醜聞にまみれたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪

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(Zusammenfassung)
・Tierheim Berlin Skandal
・Tierheim Berlin Veruntreuung
・Tierheim Berlin Betrug
本ブログ記事は、7,958ブログ中7位を獲得しました(2018年12月21日)
私はこのブログで、多くのドイツのティアハイムの犯罪について取り上げています。ティアハイムの犯罪について取り上げた記事は、次のようなものがあります。
・記事検索 : ティアハイムの犯罪 1ページ
今回は、日本で神格化されている、ティアハイム・ベルリンの過去に起きた組織内部の犯罪(経営幹部の横領、寄付金の流用)や、それに伴う内部抗争、巨額の数十万ユーロレベルの使途不明金の発生などを取り上げます。過去には、経営幹部の横領や資金の私的流用委などの犯罪や、それに伴う経営幹部の刑事告訴、民事訴訟の提起~経営幹部の有罪、民事訴訟での泥仕合など何年にもわたる紛糾が続きました。またティアハイム・ベルリンは、「健康で譲渡に問題がない犬を違法に殺害していた」などと言う報道もあります。まさにティアハイム・ベルリンの歴史は醜聞にまみれているといっても過言ではないです。
まず、ティアハイム・ベルリンが、過去から直近までいかに不祥事、経営幹部の横領や不正な資金流用や違法な収容動物の殺害などが多いかと言う証明がこちらです。
・Tierheim Berlin Skandal 「ティアハイム・ベルリン スキャンダル」の検索結果(2018年12月15日 ヒット数 95,100件)
・Tierheim Berlin Veruntreuung 「ティアハイム ベルリン 横領」の検索結果(2018年12月15日 ヒット数 15,400件)
・Tierheim Berlin Betrug 「ティアハイム ベルリン 詐欺」の検索結果(2018年12月15日 ヒット数 96,000件)
上記の中で特筆すべき事件は、ティアハイム・ベルリンでは、2004年頃に前代表者が、ティアハイムの資金を1億円近く押領し、またティアハイムの資金で私的なぜいたく品の購入や遊興費に充てていたことが発覚しました。した。この事件は、2004年から、前代表者のティアハイム代表の解任の内部抗争や脅迫、前代表者に対してティアハイムが民事訴訟を提起しての泥仕合、さらに前代表者の刑事告訴を経て、前代表者が有罪判決を受ける2011年まで、決着に7年も要しました。
「ティアハイム・ベルリンは健康上問題のない犬を違法に殺害していた」と言うマスメディアの報道があり、殺害した犬の死体を大学獣医学部に毎週提供していたという情報もあります。さらに、yelp(店舗検索と利用者の投稿ページ。イエローページ)のドイツ版では、数多くのティアハイム・ベルリンの不祥事に関するコメントや、その証拠となる写真が投稿されています。ティアハイム・ベルリンのyelpのページは、それらが黒くマスキングされています。通常、yelpでは、そのようなことはありません。
日本では、ドイツのティアハイム、特にティアハイム・ベルリンは半ば神格化されて報道されています。しかし日本のティアハイム・ベルリンに関する報道と、地元のドイツのメディアが報道するティアハイム・ベルリンの報道とはかけ離れています。
ティアハイム・ベルリンに限らず、ドイツの(さらにドイツの動物保護施設に限ったことではなりませんが)ティアハイムの不祥事の発生は、きわめて頻度が高いと感じます。ドイツのティアハイムの、「経営幹部が団体の資金を横領した、顧客からアニマルレスキューを名目にして金をだまし取った」などのドイツ国内のニュースは、極めて多いのです。私が今まで取り上げたこれらのニュースは、サマリーで示したリンクからお確かめください。ほぼ毎年のようにあります。ドイツのティアハイムの総数が550程度であることを考慮すれば、犯罪の発生頻度は極めて高いといえます。しかしそれでも寄付金が集まるのが「動物愛護」の不思議です。ドイツのティアハイムでも、登録が取り消しになることはありますが(このニュースも折々取り上げます)、きわめてまれです。次回記事から、順を追って、ティアハイム・ベルリンにおける不祥事を取り上げていきます。
(画像)
ドイツのティアハイム、特にティアハイム・ベルリンの神格化のプロパガンダを進めていた有力人物の一人に、朝日新聞記者の太田匡彦氏がいます。氏のこの、「アエラ」の記事が書かれたのは2009年ですが、ティアハイム・ベルリンでは、前代表者の横領詐欺事件で紛糾している真っ最中でした。最大手のドイツのメディアが、この事件の報道をしています。また、それ以前から、「ティアハイム・ベルリンでは、健康な犬を違法に殺害していた」という報道もドイツでは行われています。それ以前に、ティアハイム・ベルリン自身がHPで、「当施設は保護動物の殺処分を行っています」と明記しています。
太田匡彦氏は、ドイツに取材に行っているのですから、このような事実を知らないわけがないです。以下の画像が問題の、太田匡彦氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』です。

(画像)
ドイツ、ベルリンの最大部数を誇るタブロイド新聞B・Z(ベルリン・ツァイティング)のトップページ。写真はティアハイム・ベルリン。ja,im Berliner Tierheim werden Hunde getötet 「そうですよ、ベルリンのティアハイムでは犬が殺されています」という見出しの記事を掲げた、新聞の広告スタンド。ドイツ人にとっては、ティアハイムが収容動物の殺処分を行っていることなんて周知の事実です(大笑い)。
ティアハイム・ベルリンは自ら健康上問題のない動物も殺処分していることを大手新聞社に経営トップが公表していますし、自らHPでその事実を認めています。「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロである」と言っているのは、ティアハイム・ベルリンの関係者も含めて、全世界で日本人だけです。狂気すら感じます。

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