「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」という、塩村文夏都議の荒唐無稽な政策提言



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 動物愛護活動議員である、塩村文夏東京都議は、議会質問や講演会などで「日本が殺処分を実現するための」方策を繰り返し述べています。要点は次のとおりです。
①欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している。
②ドイツでは、公的殺処分がない。対して日本は年間14万頭の犬猫が殺処分されている。
③(①、②の状況を改善するためには)ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制を早期に実現すべきである。
④(①、②の状況を改善するためには)終生飼育が前提のドイツのティアハイム的保護施設を設立し、譲渡を促す。
今回は、③の「ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制」が殺処分ゼロ(減少)になるとの、塩村文夏東京都議の政策提言が荒唐無稽であることを述べます。



こうとう‐むけい〔クワウトウ‐〕【荒唐無稽】~言動に根拠がなく、現実味のないこと。また、そのさま。


 東京都議会義委員である塩村文夏氏は、「動物愛護活動政治家」と自称しており、熱心に「犬猫のノーキル実現」を訴え、そのための政策提言を行っています。その主張する政策の内容は、サマリーで述べた通りです。これらの政策低減は、繰り返し都議会質問や、講演会で述べています。
①欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している。(*1、日本が著しく生体小売業が多いという統計はない。むしろドイツなどは、日本よりはるかに生体小売業が多い)。
②ドイツでは、公的殺処分がない。対して日本は年間14万頭の犬猫が殺処分されている。(*2、塩村文夏議員が主張している「公的殺処分ゼロ」のドイツでは厳然と公的殺処分が有り相当数がある。例えばヘッセン州では、人口比で東京の6倍もの犬を公的殺処分していた)
③(①、②の状況を改善するためには)ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制を早期に実現すべきである。
④(①、②の状況を改善するためには)終生飼育が前提のドイツのティアハイム的保護施設を設立し、譲渡を促す。(*3、ドイツのティアハイムの終生飼育とは、いわゆる「老犬老猫ホーム」事業のこと。飼い主が高額な飼育料を払い続ける限り飼育が継続されるだけ。所有者不明犬猫を収容して終生飼育しているわけではない。ティアハイムでは、収容期間が伸びるなどすれば殺処分を一定数行っている)。
今回は、③の「ペットショップでの犬猫8週齡未満販売の規制」が殺処分ゼロ(減少)になるとの、塩村文夏東京都議の政策提言が荒唐無稽であることを述べます。結論から言えば、ペットショップにおける犬猫販売の8週齡規制は、ゼロとは申しませんが、殺処分ゼロどころか、殺処分減少の効果も極めて限定的です。この根拠は次のとおりです。


 まず、東京都における犬猫の収容と殺処分の内訳を示します。東京都福祉保健局 の中の 東京都動物愛護相談センター の中の 統計資料 平成26年度によれば、
・犬猫の収容内訳は、猫が全体の72%、犬が26%(その他はうさぎ)です。さらに猫のうち子猫が占める割合は48%。
・犬猫の殺処分内訳は、犬が5%であるのに対し、猫は94%です。


(画像)

 東京都動物愛護相談センター の中の 統計資料 平成26年度「収容動物の内訳」。

東京都 収容


 東京都動物愛護相談センター の中の 統計資料 平成26年度「殺処分内訳」。

東京都 殺処分


 一方東京都は、犬猫の入手経路についての調査も行っています。東京都における犬及び猫の飼育実態調査の概要 - 東京都福祉保健局。それによれば、犬の入手経路において、ペットショップから購入した割合は33.5%であるのに対して、猫は7.2%です。


(画像)

 東京都における犬及び猫の飼育実態調査の概要 - 東京都福祉保健局。犬猫の入手経路。

保護犬譲渡 日本


 つまり、上記の統計資料により、次の事実がわかります。
・東京都動物愛護相談センターに収容される犬猫のうち、猫が占める割合は74%であり、猫が犬より圧倒的に多い。さらに収容された動物種のうち、約半数の48%が子猫(離乳前)である。
・殺処分された動物全体のうち、犬が占める割合が5%であるのに対し猫は94%である。
・犬猫の入手経路に占めるペットショップからの購入は、犬が33.5%であるのに対して、猫は7.2%である。


 塩村文夏都議が主張する、「殺処分ゼロ化」のための政策提言、「ペットショップにおける犬猫の8週齡販売規制の実現」ですが、統計資料からは到底導くことができません。まず殺処分の大多数(94%)を占めるのは猫です。しかし猫の入手経路に占めるペットショップからの購入割合は、わずか7.2%です。対して猫の入手経路では、「屋外で拾った(捕まえた)」が48.9%と圧倒的に多いのです。次が「友人・知人から譲り受けた」が27.7%、「自宅で繁殖して増えた」が8.0%です。「屋外で拾った(捕まえた)」は、ほぼ全てが野良猫の自然繁殖の雑種猫でしょう。「友人・知人から譲り受けた」も、友人が野良猫を拾って持て余した、友人の家で飼っていた猫が無計画繁殖したもので、おそらく雑種多いと思われます。なぜならば純血種の計画繁殖であればブリーダーに分類されるからです。「自宅で繁殖して増えた」も、雑種猫の無計画繁殖が多いのではないかと思われます。
 つまり「屋外で拾った(捕まえた)」「友人・知人から譲り受けた」「自宅で繁殖して増えた」の合計84.6%が、無償で入手した、元野良猫か、それに近い扱い(放し飼い等)雑種猫と思われます。収容動物の内訳では、猫が74%で圧倒的多数である原因は、猫の入手は野良猫か、それに近い(放し飼い等)雑種猫であるために、飼育がずさんで無計画な繁殖が起きて仔猫が生まれるなどして捨てることが多いと思われます。収容された猫のうち、約半数が離乳前の仔猫であることもそれを裏付けています。成猫であっても、安易に手放す人が多いと思われます。

 対して犬は、「ペット販売業者の店舗販売で購入した」が33.5%で最も高く、「ブリーダーからの直接販売で購入した」が18.2%、「通信販売(インターネットなど)で購入した」が2.3%、「イベントや出張販売で購入した」が0.4%です。これらは有償での入手経路です。有償での犬の入手割合は、54.4%で過半数を超え、猫がほとんどが無償入手(84.4%)であるのと対照的です。
 これらの結果から推測できることは、犬は有償譲渡、つまり純血種の割合が高く、飼い主がきちんと管理飼育をして大事にするということです。また無計画な繁殖も起きにくいとうことです。それは収容された犬のうち、仔犬が0%であることからも伺えます。

 以上をまとめますと、殺処分の原因の主なるものは、「野良猫の自然繁殖」「野良猫か野良猫に近い(放し飼い等)雑種猫のずさんな管理による無計画繁殖により仔猫を捨てる」「野良猫か野良猫に近い雑種猫を無償で入手し、無償であるが故に入手もたやすく、捨てるのが惜しくないから安易に捨てる」ということになります。
 もし、塩村文夏都議が主張するように、「ペットショップの犬猫販売8週齡規制が殺処分ゼロ、もしくは減らす」方策というのであれば、「犬猫のペットショップによる入手割合」と、「収容数と殺処分割合」が逆転していなければならないのです。客観的な統計値からは、到底塩村文夏都議の、「殺処分ゼロを実現するためにはペットショップの犬猫8週齡販売規制を実現すること」は導けず、荒唐無稽な政策提言と断じざるを得ません。統計から「殺処分を減らす」ために導ける政策は、猫飼育者(野良猫に関わる人も含む)に対する適正飼育化の啓蒙と管理飼育化、そして野良猫対策です。


(画像)

 塩村文夏氏は、2016年9月16日に、東大阪市で講演会を行っています。この講演会の内容は、今回紹介した、2015年2月27日東京都議会における、議会質問と内容を踏襲しています。すなわち、以下のとおりです。
①欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している。
②ドイツでは、公的殺処分がない。対して日本は年間14万頭の犬猫が殺処分されている。
③(①、②の状況を改善するためには)ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制を早期に実現すべきである。
④(①、②の状況を改善するためには)終生飼育が前提の、ドイツのティアハイム的保護施設を設立し、譲渡を促す。

 塩村文夏議員の政策提言の矛盾点、「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」の矛盾点は、次回の記事でも論じます。

塩村文夏 東大阪講演会

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「日本では、欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在しています」という塩村文夏東京都議の無知蒙昧



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 東京都議会議員である塩村文夏氏は、昨年2月27日に都議会において議会質問を行いました。この議会質問での動物愛護における事実関係に関する発言は、全てが真実と正反対の大嘘です。今回は塩村文夏議員の「日本では、欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在しています。この日本の異常な状況」について取り上げます。真実は、「日本は欧米先進国に比べて生体販売ペットショップの数は変わらないか、比較する国によってはむしろが少ない国」です。特にドイツとの比較では、生体販売ペットショップは日本はかなり少ないのです。


 問題の、塩村文夏議員の議会質問です(2015年2月27日)。塩村あやか都議質問<2015年2月27日(金)東京都議会本会議>全文書き起こし(動物愛護関係等)。2015年2月28日公開。
 本議会質問における、動物愛護に関する箇所は「続き」に記載しています。塩村文夏議員の質問は次のとおりです。

日本では年間14万頭の犬猫が殺処分されています。行政による動物殺処分がないドイツ~(*1、ドイツのヘッセン州では、人口比で東京の6倍以上の数の犬を行政が殺処分しました。この件については、東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州、で取り上げています)。
(日本は)欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在しています。このビジネスを支えるために、子犬の繁殖工場であるパピーミルと競り市が営まれているのです。この日本の異常な状況~

 結論から言えば、塩村文夏議員の質問内容は全く事実に反します。まず①ですが、ドイツには厳然と行政が行う犬の殺処分があります。各州においては、原則飼育を禁止する犬種が州法で定められており、極めて厳しい飼育基準と犬の気質テストなどに合格しなければ飼育が認められません。飼育許可を受けずに飼育禁止犬種を飼育すれば、行政に押収され強制的に殺処分されます。また咬傷事故を起こした犬や、行動などから危険な犬と判定された犬は行政により押収されて強制的に殺処分されます。
 先に述べた通り私は、ドイツ、ヘッセン州では、人口比で東京都の6倍もの犬の公的殺処分が行われていたことを記事にしています。東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州

 ②ですが、真実は、欧米先進国に比べて日本は、生体販売ペットショップが少ない国です。特にドイツとの比較においては日本は、生体販売ペットショップ数の人口比では極端に少ないといっていいでしょう。
 以下に信頼できる統計から、日本と欧米主要国の、人口100万人あたりのペットショップの数を挙げます。


イギリス 人口100万人当たりのペットショップ数 64.0軒(ペット用品のみで生体を売っていない店も含む)

2014年統計
一般のペット販売(犬猫、小型哺乳類など)3,500軒
水生生物(観賞魚など)600軒
総数41,00 軒
イギリスの人口 6,410万人
Pet Origins 

According to the Pet Industry Federation (PIF)4, there are some 3,500 pet shops in the UK and approximately 600 specialist aquatic centres,employing over 15,000 people.
Independent retailers are usually privately owned and managed, but there are also large pet superstores, pet shop chains and garden centres with pet sections.

ペット産業連盟(PIF)4によると、15,000人以上を雇用し、イギリスには約3,500軒のペットショップと約600の水生生物専門店があり、15,000人以上を雇用しています。
独立した小売業者は、多くは未公開の個人事業で事業主が所有、経営されていますが、大規模なチェーン展開しているペットスーパーストアやガーデンセンターの一部門もあります。



・イギリスの犬のペットショップ(生体展示販売。いわゆるショーケース売)による販売

Puppy Farming

of the current dog population of around 9 million, 16% were sold via pet shops, equating to approximately 1.5 million dogs (2014 local authority survey and Kennel Club 'Puppy Awareness Week' (PAW) survey 2014).

約900万頭の現在の犬の総数のうち、16%=150万頭がペットショップにより販売されました(2014年の地方自治体の調査と、2014年調査、ケンネルクラブ「子犬の啓発週間」(PAW)による)。


一方、環境省の平成23年調査では、「犬の入手先」のペットショップのシェアは33.5%でした犬の入手経路 環境省)。
イギリスのペットショップによる犬の販売シェアは日本の約半分ですが、塩村文夏都議の発言、「欧米先進国にはほとんど見られない」は誇張がすぎると思います。
また、「日本の異常な状況」が、ペットショップからの犬の入手シェアが33.5%であるのに対し、イギリスのペットショップによる生体販売のシェアが16%(約半分)「ほとんど見られない」は、適切な表現とは思われません。
嘘つきは具体的な数値を挙げずに、「異常な」「ほとんど」といった形容詞、形容動詞を多用します。
また私はしばしば書いていますが、イギリスやドイツなどのヨーロッパにおいては、犬猫などのペットをインターネットなどの非対面通信販売は自由に行なえ、規制を受けず、盛んにおこなわれています。
その特殊要因(日本では、インターネットによる犬などの非対面の消費者に対するペット販売は全面禁止である)により、犬のペットショップによる販売は日本よりある程度低いのは当然だと思います。


(画像)

 犬の入手経路 環境省。日本の犬の入手シェアは33.5%。対してイギリスは日本の約半数の16%。それを「欧米先進国(イギリス)にはほとんど見られない」、「日本は異常な状況」と記述するのは、捏造に近いのではないでしょうか。この記述ですと、私は犬の入手シェアが「日本は90%以上」、「イギリスは数%程度」と理解しますが? 

保護犬譲渡 日本


(画像)

 Is it time for the Government to ban the sale of puppies from pet shop cages?より、イギリス、ロンドンにおける、子犬のペットショップでのショーケース販売。

Dogs-kept-in-small-tanks-at-Jumanji-Pet-Shop-in-Kilburn-North-London-2484783.jpg


ドイツの人口100万人あたりのペットショップ数 50.6軒生体を売っている店のみの統計

2014年統計
ペットの生体を販売しているペットショップの総数 4,100軒
ドイツの人口 8,108万人
特筆すべきは、この4100軒という数は、「生体を扱っているペットショップ」のみの数値です。
ドイツ語で、Zoofachgeschäft、Zoohandlung、といった一般名詞は「生体販売を行う店」を強調します。
Zoofachgeschäft

das seinen Kunden Heimtiere , Tiernahrung und entsprechendes Zubehör zum Kauf anbietet und beratend bei der Haltung der Tiere zur Seite steht.
Nach § 11 des deutschen Tierschutzgesetzes ist für den Handel mit Heimtieren eine spezielle Genehmigung erforderlich.

顧客のためにペット(生体)を販売し、ペットフードとその関連アクセサリーを提供し、動物(生体)を店頭におき、アドバイスを行います。
ペットの生体販売においては、ドイツ動物保護法11条に従い特別な許可が必要です。



アメリカ合衆国の人口100万人あたりのペットショップ数 40.8軒(ペット用品のみで生体を売っていない店も含む)

ペットショップ総数 12,933軒
アメリカ合衆国の人口316,942,000人
Pet Stores in the US: Market Research Report

The Pet Stores industry has purred along over the past five years as cats, dogs, fish and birds have remained popular home companions.

ペットストア業界は、過去5年間にわたり、猫、犬、観賞魚や鳥などの家庭で人気のコンパニオンペットの需要により成長を続けています。



日本の人口100万人当たりのペットショップ数 37.1軒ペット用品のみで生体を売っていない店も含む

2012年統計
ペットショップ数の都道府県ランキング総務省統計局資料に基づく。


 以上より、日本が「異常な」ほど生体販売ペットショップが多く、欧米先進国では「ほとんど生体小売業が見られない」は、統計からは伺えません。特筆すべきはドイツのペットショップ数と日本との比較でしょう。ドイツのペットショップ数の統計は、「生体を扱っている店」のみの数です。ドイツでは、ペット用品が主なペットショップは通常、Tierhandlungと称します。対し生体の販売を主におこなっているペットショップは、Zoohandlung、Zoofachgeschäftとして、明確に区分しています。ドイツは、きわめて生体販売ペットショップの巨大化と品揃えの充実~大量販売化が進んだ国です。また、体感的にも生体販売ペットショップが多い国です。
 日本の2012年統計では、人口100万人当たりのペットショップ数は37.1軒ですが、これにはペット用品のみを販売し、生体を扱っていない店も含みます。それが、ドイツの「生体のみを扱っているペットショップ統計数」50.6軒なのです。生体を扱っているペットショップの数は、日本はドイツに比べて著しく少ないと言わざるを得ません。


 塩村文夏東京都議会議員の議会質問、「日本では、欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在しています」は、全く統計値など調べても、それに反する事実しか見いだせません。つまり塩村文夏都議の議会質問は、「事実無根の大嘘」なのです。もしくは調査もせずに無知蒙昧で、思い込みを公の場で無責任に知ったかぶりの誤りを垂れながしたかのどちらかです。地方議会とは言え議員という公人としては、あるまじき行為です。議会での嘘誤り発言は、立法を歪め公益を著しく損ねます。
 塩村文夏議員の本議会質問では、嘘の事実を述べるだけにとどまらず、施策提案においても、明らかに矛盾しています。それは次回以降に記事にします。それにしても、この「都議会質問」のテープ起こしをしてまでインターネット上に塩村文夏議員の無知蒙昧ぶりを知らしめる後藤一平氏とは笑止です(先にリンクをつけた私の過去記事、東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州、をご覧ください)。


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 塩村文夏氏は、2016年9月16日に、東大阪市で講演会を行っています。この講演会の内容は、今回紹介した、2015年2月27日東京都議会における、議会質問と内容を踏襲しています。すなわち、以下のとおりです。
①欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している。
②ドイツでは、公的殺処分がない。対して日本は年間14万頭の犬猫が殺処分されている。
③(①、②の状況を改善するためには)ペットショップでの犬猫8週齡未満販売を規制を早期に実現すべきである。
④(①、②の状況を改善するためには)終生飼育が前提の、ドイツのティアハイム的保護施設を設立し、譲渡を促す。

 簡単に、真実を述べれば次のとおりです。
①日本は、他先進国と比べて生体小売業(ペットショップ)は多いとは言えない。特にドイツと比較すれば少ない(本記事で述べた通り)。
②ドイツには犬の公的殺処分制度があり、相当数がある。例えばヘッセン州では、人口比で6倍の犬を殺処分していた(東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州、で詳述しております)。
③日本の殺処分の大部分は離乳前の所有者不明猫である。従ってペットショップ規制は効果は限定的。また、週齡を確定することもできないため、法の実効性に疑問が残る。
④ティアハイムは完全民営の営利施設。行政組織として採用するのは難しい。また終生飼育は有償であり、殺処分も相当数行っている。

 塩村文夏議員の政策提言の矛盾点(本都議会質問及び2016年に行われた、東大阪市における講演会)の矛盾点は、次回以降の記事で論じます。

塩村文夏 東大阪講演会

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続々・三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!



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(Zusammenfassung)
Katze aus Leder ist schwierig für die Shamisen, in Japan zu erhalten.
Es ist aufgrund der strengen Kälte von Deutschland? 


 記事、
三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!
続・三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!
 の続きです。「動物愛護気運の高まりから猫犬の皮革が入手困難になった。しかしカンガルー革への代替が進められつつある」。それを報じたマスメディアの記事は、猫犬革の代わりにカンガルー革の代替が進んでいることを好意的に報じています。私は違和感を感じます。



 東京新聞、<邦楽>三味線材料ピンチ 犬・猫の皮、入手困難に。2016年4月29日、の記事から引用します。ことらの記事では、三味線に猫犬革を代替することを好意的に報道しています。


和楽器の素材となる動植物の入手がますます困難になっている。
特に三味線の胴に使われる犬と猫の皮は世界的な動物愛護の高まりを受け、輸入がほぼ停止、新たな素材が入手できなくなっている。
このような事態に対処しようと、三味線の製造業者や奏者、研究者たちは代替素材の開発を急いでいる。
これまで犬や猫の皮の供給元となってきたタイや中国が輸出を禁止、危機的状況にあることが報告された。
こうした現状に対し、犬や猫の代替品として、カンガルーの皮を張った三味線を実演。
「犬や猫(の皮を使った三味線)と音色は遜色がなく、将来的に期待ができる」と語った。
長唄協会は、東京・国立小劇場で7月5日に開く「夏季定期演奏会」にカンガルー皮の三味線を使った演奏を披露する。
「邦楽器音響研究会」と東京邦楽器商工業協同組合などが2014年からカンガルー皮の研究を開始。
皮の測定を重ね、三味線に応用できるという結論に至った。
また、安定的に輸入が見込める利点もあり、試作と改良を続けているという。
既に演奏会で使用したことがある佐吉は「音色はまったく遜色がない」。



 私は違和感を感じます。カンガルーは現在は生息個体数は十分とは言え、野生動物です。また、オーストラリアの有袋類という特殊な生態系を担う、重要な種です。対して猫犬は飼育動物、もしくは一部は野生化して外来生物となり、生態系に重大な被害を与えているケースが大変多いです。特に猫はそうです。
 オーストラリア、ニュージーランドなどの多くの国・地域では、特に猫は悪性外来種として根絶方針です。かなりの国家予算をかけて駆除を行っています。現在オーストラリアは、5ヵ年野良猫200万匹駆除計画を実行中です。そのような状況で、なぜわざわざ野生生物であるカンガルーの革を猫犬皮革に代替しなければならないのでしょうか。カンガルー皮革の生産国であるオーストラリアでは、多くの野良猫が駆除されているのです。その皮革を有効活用すればよいのではないでしょうか。「猫の皮を使うな」という、感情論のみで反対する猫愛護(誤)家への対処のためだけでカンガルー皮革への代替を進めるのはむしろ環境問題に反します。猫犬革からカンガルー皮革への代替を好意的に報じるメディアは矛盾しているのではないでしょうか。

 一方、ドイツにも同様の矛盾があります。EUでは犬と猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の皮革の輸出入と域内流通を2008年から禁じたのは述べた通りです。しかし禁じる猫皮革は、いわゆる飼い猫とそれが再野生化したもの(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)です。野生種のヤマネコ類は、個別に国際条約や各国の規制がなければ貿易は自由です。
 EUでは、猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の輸出入と域内流通を禁じるようになって以降、中国からの猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の輸入はほぼストップしました。しかし近年、再びドイツをはじめとする猫毛皮の需要により、野生種の山猫類の毛皮を中国は輸出しています。これを報じるドイツのメディアの記事から引用します。Geschlachtet und gehäutetSo brutal werden die Tiere in Chinas Fell-Fabriken gequält 「屠殺と毛皮 動物は中国の毛皮工場で残酷に拷問されています」。2014年7月1日。


Blutüberströmt und in Käfige gesperrt: So bestialisch werden Katzen in China gehalten.
China ist der weltweit größte Pelzwaren-Exporteur.
Jedes Jahr werden mehr als 2 Millionen Katzen sowie Hunderttausende Hunde gehäutet.
Das verbirgt sich hinter den Etiketten.
► Katze: Lipi, Lyrenkatze, Cypernkatze, Genotte, Goyangi (koreanisch für Katze), Mountain Cat, Maopi, Wild Cat
► Hund: Asian Wolf, Asian Jacka, Bio-Wolf, Corsac Fox, Goupee, Sakon Makhon lamb, Sobaki, Wolf von Asien, Gaewolf

血にまみれたケージ。
そのように猫は中国で飼育されています。
中国は世界最大の毛皮輸出国です。
毎年200万匹以上の猫や数十万頭の犬が皮を剥がされます。
ラベルの裏に書かれていることは。
猫:LIPI、Lyrenkatze、Cypernkatze、Genotte、Goyangi(韓国のヤマネコ)、マウンテンキャット、Maopi、ワイルドキャット(=全て野生種)
犬:アジアウルフ、アジアジャッカル、ベオウルフ、コサックキツネ、Groupee、Sakon Makhon Lamb、Sobaki、アジアオオカミ、Gaewolf(=すべて野生種)



 現に、EUで犬猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の毛皮輸出入と域内流通が禁じられた2008年以降には、希少な野生種の猫の毛皮を用いた「猫毛皮毛布」が販売されています(以下の画像。2010年に撮影)。
 猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)は、例えばドイツでは、年間40万匹が狩猟駆除されているとの推計値があります。そのような状況で猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の毛皮を禁じたが故に、希少種である野生のヤマネコ類の毛皮が代替品として用いられるのは矛盾を感じます。「EUで犬(飼育種、もしくは再野生化した野犬)猫(イエネコ、Felis silvestris catus。原種はリビアヤマネコ)の毛皮を禁じた。動物愛護に適う」と好意的には評価できません。犬猫の動物愛護のために、野生動物保護に反することになるようでは、本末転倒だと思います。


(動画)

 ストラディバリウスとTSUNAMIヴァイオリン 2大ヴァイオリンの競演(12月5日リサイタル告知映像)。2015年11月22 日公開。ヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」の音色。ヴァイオリンなどの擦弦楽器では、弦は羊の腸が原料のナチュラルガットが用いられます。初心者の稽古用の楽器はともかく、上級者やましてや貴重な古楽器でナチュラルガット弦以外が用いられることはありえないでしょう(ヴァイオリンのE弦は抜く)。擦弦楽器の弦がナチュラルガットであることに対して「動物愛護上けしからん。代替品を使え」「羊がかわいそうだ。ほかの動物の腸を代わりに使え」という意見は、今まで一度もありません。
 なお、私は三味線でも希少生物を原料とする、象牙やべっ甲のバチを他の物に代替するのはやむを得ないと思います。増えすぎた悪性外来種として大量に駆除している猫などの皮革を用いることが「動物愛護上けしからん」として、希少な野生動物の皮を代替することが「良いこと」とは私は到底理解できないです。




(画像)

 Wildkatzenfell 「野生猫の毛皮 ドイツ版ウィキペディア」より引用。2010年撮影。オセロットなどの野生猫の毛皮が用いられています。イエネコを用いた猫毛皮毛布より、はるかに高価だと思います。しかし需要があるということでしょう。

山猫 毛皮 毛布

続・三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!



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(Zusammenfassung)
Katze aus Leder ist schwierig für die Shamisen, in Japan zu erhalten.
Es ist aufgrund der strengen Kälte von Deutschland? 


 記事、三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!、の続きです。現在日本では、三味線用の猫の原皮の入手が困難です。その理由として前回記事では、「EUが犬猫の毛皮の輸入を禁じた→しかしドイツなどでは猫毛皮がリウマチなどの治療効果があるという信仰が根強く、中国からの猫毛皮の密輸が絶えなかった→ドイツの愛護団体などが、中国の犬猫毛皮産業に圧力をかけたために、中国での犬猫毛皮の生産が衰退した→日本でも中国から猫原皮の供給を頼っていたため、猫原皮の入手が困難になった」、ことを書きました。つまり、ドイツの厳しい冬の冷え込みが日本の三味線用の猫原皮の入手困難の原因です。今回は、EUとドイツの犬猫毛皮禁止について書きます。


 まずEU域内における、犬猫毛皮の輸出入の禁止条約についてです。ドイツ版ウィキペディア、Katzenfell 「猫の毛皮」より引用します。


Nach der Verordnung (EG) Nr. 1523/2007 des Europäischen Parlaments und des Rates vom 11. Dezember 2007 wurde ein Verbot des Inverkehrbringens sowie der Ein- und Ausfuhr von Katzen- und Hundefellen sowie von Produkten die solche Felle enthalten, in die bzw. aus der Gemeinschaft erlassen.
Eine Ausnahme sind Einfuhren ohne kommerziellen Charakter.
Die Verordnung trat am 31. Dezember 2008 in Kraft.
Gichtleiden und rheumatische Beschwerden genutzten Felle waren ein weiterer, wichtiger, wenn auch „nicht gerade besonders hochstehender Handelsartikel“, dessen Bedeutung nach dem Zweiten Weltkrieg noch weiter stieg.
Marktführer war die deutsche Firma Steingraf, von Drogerien, Apotheken und Sanitätshäusern ausgestellt war.
Endgültig endend mit dem Handelsverbot beginnend am 1. Januar 2009.
Die letzten Lieferungen erfolgen, zu Platten vorkonfektioniert, aus China.

欧州議会及び11の委員会による、EC2007年第1523の規則の下では、猫と犬の毛皮及び毛皮を含む製品のEU域内外の輸入と輸出、及び流通は禁止されました。
例外は、非商業的な性質の輸入です。
規則は、2008年12月31日に発効しました。
痛風やリウマチ治療に使用された猫毛皮は特別であり、それは第二次世界大戦後にさらに大きな意味を持つようになりました。
猫毛皮の中心企業は、ドイツの会社スタイングラーフで、ドラッグストア、薬局、医療用品店によって販売されました。
それは2009年1月1日に決定、施行された貿易禁止規則により終了しました。
最後の販売は、工業的に事前に毛布に加工され、中国から輸入されたものです。



 実は三味線は、現在では犬革の方が多く用いられます。三味線(ウィキペディア)。近年はいわゆる「太棹」と呼ばれる津軽三味線が人気ですが、これはほぼ犬革を用います。また、練習用の「細棹」「中棹」三味線の多くも、犬革が用いられます。
 猫革と犬革は、一括してEUでは規制されています。ドイツなどでの猫毛皮毛布の密輸が絶えなかったことから、ドイツの動物愛護団体が中国の猫皮革業者を攻撃しました。しかし同時にそれらの業者は犬皮革も生産しています。ですから犬皮革も、日本では猫皮革と同時に入手が困難になっています。

 EUの猫犬毛皮の輸出入と域内流通の禁止ですが、今後は困った問題が生じるでしょう。例えば日本の古典芸能である歌舞伎や浄瑠璃は三味線は必須ですが、EU域内への持ち込みが制限させるのであれば、EU域内での公演に支障をきたします。EU規則では、「商業取引でなければ持ち込みはして良い」と解釈はできますが。
 それとEU域内で、日本の古典芸能を学ぶ方々が、楽器の入手に今後支障をきたすことが予測できます。下の画像は、2016年にベルリン市で開催されたジャパン・フェスティバルに出演されたドイツ人女性です。津軽三味線の演奏を披露されました。いわゆる太棹三味線で、これの胴革は、おそらく犬革でしょう。ベルリンのジャパン・フェスティバルは、毎年開催されるようです。


(画像)

 2016年の、ベルリン、ジャパン・フェスティバルに出演し、津軽三味線の腕前を披露されたドイツ人女性。着物の着こなしもお上手で素敵です。多分このような上級者の方は、本物の犬革三味線を使用されていると思います。

ベルリン ジャパンフェスティバル 三味線


(資料)

 ベルリン、ジャパン・フェスティバルについてはこちら。日本の古武道や古典芸能を学んでいるドイツ人の方にとっては、腕前を披露する晴れの舞台です。また、アニメやゲームの人気は絶大で、コスプレをしたドイツ人が多数いらっしゃいます。




 現在、三味線の胴革を、猫革犬革からカンガルー革に代替する試みが進んでいるようです。「音色も猫革犬革のものと遜色ないレベルに達しつつある」と、マスメディアは好意的に報道しています。しかし私はその報道に違和感を感じます。
 今のところ、カンガルーは生息数も十分あり、工業原料として皮革を供給するには支障がないようです。しかしもし、「和楽器ブーム」が到来して三味線の需要が増大して、カンガルーの生息数が激減する事態になったならばどうなるのでしょうか。カンガルーは、世界でも特異な有袋類という生態系を担っています。対して猫犬は、過剰繁殖で多くが駆除殺処分されています「三味線など不要だ。なくなればいい」という意見もありますが、それもあまりにも乱暴です。日本の伝統文化を守るためにも、三味線は猫革犬革を使うべきだと思います。日本国内で調達するか、野良猫などの害獣駆除を行っているオーストラリアから、カンガルーの代わりに輸入すれば良いのではないでしょうか。

三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!



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(Zusammenfassung)
Katze aus Leder ist schwierig für die Shamisen, in Japan zu erhalten.
Es ist aufgrund der strengen Kälte von Deutschland? 


「風が吹けば桶屋が儲かる」。
英語) When the wind blows,basin smiths earn money.
独語) Wenn der Wind weht,Becken Schmiede Geld verdienen.
 現在日本では、三味線用の猫皮の入手が非常に困難になっています。かつての主力輸入元の中国で、猫皮生産が縮小しているからです。そのために中国からの猫革輸入が難しくなっています。


 「風が吹けば桶屋が儲かる」。こんなことを言っても、英語圏、ドイツ語圏の方にはご理解いただけませんが(笑い)。「風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、失明すれば音曲で生計を立てるために三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。そのため猫の数が減少し、鼠の数が増える。鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かる」。つまり、「あることが原因となって、その影響がめぐりめぐって意外なところに及ぶことのたとえ。また、当てにならないことを期待するたとえ」のことわざです。
 このことわざの例に挙げれば、日本では、三味線に用いる猫の皮の入手が困難になりました。その原因は、ドイツの冬の底冷えかもしれません。

 ドイツをはじめとするドイツ語文化圏では、猫の毛皮がリューマチや神経痛の治療効果があるという根強い信仰があります。EUでは、域内の犬猫の食肉毛皮の流通及び輸出入を2008年から禁じました。2008年に猫毛皮がEU内で禁じられる以前は、ドラッグストアや通信販売で普通にこれらの国では猫の毛皮を入手することができました。猫の毛皮は毛布などに加工されています。
 2008年に猫毛皮の流通貿易が禁じられた後も、これらの国では中国からの猫毛皮の密輸入が絶えませんでした。多くは「ウサギの毛皮」と偽って通関されています。犬猫の毛皮の流通及び輸出入がEUで禁じられた後に、このような事件がありました。オーストリアで放し飼いの飼い猫が相次いで行方不明になりました。EUの犬猫の毛皮の輸入が禁じられたために中国などからの輸入がストップしました。しかし「猫毛皮の治療効果」の信仰により未だに猫毛皮毛布をほしがる人が多く、そのためにオーストリア国内で飼い猫を捕獲する闇業者が暗躍しているのだと報じています。
 Trotz Verbot: Katzenfelldecken gegen Rheuma 「禁止にもかかわらず:リウマチ治療のための猫毛皮の毛布」。2012年4月15日、から引用します。


Verkauf von Katzenfelldecken gegen Rheuma, trotz Verkaufsverbot und ohne Wirkung gegen Rheuma.
Derzeit verschwinden in Vorarlberg immer mehr Katzen spurlos.
Alleine in den letzten Tagen betrifft dies 15-20 Katzen aus der Region Rheindelta.
Katzen sind Freigänger und es ist.
Katzenfelldecken gegen Rheuma im Verkauf.
Derzeit werden in Online-Anzeigen Katzenfelldecken mit Artikelstandort „Mäder“ als Wundermittel gegen Rheuma angeboten.
Nicht nur das der Verkauf von Katzenfelldecken in Österreich verboten sind, haben diese Decken zudem keinerlei Wirkung in Bezug auf Linderung oder Heilung rheumatischer Beschwerden.
Tierquälerei ist KEINE Lösung.

リウマチのための猫の毛皮の毛布は、販売が禁じられ、そしてリウマチに対する治療効果がないのに販売されています。
現在、フォアアールベルク州(オーストリア)で、痕跡もなく猫が行方不明になっています。
最近の数日間だけで、ライン川デルタ地域から15から20匹の猫のが行方不明になりました。
それは放し飼いの猫で起きています。
リウマチ治療のための猫毛皮の毛布の販売。
現在、猫毛皮毛布はリウマチに治療効果がある万能薬として「マーダー(地名)」で販売します、というオンライン広告があります。
オーストリアでは、猫毛皮の毛布の販売は禁止されているのみならず、これらの毛布は、リウマチ症状の緩和または治療の点でも効果はありません。
動物虐待は問題解決にはなりません。



 火星への有人探査が計画されている今日において、猫毛皮にリウマチや神経痛の治療効果があると先進国で信じられているとは驚きです。このような信仰が定着した理由は、ドイツなどの西ヨーロッパの内陸の冬の冷え込みが厳しく、その上湿度が高いことが考えられます。かつては良い防寒具がなかった時代は、ウールなどの織物は湿気を吸ってしまいますが、猫毛皮は毛の弾力があってふんわりとした感触が保たれたのでしょう。
 根強い猫毛皮のリウマチなどの治療効果の信仰により、EUが犬猫の毛皮の輸入を禁じた後も、主に、中国などから猫毛皮の輸入は続きました。猫毛皮をウサギの毛皮と偽って通関したのです。そのような状況で、ペタドイツなど、大手の動物愛護団体が頻繁に中国を訪れて、犬猫毛皮の業者を攻撃しました。また政治力も最大限活用しました。これらの動物愛護団体の圧力により、中国の犬猫毛皮産業は衰退しました。

 先に紹介した記事では、「オーストリア国内に『猫獲り業者』が存在し、放し飼いの飼い猫を捕獲して猫毛皮毛布に加工して違法に販売しているのだ」と述べています。私は単純に、放し飼い猫に迷惑した人が狩猟駆除したのだと思います。このような憶測が出てくる背景には、中国の犬猫毛皮産業がドイツなどの動物愛護団体の攻撃により衰退し、中国からの犬猫の毛皮輸入が難しくなったことがあると思います。

 これを「風が吹けば桶屋が儲かる」の図式に当てはめてみます。
・ドイツなどの西ヨーロッパ内陸は冬の底冷えが厳しい→
・そのために、かつて良い防寒具がない頃に、「猫の毛皮はリウマチ等の治療効果がある」という信仰が生まれた→
・EUで犬猫毛皮の輸入を禁じた後も、中国からの猫毛皮の密輸が絶えなかった→
・ドイツペタなどの動物愛護団体が中国の犬猫毛皮業者を攻撃した→
・そのために中国の犬猫毛皮産業は衰退した→
・猫の原皮の輸入を中国に頼っていた日本の三味線生産者は、猫の原皮の入手が難しくなった。

 現在日本では、和楽器のブームで、三味線の生産数が急増しているそうです。公的統計は見つかりませんでしたが、2000年代に太棹三味線が1年で生産数が倍増した年があるとのことです。太棹の場合は犬革ですが。
 慢性的な猫(犬もそうですが)皮革不足のために、カンガルー皮革を代用する試みも始まっています。次回以降では、三味線で猫犬の皮革を用いることの反対意見の矛盾などについて述べたいと思います(続く)。


(動画)

 和楽器が今、見直されています。ロックバンドで使われたり、「日本文化ブーム」で外国で習う人も増えているようです。EUで三味線を習っている人はかなりいらっしゃいますが、猫革犬革を用いた三味線は、本来輸入は違法になるのでは?シャミロック・神井大治さんが演奏している三味線は津軽三味線(太棹)です。ですから胴革は犬革ですが。




(Referenz deutsch)

Samisen
Der Korpus ist aus Holz und mit Katzen- bzw. Hundehaut bespannt, welche einen brillanteren Ton erzeugt, als die zuvor verwendete Schlangenhaut.


(画像)

 リウマチ治療用毛布に加工された猫毛皮(ドイツ)。

feuerkatze_fellplatte.jpg

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
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・カテゴリー(猫)別最高順位7682ブログ中17位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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