野良猫への給餌で日本円換算で最高6千万円超の罰金と懲役4年の併科で処罰されるケイマン諸島

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(summary)
Feral Cat Control in the Cayman Islands: New regulations that ban the feeding of feral chickens and cats from Friday, 3 Feb., carry a maximum penalty of a fine of up to $500,000 and/or four years in prison for people who repeatedly feed them.
イギリス領ケイマン諸島では、特異な生態系を守るために野良猫への給餌とTNRを完全に禁止しました。そして諸島内の屋外猫を徹底して捕獲し、マイクロチップがない猫は殺処分して根絶する事業を政府が行っています。さらに今年の2月には、法改正を行い、野良猫の給餌とTNRの禁止に関する処罰を強化しました。野良猫に給餌をする累犯者は、最高で50万ケイマンドル(1ケイマンドルは1.2米ドルとの固定レート制。日本円で6千万円超)か懲役4年以下、もしくはその併科と罰則規定が大幅に強化されました。更に屋外で放飼いされている飼猫はマイクロチップ済であっても、野良猫と見なされ、捕獲殺処分の対象となりました。
野良猫に給餌をすれば50万ケイマンドル(日本円で6,000万円以上)以下の罰金か懲役4年以下、もしくはその併科というイギリス領ケイマン諸島の法律は、同様の犯罪では国際比較では際立った処罰の重さです。その法律が2023年2月から施行されたという、ニュースソースから引用します。
・Up to $500,000 fine, 4 years in jail for feeding feral chickens, cats 「ケイマン諸島の自治体では、野生化した鶏や野良猫に餌を与えた場合は最高50万ドルの罰金と懲役4年がで処罰されます」 2023年2月
New regulations that ban the feeding of feral chickens and cats from Friday, 3 Feb., carry a maximum penalty of a fine of up to $500,000 and/or four years in prison for people who repeatedly feed them.
The new regulations are part of a stricter approach to controlling invasive and alien species of animals and plants within the Cayman Islands.
As well as a ban on feeding feral animals, releasing stray dogs or cats after neutering or spaying them is also prohibited under the regulations.
Cats that are allowed to roam freely outside a person’s property, even if microchipped and considered family pets, would be deemed to be feral cats.
A cull of feral cats has been carried out in Little Cayman and on a part of the Bluff on Cayman Brac, in a bid to protect native species, such as Sister Islands rock iguanas and booby birds, that the animals are preying on.
Feeding and supporting feral animals in the wild gives them “strength to breed and impose greater impact on the habitat which actually belongs to Cayman’s native species".
2月3日金曜日から野良のニワトリや猫への餌やりを禁止する新たな規則により、繰り返し餌を与えた者には最高50万ケイマンドル(日本円で6,000万円超)の罰金が科せられるか懲役4年、もしくはその併科で処罰されます。
新しい規則は、ケイマン諸島内の侵略的外来種の動植物を管理するための、より厳格な計画の着手の一環です。
同規則では野良動物に餌を与えることと同様に、野良犬や野良猫を去勢・避妊した後にリリースすること(=TNR)も禁止されています。
たとえマイクロチップが埋め込まれて家族のペットと見なされていたとしても、その人の私有地の外を自由に歩き回ることが許されている猫は野良猫とみなされます。
シスター諸島のイワイグアナやカツオドリなど、野良猫が捕食している在来種を保護する目的で、リトルケイマン島とケイマンブラック島の断崖の一部では、野良猫の殺処分が行われました。
野良動物に餌を与え支援することは、野良動物に「実際に繁殖する力を与え、ケイマンの在来種がいる生息地に大きな影響を与える」ことになります。
ケイマン諸島とは、西インド諸島を構成する諸島の一つで、イギリスの海外領土です。固有種が多く生息しています。
野良猫の給餌禁止やTNRの禁止、猫の放飼いを禁止して最高で懲役1年と罰金の併科等で処罰する自治体はアメリカ合衆国では多くあり、実際に逮捕起訴有罪となり、刑務所に収監された人も複数います。しかし罰金が50万ケイマンドル(日本円換算で6,000万円以上)と懲役4年以下の併科とは、その厳しさに驚かされます。日本は例えば奄美軍トプなどでは希少な固有種が生息し、野良猫による捕食圧が深刻であるにもかかわらず野良猫に限りノーキルポリシーを貫いています。狂った野良猫愛誤国家です。
(動画)
4 Years in Jail for feeding feral Cats 「野良猫への餌やりは刑務所での4年間の懲役」 2023年2月4日
概要:ケイマン諸島では、2023年2月から新しい規則が施行されます。野良猫と野良ニワトリ(野良ニワトリも生態系への悪影響が深刻とされる)への給餌は最高で50万ケイマンドル(日本円で6,000万円超)か4年以下の刑務所での懲役、もしくはその併科です。実は私は野良ニワトリに餌をやっています。ニワトリはサソリやゴキブリなどの害虫を食べるので有益です(だからこの規則は反対)。私は外国から来た観光客がニワトリに餌を与えているのを目撃しました。ケイマン諸島の野良ニワトリは観光客に人気です。観光客は、野良猫や野良ニワトリに給餌をすれば高額の罰金や刑務所での懲役で処罰されることを知っているのでしょうか。当局は観光客も処罰するのでしょうか?(その他の、宝くじや大麻に関する新しいケイマン諸島の規則に関して続きます)。
(参考)
私はケイマン諸島の野良猫に対する政策について、記事にしています。ケイマン諸島では外猫は行政が捕獲殺処分し、マイクロチップのあるものは罰金を科して飼主に返還するという政策を兼ねてからしています。さらに今年は罰則が強化され、マイクロチップ済みの飼猫でも、野良猫と同様に行政が捕獲殺処分することとなりました。
・イギリス領ケイマン諸島では生態系保全のために野良猫を殺処分、根絶させることとした
・イギリス領ケイマン諸島はTNRを完全否定し殺処分により野良猫を根絶させることにした
・日本はイギリスの島嶼での野良猫政策を見倣え~野良猫の殺処分、飼い猫のMC登録、去勢、室内飼い義務
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