続・ティアハイムの動物虐待と違法殺害~あまりにも多いティアハムの犯罪






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(Zusammenfassung)
Tierheim Verbrechen
Tierquälerei in Tiaheim und Mord an illegalen Tieren.


 前回記事、ティアハイムの動物虐待と違法殺害~あまりにも多いティアハムの犯罪、の続きです。前回記事では、ドイツのティハイムにおける、動物虐待や違法な殺害が少なからず行われていることを書きました。そしていくつかのティアハイムにおける動物虐待や、収容動物の違法殺害事件のニューソースの概要を示しました。今回記事では、それらの事件について再度述べようと思います。


 Tierquälerei im Tierheim Süderstraße 「ティアハイム・シュデダーシュトラーセでの動物虐待」(2005年) から引用します。なお、このティアハイムの犬の虐待と、違法な殺害は、刑事起訴されています(判決は不明)


Tierheim Süderstraße, Anfang September 2001: Am Ende der Anlage steht ein Mann und hält einen Stock in der Hand.
Immer wieder schlägt der Mann mit der Stange gegen einen Hundekäfig - so lange, bis der eingesperrte Hund fast rasend wird.
Es ist Wolfgang Poggendorf (68), der Geschäftsführer des Tierschutzvereins Hamburg.
Doch es gibt einen weiteren Fall aus dem Jahr 2000.
Der passierte, als ein Fernsehteam Hunde im Tierheim an der Süderstraße filmen wollte.
Poggendorf habe so lange gegen die Gitter des Käfigs geschlagen, bis "der Hund sich heftig in das Eisengitter verbiß".
Wie Herr Poggendorf Hunde auf tierquälerische Weise konditionieren lässt, um sie dann als angeblich aggressiv vorzuführen.
Der Trick des Tierheimchefs, dem beispielsweise auch die Hündin "Sugar" ausgesetzt wurde, um die ein monatelanger Rechtsstreit geführt wurde, besteht ganz einfach darin, den Hund von zwei PflegerInnen mit zwei Leinen in entgegengesetzte Richtung ziehen zu lassen.
Dadurch wird der Hund immer stärker am Hals gewürgt.
Das ihn würgt - auf vielen Pressefotos dokumentiert.
Die Praktizierung dieser Tortur im Tierheim Süderstraße unter Regie von Wolfgang Poggendorf ist nicht neu.
Als die BILD am 26. August 1999 mit der Schlagzeile "Tierheim-Chef schläfert Kampfhunde ein!" auf der Titelseite erschien.
Leider kann man im Fall Wolfgang Poggendorf selbst das nicht gänzlich ausschließen.

2001年の9月初旬のティアハイム・シュデダーシュトラーセの出来事:施設の片隅で、一人の男が立ったまま手に棒を持っています。
何度も何度も、棒を持った男が犬の檻を叩いていました- それはとても長時間で、檻に入れられた犬がほとんど発狂してしまうほどした。
その男は、動物保護協会・ハンブルク(ティアハイム・シュデターシュトラーセの上部団体)の代表者、ヴォルフガング・ポゲンドルフ(68歳)氏です。
それのみならず、2000年には別のケースがあります。
これは、TV局の取材陣が、ティアハイム・シュデダーシュトラーセで犬を撮影しようとしていたときに起きました。
ポゲンドルフ代表は、長時間犬の檻を、「犬が檻の柵に強く噛み付くまで」叩いていました。
ポゲンドルフ氏は、犬を拷問状態にすることによって、おそらく犬を攻撃的になっていると見せたかったのです(註 攻撃的な動物は、殺処分が合法とされるため。犬を殺処分したかったのだと思われる)。
例えば、1ヶ月間の公判で明らかにされた、雌犬「シュガー」でのティアハイムのポゲンドルフ所長の方法ですが、単に犬の首を、2人の男性飼育員が2本のロープで反対方向に引っ張る(首を絞めて殺す)ことでした。
その結果、犬はきつく首を絞められて殺されます。
その絞殺方法は - 多くの報道写真に記録されています。
ヴォルフガング・ポンゲンドルフ氏が指示する、ティアハイム・シュデダーシュトラーセでの、この犬の拷問の実行は目新しいことではありません。
1999年8月26日のBILD紙(註 ドイツ最大手の新聞)では、一面に、「ティアハイムの代表者は犬を眠らせます(殺す)!」という記事が登場しました。
残念なことですが、ヴォルフガング・ポゲンドルフ氏の方法ですが、これは完全に排除することはできません。



 次は、正当な理由がなく、施設の収容キャパシティに比較すれば、相当数の犬猫を感電死などで処分していたドイツのティアハムです。もちろんドイツ連邦動物保護法では感電死による犬猫の殺処分は禁じられています。発覚は、従業員の内部告発からでした。
 以下に、Einschläferungen ohne triftigen Grund TV-Bericht erhebt Vorwürfe gegen Krefelder Tierheim 「正当な理由がない殺処分 TV報道はクレーフェルト・ティアハイムに対して疑惑を提起します」。2015年11月24日、から引用します。


Krefeld.
Der Privatsender Vox hat über Vorwürfe berichtet,
Im Krefelder Tierheim sollen 30 bis 40 Tiere "ohne vernünftigen Grund" getötet worden sein .
30 bis 40 Tiere - vor allem Katzen - ohne triftigen Grund eingeschläfert zu haben.
Zudem sollen Hunde mit Stromschlägen traktiert worden sein.
Die Vorwürfe im einzelnen: Das Tierheim soll Katzen mit Pilzerkrankung eingeschläfert haben.

クレーフェルト
民放のTV局VOXは、(ティアハイムに対する)疑惑を報道しています。
「合理的な理由」がなく、30〜40頭の動物がクレーフェルト・ティアハイムで殺されています。
特に猫ですが、30〜40匹が正当な理由なく、殺処分されたに違いありません。
他に犬が、伝えられるところによれば、感電死させられていました。
ティアハイムの詳細な反論:ティアハイムは、真菌性の感染症があったために、猫を安楽死させておく必要があったのです。



 このクレーフェルト・ティアハイムですが、HPを調べてみました。Tierheim Krefeldfür die Aufnahme von bis zu 30 Hunden, 60 Katzen und mit diversen Räumen für Nager und Vögel ausgelegt. 「30頭の犬、60匹の猫およびげっ歯類や鳥類を収容するために、色々なケージがある設計です」とあります。最大の収容数が犬30頭、猫60匹ですから、それほど大きな施設とは思えません。ですから、違法な殺処分も含めれば、殺処分率はかなり高いと推定できます。
 なお感電による殺害は、豚の屠殺などでよく用いられます、家畜の屠殺でよくて、犬だと良くないというのはやや理解に苦しむところです。


(動画)

 もすかう 2008/05/25 に公開
 記事とは関係ありませんが、1970年代~19080年代にかけて活躍した西ドイツの音楽ユニット、ジンギスカン。彼らのヒット曲、「めざせモスクワ」の空耳版です。

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ティアハイムの動物虐待と違法殺害~あまりにも多いティアハムの犯罪






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(Zusammenfassung)
Tierheim Verbrechen
Tierquälerei in Tierheim und Mord an illegalen Tieren.


 私は今までに、ドイツの動物保護施設、ティアハイムの犯罪に関する連載記事を書いています。まず「ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪」の連載では、ティアハイムの幹部による、ティアハイムの資金の横領や、寄付金を騙し取ったなどの経済事件を取り上げました。次の連載、「『アニマル・レスキュー』という汚いビジネス」では、ティアハイムや、その上部団体の動物保護団体が、「(主に動物虐待国と言われている国の犬ですが)アニマル・レスキュー」を名目にして、一般の動物保護に関心がある人から金を騙し取ったり、東欧などで雑種犬を劣悪繁殖して「レスキュー犬」と騙して高額で売りつけたりする詐欺を取り上げました。また、これらの「ニセレスキュー犬」の多くは、ワクチン接種が偽装されていたり、正規の手続きを経ずにドイツに持ち込まれていることも書きました。「アニマルレスキュー詐欺」も経済犯罪の範疇です。しかしティアハイムの犯罪は経済犯罪だけではありません。収容した動物の虐待や違法な殺害などの、動物保護法違反も多く報道されています。また収容動物を実験動物として横流ししたり、薬事法違反などの犯罪もあります。また、違法行為により、ティアハイムの免許が取り消された例もあります。


 私が今までこちらで公開した、ドイツのティアハイムの犯罪に関する記事です。これらの記事ではサマリーで示したとおり、主に経済犯罪を取り上げています。

「ティアハイムは寄付金ヤクザだ」というドイツの評論書~あまりにも多いティアハイムの犯罪
ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続・ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続々・ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続・「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続々・「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪

 しかし、ドイツのティアハイムにおける犯罪は、経済犯罪だけではありません。収容した動物の虐待行為や、違法な大量殺害も度々報道されます。違法な犬の殺害で、動物保護法違反で起訴された例もあります。そのほかにも、「行政から保護した犬の飼育受託した直後に違法に犬を射殺して、4週間分の公的な補助金を不正に受け取ったティアハイム」や、「職員が無資格であるにもかかわらず、違法に指定医薬品を使用した薬事法に違反したティアハイム」、「保護した犬などを実験動物として横流ししたティアハイム」、「新しい飼い主を見つけることを条件に、馬を高額な料金で引き受けた直後に屠殺業者に売却したティアハイム」、「違法行為により免許取り消しになったティアハイム」、「資金難で違法なネグレクト飼育に陥っているティアハイム」など、枚挙にいとまありません。
 次回以降の記事では、「収容した動物の虐待行為や、違法な大量殺害を行ったティアハイム」について、連載します。ティアハイムによる収容動物(保護動物)の不適切な扱い(虐待)や、違法な方法での大量殺処分は、度々報道されますし、特段珍しいことではありません。具体的には、次のような事件があります。 
 これらは、ドイツのティアハイムの動物に対する、虐待、違法な殺害方法、正当な理由がない大量殺処分の一角です。その他にも多くの実例が有ります。


Tierquälerei im Tierheim Süderstraße 「ティアハイム・シュデダーシュトラーセでの動物虐待」。2005年。
 こちらではティアハイムにおける動物虐待と、違法な犬の殺害を取り上げています。例えば、ティアハイムの2人の男性職員が、それぞれ犬の首にかけたロープを反対方向に引っ張り、犬を絞殺していました。この事件は起訴されています(判決は不明)。このティアハイムでは、その他の虐待例も収録されています。この記事は、後ほど詳しく取り上げます。

Der Trick des Tierheimchefs, dem beispielsweise auch die Hündin "Sugar" ausgesetzt wurde, um die ein monatelanger Rechtsstreit geführt wurde, besteht ganz einfach darin, den Hund von zwei PflegerInnen mit zwei Leinen in entgegengesetzte Richtung ziehen zu lassen.
Dadurch wird der Hund immer stärker am Hals gewürgt.

例えば、1ヶ月間の裁判で明らかにされた、雌犬「シュガー」でのティアハイムの所長の方法ですが、単に犬を2人の男性飼育員が2本のロープで反対方向に引っ張る(首を絞めて殺す)ことでした。
その結果、犬はきつく首を絞められて殺されます。



Einschläferungen ohne triftigen Grund TV-Bericht erhebt Vorwürfe gegen Krefelder Tierheim 「正当な理由がない殺処分 TV報道はクレーフェルト・ティアハイムに対して疑惑を提起します」。2015年11月24日。ティアハイムが、感電殺などという不適切な方法で、犬猫を大量殺処分していたケース。

Krefeld.
Der Privatsender Vox hat über Vorwürfe berichtet,
Im Krefelder Tierheim sollen 30 bis 40 Tiere "ohne vernünftigen Grund" getötet worden sein .
30 bis 40 Tiere - vor allem Katzen - ohne triftigen Grund eingeschläfert zu haben.
Zudem sollen Hunde mit Stromschlägen traktiert worden sein.
Die Vorwürfe im einzelnen: Das Tierheim soll Katzen mit Pilzerkrankung eingeschläfert haben.

クレーフェルト・ティアハイム。
民放のTV局VOXは、(ティアハイムに対する)疑惑を報道しています。
「合理的な理由」がなく、30〜40頭の動物がクレーフェルト・ティアハイムで殺されています。
特に猫ですが、30〜40匹が正当な理由なく、殺処分されたに違いありません。
他に犬が、伝えられるところによれば、感電死させられていました。
ティアハイムの詳細な反論:ティアハイムは、真菌性の感染症があったために、猫を安楽死させておく必要があったのです。



Schwere Vorwürfe an Tierheim „Nager verfüttert statt vermittelt“ 「ティアハイムの重大な疑惑 新しい飼い主を探す代わりに、げっ歯類(ハムスターやモルモットなど)たちは餌にされた」。2013年6月8日。
 ティアハイムに収容されたペットのげっ歯類(ハムスターやモルモット)が、ティアハイムに収容されている蛇の餌にされていた、ウサギをキッチンの床に叩きつけて殺害していた、犬を殴ったり蹴ったりしていたという、ティアハイム。

Münster - Das Kreistierheim Münster steht in der Kritik.
Dem Vorstand nicht bekannt sei auch eine durch die Ex-Mitarbeiterin bezeugte Tötung eines jungen, am Auge erkrankten Kaninchens durch Aufschlagen auf den Katzen küchenboden.
Die aktuelle Tierheim-Leitung pflegt generell einen sehr rüden Umgangston mit den Hunden.
Läuft etwas nicht so wie gewünscht, werden die Tiere bestenfalls angebrüllt, fast immer aber zusätzlich gezerrt, geschubst und auch getreten.
Andere Nager seien – statt vermittelt zu werden –an Schlangen verfüttert worden.

ミュンスター・クライスティアハイムが批判されています。
取締役会はまた、元従業員がまだ若い、目が病気にかかったウサギを、キッチンフロアに叩きつけて殺害したと証言したことを知りません。
現在のティアハムの管理においては、全般的に犬には乱暴な扱いを維持しています。
犬が言う事を聞かない場合は、犬はせいぜい大声で鳴き喚きますが、ほとんど日常的にさらに叩かれて蹴られてきました。
他にげっ歯類(ハムスターやモルモットなど)は - 新しい飼い主に譲渡されることはなく - (ティアハイムで収容されている)ヘビの餌にされました。



Tierheim tötet Hunde 「ティアハイムは犬を殺す」。ティアハイムが犬を銃殺しておきながら、行政からの補助金、4週間分の飼育費を受け取っていたケース。

"Max&Moritz" in Klein-Wohlde läßt seit geraumer Zeit seine "Listen"hunde töten!!!!!!
Angeblich zahlt das Amt für Fundtiere 4 Wochen Unterhalt an die private Pension .
Da dort nicht vermittelbare Hunde einfach erschossen und auf dem angrenzenden Acker verscharrt wurden!
Desweiteren werden wir Strafanzeige wegen groben Verstoßes gegen das Tierschutzgesetz stellen.
Wer weiß in wie vielen.
Tierheimen noch so etwas geschieht!!!

クラインーヴォルデにあるティアハイム「マックス&モリッツ」は、ティアハイムの「リスト」犬(ドイツの法律で飼育が禁じられている闘犬カテゴリーの犬種。これらの犬は原則飼育が禁止で、極めて厳しい飼育条件などを満たさない限り、行政により押収されて殺処分されることが法律で定められています)を何度か殺したに違いありません!
報告によれば、犬の飼育費用の4週間分が基金(行政からの飼育費助成金)の事務所から支払われるにもかかわらず。
収容が継続されなくなった犬は、単に射殺されて、隣接する空き地に埋められました!
私たちは(このティアハイムの行為が)、ドイツ連邦動物保護法にすべてが違反するとして、刑事告発を行います。
誰もが、このようなことが多く起きていることを知っています。
ティアハイムでは、またこのようなことが起こります!



(画像)

 ドイツ、アマゾンから。Die Spendenmafia: Schmutzige Geschäfte mit unserem Mitleid 「寄付金ヤクザ:私たちの善意と汚いビジネス」。初版2011年。
 本書では、ドイツのティアハイムの経済犯罪について多くの実例を上げています。その上で「動物保護は割の良い金儲けであり、寄付金ヤクザだ」と断じています。

寄付金ヤクザ


 この著作の内容の一部について、硬派のドイツ週刊誌、シュピーゲル誌(Der Spiegel)が紹介しています。Spendengelder Geschäfte mit dem Tierschutz 「寄付というカネ 動物保護という金儲け」。2013年12月9日、から引用します。


Mit dem Elend von Hunden und Katzen lässt sich viel Geld einnehmen, gerade vor Weihnachten.
Davon scheinen Geschäftemacher zu profitieren - für sie ist der Tierschutz nur Mittel zum Zweck.

クリスマス前は、犬や猫が不幸であるために、たくさんのお金をかき集めることができます。
それは商売人に暴利をもたらすと思われます-彼らにとっては、動物保護は金儲けのための手段に過ぎません。

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税理士の猫虐殺事件に見る日本の異常性~ドイツと比較して







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(Zusammenfassung)
Tragischer Vorfall in Duisburg Mit Steinen und Ästen: Kinder quälen Katze zu Tode
Ein kleines Wunder Katze überlebt mit zehn Zentimeter langem Pfeil im Kopf


 記事、猫を自動車で引きずって殺害した若者たち~頻発するドイツの猫虐待事件、の続きです。昨年、税理士(当時。現在は自主廃業)が猫十数匹を殺傷し、その様子の動画を公開し、動物愛護管理法違反事件で逮捕起訴されました。この事件では、元税理士は執行猶予付きの懲役刑判決が昨年に確定しています。本事件が起きたのと同じ時期に、ドイツでも猫虐待事件が起きています。飼い猫を石や棒で8歳から14歳の少年らが撲殺し、FaceBookにその様子を投稿しました。両事件を比較すれば、私は日本の事件の、犯人に対する私的制裁の行き過ぎに異常性を感じます。ドイツの事件では、犯人らのプライバシーを暴くなどの個人に対する嫌がらせは見つかっていません。


 まず、日本で税理士が十数匹の猫を殺害し、その様子を録画して公開したという事件です。猫13匹虐待、元税理士に有罪判決「動物愛護に反する」 2017年12月12日(朝日新聞デジタル)の記事から、引用します。


猫13匹を虐待し死傷させたとして、動物愛護法違反の罪に問われた元税理士O被告(*1)(52)=さいたま市=に対し、東京地裁は12日、懲役1年10カ月執行猶予4年(求刑懲役1年10カ月)の有罪判決を言い渡した。
細谷泰暢裁判官は「動物愛護の精神に反する悪質な犯行だが、税理士を廃業するなど様々な制裁を受けている」と述べた。
判決は、猫の駆除方法をインターネットで調べて虐待を繰り返すうち、虐待行為に楽しみを覚えるようになり、動画を公開することが目的化したと認定。「一連の犯行を正当化する余地はない」と断じた。
判決によると、大矢被告(*1)は2016年3月~17年4月、埼玉県深谷市の空き家で猫9匹に熱湯をかけたり、ガスバーナーであぶったりして死なせたほか、猫4匹にけがをさせた。


(*1)
刑事事件では、起訴された者は「被告人」です(刑事訴訟法  8条以下)。「被告」は民事訴訟での呼称です(民事訴訟法 )。
マスメディアは、基本的な法律用語くらいは正しく記述されたい。


 上記の事件で被告人が逮捕されたのは、2017年8月29日です。ちょうど同時期に、ドイツでは、猫の虐殺事件が起きていました。8歳から10歳の、12人の少年らが、飼い猫を石や棒で撲殺しました。猫の飼い主は、殺害された猫をFaceBookに投稿し、抗議しました。その事件を報道するニュースソースから引用します。
 Tragischer Vorfall in Duisburg Mit Steinen und Ästen: Kinder quälen Katze zu Tode 「ドイツ、デュイスブルクの悲劇的な事件 石と棒で殴って:少年たちは猫を死ぬまで拷問する」(ビデオ有り)。2017年6月17日。


In Duisburg ist eine Katze zu Tode gequält worden.
Die Täter sind erst zwischen acht und zehn Jahre alt.
Auf Facebook postete der Besitzer Marcus B. ein Statement mit mehreren Fotos,
demzufolge eine Gruppe von acht bis zwölf Kindern „Flohi“ mit Steinen und Ästen gepeinigt hatte.
Das Tier starb schließlich an seinen Verletzungen.
„Flohi wurde 14 Jahre alt und war unser Kind“, klagt B. weiter an und berichtet.
Dass Zeugen zwar die Polizei riefen, sich jedoch nicht getraut hätten, selbst einzugreifen.

ドイツ、デュイスブルクでは、猫が虐待されて死に至りました。
加害者たちは、わずか8歳から10歳の間の年齢でした。
飼い主の、マルコス・B氏は、Facebookにいくつかの写真を掲載して、その事件に対する抗議文を発表しました。
それによると、8人から12人の少年たちのグループが、石と棒でフロヒ(猫の名前)を苦しめました。
動物は、最後にその怪我で死にました。
「フロヒは14歳になりましたが、私たちの子供同様でした」とマルコス・B氏は不満を公表しました。
その事件の目撃者は警察を呼びましたが、あえて関わる気はなかったのでしょう。


 もちろん飼い猫を虐待して死なせることは、私は全く否定します。子供たちは非難されてしかるべきでしょう。しかし、猫のフロヒの飼い主のFaceBookによる抗議に対する「いいね」は、1,000個台にとどまりました。また、犯人の子供たちの厳罰を求める署名や、子供たちのプライバシーを暴くようなインターネット上での情報は見つかりませんでした(Duisburg Kinder Katze töten 「デュイスブルク 子供たち 猫 殺す」)。そもそもヒットする情報数が5万台と少なく、1ページ目にほかの事件の情報がヒットします。
 おそらく日本ならば、子供たちはおろか、親や家族のプライバシーですら暴く情報がインターネット上に溢れ、実際に私的制裁を加えるものも出てくるに違いありません。

 犬猫虐待事件は、私は日本よりドイツの方が頻繁に発生していると感じます。それにしても動物虐待(しかも特定の動物種に限る。犬猫、特に猫)に対する反応は、日本はドイツに比べると、過剰で異常なものを感じます。ドイツの方が、日本に比べて動物虐待に対して一般の関心が薄いのか、人権意識が強いのかは定かではありませんが。
 ただ日本の動物虐待に対して異常なほど犯人のみならず家族まで攻撃し追い詰める人たちは、前回記事で取り上げたニュースソースの記述にある、動物虐待者の心理と同じではないかと私は思います。つまり、この記述です。Die meisten Tierquäler versuchen Psychologen zufolge, mit ihren Taten die eigene Frustration abzubauen. 「心理学者によるとほとんどの動物虐待者は、その行動により、自分自身の欲求不満を解消するのです」。


(参考資料)

 今回とりあげた、税理士(犯行当時。現在は自主廃業)による猫虐殺事件の判決文を掲載しておきます。判決文においても、被告人は、逮捕後に本人のみならず家族まで尋常ではない私的制裁を受けていたことが言及されています。判決後も、私的制裁は続いています。
 もちろん税理士のしたことは非難されるべき犯罪ですが、私的制裁、つまりプライバシーを暴く、名誉毀損、本人や家族に害を及ぼすという脅迫などは、もちろん犯罪です。例えば脅迫罪の処罰は最高懲役2年で、元税理士の動物愛護管理法違反と同程度の犯罪なのです。

判決文 全文

平成29年12月12日宣告
平成29年特(わ)第1985号,第2048号 動物の愛護及び管理に関する法律違反被告事件

主    文
被告人を懲役1年10か月に処する。
この裁判確定の日から4年間その刑の執行を猶予する。

理    由
【犯罪事実】
 被告人は,埼玉県深谷市〔以下省略〕の敷地内において,
第1 別表1(省略)記載のとおり,平成28年4月2日から平成29年4月17 日までの間,前後9回にわたり,猫を金属製捕獲器に閉じ込めた上,その全身に熱 湯を数回かけるなど別表1の「犯行態様及び死因」欄記載のとおりの態様,死因に より,猫合計9匹を死亡させ,もって愛護動物をそれぞれみだりに殺し,
 第2 別表2(省略)記載のとおり,平成28年3月24日から平成29年2月1 5日までの間,前後4回にわたり,猫を金属製捕獲器に閉じ込めた上,その全身に 熱湯を1回かけるなど別表2の「犯行態様」欄記載のとおりの態様により,猫合計 4匹にⅡ度以上の熱傷の傷害を負わせ,もって愛護動物をそれぞれみだりに傷つ けた。

【量刑の理由】

 本件は,愛護動物である猫9匹を殺害し,4匹に傷害を負わせた事案である。
 捕獲器で捕まえた猫に,熱湯を繰り返し浴びせかけたり,ガストーチの炎であぶ ったり,パイプに取り付けたロープでその首をつるし,熱湯を満たした缶に漬けた りするといった態様で,猫を殺害し,あるいは重傷を負わせるなどしており,その 犯行態様は,誠に残虐なものである。1年余りの間に合計13匹の猫に虐待を加え ており,本件が常習的犯行であることも認められる。本件によって,多くの猫の命 が奪われるなどしたという結果の重さにとどまらず,被告人は,犯行を撮影した動画をインターネット上に投稿したため,その凄惨な映像を見て強い嫌悪感や憤りを 覚えた者らから,被告人の厳罰を求める非常に多数の嘆願書が裁判所に提出される など,本件が社会に与えた影響も大きいものがある。
 被告人は,かつて猫の糞尿被害に遭ったことや,税理士としての繁忙期に手をか まれて仕事に支障を来したことで猫に対して悪感情を抱き,インターネット上で見 た残虐な映像に感化され,駆除のために本件に至った旨述べる。しかし,駆除行為 とはいえないような虐待を当初から行っている上,被告人自身も公判廷で認めるよ うに,犯行を繰り返すうちに,虐待行為自体に楽しみを覚えるとともに,その様子 を撮影した動画をインターネット上で公開することが目的化したというのであって, 本件各犯行を正当化する余地はない。
 本件各犯行は,動物愛護の精神に反する悪質なものであり,被告人に対しては, 懲役刑を科すべきである。

 その一方で,被告人は,これまでA職員や税理士として前科もなく生活してきた ところ,自らの行為が招いた結果ではあるが,本件が広く報道され,被告人を批判 する声が多数挙がるなどして,税理士を廃業するに至った。それにとどまらず,勤 務先の税理士事務所や被告人の家族に嫌がらせをされ,インターネット上に被告人 に対する危害予告とも解される書き込みがされたなどといった事実が認められ,被 告人が様々な制裁を受けているとの弁護人の指摘もあながち否定できない。また, 被告人は,公判廷で自己の行為が誤りであったことを認めるとともに,自分があや めた猫に対するしょく罪の気持ちを持ち続けると述べ,動物愛護団体にしょく罪の ための寄附も行っている。

 このような事情に加え,動物の愛護及び管理に関する法律が定める法定刑や同種 事案の量刑傾向にも照らせば,主文の刑に処した上で,その執行を猶予するのが相 当であるが,行為の残虐性や常習性といった本件各犯行の悪質さを踏まえれば,そ の執行猶予期間は,同種事案に比較して長期間とすべきであると思料した。

(求刑 懲役1年10か月)

  東京地方裁判所刑事第15部

    裁判官 細 谷 泰 暢



(参考資料)

 2017年にドイツで発生した、猫が頭部を矢で撃たれた事件。幸い、矢は脳を外れたので、獣医師の治療により救命できました。ドイツの犬猫などの、動物虐待事件は、かなりの頻度で発生しています。

Ein kleines Wunder Katze überlebt mit zehn Zentimeter langem Pfeil im Kopf 「小さな奇跡 猫は頭の中に10センチの長さの矢を撃たれて生き残りました」 2016年8月27日(ビデオ有り)


(動画)

 Katze überlebt mit Pfeil im Kopf - WEB.DE.flv 「猫は頭に矢を射られましたが、生き残りました - WEB.DE.flv」 2010年6月10日公開。
 ドイツの、これはは少し古い事件です。先の、猫が矢で射られた事件とは別の事件です。この事件でも、猫が頭に矢を撃たれたものの、猫は一命を取り留めました。ドイツの犬猫の猟奇的虐待事件は多いと感じます。

猫を自動車で引きずって殺害した若者たち~頻発するドイツの猫虐待事件







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(Zusammenfassung)
Sachsen-Staat, in dem Katzenmorde häufig vorkamen.
Wie krank sind diese Menschen?An ein Auto gefesselt: Vier Teenager schleifen Katze zu Tode
Mit Pfeilen erschossenBrutale Katzen-Mörder treiben in ganz Sachsen ihr Unwesen


 ドイツでは、犬や猫の虐待事件は頻繁に報道されます。しかしそれは氷山の一角と言って差し支えありません。全ての事件が報道されるわけではありませんし、野良犬や野良猫、さらには非占有犬猫は、ドイツでは一年を通じて狩猟駆除が合法(というより推奨されている)だからです。ですから、合法的に狩猟駆除された犬猫のことなどは、よほど特殊な事件か、飼い主が声を上げるなどしなければ報道されることはありません。今回は若者が猫を自動車で引きずって殺害した事件や、弓矢や空気銃で飼い猫を殺害したドイツの事件を取り上げます。


 まず、若者が猫を自動車で引きずって殺害した事件のニュースソースから引用します。Wie krank sind diese Menschen?An ein Auto gefesselt: Vier Teenager schleifen Katze zu Tode 「この人たちはどのぐらい異常なのでしょうか:4人の10代の若者たちが猫を(自動車で)引きずって殺害しました」。2015年12月30日。


Es ist nicht vorstellbar, was dieses kleine Tier erleiden musste: Vier junge Leute haben in Torgau im Landkreis Nordsachsen eineKatze an ein Auto gebunden und das Tier zu Tode geschleift.
Mit Kabelbinder am Schwanz wurde eine Katze in Nordsachsen an die Anhängerkupplung eines VW Passats gebunden und in den Tod geschleift.
Zeugen hätten das Geschehen zunächst am Parkplatz der Sporthalle "Am Wasserturm" beobachtet und die Behörden informiert. Der VW fuhr dann weiter in Richtung des drei Kilometer entfernten Loßwig.
Nach etwa zwei Kilometern konnten die Beamten das Auto anhalten.
Die meisten Tierquäler versuchen Psychologen zufolge, mit ihren Taten die eigene Frustration abzubauen.

この小さな動物(猫)の耐えがたい苦痛は、想像を絶します:4人の若者がザクセン州北部の、トーガウで自動車に猫を縛りつけ(て引きずって)、殺しました。
ザクセン州北部では、ケーブルタイを尻尾に縛り付けられた猫がVWパサートに結びつけられて、引きずられて死にました。
目撃者は、スポーツ施設の、給水塔のある駐車場で最初にそれを目撃し、警察に通報したのでしょう。
その後、VWは3キロメートルはなれた、ロスウィツヒの方向に向かって走りました。
約2キロ先で、警察官は自動車を止めることができました。
心理学者によるとほとんどの動物虐待者は、その行動により、自分自身の欲求不満を解消するのです。


 次のような報道もあります。飼い猫が相次いで弓矢や空気銃で撃たれたというニュースソースです。Mit Pfeilen erschossenBrutale Katzen-Mörder treiben in ganz Sachsen ihr Unwesen 「矢で猫を撃つ 悪ふざけで残忍な猫の殺し屋がザクセン州全域で活動しています」 2016年11月2日 


In der vergangenen Woche wurden in Sachsen mindestens drei Katzen erschossen.
Kater Boris wurde Opfer eines Armbrustpfeils, Kater Harry wurde von einem Geschoss aus einer Druckluftwaffe getroffen.
Nun herrscht bei Katzenbesitzern im Freistaat Angst.
Die Fälle von Tierquälerei in Sachsen häufen sich.
Ein Unbekannter hat am Montagmittag in Mehlteuer mit einer Luftdruckwaffe auf eine Katze geschossen.
Nach Angaben der Polizei erlitt das Tier so schwere Verletzungen am Rücken, dass es eingeschläfert werden musste.
Auch Kater Harry und fiel einem Tierhasser zum Opfer.
Auf den Vierbeiner wurde ebenfalls mit einer Luftdruckwaffe geschossen.
Auf Facebook postete Jana Pohl das Bild eines Katers, der vor rund einer Woche mit einer schweren Verletzung nach Hause zurückkehrte.
Das Tier wurde von einem roten Aluminiumpfeil getroffen.

先週1週間だけで、少なくとも3匹の猫が撃たれました。
オス猫のボリスはクロスボウの矢の犠牲者となり、オス猫のハリーは空気銃の弾丸で撃たれました。
現在、ザクセン州内では自由に(猫が撃たれる)状態で、猫の飼い主が恐怖におののいています。
ザクセン州においては、虐待事件が増えています。
見知らぬ人物が、月曜日の午後のランチタイムに、空気銃でメス猫を撃ちました。
警察によると、そのメス猫は、安楽死させなければならないほどの重傷を負いました。
また、オス猫ハリーも、動物嫌いの犠牲になりました。
4本足の友人(オス猫ハリー)も、空気銃で撃たれました。
Facebookに、ヤナ・ポール氏は、1週間ほど前に重傷を負って帰ってきた飼い猫の写真を掲載しました。
動物(猫)は赤いアルミニウムの矢で撃たれていました。


 これらは2015年から2016年にかけての事件です。2016年の、ザクセン州の複数の事件では、犯人は検挙されていないようです。その後も、ドイツでは猫の殺害事件が相次いでいます。日本でも猫などのペットの殺害事件がしばしばおきますが、日本とドイツでは決定的に異なるところがあります。
 それは、ドイツではあまり関心がもたれないことです。例えば、日本では猫殺害事件があるたびに、犯人の厳罰署名活動が異常なほどに盛り上がるなどします。そのほかに、犯人のプライバシーを暴く、さらには家族にまでそれが及び、いわゆる「私刑」が横行します。しかしドイツでは動物虐待事件に関しては、概して無関心です。先の、「猫を自動車で引きずって殺害した事件」でも、犯人の厳罰を求める署名や、犯人のプライバシーを晒すなどのネット攻撃や、さらには実際に犯人や家族に接触しての攻撃などは見つかりませんでした。
 もちろん動物虐待事件はあってはならないことです。しかし日本における、動物虐待事件の犯人に対する私的制裁は、度をこした異常性を感じます。凄惨な殺人事件ですら、日本でも他国でも、家族にまで及ぶ私刑が横行することは希という気がします。


(動画)

 moscow 空耳完全版 2015/08/04 に公開
 記事とは関係がありませんが、1970年から80年代にかけてヒットした、ドイツの音楽ユニット、ジンギスカン(Dschingis Khan – Wikipedia)。そのヒット曲の「めざせモスクワ」の空耳版です。

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続・Cat Wars 「外猫は手段を選ばず駆除して根絶させるしかない」という、アメリカ合衆国の研究者らの著作







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メールはこちらへお寄せください。   dreieckeier@yahoo.de

 記事、Cat Wars 「外猫は手段を選ばず駆除して根絶させるしかない」という、アメリカ合衆国の研究者らの著作、の続きです。前回記事では、「外を自由に徘徊する猫はすべて駆除して根絶する以外ない」と主張している、Cat Wars: The Devastating Consequences of a Cuddly Killer 「キャットウォーズ 可愛い殺し屋による壊滅的な結果」(2016年初版)、という本の概要について述べました。本書の著者らが、アメリカ、コーネル大学で本書についての講演を行いました。本書の著者らは、TNRを完全に否定しています。その点について、今回記事で取り上げます。


 前回記事で紹介した著作はこちらです。Cat Wars: The Devastating Consequences of a Cuddly Killer 「キャットウォーズ 可愛い殺し屋による壊滅的な結果」(2016年初版) ピーター・P・マーラ、クリス・サンテラ共著(2016年初版)。本書においては、「外を自由に徘徊する猫は生態系保全にとって極めて有害であり、人に対しても狂犬病の感染リスクやトキソプラズマ症の感染という脅威をもたらす」としています。その解決策として本書では、具体的には、「外を自由に徘徊する猫」の「手段を選ばない捕獲、殺害による根絶」を提案しています。
 本書の著者らは、コーネル大学において講演会を行い、議論と質疑応答を行いました。以下に、その動画を示します。大変充実した内容です。本記事においては、本書の著者らがTNRを完全に否定している点について、焦点を当てて述べようと思います。


(画像)

 Cat Wars 「キャットウォーズ」の表紙

cat wars


(動画)

 Cat Wars: The Devastating Consequences of a Cuddly Killer 「キャットウォーズ 可愛い殺し屋による壊滅的な結果」 2016/12/05 公開。
 Cat Wars 「キャットウォーズ」の、「外を自由に徘徊する猫」の具体的解決策、すなわち「手段を選ばない捕獲、殺害による根絶」ですが、名門、コーネル大学で、著者のピーター・P・マーラ氏(スミソニアン博物館研究者 渡り鳥センター責任者)らが講演を行いました。そして議論と質疑応答が行われました。素晴らしい内容ですが、内容が多いので割愛します。本公演においては、TNRを完全に否定しています。この中では、アメリカ合衆国国立公衆衛生獣医学会も、「TNRプログラムが公衆衛生に有害であると結論付けた」ことが述べられています(The National Association of State Public Health Veterinarians concluded that free-ranging feral cats and TNR programs are detrimental to public health.)。




 上記の動画、コーネル大学における講演会。FAQ: Outdoor Cats And Their Effects On Birds December 5, 2016 質問のまとめ:屋外猫とその鳥への影響 2016年12月5日 から引用。


Q: What Is The Cornell Lab Of Ornithology’s Position On Trap-Neuter-Return?

A: Studies have shown on-the-ground complications leading to ineffective results.
Based on scientific studies about the outcomes of TNR, the Cornell Lab of Ornithology does not support TNR as a management approach to reduce the negative impacts of feral cats on wildlife.
The establishment or maintenance of cat colonies encourages people to release additional cats (Castillo and Clarke 2003).
In some cases, TNR may actually increase population size compared to no intervention at all (McCarthy et al. 2013).
The high reproductive potential of cats, the effort involved in catching them, and the number of cats on the landscape combine to make it very difficult to neuter enough members of a colony to keep their numbers in check.
Models show that for TNR to be successful, between 71% and 94% of all cats in the colony must be spayed or neutered.
Each time a non-neutered feral cat has a litter,or someone abandons non-neutered cats at the colony, the prospects for success diminish.
feral or unowned cats are responsible for an estimated 69% of all cat-killed birds in the U.S.
From a public health perspective, trap-neuter-vaccinate-return programs do not reduce the risk of toxoplasmosis or rabies exposure for human populations (Roebling et al. 2014).
Studies show that TNR programs have been and are expected to be less effective at reducing populations of feral cats than trapping and euthanizing cats (Andersen et al. 2004, Longcore et al. 2009).
One study found that trap-euthanize could extirpate a large colony within 2 years, whereas the twice as expensive TNR option was unlikely to succeed within a 30-year timeframe (Lohr et al. 2013).
In cases where there is some immigration (or release) of new cats in the population, euthanasia is likely to be the most effective treatment (Schmidt et al. 2009).
The National Association of State Public Health Veterinarians concluded that free-ranging feral cats and TNR programs are detrimental to public health.
TNR does not address the risks and hardships that cats face living in the wild and that contribute to an average life expectancy of as little as 2 years, including injury, disease, predation, vehicle collisions, and maiming during cat-cat fights.

質問:
コーネル大学の鳥類学の研究室における、トラップ・ニューター(中性化)・リターンの位置づけはどのようなものですか?

回答:
学術研究においては、TNRは複合的な要因により、現実には効果がないという結果を示しています。
TNRの成果に関する学術的研究に基づいて、野生生物に対する野良猫による悪影響を軽減するための管理アプローチとしては、コーネル大学鳥類学研究室はTNRを支持しません。
猫のTNRの群れを作ることと維持することは、人々が新たに猫をそこに捨てることを促しました(論文 Castillo and Clarke 2003)。
いくつかの事例では、TNRは実際にはむしろ何もしないよりも比較して完全に、猫の群れの個体数を増加させる可能性があります(論文 McCarthy et al。2013)。
猫の高い生殖能力、捕獲に伴う努力、そして地上におけるの猫の数は、猫の群れの数を十分に抑え、かつその数を確認することを非常に困難にします。
モデルとして、TNRが成功するためには、猫の群れの中の全ての猫のうち、71%から94%が去勢または不妊化されなければならないことを示しています。
去勢されていない野良猫の取りこぼしがあるたびに、または誰かが猫の群れに去勢されていない猫を捨てれば、成功の見通しは減少します。
野良猫または飼い主がいない猫は、アメリカ合衆国で鳥を殺したすべての猫のうちの、推定で69%を占めています
公衆衛生の観点からは、トラップ-ニューター(中性化)-ワクチン接種-リターンプログラムは、トキソプラズマ症または人集団の狂犬病曝露の危険性を低下させません(論文 Roebling et al。2014)。
TNRプログラムは野良猫の個体数を減らす効果が低いと推測されており、猫を捕獲して安楽死させることよりも効果が低いと思われています(論文 Andersen et al。2004、Longcore et al。2009)。
1つの研究では、捕獲して猫を安楽死させる方法は、2年以内に大きな猫の群れを根絶させる可能性がありますが、一方ではコストが2倍もかかるTNRを選択した場合は、30年以内に成功する(野良猫の群れの根絶)可能性すら低いのです(論文 Lohr et al。2013)。
猫の集団に新しい猫が移入した場合(または捨て猫)がある場合は、猫の安楽死が最も有効な対処法である可能性が高い(論文Schmidt et al。2009)。
アメリカ合衆国国立公衆衛生獣医学会は、野良猫と、猫のTNRプログラムが公衆衛生にとって有害であると結論付けました。
TNRは、猫が野生下で直面する生活するリスクと苦難に対処しておらず、 傷害、病気、捕食される、自動車事故、猫同士の喧嘩により、わずか2年の平均余命となる要因です。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,227ブログ中6位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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