えてショーラインを選択繁殖されている所は比較的犬も穏やかな性格です。
そのようなブリーダーさんが増えることを望みます。
> 訳判らん変なケンネルや飼い主が余計に規制を厳しくして行く気がしています。
需要があるから供給があるわけで。
むしろ需要側の規制の方がプライオリティが高いでしょう。
話が変わりますが、愛誤団体はペットショップを規制することばかり熱心ですが、犬や猫の飼い主の適正飼育に対しては全くスルーです。
むしろマイクロチップや、猫の登録制に反対しています。
私は愛誤は信用していません。
動物愛護を騙った、利権目的か、反社会活動だと疑っています。
> ブルテリアは比較的愛玩犬的になって来ましたが、
それほど大きくなりませんからね。
愛玩目的で、体格も小さめが好まれるようになってきたのでは。
確かに、ブルテリーはブルテリアよりやや大きいです。
闘争心も結構あります。今のブルテリアも間違うと危険なのですが
漫画なんかですっとぼけた犬のように書かれていたりするので、困ります。
実際うちにも「大きく、獰猛な犬」を求めてコンタクトして来る人がいますよ。
断っていますけど。
何所か間違えています。
野生の〜犬舎さんには結構ファンがいるようですので、まだしばらくはこう言う犬を求める人でさかえるでしょうね。
闘犬は一定のルールに則って行われるなら別に反対ではありませんし、きちんと管理して飼うには闘犬種は反対しません。
闘犬種を一律反対する人に「じゃ、ヨークシャーテリアも規制しないとね、一応元闘犬だし」と言ったらキョトンとされました(私の機嫌が物凄く悪かった日なので・・・)
あと、「家族にはベタベタ慣れているけど他人には獰猛」と言う犬は殆どいません。そう言う犬は大抵何かきっかけがあれば飼い主やその家族に牙をむく犬が多いです。他人に牙を剥いた状態の時は、大抵飼い主が制御出来ない事からもわかると思います。本当のガードドッグはそう言う凶暴な犬ではない事を理解出来ない人たちなのでしょう。
知人にもそれが今一判らない人がいます、他人には非常に危険な大型犬を平気で車に乗せてあちこち連れ回しています。一度暴れ出すと手の付けられない犬をです。ドッグカフェにも連れて行きます。そこの主人は「ピヨピヨ○○」と呼んでいますけど(一見気が弱そうにヒンヒン啼くので)さすがに誰にも触らせないそうですが、迷惑な話です。
こんなに事故が起きるなら、飼い主選別の資格が必要なのではないかと、、
危険犬種なら、講習を受けて、試験に通らなければ飼育できないとか、
昇汞 様
> 漫画なんかですっとぼけた犬のように書かれていたりするので、困ります。
ひょうきんな風貌の犬とか、ヨーロッパでもそのような書かれかたをしています。
しかし最近ドイツで飼い主を襲って、警察官に射殺れた事件があります。
> うちにも「大きく、獰猛な犬」を求めてコンタクトして来る人がいますよ。
> 断っていますけど。
> 何所か間違えています。
昇汞さんは、有名なブリーダーさんとお見受けしましたが、そのようなご要望は嬉しいのやら困るのやら。
> 野生の〜犬舎さんには結構ファンがいるようですので、まだしばらくはこう言う犬を求める人でさかえるでしょうね。
獰猛な犬を求める方は、海外の禁止犬種の法律をご存知ないのでしょうか。
ピットブルフリークと自称される方が「ドイツ式ティアハイムの建設をする」と言って募金を集めていますが、ドイツは連邦法でピットブルを禁じています。
下手したら押収~殺処分です。
> 闘犬は一定のルールに則って行われるなら別に反対ではありませんし、きちんと管理して飼うには闘犬種は反対しません。
私も、闘犬も闘犬種も、無条件で禁止することは、必ずしも反対というわけではありません。
一種の伝統文化ですから。
それより、「ドイツはどんな犬、大型犬でも街中でも首輪もリードもいらない。公共交通機関でもノーリードで大型犬を同乗させることができる」と本気で思っている人の方がよほど危険です。
誤った知識を実践している方がいるようですし。
闘犬種であっても、きちんと管理する人が飼育する方がよほど安全です。
> 「家族にはベタベタ慣れているけど他人には獰猛」と言う犬は殆どいません。
攻撃性が高いということは、その犬の自立性が高いということでもありますし、それは飼い主が制御するのが難しいということです。
>本当のガードドッグはそう言う凶暴な犬ではない事を理解出来ない人たちなのでしょう。
軍犬の訓練を見れば、ハンドラーの命令に実に忠実です。
> 他人には非常に危険な大型犬を平気で車に乗せてあちこち連れ回しています。一度暴れ出すと手の付けられない犬をです。ドッグカフェにも連れて行きます。
話題のために、犬同行okのレストランでも行ってみようかしら。
関西では阪急電鉄がペット事業に力を入れており、私設のドッグランや犬同行OKのレストランだどを展開しています。
フェイル様、コメントありがとうございます。
> こんなに事故が起きるなら、飼い主選別の資格が必要なのではないかと、
①犬種はともかく、一定以上の大きさの犬は、ドイツは飼い主の能力検定と対人損害賠償保険加入が義務です。
②危険犬種規定は、さらにそれに上乗せの規制があります。
それをクリアできなければ、押収~殺処分もありです。
日本は、①すらありません。
> 危険犬種なら、講習を受けて、試験に通らなければ飼育できないとか、
欧米の多くは、危険犬種は、原則飼育禁止です。
しかし犬種による禁止は、先行した欧米では問題も生じています。
これについては、折々連載記事にします。
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鍵コメ様、コメントありがとうございます。
> 私はプロのブリーダーではありません。
> 毎年毎年繁殖させている訳ではありません(精々数年に一度)し、これによって生計を立てている訳ではありません。実際本当は繁殖で儲かると言う事はないと思っています。
私の父も、そうでした。
退職後の趣味で猟犬の改良とブリーディングをしていました。
どうしても競技会で賞を取れるような資質の犬ばかり生まれるわけではないので、実践で猟に使うハンターに子犬を譲渡していました。
父は「犬は道楽、赤字だ」といつも言っていました。
でも有名なブリーダーであったことは間違いありません。
このような、犬好きの、好きだけではなく犬にに詳しいブリーダーが少量生産して、譲渡先のアフターケアを十分に行えるというのが理想です。
それはむしろ日本の傾向ではないでしょうか。
アメリカやドイツの方が、犬のブリーダーの生産規模ははるかに大きく、商業的大量生産大量販売をしています。
アメリカのブリーダーの平均年子犬生産は200頭です。
対して日本は70頭です。
ということは、日本は一部の商業大量生産大量販売ブリーダー(私はブリーダーを生業にするには、年生産規模が200頭くらいは必要だと思います)と、多くの趣味の小規模ブリーダーで成り立っていると思います。
日本の愛誤団体は、「日本は犬などのペットを大量生産大量販売していて特異」と主張していますが、正反対の大嘘です。
> アメリカンアキタ(グレートジャパニーズドッグ)と秋田犬は別犬種です。
> でも今だにごっちゃにされていますね。
イギリスで人を襲い、射殺されたアキタは、ジャパニーズ・アキタと報道されていましたが、ほかの記事では(射殺された犬とは別ですが)、アメリカン・アキタの写真が掲載されていました。
外見はかなり違います。
> 普通はドッグカフェでもそう言う犬は規制してるんじゃないかと思うのですが。
ドッグカフェのルールは多分あるのでしょうね?
こちらはマンション暮らしが多いので、同行する犬は、ミニチュアダックスやトイプードルのような小型犬ばかりのようです。
別件でネット検索していたら2014年4月付けの記事がヒットしました。
「イギリスで日本の秋田犬が人を遅い重症 被害者は薬殺を要求」
http://goyaku.blog45.fc2.com/blog-entry-659.html
この事件は秋田犬を6歳の男の子が散歩させていたようです。
この記事の中にオーストリアのウィーンの事が書かれていました(海外コメントの一部翻訳の所ですが)
免許制にしてみたら、個人個人で免許が必要。で、受験費用もバカにならない。だったらこんな犬は要らん。でも殺すのは忍びない(というか、獣医に散れて行って薬殺は面倒だし経費がかかる)し。じゃ、捨て犬(迷い犬)と言うことにして施設に持って行け!と言う事のようです。
無免許がバレたら最高150万円罰金取られるんじゃ、捨てる方を選ぶみたいですね。
で、施設ではピットや土佐などの犬があふれる結果になった。
昇汞 様
> 別件でネット検索していたら2014年4月付けの記事がヒットしました。
> 「イギリスで日本の秋田犬が人を遅い重症 被害者は薬殺を要求」
> この事件は秋田犬を6歳の男の子が散歩させていたようです。
>
> この記事の中にオーストリアのウィーンの事が書かれていました(海外コメントの一部翻訳の所ですが)
>
> 免許制にしてみたら、個人個人で免許が必要。で、受験費用もバカにならない。だったらこんな犬は要らん。でも殺すのは忍びない(というか、獣医に散れて行って薬殺は面倒だし経費がかかる)し。じゃ、捨て犬(迷い犬)と言うことにして施設に持って行け!と言う事のようです。
私は、このようなドイツ在住者のブログ記事を引用しています。
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/autobahn/0301.htm
なおここで「条例」とあるのは、州法(staatliche Gesetz)のことです。
ドイツで、いわゆる闘犬種の飼育を原則禁止を連邦法で定め、各州法で追随したのが2001年です。
その時には、ドイツ国内で捨て犬が激増しました。
同様のことは、スイスでも起きました。
私は、NHKの、スイスの犬飼育に関する番組で「犬飼育免許が飼い主に自覚を促し、捨て犬を減らすためにスイスでは捨て犬がない」と報じていました。
それが嘘である証明に、スイスでの犬飼育強化~捨て犬の大量発生~捨て犬による被害(家畜を殺傷するなど)~捨て犬、野犬の殺害駆除、の事実を挙げました。
スイスでは、2012年頃だったと思いますが、一部の闘犬種は、ティアハイムでの引取りを禁じました(つまり事実上殺処分一択)。
そいうことで、ますます捨て犬が野犬化して被害を拡大させました。
NHKは、犬免許を絶賛していましたが、仮に導入する場合は経過措置なども含めて、慎重にしなければならないと思います。
それとドイツでもスイスでもそうですが、無登録犬が相変わらず多いということです。
最近のドイツなどの重大な犬の事故を調べてみると、無登録犬が多いです。
もちろん特定の犬種の無登録は、例えばバイエルン州では1万ユーロの罰金、かつ犬税が過去3年にさかのぼって課税されます。
しかし警察官が犬に詳しいわけではなく、なかなか摘発できないのが実情のようです。
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鍵コメ様、コメントありがとうございます。
当然、元となる言語の論文等と理解します。
ピーター・ネヴィル、スタンレー・コレンの仮説に対する肯定、否定説と言ったまとめ方で良いでしょうか。
2,3日お待ちください。
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鍵コメ様
犬のボディランゲージで、攻撃的なサイン
①にらみ合い
②尻尾が上がる
ですが、定説、通説では、②の、尻尾の状態は、攻撃の意思表示の段階によるようです。
例えば、
https://www.whole-dog-journal.com/behavior/canine-body-language-danger-signs/Dog Journal という学術的な犬に関する雑誌
2019年4月23日 最終更新
では、犬の攻撃を示すサインとして、4段階を挙げています。
1段階~にらみつける
2段階~尻尾や耳が硬直する
3段階~尻尾が上がる
4段階~尻尾を下げる(攻撃寸前)
原文は以下の通り。
Here are four photos that present different levels of danger based on the dogs’ aggressive expressions.
①This mother dog is giving the photographer a direct stare。
②The next dog is also pushing her lips forward, in a slightly more threatening display.
Her posture, tail, and ears are quite stiff, and her hair is standing up a little.
③The adult dog is making a fearsome face, drawing his lips back in an impressive snarl, and holding his ears and tail up and stiff.
④His lips are pushed forward hard, but his ears are pinned back; his eye contact is hard and direct but his tail is low.
His posture looks like he’s leaning forward and back.
犬の攻撃的な表現に基づく、危険性の異なるレベルの4枚の写真です。
①この母犬は、撮影者を凝視しています。
②次の犬も唇を前に突き出しており、少し脅すようなしぐさをしています。
その犬の姿勢、尾、耳は非常に硬直(stiff 力が入ってピンとなっている)して、体毛は少し立っています。
③この成犬は恐ろしい顔をして、特徴的なうなり声で唇を引きつらせて、耳と尾を持ち上げてコク直しています。
④犬の唇は強く前に押し出されますが、耳は後ろに倒されたままです。犬の視線は固定されて尾は低くなっています。
犬の姿勢は前傾しているように見えます。
これと同じことが書かれているのが、次の資料です。
https://moderndogmagazine.com/articles/how-read-your-dogs-body-language/415犬の攻撃性のボディランゲージについてのイラストは、②~④です。
②から④に進むにつれて、攻撃性が高まっているというす。
②では、尻尾は硬直した状態です。
③では、尻尾が上がります。
④では、逆に尻尾は下がります。
ですから、「尻尾が上がる」ことが、必ずしも攻撃性を表しているということではない、段階によって異なる、というのが通説定説のようです。
複数の資料ではそうでした。
ピーター・ネヴィルとスタンレー・コレンの著作での記述と、それに関する賛否についての論文は、またコメントします。
とりあえず。
鍵コメ様
ピーター・ネヴィルの著作とは、このことと思われます。
共著です。
The revolutionary new approach to treating behaviour problems in dogs
by Robert Falconer-Taylor, Peter Neville, Val Strong
「犬の行動問題を治療するための革新的な新しいアプローチ
ロバート・ファルコナー・テイラー、ピーター・ネヴィル、ヴァル・ストロング」
https://www.kobo.com/us/en/ebook/emratm-intelligenceSince 2004 in the UK, the Centre of Applied Animal Ethology (COAPE) has been developing EMRA™, a revolutionary and highly successful way of treating behaviour problems in companion animals.
2004年に、イギリス応用動物行動学センター(COAPE)は、コンパニオンアニマルの行動問題を治療する革新的で非常に成功した方法であるEMRA™を開発しています。
とりあえず、著作の紹介には、具体的な犬の攻撃のボディランゲージに関する記述はありません。
「ピーター・ネヴィル 犬 攻撃 ボディランゲージ」で検索した結果は、次のコメントで。
鍵コメ様
ピーター・ネヴィルの犬の行動に関する論文には、次のようなものがあります。
https://etd.ohiolink.edu/!etd.send_file?accession=osu1268233077&disposition=attachment VARIATION IN THE ONSET AND EXPRESSION OF HAZARD AVOIDANCE
BEHAVIOR ACROSS THREE BREEDS OF DOMESTIC DOGS
「危険回避の犬の発症および行動の変化 飼犬3品種における行動」
Active defense (attack, threat), active avoidance (flight, hiding, escape), or movement inhibition can all be behavioral expressions of a fear state.
Other behavioral responses that are often evaluated for indications of fear include expressive movements, or changes of the body such as facial expressions, posture, ear and tail position, vocalizations, piloerection, urination and defecation frequency or consistency, and the production of smells such as pheromones.
能動的な防御(攻撃、おそれ)、能動的な回避(逃避、隠れる、逃げる)、または動きの抑制はすべて、恐怖状態の行動表現です。
恐怖の兆候についてしばしば評価される他の行動反応には、大きく表情が変わる、または表情の変化、姿勢、耳と尾の位置、発声、体毛が立つ、排尿と排便の頻度または一貫性ある身体の変化、およびフェロモンの匂いの発生が含まれます。
とありますが、犬の攻撃性による尻尾や視線の具体的変化に関する記述は見つかりませんでいた(なおこちらは超斜めに読んでいるので読み落としがあるかもしれません)。
そ
https://www.netdoctor.co.uk/parenting/baby-and-toddler/a9188/pets-pregnancy-and-your-baby/の他、ピーター・ネヴィルの記事には、次のようなものがあります。
鍵コメ様
スタンレー・コレンの元となる著作はこちら
https://www.amazon.co.jp/How-Speak-Dog-Stanley-Coren/dp/074320297XHow To Speak Dog
「犬との話し方」
http://deesdogs.com/documents/talkingdog.pdfTalking Dog: Body Language Understand what dogs are "saying"
「犬と話す 犬が何を話しているのかボディランゲージの理解」
スタンレー・コレンの著作に基づくものと思われます。
Signs of fear or concern: lowered stance, tail down or tucked under, tail wagging in a quick, frantic buzz; looking away or turning head away to look so that whites of eyes show.
犬の恐怖または疑いの兆候:姿勢を低くする、尻尾を伏せる、または尻尾を下肢に挟み込む、尻尾を速く振る、目をそらしたり、目をそらして白目をむいたりします。
ここでは、犬の攻撃(攻撃そのものの記述はありません。恐怖や不信は攻撃につながると思うので)の前兆となるボディランゲージでは、尻尾を上げるとは書いていません。
むしろ下げる、下肢に挟み込むとあります。
視線を逸らすとも書いています。
私が思うには、犬の攻撃の前兆となるボディランゲージですが、その度合いにより、異なるのだと思います。
多くの資料では、攻撃の前兆は、段階によって異なるとしています。
それが定説通説だと思います。
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鍵コメ様
> 凝視は、色んな本で攻撃のサインとして紹介されていたので、実際はどうなんだろ?と疑問に思っていました。
私が提示したいくつかの文献では、凝視は犬が攻撃するサインとはあります。
しかし逆に目をそらすという文献もあります。
私が思うには、犬が攻撃に至る原因や、その時の犬の精神状態や、攻撃する緊急度にもよるのだと思います。
例えば犬が相手が強いと思って恐怖心から攻撃に至る場合と、相手より強いと思っていて怒りから攻撃に至るのでは、ボディランゲージに差があると思います。
私が一番しっくりした文献は、イラスト付きの文献です。
だから、例えば「尻尾を挙げる=攻撃する」は、正解である場合もあるし、そうではない場合もあるということでしょう。
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鍵コメ様
先にリンクした、スタンレー・コレン博士の著作の概要です。
攻撃前のボディランゲージに関しては、この記述だけです。
turning head away to look so that whites of eyes show.
顔をそむけて白目が見える状態になる。
視線を背けるというより、顔をそむけて横目で見るといったほうが正確な表現でしたが。
その点は下記の通り訂正します。
http://deesdogs.com/documents/talkingdog.pdfTalking Dog: Body Language Understand what dogs are "saying"
「犬と話す 犬が何を話しているのかボディランゲージの理解」
スタンレー・コレンの著作に基づくものと思われます。
Signs of fear or concern: lowered stance, tail down or tucked under, tail wagging in a quick, frantic buzz; looking away or turning head away to look so that whites of eyes show.
犬の恐怖または疑いの兆候:姿勢を低くする、尻尾を伏せる、または尻尾を下肢に挟み込む、尻尾を速く振る、顔を背けて、そのために白目に見えるようになります。
犬が顔をそむけるボディランゲージの意味ですが、このような記述もあります。
https://petcentral.chewy.com/decoding-dogs-body-language/ Robin Bennett, a certified professional dog trainer, author and consultant, says that a dog turning her head away is one sign that “the dog may not be comfortable and is trying to avoid or prevent an encounter from continuing.”
認定されたプロの犬の調教師、著述家、コンサルタントであるロビン・ベネット氏は、顔をそむける犬は「犬は快いと思っていないかもしれず、(その人や犬との)出会いを続けることを避けたり、または防止しようとしているのです」と述べています。
上記の文献では犬の攻撃に関する記述は、次のようなものがあります。
If a dog freezes, they could be ready to attack.
もし犬の動きが硬直(freezes 動きが止まって固まった状態)したのならば、犬は攻撃の準備ができているかもしれません。
とあり、「犬は攻撃前には凝視する」という記述はありませんでした。
ありがとうございました。
何時も助かります。