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「イギリスでは野犬を完全に殺しちゃったからいない」という環境省外部委員のあまりのバカっぷりな仰天嘘発言






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(summary)
Number of stray dogs in the UK


 記事、
「ドイツ、犬規則には処罰規定はない」という、環境省審議会委員の狂気発言~武内ゆかり氏
続・「ドイツ、犬規則には処罰規定はない」という、環境省審議会委員の狂気発言~武内ゆかり氏
ドイツ、犬規則の処罰規定について~「処罰規定がない」という環境省審議会委員の無知蒙昧無学
ドイツ、犬規則違反での処罰に関する高等裁判所判決~本規則では処罰規定はないという、環境省審議会委員の狂気
「イギリスでは犬ブリーダーの年間出産回数は法律での明示規定はない」という、環境省職員の小学生なみの知能
続・「イギリスでは犬ブリーダーの年間出産回数は法律での明示規定はない」という、環境省職員の小学生なみの知能
の続きです。
 日本の省庁の中で最も能力が低く、まさにバカと狂人の寄せ集めがバ環狂症(環境省)です。外部委員も酷い。今までに数多くの卒倒しそうな嘘、誤り、偏向資料を公表しています。また誤訳も多いです。私は連載記事で、バ環狂症と外部委員による資料、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 が、目を覆いたくなるほど嘘デタラメの羅列でひどい資料であることを反証を挙げて述べました(連載記事のリンクは「続き」にあります)。しかしこの資料以外でも、環境省の「中央環境審議会動物愛護部会」では、卒倒しそうな環境省職員と外部委員の嘘デマデタラメ発言が繰り返されています。今回は西村亮平委員の「イギリスとか野犬が全くいない国というのは、(狩猟駆除で)完全に殺しちゃったからいなくなった」の発言が、まさに狂気のデマであることを述べます。イギリスでは犬の狩猟は完全に禁止されています。また行政が収容する野犬の数は日本より多いのです。


 
 サマリーで示した、環境省外部委員の西村亮平氏の問題発言はこちらです。中央環境審議会動物愛護部会 第54回議事録、から引用します。


野犬というものを殺処分するのかしないのかというのは、結構大きな決断だと思うんです。
多分イギリスとかドイツとか野犬が全くいない国というのは、完全に殺しちゃったからいなくなったわけですよね。



 上記の、西村亮平委員の発言は、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 (環境省)の、次の記述の基となっていると思われます。


動物の保護・譲渡活動は、海外(イギリス、ドイツ)では、民間団体が寄付金等の自己資金を用いて実施している。
これらの国では野良犬や野良猫が有害鳥獣として駆除されること等もあり、野良犬や野良猫がほとんど存在せず、シェルターに収容される動物の多くは飼い主が所有放棄したものが多いという。
一方、日本の場合は、北関東や西日本を中心に野良犬の収容が多く、全国的に野良猫の数も多いことから、保護収容した個体のうち人間との社会化ができておらず、馴化が困難で飼養に適さないものも多い。(4ページ)



 つまり西村亮平委員は、「イギリスでは野犬は狩猟で駆除されるために存在しない」と述べています。しかしこの記述は全くのデマ、大嘘です。結論から述べれば、イギリスでは犬に狩猟は完全に禁止されています。また野犬の数は相当数あり、年間の公的動物収容所に保護される野良犬の数は人口比で日本よりはるかに多いのです。
 さらにすでに述べたことですが、イギリス、ドイツとも犬猫(イギリスは犬だけ)の一次的な捕獲収容(保護)は行政の責務と法律で明記されており、法解釈上民間はできないとされます。つまり「動物の保護・譲渡活動は、海外(イギリス、ドイツ)では、民間団体が寄付金等の自己資金を用いて実施している(「行政は犬猫の保護を行わない」という意味になる)」との記述は、正反対の大嘘、デマです。
 イギリス、ドイツとも公的な動物収容所があり、公的殺処分も行われています。公的動物収容所はイギリス、ドイツとも飼い主からの引き受けは行わず、一定期間飼い主返還や殺処分等の行政による手続きが終了したのちに、残った犬猫を民間の動物保護施設に委譲します。ドイツの民間動物保護施設(ティアハイム)の犬猫ですが、行政から移譲を受けた元野良犬猫の比率は8割程度で日本の公的動物収容施設(動物愛護センター)とほぼ変わりません。その点については、私はすでに記事にしています(*1)。
 またイギリスでは野良猫ノネコの生息数の推計が1,050万匹とされ、周辺諸国と比べても極めて多いのです。またドイツでも~300万匹の野良猫が生息しているとされています(*2)。つまり、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 の引用した記述はすべて大噓デマ、デタラメです。

(*1)
ドイツのティアハイムの収容動物は8割が元野良動物である~「ティアハイムに収容される動物の多くは飼い主から引き取ったもの」と言うバ環狂症の大嘘

(*2)
「イギリスは野良猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言
「ドイツは野良猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言~ドイツは野良猫が300万匹生息していると推計されている

 すでに述べた通り、イギリスでは犬の狩猟は完全に禁止されています。日本では鳥獣保護狩猟適正化法により、完全に野生化した犬(ノイヌ)は狩猟対象です。しかしほとんど犬の狩猟数はありません。イギリスではそれよりもさらに厳しく、犬の狩猟は完全に禁止されています。
 その根拠となる法律ですが、まずイギリス(UK)の狩猟に関する法律ですが、狩猟を許可している鳥獣を定めた、Game Act 1831 があります。その中では、犬は狩猟対象とされていません。この、Game Act 1831 に関するガイドがイギリス(Uk)政府から出されています(Hunting and shooting wildlife)。
 イギリスの野良犬の公的動物収容所での収容数は、人口比では日本より多いのです。それはイギリスが日本より野良犬の数が人口比で多いと推測できます。

 なお西ヨーロッパで通年犬の狩猟が合法な国は、おそらくドイツとオーストリアの2ヵ国だけです。猫は比較的狩猟を合法としている国は多く、ドイツ、オーストリアの両国の他、スイス、オランダ、ベルギー(州により規定が異なる)などがあります。同じ西ヨーロッパの国々でも、犬猫の狩猟に対する法律の規定は大きく異なります。
 犬の狩猟駆除は狂犬病の多発地帯と国境が地続きか、島国で狂犬病清浄国だったなどで狂犬病のリスクが低いなどで法律の規定が反映されているのだと私は推測します。イギリスは島国でかつては狂犬病清浄国でした。おそらく狂犬病のリスクが低いために犬は完全に狩猟が禁止、猫は完全に野生化したものは通年狩猟は許可されているものの日本のノネコと同じ扱いで事実上狩猟が禁止されていると思われます。イタリアはヨーロッパアルプスが障壁となり、狂犬病の発生が極めて少ない国です。野良猫ノネコの狩猟も完全に禁止されています。対して犬の狩猟をむしろ法律で推奨しているドイツとオーストリアは、狂犬病多発国の東欧諸国と国境が地続きです。1990年代までドイツでは、年間の狂犬病の症例が数千例ありました。


(画像)

 Dogs Trust Stray Dogs Survey Report 2018 -2019 から。イギリスの犬保護団体による、イギリス全土における公的動物収容所に保護された野良犬の推計。一貫して日本の公的動物収容所(動物愛護センター)での所有者不明犬(野良犬)の収容数より多い。次回はこの資料を解説します。

イギリス 野良犬 収容数


(バ環狂症の職員も含めたバカの証明リスト。中学生未満の知識知能ですから彼らは小学生なんですかね。1年1組の学芸会の自由研究レベル。中学生でも自由研究では出典を求められるだろう。それとも幼稚園のさくら組か。幼稚園にでも行って勉強をやり直してこいってことです)。

部会長(委員) 新美 育文
委員 佐藤 友美子     委員 松本 吉郎
臨時委員 浅野 明子    臨時委員 稲垣 清文
臨時委員 打越 綾子    臨時委員 太田 光明
臨時委員 近藤 寛伸    臨時委員 佐伯 潤
臨時委員 武内 ゆかり   臨時委員 永井 清
臨時委員 西村 亮平    臨時委員 藤井 立哉
臨時委員 水越 美奈    臨時委員 山口 千津子
臨時委員 山﨑 恵子    臨時委員 脇田 亮冶



(参考資料)

 私は環境省審議会の議事録、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 について、誤りを指摘する記事を連載しました。海外の事柄に関しては、ほぼすべてで嘘デマデタラメの羅列です。まさに狂気と言うしか言いようがないです。


「イギリスでは野良犬猫は有害獣として狩猟駆除されるからいない」という、バ環境省と外部委員は精神病院に行け
「イギリスでは野良犬猫は有害獣として狩猟駆除される」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言
「イギリスは野良猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言
「イギリスは野良犬がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言~イギリスの野良犬数は人口比で日本の3倍
「ドイツは野良猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言~ドイツは野良猫が300万匹生息していると推計されている
「ドイツは野良犬猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員のデマ発言~ベルリン州の公的動物収容所での野良犬猫等収容数は日本の約3倍
ドイツのティアハイムの収容動物は8割が元野良動物である~「ティアハイムに収容される動物の多くは飼い主から引き取ったもの」と言うバ環狂症の大嘘
ドイツでは犬猫の一次保護は行政が行い公的動物収容所があり公的殺処分もある~環境省の悶絶嘘資料
続・ドイツでは続・犬猫の一次保護は行政が行い公的動物収容所があり公的殺処分もある~環境省の悶絶嘘資料
続々・ドイツでは犬猫の一次保護は行政が行い公的動物収容所があり公的殺処分もある~環境省の悶絶嘘資料
まとめ・ドイツでは犬猫の一次保護は行政が行い公的動物収容所があり公的殺処分もある~環境省の悶絶嘘資料
公費漬けで命脈を保つドイツのティアハイム~環境省の悶絶嘘資料
コロナ禍でティアハイムに補助金をばらまくドイツ~環境省の悶絶嘘資料
経営トップの巨額横領時でも公費の支給を受けていたティアハイム・ベルリン~環境省の悶絶嘘資料
イギリスでは犬の保護は行政の責務であると法律で明記されている~環境省の悶絶嘘資料
続・イギリスでは犬の保護は行政の責務であると法律で明記されている~環境省の悶絶嘘資料
「イギリスでは犬の生涯繁殖回数を5回までに制限している」という、バ環狂症の大デマ資料
「ドイツは犬の最初の繁殖年齢や生涯における繁殖回数を5~6回までに制限するよう規定されている」というバ環狂症の大デマ資料
ドイツには、犬ブリーダーに対する犬の最低繁殖年齢と生涯繁殖回数を制限する法令は皆無である~環境省の悶絶嘘資料
続・環境省の「イギリスの登録義務ブリーダーの規模は行政指導で定められ各自治体により異なるという大デマ」~もはや狂人の範疇
全ドイツケネルクラブの規約を勝手に妄想作文するバ環境省
全英ケネルクラブの規約を勝手に妄想作文するバ環境省~まとめ
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バ環狂症にメールしました

バ環狂症 メールアドレス
moe@env.go.jp


中央環境審議会動物愛護部会 第54回議事録 に関して2

Gesendet



megumi takeda <dreieckeier@yahoo.de>
An:
moe@env.go.jp

Di., 9. März um 08:59

バ環狂症 御中

中央環境審議会動物愛護部会 第54回議事録 に関して
以下の記述に対して、必ず出典(原語=英語、に限る)をつけて回答せよ。

野犬というものを殺処分するのかしないのかというのは、結構大きな決断だと思うんです。
多分イギリスとかドイツとか野犬が全くいない国というのは、完全に殺しちゃったからいなくなったわけですよね。
(西村亮平委員)

この記述は、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 の記述、

これらの国では野良犬や野良猫が有害鳥獣として駆除されること等もあり、野良犬や野良猫がほとんど存在せず、シェルターに収容される動物の多くは飼い主が所有放棄したものが多いという。

の記述の根拠と思われる。

1,「イギリスで犬が狩猟対象で、完全に殺しちゃった(=きわめて多数かつ苛烈な野犬の狩猟駆除が行われたとの意味になる)根拠となる、イギリス(UK)で野犬の狩猟駆除が合法である法令の原文と該当する条文を回答せよ。
2,イギリス(UK)で、野犬の狩猟駆除数の統計もしくは推計数の信頼できる資料(例えば公的統計など)。
3,イギリスで野犬が全くいないことを示す信頼できる資料(政府文書、学術文書、公的アニマルシェルターでの犬の引き受け数の内訳など)。

真実は以下の通り。
1,イギリス(UK)では、犬は完全に狩猟が禁止されている(日本ではノイヌは狩猟対象だが年間十数例しか狩猟がない)。
2,イギリスでは犬の狩猟は法律で禁止されているので、犬の狩猟はない(違法な殺害は否定できないが)。
3,イギリスの公的動物収容所(自治体が所管するアニマルシェルター)は飼主からの引き受けはせず、野良犬徘徊犬しか捕獲収容しないが、日本の公的な動物収容所での所有者不明犬の収容数よりはるかに多い。それはイギリスにおいて野良犬が相当数いるということの証左である。

相変わらずのバ環狂症の職員と外部委員のバカっぷりには卒倒する。
西村亮平委員のこの荒唐無稽な発言に誰も疑義を唱えない、これらバ環狂症職員と外部委員の白痴ぶりは絶望的。
涎でも流して子の戯言をふんふんを聞いていたのか。
想像するだけでもおぞましい。
全員しかるべき医療機関で検査を受けよ。
しかるべき場所で、妄想言い合ってお楽しみなればよい。
省として公文書としてこのような荒唐無稽な大嘘デマデタラメを垂れ流すのは社会にとって非常に有害。
また税金の0無駄遣いで詐欺泥棒に等しい。
なお反証の出典は、次にすべてリンクしてある。
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-1658.html

武田めぐみ

西村亮平氏は、室内飼育で猫の寿命が伸びたのは明らかと発言しておきながら、「放し飼いと室内飼育、猫にとってどちらがいいか難しい」と言っていた人ですよね・・(難しいと言うのであれば、その理由も書いて欲しいが・・)

室内飼育一択でしょう普通に・・と思います。

Re: タイトルなし

犬好き 様、コメントありがとうございます。

いやしくも獣医学の専門家で、環境省の動物愛護管理の審議会の委員をお勤めならば、猫は室内飼い一択でしょう。
この方は、自らが主宰する「ペットサミット」という講演会で、「イギリスでは野良猫は消滅した(=ゼロ)」という、小野塚知二東大教授の嘘デマ講演会を開催しました。
イギリスでは周辺諸国と比べても、極めて野良猫ノネコの数が多いという学術文献が多数あります。
こんなこと、中学生レベルの英単語で即検索してわかります。
西村亮平教授も、いったい何を根拠として「イギリスでは犬が狩猟駆除されているからいない」とか、私は理解に苦しみます。

https://search.yahoo.co.jp/search?p=Number++stray+dogs&x=wrt&aq=-1&ai=c4c711a0-f9b8-4e7b-9932-68b04f69ea7a&ts=4988&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&vc=countryUK&fl=0
「野良犬 数(イギリス)」で、イギリスには野良犬がかなり生息していることがわかる資料が多数ヒットします。

このような資料もありました。
https://www.gov.uk/report-stray-dog
イギリス政府広報で、「野良犬を見つけた人は必ず地方自治体に報告しなければなりません」。
環境省の資料では「イギリスでは行政が犬猫を保護するのではなく民間が行う」。
まさにバ環狂症。
こんなことすら調べないで妄想思い込みで公的文書を作成しているのか。
本当に税金返せ、詐欺泥棒が(怒)。

税金払って嘘はつかれたくないですよね。

部分的に誤りがあっても仕方がないかもしれませんが・・全力で嘘を付きに来ているような気がします。

Re: タイトルなし

犬好き 様、コメントありがとうございます。

> 部分的に誤りがあっても仕方がないかもしれませんが・・全力で嘘を付きに来ているような気がします。

専門家であっても、勘違いなどで誤りを発言することはあります。
私はことさら重箱の隅をつついて揚げ足をとっているわけではありません。
これらの環境省の審議会の環境省職員及び委員の海外に関する発言は、ほぼすべてが嘘、誤り、デタラメなのです。
尋常ではないです。
政府組織として公に情報を発信するのであれば誤りはあってはなりませんし、誤りに対しては真摯に訂正をして謝罪することが必要です。
また発言が正しいのであれば、必ず出典があるのでそれを提示して説明すればよいのです。
省の審議会は税金で行われています。
国民の問い合わせにいずれにしても回答する義務があります。
私はこの環境省の審議会資料に関しては数十回メールで問い合わせていますが一度も返事がありません。

な・・何故に我が国(環境省)は、全力で嘘を付きに来るんでしょうか・・



Re: タイトルなし

犬好き様

> な・・何故に我が国(環境省)は、全力で嘘を付きに来るんでしょうか・・

私も理解できないです。
真正無知なのか、意図的にうそをついているのか。
もし意図的な嘘としたら、それによって利益を受ける人はいません。
だから調べていない、真正無知なのだと思います。

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Re: タイトルなし

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

ミッシー・シンプソンの2800頭のゴールデンレトリーバーの去勢の調査に関する論文を紹介するマスコミの記事はこちらです。
https://www.washingtonpost.com/science/2019/10/11/growing-debate-over-spaying-neutering-dogs/
The growing debate over spaying and neutering dogs
「犬の避妊去勢手術と避妊去勢手術をめぐる議論が高まっている」

概要はおおむね賛否両論です。
去勢手術のマイナス面として、去勢手術を行った犬はそうでない犬に比べて3倍整形外科分野での傷害発生率が高いとしています。
つまり股関節異常などの骨や腱に関する傷害です。
対して去勢された犬はそうでない犬にらべてちょうじゅであり、特定の部位のがんの発症率が低いとされています。
米国の犬の安楽死数は高水準であり、去勢を行うことはやむを得ない面があるが、そのリスクについても議論すべきと結論付けています。


この論文の原典はこちらです。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0209131

こちらの論文では、2800頭のゴールデンレトリーバーでの去勢の影響を調べ、統計的に有意に去勢は肥満及び関節傷害等の整形外科分野での傷害発生率が高いとしています。

この論文の概要を記事にしますか。

ありがとうございます。

記事お願いします。

何時もすいません。

Re: タイトルなし

犬好き様

現在米国では犬の去勢をものすごく推進してきたその反動というか、マイナス面も評価しようとする動きがあると感じます。
アメリカでは31州で、公営シェルターから譲渡した犬は去勢を義務付けています。
興味深い社会背景もありますし。
先に書きたいテーマがありますので、少し先になります。

話は変わりますが、日本で言われている「ドイツは去勢大国で、犬猫はほぼすべてが去勢されている。ティアハイムで譲渡する際は全て去勢されている」と流布されていますがデマです。
ドイツの地裁判決では「ティアハイムでの犬の譲渡で去勢を義務付ける譲渡契約は無効。個々の犬の健康州状態や必要性を考慮すべきで、すべての犬の去勢を義務付ける契約は『動物保護法の治療目的以外での器官の全部もしくは一部の切除の禁止』に抵触するからである」とあり、確定しています。
バ環狂症は公文書で、「ドイツのティアハイムの犬は全て去勢済みで譲渡される」とありますが、よくもまあ、調べもせずに妄想で大嘘を垂れ流すことができるものだと感心します。
私が調べた限り、ティアハイムで去勢済みでの譲渡は、半分ないです。

例えばティアハイムベルリンの、譲渡犬のHP.
https://tierschutz-berlin.de/tiere/?tierart=Hunde

各犬の威写真をクリックすればプロフィールが示されます。
ハサミのマークがついた犬が去勢済みです。
法律で闘犬種は去勢が義務付けられていますが、それ以外の犬種ではほぼ去勢はされていません。

>>マイナス面も評価しようとする動きがあると感じます

反動による評価の場合、過剰にマイナス面が強調される可能性もありますね。

気をつけて考えなくては・・

管理人のみ閲覧できます

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Re: タイトルなし

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

獣医療関係者にとっては去勢手術は収入の大きな柱でもあり、また殺処分に心を痛めている方々は何としてでも去勢率を上げたい、推進したいと思っているのは否定できません。
それも善意がもとになっている部分もあります。
だから去勢に関するマイナス面は極力触れてほしくない、という気持ちもわからないではないです。

私自身も犬猫の去勢は無計画な繁殖を防止する、ひいては殺処分を減らすためにはやむを得ないという考えで、犬猫に去勢手術をするのは賛成です。
しかし情報は過不足なく正しく伝えなければならないというのが私の考えです。
「一般の飼主での去勢を推進するためにはリスクは告げず、良い面だけを強調したい」というのは、獣医療関係者には多かれ少なかれあるでしょう。
しかしリスクに関して何も伝えなければ、体重管理や、骨格の健康を保つための適度な運動などがおろそかになるかもしれません。
リスクがあるからこそ、そのような対リスク管理が必要になります。
だから情報は現在の知見で知られている範囲で可能な限り、中立で過不足なく伝える必要があります。

嘘や提供する情報で都合よく取捨選択することは、相手を欺くことです。
「正義のため」「良かれと思って」は理由になりません。
判断するのは情報を受けたものがすることです。
大げさに言えば、情報操作をすることは、日本が治安維持法の時代にあと戻るすることです。

例えば「何が何でも日本の犬猫の殺処分を減らしたい、ゼロにしたい」という正義感、善意があったとしても、嘘で日本の世論を誘導しようとすることは絶対にあってはならないことです。
たとえば「ドイツなどでは殺処分ゼロだ」などです。
大げさかもしれませんが、それをすることは、民主主義を毀損することにつながるのです。

ありがとうございます。

愛護に関しては、もはや民主主義が崩壊しているのでは・・

Re: タイトルなし

犬好き様

> 愛護に関しては、もはや民主主義が崩壊しているのでは・・

同感です。

管理人のみ閲覧できます

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Re: タイトルなし

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

音声の聞き取りは手間がかかりますし、このビデオは長いです。
しばらくお待ちください。
要点を絞った概要で構いませんね?

ありがとうございます。

大丈夫です。お願いします

Re: タイトルなし

鍵コメ様、ご依頼のビデオの内容についてです。
原文は起こしていませんがご了承ください。
以下概略


このビデオの女性はアイオワ州立大学獣医学部を卒業した開業獣医師です。
13歳の時から動物保護施設でボランティア活動をはじめ、17歳の時に安楽認定技術者になりました。
診療活動を続けるうちに、去勢、特に早期の去勢の発現を多く見ることになり、そのリスクについてのビデオを啓発のために制作しました。

早期去勢されたフェレットの90%が内分泌疾患で死にました。
副腎疾患とクッシング症で、多数の去勢されたフェレットが死にました。
フェレットの早期の去勢手術は、尿失禁と性ホルモンの欠乏症を引き起こします。
犬でも同様の症状が起きます。

2006年のことですが、私の診療所では甲状腺機能低下症と診断した犬が最も多くなりました。
私の患者の犬は、甲状腺ホルモン異常を治療しても、健康になって元気を回復したとは言えませんでした。
テネシー大学の犬の副腎研究室のジャック・オリバー氏も、犬の副腎疾患は一定割合発生するとし、副腎疾患は性ホルモンの不均衡(去勢)が原因と結論付けています。り
当時はアメリカでは生後6か月以内の犬の去勢が推奨されていました。
2006年から2010年の間に、私はうっかりして多くの動物を(去勢により)病気にしてしまった。
獣医師として失格です。
だから私は変わりました。
ペットを(安易に)去勢しないでください。
私は元の野良の雌犬を養子にしましたが、去勢するつもりはありません。

アメリカのアニマルシェルターは若い動物を去勢していますが、私がこのビデオを作ることによりそれを変えることができるでしょうか。
卵巣を除去しない(卵管を結索する)不妊手術を、もし私がアニマルシェルターの獣医であったならば、正常なホルモン分泌のためにそれを推進するでしょう。
しかし私はアニマルシェルターの去勢には必ずしも反対はしません、無責任な飼主がいるからです。

臓器は相互に関連しています。
だから生殖器を取り除くことは、健康への影響をもたらします。
性ホルモンを分泌する組織をすべて除去する去勢手術は、子宮蓄膿症とBDHのリスクを下げる効果があることは有意にあるかもしれません。

早期の去勢は、クッシング症の発症を促します。
性ホルモンは去勢手術を受けた時点では、まだ十分には発達していないからです。
従来の去勢手術(器官をすべて切除する)副腎に性ホルモンを産出させる可能性があります。
それにより副腎は負担が増えます。
それがクッシング症の発症の原因となるのです。

イギリスの研究では、心臓の疾患は雌犬では(オス犬ではわずかだが)去勢された犬ではそうでない犬より率が高かったです。
去勢犬は無去勢犬より優位に有病率が高いです。
去勢犬は前立せんがんの抑制するとされていますが、ミシガン州立大学では無関係とされました。

早期去勢は犬の背を高くし、異常な骨の成長パターンをもたらし関節疾患の原因となります。
成長ホルモンを性ホルモンが抑制することがないからです。
テキサス州立大学の研究では、去勢犬の頭蓋骨の異常が未去勢犬より高かったです。
コーネル大学の研究では、関節異常は去勢犬は未去勢犬より発症率が高かったです。
カリフォルニア大学デービス校の研究では、リンパ腫と血管腫瘍の発症率が去勢犬ではそうでない犬より高かったです。
一般に去勢犬は雄雌とも尿失禁の発症が高くなります。
甲状腺機能の低下は24か月例未満の去勢では顕著です。

カナダでは、雌犬の去勢は卵管結束(卵巣温存術)などの低侵襲の去勢手術が普及しています。
ヨーロッパでは、犬の去勢はそれほど熱心ではありません。
しかしアメリカではペット(犬猫)の過剰人口の抑制方法としては、今のところ去勢が一択です。


その後の3分の1程度は、ビデオ作者は未去勢犬の管理方法について述べています。
例えば遁走しないようにリードにしっかりつなぎ、防止策を講じる。
オス犬と雌犬を厳格に分ける、外出させない、などです。
またおむつや腹バンドの使用も奨めています。


ありがとうございました。

去勢に消極的な獣医師だと思っていましたが・・

ガッツリ、デメリットを言っていてビックリしました。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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