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ドイツの動物虐待の有罪者は日本の人口比で約43倍~「日本は動物虐待が多い動物愛護後進国」という杉本彩氏らのデマ






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(Zusammenfassung)
Die Zahl der wegen Tierquälerei verurteilten Menschen ist in Deutschland im Vergleich zur Bevölkerung 43-mal höher als in Japa.


 記事、日本は動物虐待事件がきわめて少なく海外の主要先進国の数十分の1しかない~「日本は動物虐待事件が多い」という杉本彩の狂人妄想大会
の続きです。
 前回記事では、海外の荒唐無稽な動物愛護デマを量産して拡散している杉本彩氏による資料の、「日本は動物虐待が多い動物愛護後進国」が真逆のとんでもないデマであることを指摘しました。ドイツ、イギリス、オーストラリア(ビクトリア州)、アメリカ、フランス、の動物虐待発生数は、人口比で日本の十数倍から数十倍も多いのです。なお北米と西ヨーロッパでは、人口比で日本より動物虐待事件が少ない国は1つも見つかりませんでした。今回はドイツについて詳述します。ドイツは動物虐待で有罪になった人数は人口比で、日本の43倍も多いのです。



 まず杉本彩氏らの日本は動物虐待が多い動物愛護後進国」という、とんでもないデマ資料から引用します。


動物愛護法改正PT 第7回 動物愛護法改正PT(2024.03.18)

●日本が動物愛護後進国と言われる根本的原因
⇒日本は諸外国と比較し、殺人事件や凶悪事件が少ないにもかかわらず、動物虐待・遺棄・殺処分は多い。(*)


(*)
 「日本が諸外国と比較して殺処分が多い」も誤り。アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、オーストラリアは官民合わせた犬猫殺処分推計数は人口比で日本の十数倍から数十倍ある。一部の国(ベルギー、ニュージーランド、アメリカ等)では州自治体の行う公的殺処分の正確な集計を公表しているが、いずれもその数値も概ね日本の数倍以上ある。


 前回記事、日本は動物虐待事件がきわめて少なく海外の主要先進国の数十分の1しかない~「日本は動物虐待事件が多い」という杉本彩の狂人妄想大会 では、ドイツ、イギリス、オーストラリア(ビクトリア州)、アメリカ、フランスの動物虐待事件の発生数をそれぞれ日本の人口比で比較しました。いずれの国も、日本の十数倍から数十倍の、動物虐待事件の発生数が多いのです。なお西ヨーロッパでは、その他の国では動物虐待犯罪に関する統計資料は見つかりませんでした。
 今回はドイツについて詳述します。ドイツの動物虐待犯罪における有罪者は、人口比で日本の約43倍も多いのです。元となる資料はドイツ連邦議会によるもので、信頼性は高いです。


(画像)

 Statistiken zur Bestrafung der Tierquälerei in Deutschland 「ドイツにおける動物虐待の刑罰に関する統計」 2018年 ドイツ連邦議会

ドイツ 動物虐待犯罪 ドイツ連邦議会 2018

 2. Zahl der wegen Tierquälerei Verurteilten nach Altersgruppen 「2. 年齢層別の動物虐待で有罪判決を受けた人数」(4ページ)の表では、2016年の統計では、Verurteilte insg.「層物虐待犯罪で有罪判決を受けた人数の総数」が771人となっています。


 対して日本の同時期の2016年の動物虐待で起訴された人数は、27人です。したがってドイツにおける動物虐待犯罪で有罪を受けた人数は、日本で動物虐待犯罪で起訴された人数に人口比で約43倍になります。


(画像)

 統計:動物愛護法違反人員数(検察庁)と動物虐待事犯数(警察庁) エクセル版:動物愛護法違反人員数統計 法務省検察統計より

動物虐待事件 統計 PEACE


 したがって杉本彩氏らの日本は動物虐待が多い動物愛護後進国」という資料の記述は、まさに真逆の大嘘、荒唐無稽なデマです。さらに考慮しなければならないことがあります。それはドイツでの動物虐待の適用範囲が日本より狭いということです。
 ドイツでは非占有の犬猫は一定条件で通年、狩猟による殺害が合法です。それらの犬猫に飼主があったとしてもです。日本では、犬猫の狩猟は鳥獣保護法では、「完全に野生化して人に依存しないノイヌ、ノネコ」のみが狩猟が認められています。しかし野良犬猫とノイヌノネコと区分が明確ではないために、実際にはノイヌノネコはほぼ狩猟がされていません。(*)ドイツでは高位推計で犬猫併せて年間55万頭が、合法的に狩猟駆除されています。(*1)

 ドイツにおける動物虐待具体例については、次回記事で取り上げます。このブログサイトでは何度かドイツにおける動物虐待犯罪に説いて取り上げましたが、(*2)「生きた犬猫にガソリンをかけて燃やし殺害」、「犬を生きたまま皮をはぎ、性器や耳を切り取って死体を晒す」、「妊娠中の犬に銃を撃ち、瀕死状態で生き埋めにする」、「犬を縛って石のおもりを付けて溺死させる(同様の事件はなぜか頻繁にあります)」、「猫を殺害した後にバラバラにして縫い合わせ、墓地にさらす」など、常軌を逸した異常な事件が多発します。
 それとベルリンやミュンヘンでは路傍や公園での犬を狙った毒餌攻撃が年間数千例発生し、年間それぞれの都市で十数頭が殺傷されます。しかしそれらはほぼ摘発されることはなく、有罪数には反映されていません。

(*)
参考資料5 狩猟鳥獣の生息状況 - 環境省

(*1)
Jagd auf Katzen: Schießen, schaufeln, schweigen

Im Moment ist das Erlegen von Katzen durch Jäger in den meisten Bundesländern legal.
Schätzungen aus Tierschutzkreisen gehen von 300.000 bis 500.000 von Jägern getöteten Katzen und 30.000 bis 50.000 Hunden aus.

現時点ではほとんどのドイツの連邦州では、ハンターによる猫の殺害が合法です。
動物保護団体の推計では、ハンターによって殺された猫の数は30万から50万頭、犬は3万から5万頭と推定されています。


(*2)
海外(ドイツ) 事件


(動画)

 Grausamer Katzenmord durch Jägerin 「女性ハンターによる怖ろしい猫殺害事件」 2021年1月3日(閲覧注意)

 女性ハンターがライブトラップにかかった猫を拳銃で殺害した様子。動物愛誤団体により嫌がらせの告発を受けましたが、無罪が確定しました。ドイツの犬猫狩猟では、住宅から一定離れているなど(200m~)の条件を満たせば、狩猟区域内という制限がない州もあります。住宅から200m~程度しか離れていなければ、日本だと「ノネコ」認定は難しく、動物愛護管理法違反に抵触するような気がします。
 なお怒り狂った動物愛誤団体が、der Einsatz dieser Falle zum Fang von Katzen im Rahmen der Jagd in Bayern verboten. 「バイエルン州では狩猟で猫を捕まえるためにこのような罠を使用することは禁止されています」と解説していますが、大嘘です。愛誤が嘘つきなのは世界共通(笑)。


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日本は動物虐待事件がきわめて少なく海外の主要先進国の数十分の1しかない~「日本は動物虐待事件が多い」という杉本彩の狂人妄想大会






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Domestic/Inländisch

 狂ったように、海外の荒唐無稽な動物愛護デマを量産して拡散している杉本彩氏。最近も例では、「日本は動物虐待が多い」があります。正しくは、日本は動物虐待事件がきわめて少ない国です。統計を公表しているアメリカ、ドイツ、イギリス、オーストラリアの一部の州では、動物虐待犯罪は人口比で日本の数十倍も多いのです。これらの国では、動物虐待の適用範囲が日本より狭いにもかかわらず。例えばアメリカ、イギリスでは私有地内に侵入する犬猫を財産被害から防止するための殺害が合法です。日本では私有地内で野良猫に弓で殺証した事件では有罪になっています。ドイツやオーストラリアでは、非占有犬猫の狩猟駆除が合法です。しかし日本では人に依存する野良猫犬や放飼い飼猫犬の殺害は違法です。


 杉本彩氏らによる、「日本は動物虐待が多い」という、まさに真逆の狂気の発言ですが、以下に引用します。


動物愛護法改正PT 第7回 動物愛護法改正PT(2024.03.18)

●日本が動物愛護後進国と言われる根本的原因
⇒日本は諸外国と比較し、殺人事件や凶悪事件が少ないにもかかわらず、動物虐待・遺棄・殺処分は多い。(*)


(*)
 「日本が諸外国と比較して殺処分が多い」も誤り。アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、オーストラリアは官民合わせた犬猫殺処分推計数は人口比で日本の十数倍から数十倍ある。一部の国(ベルギー、ニュージーランド、アメリカ等)では州自治体の行う公的殺処分の正確な集計を公表しているが、いずれもその数値も概ね日本の数倍以上ある。


 まず動物虐待犯罪の発生数の比較ですが、それぞれ「届出件数(=受理件数)」、「検挙数」、「起訴数」、「有罪数」の、法的手続きの同じ段階で比較しなければなりません。日本の動物虐待犯罪の「受理件数」、「起訴件数」を集計した資料に以下があります。日本は起訴された場合の有罪率がほぼ100%ですので、「起訴件数を海外」の「動物虐待事件の有罪者数」と比較します。
 なおマスコミの報道で「「より弱いものに攻撃」犬や猫、牛まで…動物虐待疑い事件急増(NHK 2024年4月11日)」で「去年、動物への虐待の疑いで全国の警察が検挙した事件は181件」とあるのは、「検挙数」です。検挙とは捜査機関が罪を犯した人物を特定する行為です。その後の不起訴率は66%であることにご注意ください。
 

(画像)

 統計:動物愛護法違反人員数(検察庁)と動物虐待事犯数(警察庁) エクセル版:動物愛護法違反人員数統計 法務省検察統計より

動物虐待事件 統計 PEACE


 上記の「2021年の動物虐待事件の起訴数」と、海外の「動物虐待事件の有罪者数」と比較します。先に述べた通り、日本では起訴された場合の有罪率がほぼ100%だからです。以下が、海外の動物虐待犯罪の起訴数(有罪者数)と日本との人口比での比較です。


・ドイツ
Statistiken zur Bestrafung der Tierquälerei in Deutschland ドイツ連邦議会文書 2018年

ドイツの2016年の動物虐待により有罪判決を受けた人数は、771人。
同時期の日本で動物虐待で起訴された件数は、27件。
したがってドイツにおける動物虐待有罪者数は、人口比で日本の約43倍です。


・イギリス
Facts, figures and myth-busting 2024年 RSPCA

イギリスの2021年の動物虐待事件の有罪者数は751件。 
日本の2021年の動物虐待事件の起訴数は71件(法人や1つの事件で数人が起訴されたケースもあると思われますが、便宜上71名とします)。
したがってイギリスの動物虐待事件での有罪者数は、人口比で日本の約20倍です


・オーストラリア ビクトリア州
New report shines light on who commits animal cruelty and how they are punished 2019年

オーストラリア、ビクトリア州の2008年から2017年にかけての動物虐待犯罪の有罪者は平均年100人です。
日本の2017年の動物虐待の起訴件数は33件です。
したがってオーストラリア、ビクトリア州の動物虐待有罪者数は人口比で、日本の65倍です


 次に犯罪届け出数(認知件数)の比較を行います。

・アメリカ
Group releases data on number of animal abuse cases around US
2021年に法執行機関に届けられた動物虐待犯罪の件数は、16,575件でした。
同時期の日本の動物虐待犯罪の犯罪受理件数は、364件です。
したがってアメリカにおける、動物犯罪届け出件数は人口比で日本の、約17倍です。


・フランス
Les atteintes envers les animaux domestiques enregistrées par la police et la gendarmerie depuis 2016 - Interstats Analyse N°51 2022年 フランス内閣府

フランスの動物虐待犯罪の受理件数は、12,000件。
2021年の日本の動物虐待犯罪の届け出数は364件。
したがってフランスの動物虐待届け出件数は、人口比で日本の約62倍です。


 このように日本以外の先進国では、動物虐待の届出(受理)件数、有罪者数とも極めて多く、いずれも十数倍から数十倍あります。さらに考慮しなければならないことがあります。それは上記の国は日本と異なり、動物虐待の適用範囲が狭いということです。
 例えばイギリスとアメリカでは、私有地内に侵入する犬猫から財産被害を防止するためならば、土地所有管理者はそれらの犬猫を殺害することが合法です。自分の庭に侵入した近隣の飼猫を弓矢で殺害したアメリカ、テキサス州の女性獣医師は不起訴になりました。イギリスでは、農場主が自分の家畜を守るために放牧地に侵入した犬を合法的に射殺した数は、年数百件あり警察統計にあります。対して日本では、私有地内に侵入した野良猫を殺傷した事件では、有罪となっています。
 またドイツは非占有の犬猫の狩猟が通年合法です。明らかに飼猫飼犬であっても、狩猟での殺害駆除が合法です。またオーストラリアでは、所有者のない野良猫ノネコ、野良犬ノイヌの狩猟での殺害はほぼ無条件に認められています(というか推奨されています)。日本では狩猟が認められているのは「人に依存しない完全に野生化したノイヌ、ノネコ」のみです。そのような理由から、先に例示した国では、日本では動物虐待事件として有罪になるケースでも合法的に多く行われていることになります。その点は、次回記事で述べます。

 しかし杉本彩氏の嘘虚言、デマの狂った拡散は尋常ではないです。前回の狂人妄想大会(動物愛護法改正PT 犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟 第17回総会(2024.02.29))も、まさにほぼ海外情報ではデマです。その指摘が終わらないうちに、新たな、さらにパワーアップした狂人妄想大会を開催するとは。しかし以下の誤りに関しては、私はEvaに直接反証となる典拠(ドイツ政府文書、イギリスの法令原文)を付けて抗議しています。

イギリスとドイツには法令によるは虫類の保管数値基準はない~相変わらずのEvaと殺処分ゼロ議員らの無知無学(笑)
続・イギリスとドイツには法令によるは虫類の保管数値基準はない~相変わらずのEvaと殺処分ゼロ議員らの無知無学(笑)
イギリス、北アイルランドでは猫の販売最低週齢規制すらない~「イギリスは幼齢動物の売買の禁止」という杉本彩氏の無知w
8週齢未満の犬猫がオンラインで合法的にバンバン売られているイギリス~「イギリスは幼齢動物の売買の禁止」という杉本彩氏の無学w
イギリスで超幼齢子犬を堂々と売る裏ワザ~イギリスで売られる子犬の半数以上が幼齢で違法輸入されたもの

 もう居直りで、日本にデマ情報の拡散にまい進するやる気満々といった感じです。このような人たちが動物愛護に関する立法を担っているのですから、日本の動物愛護は狂っています。所管のバ環境省も狂人妄想大会に花をそえていますね(笑)。
 バ環境省が作成した資料もほぼすべてが嘘デマのてんこ盛りですので彼らは狂人同士で気が合うのでしょう。日本の動物愛護が遅れているとすれば、このような狂人らが牛耳っているということです。

日本はペット(犬)の大量生産販売に遅れた生産数販売数飼育数とも格段に少ない国







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domestic/inländisch

 記事、
フランスの年間犬殺処分数は20万頭で人口比で日本の156倍(2023年)~愛誤の不都合な数字w
フランスは殺処分数の多さもさることながら地方の殺処分率も異常に高い~愛誤の不都合な数字
「日本は欧米に比べてカンタンに犬猫を買える」は大嘘。日本は先進国の中では犬猫飼育数が少なく激減している例外的な国
の続きです。
 「日本は出生数より犬猫の生産数が多い」、つまり「欧米先進国ではありえない犬猫の大量生産販売をしている」という含みの記述がある本があります。しかしそれは大嘘です。日本は欧米先進国と比較すれば、格段に犬猫の飼育数が少ない国です。そのために犬の商業生産販売とも少ないのです。



 サマリーで示した問題の本と、その記述はこちらです。


(画像)

 大人も子どもも知らない不都合な数字 単行本(ソフトカバー) – 2024/3/9

殺処分される犬・猫の数は1万1906匹
ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは生体販売に対して厳しい規制を設けているため、ペットショップでカンタンに犬・猫を買うことはできません。
一方の日本では、人間の出生数よりも多くの犬・猫が生み出され、ペットショップの店頭で売られています。


不都合な数字 クセル

 この記述は「日本は欧米に比べて犬猫の大量生産をしており、ペットショップでカンタンに買える国だ。そのために犬猫の殺処分数が多い」という含みを持たせています。しかし日本は欧米(アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス)に比較すれば、極端に犬猫の飼育数が少ない国なのです。
 前回記事で示した通り、犬の人口当たり飼育数は、先に挙げた国は日本の2倍から5倍超も多いのです。したがって、「日本は犬猫の生産が多い。犬猫大量生産の国だ」という含みを持たせた記述は誤りです。まさに真逆で、日本は先進国の中では特に犬に関しては、最も大量生大量販売に遅れた国なのです。

 なぜ真逆の「日本は犬猫の大量生産大量販売をしている国。それらの犬猫はペットショップでカンタンに買うことができ、そのために殺処分が多い」という、デマが、日本で定着しているのでしょうか。それは朝日新聞記者の太田匡彦氏が必死になってデマを広めたためです。

太田匡彦 大量生産販売 の検索結果
太田匡彦 空前のペットブーム の検索結果


(画像)

 X 太田匡彦 2024年2月5日

太田匡彦


 太田匡彦記者は、最近も「日本ではコロナ下で空前のペットブームが起きて」と投稿しています。しかし日本ではコロナ前後では、一貫して犬の飼育数飼育率とも減少しています。つまり太田匡彦記者の言う「日本ではコロナ下で空前のペットブームが起きた」は、根拠がない真逆の大嘘です。ちなみにイギリス、ドイツ、アメリカでは、2020年から2022年にかけては、コロナ特需でいずれも犬の飼育数が激増しました。


(画像)

 令和5年 全国犬猫飼育実態調査 一般財団法人 ペットフード協会から

犬飼育数推移 2024


 日本はまた特に犬に関しては2008年のピーク時から、一貫して飼育数が減っています。2008年は犬の飼育数は1310.1万頭から2022年にはほぼ半減の684.4頭にまで激減しています。これほど犬の飼育数が減ったのは、おそらく先進国では日本だけで例外と思います。
 なぜ太田匡彦氏は「日本はペット(犬猫)の大量生産大量販売をしている特異な国で動物虐待国」とし、さらに特に犬は一貫して飼育数が減少している(猫も2008年から減少しています)にもかかわらず、「日本は空前のペットブーム」と繰り返し、事実に反するデマを必死になって拡散しているのか理解に苦しみます。


(画像)

 一般社団法人 日本ペットフード協会の数字を基に和歌山県が作成した、日本全国の犬猫飼育数の長期の数位のグラフです。なお、和歌山県の資料を用いたのは、元となる一般社団法人 日本ペットフード協会が長期の推移をグラフ化したものがないからです。なお2023年の日本の犬猫飼育数は、犬684.8頭、猫906.9匹です。(*)
 犬猫の飼育数が最も多かったのは、いずれも2008年です。2008年調査では、日本の犬の飼育数は1310.1万頭、猫は1089.0匹でした。(*)

全国の犬猫の飼育頭数 和歌山

(*)
「猫より手がかかる」犬の飼育数20万匹減少し過去最低に ペットフード協会調査


 前置きが長くなりました。私が述べたかったことは、大人も子どもも知らない不都合な数字の記述の、「ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは生体販売に対して厳しい規制を設けているため、ペットショップでカンタンに犬・猫を買うことはできません。一方の日本では、人間の出生数よりも多くの犬・猫が生み出され、ペットショップの店頭で売られています」の記述は、著者に先に述べた太田匡彦記者によるデマ情報を前提にしていたと思われるということです。
 日本の犬猫の生産数が、人の出生数よい多いという数字は確認できません。日本では、犬猫の商業生産数に関する公式の数値はありません。かつて太田匡彦記者が、朝日新聞系メディアのSippoで「日本の犬の生産数は59.5万頭」としていました。(*1)その後犬の飼育数は3パー伝とも減少しているので、この数値をもとにすれば、現在の犬の生産数は41万頭程度と思われます。ただし太田匡彦記者はデマが多く、かねてから「日本はペットの大量生産大量販売をしている動物愛護後進国(は全くの逆ですが)」が持論ですので、この数値は過大に盛った可能性があります。それ以前に環境省が平成13年に「犬・猫の推定年間総生産頭数(犬:89,300 頭、猫:8,500 頭) 合計97,800頭」との資料を公表しています。この数値も過少でしょう。(*2)

(*1)
犬に「犠牲」強いるペットビジネス 大量生産大量消費の悲劇
(*2)
Ⅲ.犬・猫の調査結果  平成13年度資料


 では海外ではどうなのでしょうか?西ヨーロッパでは犬の需要の8割程度を輸入に頼っている国が多いため、アメリカを取り上げます。アメリカでは2022年の民間推計では、犬の商業生産数は652万頭です(パピーミル生産が430万頭で全体の生産の66%を占めるため)。(*3)その他に年間106万頭の輸入があります。
 アメリカの年間出生数は366万人(2022年)です。アメリカは犬の商業生産の方が、出生数より1.8倍も多いのです。大人も子どもも知らない不都合な数字の「日本では、人間の出生数よりも多くの犬・猫が生み出され、ペットショップの店頭で売られています=日本は犬猫の大量生産をしている例外的な国」の記述ですが、おそらくデマです。日本の出生数は2021年は、約78万人です。日本の犬の商業生産数が多く見積もって41万頭で、猫は純血種をペット業者から購入する比率が10%台であることを考慮すれば、「犬猫の生産数が出生数を上回る」ことはあり得ないと思います。この本の著者には、御自身の無知無学と無責任なデマ情報が有害であることを自覚していただきたい。
 
(*3)
Last Updated: January 23, 2022 Author: Mel Hanson Puppy Mill Statistics

「日本は欧米に比べてカンタンに犬猫を買える」は大嘘。日本は先進国の中では犬猫飼育数が少なく激減している例外的な国







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 記事、
フランスの年間犬殺処分数は20万頭で人口比で日本の156倍(2023年)~愛誤の不都合な数字w
フランスは殺処分数の多さもさることながら地方の殺処分率も異常に高い~愛誤の不都合な数字
の続きです。
 2024年1月1日からフランスでは、原則犬猫のペットショップでの店舗販売が禁じられました(しかし保護犬猫と、自家繁殖した犬猫を販売する場合は除外されます。さらに不特定多数が自由に入店しなければ法解釈上「店舗」とされないので、パリ市内では、現在も従前どおりの店舗で予約客だけを入店可として犬を専門に販売しているペットショップが複数あります。さほど実効性がある法律ではありません)。それを受けて日本の動物愛護(誤)家がフランス等欧米を「犬猫をカンタンに飼うことができない」と絶賛しています。しかし日本は欧米先進国に比べて突出して犬の飼育数・率が低いのです。「カンタンに買うことができない」のならば、なぜそうなるのでしょうか?



 サマリーで述べた通り、「日本では犬猫がカンタンに買える、犬猫が大量生産されている」とし、それが理由で日本の犬猫の殺処分数が多い、と含みを持たせた記述がある本があります。以下に、画像を示します。


(画像)

 大人も子どもも知らない不都合な数字 単行本(ソフトカバー) – 2024/3/9

殺処分される犬・猫の数は1万1906匹
ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは生体販売に対して厳しい規制を設けているため、ペットショップでカンタンに犬・猫を買うことはできません。
一方の日本では、人間の出生数よりも多くの犬・猫が生み出され、ペットショップの店頭で売られています。


不都合な数字 クセル


 連載記事では、フランスの犬猫殺処分数が大変多いことを取上げました。2023年の新聞記事では「フランスの犬殺処分数は20万、猫は15万」推定しています。同時期の日本の犬の公的殺処分数と比較すれば、人口比でフランスは156倍も犬の殺処分数が多いことになります。
 さらにアメリカ、イギリスにおいても、施設内での犬猫殺処分数は人口比で日本の十数倍から数十倍あります。(*)ドイツでもティアハイムの犬の殺処分率は26%で、10%台の日本の公的殺処分率の3倍近くです。またティアハイムの犬の殺処分数は年間2万頭超で、日本の公的犬の殺処分数の人口比で約11倍です。(*1)

(*)
アメリカの犬の死因の71%は安楽死であり、アニマルシェルターでの殺処分数は人口比で日本の46倍
イギリスの犬の殺処分数は民間アニマルシェルターも含めた総数では8万頭。その数は人口比で日本の約40倍

(*1)
「ドイツでは施設内での公的殺処分はないが犬猫の射殺はある」というデマが日本で拡散定着した不思議

 また、大人も子どもも知らない不都合な数字の記述の、「日本の犬猫殺処分数は多い。その理由は欧米などでは生体販売に対して厳しい規制を設けているため、ペットショップでカンタンに犬・猫を買うことはできないが、日本では犬・猫の大量生産が行われているから」との記述は誤りです。欧米では、犬猫の入手ではインターネットによる非対面販売による購入が大変多いのです。例えばフランスは、2020年の国会下院の資料では「フランスの犬猫の購入の80%がインターネット販売からである」とあります。(*2)イギリスやドイツでも、国内で販売される犬の8割程度が東欧などのパピーミルで劣悪な環境で大量生産されたものです。これらの犬は、特にドイツでは連邦法令では全く規制すらありません(ベルリン州では生育履歴の書面を交付しなければならないとの規定がありますが、ほぼ守られていません)。
 対して日本は、犬などのペット生体の非対面通信販売を禁じています。非対面の通信販売を禁止すれば、都市部から離れたペットショップがない地域では、ペットの購入が困難です。またわざわざ実店舗に足を運ばなくても、ネットで購入できる方が「カンタンに買える」と思います。

(*2)
フランスの犬猫購入の8割がネット通販~ペットショップの犬猫販売規制はほぼ無意味


(画像)

 フランスの大手犬ネット通販サイト、paruvendu Chien chiot : annonces

 2024年1月1日から、犬猫のネット通販は認可を受けた特定の動物取扱業者のみ行えるようになりました。現在もフランスでは、犬猫、特に犬の購入ではネット通販が圧倒的なシェアを占めていると思われます。理由は価格の安さです。これらの低価格の子犬は、ほぼ間違いなく東欧のパピーミルで生産され、週齢等が偽装されてフランスに持ち込まれたものです。またEU域内のフランスからは、まったく犬猫販売のネット通販の規制がないドイツのサイト等からも購入できます。
 「価格の安さ」は、「カンタンに犬猫が買える」大きな要因です。日本は近年の動物取扱業の規制強化により子犬の価格が高騰し、カンタンに買えるものではなくなりました。

フランス 犬 ネット販売 20220213


 実は日本は、欧米の主要国に比べて突出して犬の飼育数・飼育割合が低いのです。またおそらく一貫して犬の飼育数が減っている(猫も長期では減っていますが犬ほど減少はしていません)、唯一の国と思われます。日本は犬飼育数が最も多かった2008年から、約半減しています。以下に、主要な欧米の国の、犬の飼育数と、人口当たりの犬の数を挙げます。

犬の飼育数の国別比較

・日本    飼育数 684.4万頭    人口1万人当たり飼育数 552頭(「猫より手がかかる」犬の飼育数20万匹減少し過去最低に ペットフード協会調査
・アメリカ   飼育数 9,700万頭    人口1万人当たり飼育数 2,895頭(Dog population in US
・フランス   飼育数 760万頭     人口1万人当たり飼育数 1,117頭(Nombre d’animaux de compagnie en France
・ドイツ    飼育数 1,060万頭    人口1万人当たり飼育数 1,250頭(Heimtiere in Deutschland
・イギリス  飼育数 1,300万頭    人口1万人当たり飼育数 1,938頭(The 23 Dog Population in UK Statistics Are




 このように日本は、欧米の主要国に比べて著しく犬の飼育数総数、人口当たり飼育数とも際立って少ないのです。ところで、あるモノ(消費財)のその国の普及率や販売数の多さは、次の要因があります。
1、国民がそのモノが好きで、欲しい人が多数いる。
2、価格が安い→カンタンに買える。
3、購入がたやすい→ネットでの非対面であれば販売業者の利用が容易でカンタンに買える。

 日本人は概して犬や猫のペットが好きな国民だと思います。ですから「1」の要因は、先にげた欧米主要国と変わりありません。違いは「2」と「3」にあります。先に挙げた4ヵ国ではいずれもが犬等のペットのネットによる非対面通販が盛んにおこなわれています。
 特にヨーロッパでは、フランスは犬猫の購入の手段の8割がネット通販で、ドイツ、イギリスも同程度と推測されています。さらにヨーロッパでは、犬の生産は今ではほとんどが物価が安く、動物保護に関する法整備が遅れた東欧のパピーミルが担っています。そのため、ヨーロッパでは子犬の価格が大変安いのです。ですからヨーロッパでは日本より「2」と「3」の要因により犬の入手がカンタンで、結果日本より犬の飼育数が日本よりはるかに多いのです。
 アメリカはヨーロッパほどには安い輸入犬が国内に流入せず犬の価格は高いですが、インターネットによる通信販売が発展しています。したがって「3」の要因により、日本より犬を買うことがカンタンで、犬の飼育数が多いと思われます。

 次回記事では、大人も子どもも知らない不都合な数字の記述の、「日本では欧米と異なり犬・猫の大量生産が行われている」と含みを持たせた記述について取り上げます。

フランスは殺処分数の多さもさることながら地方の殺処分率も異常に高い~愛誤の不都合な数字







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France/Frankreich

 記事、フランスの年間犬殺処分数は20万頭で人口比で日本の156倍(2023年)~愛誤の不都合な数字w
の続きです。
 2024年1月1日からフランスでは、原則犬猫のペットショップでの店舗販売が禁じられました(しかし保護犬猫と、自家繁殖した犬猫を販売する場合は除外されます。さらに不特定多数が自由に入店しなければ法解釈上「店舗」とされないので、パリ市内では、現在も従前どおりの店舗で予約客だけを入店可として犬を専門に販売しているペットショップが複数あります。さほど実効性がある法律ではありません)。それを受けて日本の動物愛護(誤)家がフランスを絶賛しています。しかし彼らは不都合な数字は無視します。フランスの犬猫殺処分数は極めて多く、犬の殺処分数は年間20万頭で日本の人口比で156倍です。また公的動物収容所の猫殺処分率も地方では約9割とたいへん高いのです。



 前回記事では、フランスの犬猫殺処分数が大変多いことを取上げました。2023年の新聞記事では「フランスの犬殺処分数は20万、猫は15万」とあります。同時期の日本の犬の公的殺処分数と比較すれば、人口比でフランスは156倍も犬の殺処分数が多いことになります。
 さらにフランスは殺処分数の多さもさることながら、殺処分率が地方では異常なほど高いのです。例えば島しょ部の公的動物収容所では、猫の殺処分率は91%です(フランス農務省調査)。近年も犬の殺処分率が100%の公的動物収容所の例も報道されています。直近の日本の犬の殺処分率は10%台です。以下に、引用します。


NON aux euthanasies de convenance en France ! 「フランスの都合の良い犬猫の安楽死にはNO!」 2018年2月21日

The statistics published by the French Ministry of Agriculture for 2015 in 2016 as part of inspections of the animal pounds and shelters (OPAV opération protection animale vacances) are alarming.
In 2016 the Ministry again included the statistics of euthanasia of dogs and cats in the inspection reports.
In metropolitan France, 36% of cats were killed in pounds, and 11% in shelters, 7.3% of dogs were killed in pounds and 6% in shelters.
On the islands, nearly 91% of cats were killed in pounds, and 16% in shelters. More than 66% of the dogs were killed in the pounds and 10% in the shelters.

フランス農業省が2016年に公的動物収容所と民間動物保護施設(OPAV運用保護動物保護施設)の検査の一環として発表した2015年の統計は憂慮すべきものです。
2016年、同省は再び犬と猫の安楽死統計を検査報告書に記載しました。
フランスの大都市圏では猫の36%が公的動物収容所で殺処分され、11%が民間保護施設で殺処分されました。
犬の7.3%が公的動物収容所で殺処分され、6%が民間動物保護施設で殺処分されました。
島諸部では猫の91%近くが公的動物収容所で殺処分され、16%が民間動物保護施設で殺処分されました。
犬の66%以上が公的動物収容所で殺処分され、10%以上が民間動物保護施設で殺処分されました。



 フランスでは、犬猫の殺処分率は大都市部と地方(特に島しょ)では著しい格差があります。フランスの地方の犬猫殺処分率の高さは異常に高く、この問題は国会でもかつて取り上げられたことがあります。殺処分率は大都市部では日本とさほど変わりません。国際比較でも低い部類に入ります。
 日本の令和4年度(2022年)の公的犬猫殺処分統計によれば、日本の犬猫殺処分率は犬10.9%、猫31.2%です。フランスの大都市圏では、公的動物収容所では犬7.3%、猫36%ですので、むしろ日本より犬では殺処分率が低いのです。しかし地方、特に島嶼では公的動物収容所での犬の殺処分率は66%、猫は91%と非常に高くなっています。それはフランスでは、犬猫の殺処分の多くは地方都市で行われ、非常に偏りがあることを示しています。地方都市の殺処分の多さが、フランス全土での殺処分数を押し上げているのです。

 前回記事の、私が引用した2023年のフランスの新聞、マッチ紙の「フランスの犬の年間20万頭の数は過大だ」と反論をコメントで頂きました。そして以下のような資料の提示を受けました。まず以下に引用します。

300 unjustified euthanasias per day in French shelters and pounds 「フランスの民間動物保護施設と公的動物収容所では1日あたり300件の不当な安楽死が行われています」 2023年12月10日

We mentioned the figure of 300 unjustified euthanasias carried out by shelters and pounds in France.
This involves 300 euthanasias PER DAY, or 100,000 euthanasias per year.
More than 8,300 cats euthanized in pounds
More than 1,600 dogs euthanized in pounds
More than 1000 cats euthanized in shelters
More than 1,900 dogs euthanized in shelters
In percentages:
7% of dogs entering the pound euthanized
6% of shelter dogs euthanized
36% of cats entering the pound euthanized
10% of shelter cats euthanized
This survey was carried out among 82 pounds and 86 shelters in mainland France in 2016, while there are more than 700 pounds and 700 shelters.
No structure centralizes the total number of euthanasias carried out throughout France.
What we know, from a reliable source, is that in 2016, in only 11% of shelters and pounds in mainland France, more than 10,000 cats and more than 3,500 dogs were euthanized.
The total figure must therefore be at least 7 times higher.
This would give an estimate equal to 70,000 cats and 24,500 dogs euthanized each year in shelters and pounds in France, or more than 270 euthanasias per day.
These figures, most likely underestimated, for which there are no official statistics.

私たちは、フランスの民間動物保護施設や故意的動物収容で不当な安楽死が(一日当たり)300件行われているという数字について触れました。
これには1日あたり300件の安楽死、または年間100,000件の安楽死が含まれます。
公的動物収容所では8,300匹以上の猫が安楽死
公的動物収容所では1,600頭以上の犬が安楽死
民間動物保護施設では1,000匹以上の猫が安楽死
民間動物保護施設では1,900頭以上の犬が安楽死
パーセンテージで表すと:
公的動物収容所に入る犬の7%が安楽死
民間動物保護施設の保護犬の6%が安楽死
公的動物収容所に入った猫の36%が安楽死
民間動物保護施設の保護猫の10%が安楽死
この調査は2016年にフランス本土の82の公的動物収容所と86の民間動物保護施設を対象に実施されましたが、700以上の公的動物収容所と700以上の民間の動物保護施設があります。
フランス全土で行われた安楽死の総数を、一元管理する組織は存在しません。
信頼できる情報源から私たちが知っていることは、2016年にフランス本土の公的動物収容所と民間動物保護施設のわずか11%で1万匹以上の猫と3,500匹以上の犬が安楽死させられたということです。
したがって、合計値は少なくとも7倍大きくなければなりません。
これは、フランスの民間動物保護施設と公的動物収容所で毎年70,000匹の猫と24,500頭の犬が安楽死させられていると推定され、1日当たり270件以上の安楽死が行われている計算になります。
これらの数字は公式の統計がないため過小評価されている可能性が高いです。



 結論から言えば、この資料はフランスの都市部と地方との殺処分率の格差を考慮せずに、非常に乱暴な計算により推計を行っています。都市部で調査を行った11%の公的動物収容所の殺処分数と民間動物保護団体の殺処分数を元に、そもまま比例して100%の=フランス全土の公的動物収容所と民間動物保護施設の総数の殺処分数を求めています。しかも計算が間違っています。


2016年にフランス本土の公的動物収容所と民間動物保護施設のわずか11%で1万匹以上の猫と3,500匹以上の犬が安楽死させられたということです。
したがって、合計値は少なくとも7倍大きくなければなりません。



 ですが、11%(12%になるのだが?11%で計算しますが)の施設で1万3,500頭の犬猫が殺処分され、それから施設全体(100%)の殺処分数を求めれば、約12万3,000頭になります。なぜ「7倍」で約10万頭になるのかわかりません。(13,500÷11×89)+13,500=122,727 約12万3,000頭になります。
 さらに都市部と地方の殺処分率の格差を考慮すれば、犬の殺処分率は地方は都市の5.8倍 猫の殺処分率は地方は都市の2.3倍です。それらを考慮すれば、犬の都市部の11%の施設での殺処分数3,500頭から、89%の公的・民間施設の地方の殺処分数を殺処分率の差を考慮して求めれば、約16万4,200頭になります。それに都市部の施設の殺処分数を合計すれば、約16万7,700頭になります。
 猫の都市部の11%の施設での殺処分数10,000匹から、89%の地方の公的・民間施設の殺処分数を殺処分率の差を考慮して求めれば、約18万6,000匹になります。それに都市部の殺処分数を合計すれば約19万6,000匹になります。したがって2016年のフランス農務省の調査資料に基づいて求めた、フランスの公的・民間施設の合計の犬猫殺処分数は、約35万3,700頭になります。この数値は、私の前回記事でリンクしたフランス、マッチ紙の「犬猫の合計殺処分数は35万頭」に(犬猫の比率は異なりますが)ほぼ一致します。

 「フランス全土の犬猫殺処分数は約10万で、人口比で日本の約20倍」と、300 unjustified euthanasias per day in French shelters and pounds 「フランスの民間動物保護施設と公的動物収容所では1日あたり300件の不当な安楽死が行われています」 との記事を示して、私の前回記事のフランスの犬猫殺処分数を課題だと反論された方がいました。しかしこの記事は、「フランスでは都市と地方では著しく殺処分率に差がある」ことを考慮せずに、都市部の11%の施設の殺処分数・率をもとに、単純に比例してフランス全体の殺処分数を求めたことに最大の問題があります。又計算にも誤りがあります。さらにフランスのすべての公的・民間施設の規模が等しく、収容した犬猫数が同じという前提での計算ですが、ありえません。かなり乱暴な記事と言わざるを得ません。
 いずれにせよ、フランスでは犬猫の殺処分数は日本のように一元的に集計して、統計資料として公表されているわけではありません。また民間施設での殺処分数調査においては、寄付金集めの対策等のために、どこの国でも過少に申告する傾向があります。いずれにしても、フランスの犬猫殺処分数は、かなり多いというのは間違いないと思います。


(参考資料)

フランスの年間犬猫殺処分数は50万頭で人口比で日本の65倍。殺処分率も異常に高い。フランスをベタ褒めする坂上忍氏は殺処分がよほど好きらしい

 ですが、リンクした文献が古くなって一部リンク切れしたので残っているものを魚拓を取りました。

Die Situation der Tiere in Frankreich DAS STILLE LEIDEN UND TÖTEN DER TIERE 「フランスの動物の状況 物言わぬ動物の苦しみと殺害」(ドイツ語記事)

Im Land von Tierquälereien werden streunende Hunde und Katzen oftmals einfach eingefangen und getötet, in einigen Regionen sind sie sogar zum Abschuss durch Jäger freigegeben.
Besonders in den vielen ländlichen Regionen Frankreichs vermehren sich Hunde und Katzen unkontrolliert, da die Besitzer ihre Tiere nicht kastrieren lassen, und die Nachkommen zu Streunern werden.
Diese Tiere landen dann in Auffangstationen, den "fourrières".
Diese werden nach Ablauf der Frist eingeschläfert.
Informierte Kreise berichten von 500.000 getöteten Tieren im Jahr!

動物虐待の地フランスでは、野良犬や野良猫は単に捕らえられて殺されることが多く、一部の自治体では、ハンターが射殺することすら許可されています。
犬や猫は、特にフランスの多くの農村地域では飼い主が避妊去勢手術を行うことはなく、生まれた子犬子猫が野良になるために制御不能に繁殖します。
その後に、これらの動物は犬猫受け入れ施設「フォーリエール(犬猫の公的収容所)」にたどり着きます。
これらの犬猫は期限後に安楽死されます。
業界の情報に基づけば、フランスでは毎年50万頭の動物が殺害されています。



(動画)

 stop euthanasie 「安楽死をやめよ」。2012/04/04 に公開。フランス語による、フランスの犬猫殺処分に反対するビデオ。このビデオでも、「フランスにおける年間の犬猫殺処分数は50万頭」とされています(フランス語)。




(動画)

 Refuge animalier du Grand Prado La Réunion 2018年6月1日

 2018年5月末から6月初頭にかけて、レユニオン県の公的動物収容所の犬は全て殺処分(=100%の殺処分率)されました。民間のアニマルシェルターの収容力不足で犬を移せないためです。




(動画)

 80% des chiens récupérés par la fourrière de Sainte-Marie finissent euthanasiés 「フランス サントマリーの公的犬収容所では80%の犬が安楽死(殺処分)される」 2018年7月4日

 日本では犬の公的殺処分率が11%ということを考えれば、フランスの公的動物収容所の殺処分率が100%や80%というのは異常とも言える数字です。これはフランスでも地方の公的動物収容所のケースです。

Reportage à la fourrière de Sainte-Marie qui récupère une quinzaine de chiens errants par jour.
En 2017, ce sont pas moins de 1935 chiens qui sont entrés en fourrière. Parmi eux, 1667 ont fini par être euthanasiés

1日に約15匹の野良犬を収容するサントマリー動物収容所の報告。
2017年には1,935頭以上の犬が収容され、そのうちの1,667頭が安楽死(殺処分)させられました 。


プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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